スイートアリッサム(ニワナズナ)の育て方|長く咲かせる水やり・切り戻し・夏越しを解説
スイートアリッサムの育て方|小さな花を長く楽しむ植え付け・切り戻し・夏越しを解説
スイートアリッサムは、白、ピンク、紫などの小さな花を株いっぱいに咲かせるアブラナ科の草花です。
草丈が低く、横へ広がるように育つため、花壇の縁取り、寄せ植え、鉢植え、ハンギングバスケットなどに幅広く利用できます。
甘い香りを持つことも特徴で、秋から春にかけて長期間花を楽しめます。
本来は多年草ですが、日本では夏の高温多湿によって弱りやすく、一年草として扱われることも多くあります。近年は耐暑性を高めた園芸品種も流通しています。
この記事では、スイートアリッサムの特徴、種類、植え付け、水やり、肥料、花がら摘み、切り戻し、増やし方、夏越し、冬越し、病害虫、枯れる原因まで解説します。
スイートアリッサムの基本情報
・和名:ニワナズナ
・流通名:スイートアリッサム
・英名:Sweet alyssum
・学名:Lobularia maritima
・科名:アブラナ科
・属名:ニワナズナ属
・分類:多年草
・園芸上の扱い:一年草、多年草
・原産地:地中海沿岸地域
・草丈:10〜20cmほど
・株幅:20〜40cmほど
・開花期:10月〜6月頃
・花色:白、ピンク、紫、赤紫、クリーム色など
・種まき時期:9月〜10月頃、3月〜4月頃
・植え付け時期:10月〜12月頃、3月〜5月頃
・挿し芽時期:4月〜6月頃、9月〜10月頃
・耐寒性:普通〜強い
・耐暑性:弱い〜普通
・栽培難易度:初心者向き
スイートアリッサムとは?
スイートアリッサムは、アブラナ科ニワナズナ属に分類される植物です。
地中海沿岸地域を原産とし、細かな枝を横へ広げながら、小さな花を多数咲かせます。
花は一輪ずつ見ると非常に小さいものの、まとまって咲くことで株全体が花で覆われたようになります。
白花が代表的ですが、ピンク、紫、赤紫、クリーム色などさまざまな花色があります。
秋から春まで長く咲き、パンジーやビオラなどとの寄せ植えにもよく利用されます。
スイートアリッサムの特徴
小さな花を多数咲かせる
スイートアリッサムは、直径数mmほどの小さな花を多数咲かせます。
一つの花は4枚の花弁を持ちます。
細かな花が集まることで、株全体がふんわりとした印象になります。
甘い香りがある
花には甘い香りがあります。
特に白花の品種では、株へ近づくと香りを感じることがあります。
複数株をまとめて植えると、開花期に周囲へ香りが広がります。
横へ広がって育つ
草丈は10〜20cmほどですが、株幅は20〜40cmほどになります。
茎を横方向へ伸ばすため、花壇の縁取りや鉢の縁へ植える方法に向いています。
ハンギングバスケットでは、鉢の外へ枝を垂らして楽しめます。
秋から春まで長く咲く
涼しい気候を好み、秋から春にかけて長く花を咲かせます。
暖地では、秋に植え付けると冬も花を楽しめることがあります。
春になると花数が増えます。
寒さに比較的強い
スイートアリッサムは、寒さに比較的強い植物です。
暖地では屋外で冬越しできます。
強い霜や凍結では株が傷む場合がありますが、軽い霜程度なら耐えることがあります。
高温多湿を苦手とする
日本の梅雨から夏は、スイートアリッサムにとって厳しい季節です。
高温と多湿が重なると、株元が蒸れて枯れることがあります。
従来品種では夏に枯れることも多く、一年草として扱われる場合があります。
スイートアリッサムとアリッサムの違い
園芸店で「アリッサム」として販売されている植物の多くは、スイートアリッサムです。
スイートアリッサムの現在の学名はLobularia maritimaです。
かつてアリッサム属に分類されていたことから、現在でもアリッサムの名前が広く使われています。
アリッサム属には別の植物も含まれるため、植物学上は「アリッサム」と「スイートアリッサム」が完全に同じ意味とは限りません。
一般的な園芸流通では、アリッサムと呼ばれている苗の多くがスイートアリッサムです。
スイートアリッサムは一年草?多年草?
本来は多年草
スイートアリッサムは、本来は多年草です。
環境が適していれば、同じ株を複数年育てられます。
日本では一年草扱いになることがある
日本の夏は高温多湿になるため、従来品種は夏越しに失敗することがあります。
秋に植えて翌春まで楽しみ、夏前に栽培を終了する一年草のような扱いも一般的です。
耐暑性の高い品種もある
近年は、従来のスイートアリッサムより暑さに強く、株が大きく広がる園芸品種も流通しています。
適切に管理すれば、夏を越して長期間育てられる場合があります。
スイートアリッサムの主な種類・品種
白花タイプ
最も一般的なタイプです。
小さな白い花を株いっぱいに咲かせます。
ほかの花色と合わせやすく、寄せ植えや花壇の縁取りに向いています。
ピンク花タイプ
淡いピンクから濃いピンクまであります。
白花より柔らかく華やかな印象になります。
春の寄せ植えにも利用しやすい花色です。
紫花タイプ
薄紫から濃い紫色の花を咲かせます。
黄色や白の草花と組み合わせると、花色のコントラストを楽しめます。
赤紫色タイプ
濃い赤紫やワイン色の花を咲かせる品種があります。
落ち着いた色合いの寄せ植えや、秋冬の植栽に向いています。
大型・耐暑性タイプ
一般的なスイートアリッサムより株が大きく広がり、暑さにも比較的強い園芸品種があります。
一株で広い面積を覆うため、花壇や大型コンテナに向いています。
スイートアリッサムの苗の選び方
株元から枝が多い苗を選ぶ
株元から細かな枝が複数伸びている苗を選びます。
枝数が多い株ほど、植え付け後にこんもりと広がりやすくなります。
徒長していない苗を選ぶ
茎が細長く伸びず、株全体が低くまとまった苗がおすすめです。
節間が長い苗は、日照不足によって徒長している可能性があります。
葉色を確認する
葉が緑色で、株元まで元気な苗を選びます。
黄色い葉や黒く傷んだ葉が多い苗は避けましょう。
花とつぼみの両方がある苗を選ぶ
満開の株より、つぼみが多く残っている苗を選ぶと長く楽しめます。
数輪咲いていれば、花色も確認できます。
株元を確認する
株元が黒く腐っていないか確認します。
葉や枝が密集しすぎて、中心部が蒸れている苗も避けたほうが安心です。
スイートアリッサムの育て方
日当たり・置き場所
スイートアリッサムは、日当たりと風通しのよい場所を好みます。
秋から春は、一日に半日以上日光が当たる場所で育てます。
十分に日光へ当てると枝が締まり、花数も増えます。
日照不足では茎が間延びし、花付きが悪くなります。
半日陰で育てられる?
午前中に数時間日光が当たる明るい半日陰であれば育てられます。
ただし、日当たりのよい場所より花数が減ることがあります。
夏越しさせる場合は、真夏だけ明るい半日陰へ移す方法があります。
用土
水はけと通気性のよい土を好みます。
市販の草花用培養土で育てられます。
水持ちがよすぎる場合は、軽石小粒やパーライトを加えます。
土を配合する場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒またはパーライト1が目安です。
地植えの土作り
植え付け前に土を20〜30cmほど耕します。
腐葉土や完熟堆肥を適量混ぜます。
粘土質で水はけが悪い場合は、軽石や川砂などを加えます。
梅雨に水がたまる場所は避けましょう。
水やり
鉢植えは、土の表面が乾いたら十分に水を与えます。
鉢底から水が流れるまで与え、受け皿へたまった水は捨てます。
土が湿っている間は水を追加しません。
冬は土が乾きにくいため、水の与えすぎに注意します。
地植えの水やり
植え付け直後から根付くまでは、土が乾いたら水を与えます。
根付いた後は、基本的に降雨だけで育てられます。
長期間雨が降らず、葉がしおれている場合は水を与えましょう。
肥料
植え付け時に、緩効性肥料を元肥として少量施します。
鉢植えでは、開花期間中に薄い液体肥料を2週間に1回程度与えます。
緩効性肥料を1〜2か月に1回程度与える方法もあります。
肥料を多く与えすぎると茎葉ばかりが伸び、株が蒸れやすくなります。
スイートアリッサムの種まき
種まきの時期
暖地では9月〜10月頃の秋まきが適しています。
秋に苗を育てると、冬から春に花を楽しめます。
寒冷地では3月〜4月頃の春まきが適しています。
種まき用土
市販の種まき用培養土を使用します。
細かな種なので、土の表面を平らに整えます。
種のまき方
種を重ならないように土の表面へまきます。
ごく薄く土をかぶせます。
霧吹きや細かなジョウロで、種を流さないように水を与えます。
発芽までは土を極端に乾燥させないようにします。
発芽後の管理
発芽したら、日当たりと風通しのよい場所へ移します。
苗が密集している場合は、早めに間引きます。
日照不足では徒長しやすいため、十分に光へ当てましょう。
ポット上げ
本葉が数枚になったら、育苗ポットへ移します。
株が大きくなりすぎる前に定植すると、根付きやすくなります。
スイートアリッサムの植え付け
植え付けは、10月〜12月頃または3月〜5月頃が適しています。
日当たりと水はけのよい場所を選びます。
苗をポットから静かに抜きます。
根鉢が固く根詰まりしている場合は、表面を軽くほぐします。
根鉢の表面と地面の高さを合わせ、深植えを避けましょう。
植え付け後は十分に水を与えます。
スイートアリッサムの株間
一般的な品種は、株間を15〜20cmほど確保します。
大きく広がる園芸品種は、30〜50cm以上空ける場合があります。
苗の時点では小さくても、春になると大きく横へ広がります。
密植しすぎると株元へ湿気がこもり、病気や蒸れの原因になります。
スイートアリッサムの鉢植え
5〜6号鉢に一株が目安です。
横へ広がるため、深い鉢よりもある程度幅のある鉢が向いています。
大型品種は、8号以上の鉢や大型コンテナを使用します。
鉢底へ鉢底ネットと鉢底石を入れ、草花用培養土を使用します。
鉢の縁へ植えると、枝を外側へ垂らして楽しめます。
スイートアリッサムの花がら摘み
一輪ずつ摘む必要はない
花が非常に細かいため、一輪ずつ花がらを摘む必要はありません。
咲き終わった花が多くなった枝を、まとめて切ります。
花がらを放置しない
枯れた花が株の内部へたまると、湿気がこもります。
特に梅雨前は、花がらや枯れ葉を取り除きましょう。
種を採る場合
種を採取したい場合は、一部の花を残します。
すべての花を結実させると株が消耗するため、採種用以外は切り取ります。
スイートアリッサムの切り戻し
切り戻しの目的
スイートアリッサムは、長期間育てると枝が伸びて株姿が乱れます。
切り戻すことで新しい脇芽が伸び、再びこんもりとした姿になります。
風通しを改善する効果もあります。
切り戻しの時期
花が一段落した時期に行います。
春の開花が少なくなったときや、梅雨前が適しています。
夏越しさせたい場合は、梅雨入り前に切り戻すと管理しやすくなります。
切り戻しの方法
伸びた枝を、全体の3分の1から2分の1程度切ります。
健康な葉や脇芽を残します。
枯れた枝、細い枝、株の内側へ伸びる枝も取り除きましょう。
切り戻し後の管理
切り戻した後は、水の吸収量が減ります。
土の表面が乾いてから水を与えます。
新芽が伸び始めたら、薄い液体肥料を与えられます。
スイートアリッサムをこんもり育てる方法
日当たりを確保する
日照不足では茎が細長く伸びます。
秋から春は、十分に日光が当たる場所で育てます。
枝先を軽く切る
一部の枝だけ長く伸びた場合は、枝先を切ります。
脇芽が増え、株の密度が高くなります。
定期的に切り戻す
長期間咲かせている株は、一度切り戻すと新しい枝を伸ばします。
花数を維持するためにも効果的です。
肥料を与えすぎない
窒素肥料を多く与えると、茎だけが長く伸びる場合があります。
適量を守りましょう。
スイートアリッサムの花が咲かない原因
日照不足
スイートアリッサムは日光を好みます。
暗い場所では茎葉ばかりが伸び、花数が減ります。
日当たりのよい場所へ移しましょう。
肥料の与えすぎ
窒素肥料を多く与えると、葉や茎ばかりが成長します。
株は大きいのに花が少ない場合は、肥料を控えます。
肥料不足
鉢植えで長期間開花させていると、養分不足になることがあります。
葉色が薄く、花数も少ない場合は適量の肥料を与えます。
水切れ
開花中に極端な水切れを起こすと、花やつぼみが枯れる場合があります。
鉢植えは土の乾燥を確認しましょう。
水の与えすぎ
過湿で根が傷むと、生育と花付きが悪くなります。
土が湿っているのに株がしおれる場合は、根腐れの可能性があります。
高温
気温が高くなると花が少なくなります。
従来品種では、夏にほとんど花を咲かせなくなる場合があります。
秋に気温が下がると、株が生きていれば再び開花します。
株が伸びすぎている
古い枝ばかりになると、花数が減ることがあります。
切り戻して新しい枝を出させましょう。
スイートアリッサムの増やし方
種まき
スイートアリッサムは、種から増やせます。
秋または春に種をまきます。
一度に多くの苗を作りたい場合に適しています。
種の採取
花後に種を残します。
果実が茶色く乾燥したら採取します。
風通しのよい日陰で十分に乾燥させます。
種の保存
乾燥させた種は、紙袋や封筒へ入れます。
高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所で保存します。
挿し芽
多年草として育てている株は、挿し芽でも増やせます。
春または秋に、健康な枝を5〜10cmほど切ります。
下部の葉と花を取り除き、挿し木用土へ挿します。
明るい日陰で、土を乾燥させすぎないように管理します。
スイートアリッサムの夏越し
高温多湿を避ける
従来品種のスイートアリッサムは、夏越しがやや難しい植物です。
梅雨から夏に株元が蒸れ、枯れることがあります。
梅雨前に切り戻す
春の花が一段落したら、株を3分の1から2分の1程度切り戻します。
枝葉を減らすことで、株内部へ風が通りやすくなります。
明るい半日陰へ移す
鉢植えは、真夏に強い直射日光や西日を避けます。
午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になる場所が適しています。
長雨を避ける
鉢植えは、梅雨の長雨が続く場合に軒下へ移します。
土が常に湿った状態になることを防ぎます。
夏の水やり
土の表面がしっかり乾いてから水を与えます。
朝の涼しい時間帯に株元へ与えましょう。
夏だからと毎日水を与えると、根腐れの原因になる場合があります。
夏の肥料
高温期は肥料を控えます。
秋になり、新しい芽が伸び始めてから追肥を再開します。
スイートアリッサムの冬越し
暖地では屋外で冬越しできる
スイートアリッサムは寒さに比較的強く、暖地では屋外で冬越しできます。
日当たりと風通しのよい場所へ置きます。
冬でも暖かな日には花を咲かせます。
強い霜に注意する
強い霜が続くと、葉や花が傷む場合があります。
鉢植えは、寒波のときに軒下へ移すと安心です。
寒冷地の管理
強い凍結が続く地域では、株が枯れる場合があります。
不織布で保護したり、鉢植えを霜の当たりにくい場所へ移したりします。
冬の水やり
冬は土が乾いてから水を与えます。
晴れた日の午前中に行います。
夕方や夜に水を与えると、凍結によって根を傷めることがあります。
冬の肥料
開花している株には、少量の肥料を与えられます。
気温が低く生育が止まっている場合は、肥料を控えます。
スイートアリッサムの病気
灰色かび病
花、葉、茎に灰色のかびが発生します。
低温多湿、長雨、密植、花がらの放置などで発生しやすくなります。
傷んだ花や葉を早めに取り除きましょう。
うどんこ病
葉や茎に白い粉をまぶしたような症状が現れます。
株が密集し、風通しが悪い場所で発生しやすくなります。
症状のある部分を取り除き、枝を整理します。
根腐れ
水の与えすぎや、水はけの悪い土によって発生します。
土が湿っているのに葉がしおれている場合は、根腐れの可能性があります。
水やりを控え、排水性を確認しましょう。
茎腐れ
株元が長期間湿っていると、茎が黒くなって腐る場合があります。
深植えや過湿を避け、風通しを確保します。
スイートアリッサムの害虫
アブラムシ
新芽、つぼみ、花茎へ発生します。
植物の汁を吸い、葉や花を変形させます。
春に気温が上がると増えやすくなります。
コナガ
アブラナ科植物のため、コナガの幼虫に葉を食害されることがあります。
葉に小さな穴が増えた場合は、葉の裏を確認しましょう。
アオムシ
チョウ類の幼虫が葉を食害する場合があります。
葉が大きく食べられている場合は、株を確認します。
ハダニ
高温で乾燥した時期に発生することがあります。
葉の裏から汁を吸い、葉色が悪くなります。
ナメクジ
若い苗、新芽、花を食害することがあります。
梅雨や雨の多い時期に注意しましょう。
スイートアリッサムが枯れる原因
高温多湿
春の終わりから夏に枯れる場合は、高温多湿が原因になることがあります。
特に従来品種では、夏に株が枯れることは珍しくありません。
水の与えすぎ
土が湿っている間に水を与え続けると、根腐れを起こします。
土の表面が乾いてから水を与えましょう。
水切れ
鉢植えでは、春や秋でも晴天が続くと土が乾きます。
葉や花がしおれた場合は、土の状態を確認します。
日照不足
暗い場所では茎が間延びし、株が弱ります。
秋から春は日当たりのよい場所へ移しましょう。
蒸れ
枝葉が密集すると、株元へ湿気がこもります。
花がらや枯れ葉を取り除き、必要に応じて切り戻します。
肥料の与えすぎ
多肥になると枝葉が急激に伸び、株が軟弱になります。
風通しも悪くなり、病気が発生しやすくなります。
根詰まり
鉢の中が根でいっぱいになると、水切れや生育不良を起こします。
水やり後すぐに土が乾く場合は、一回り大きな鉢への植え替えを検討します。
寒さ
比較的寒さに強いものの、強い凍結では株が枯れることがあります。
寒冷地では防寒が必要です。
病害虫
灰色かび病、根腐れ、アブラムシなどの被害が広がると株が弱ります。
花、葉、茎、株元を定期的に確認しましょう。
スイートアリッサムが伸びすぎた場合
枝が長く伸び、中心部に花がなくなった場合は切り戻します。
伸びた枝を3分の1から2分の1程度切ります。
健康な葉と脇芽を残しましょう。
気温が適していれば、新しい枝が伸びて再び花を咲かせます。
伸びるたびに枝先を軽く整えると、低くこんもりとした株姿を維持できます。
スイートアリッサムを庭や鉢植えで楽しむ方法
花壇の縁取りに使う
草丈が低いため、花壇の前方や園路沿いに向いています。
白花を連続して植えると、花壇全体の輪郭を明るく見せられます。
寄せ植えに利用する
スイートアリッサムは、秋から春の寄せ植えに向いています。
鉢の前方や縁へ配置すると、ほかの植物の足元を覆うように広がります。
ハンギングバスケットで育てる
横へ伸びる性質を利用し、ハンギングバスケットの縁へ植えられます。
枝が外側へ垂れ、花が鉢を包むように咲きます。
グランドカバーのように利用する
複数株をまとめて植えると、地面を花で覆うように広がります。
踏みつけには向かないため、人が歩かない花壇内で利用しましょう。
相性のよい植物
スイートアリッサムと組み合わせやすい植物には、次のようなものがあります。
・パンジー
・ビオラ
・キンギョソウ
・カレンデュラ
・ノースポール
・ネメシア
・ストック
・ガーデンシクラメン
・ハボタン
・シロタエギク
・プリムラ
・アイビー
草丈の高い植物と組み合わせると、鉢や花壇の足元を自然に覆えます。
スイートアリッサムの寄せ植えのコツ
鉢の前方へ配置する
横へ広がるため、中央より鉢の縁へ植えると自然な形になります。
枝が伸びると鉢から少し垂れます。
花色を合わせる
白花は、ほぼすべての花色と組み合わせられます。
紫系は黄色や白、ピンク系は白や青紫などと合わせやすくなります。
水分条件を合わせる
過湿を苦手とするため、水を大量に必要とする植物との組み合わせは避けたほうが管理しやすくなります。
株の成長を考える
苗の時点では小さくても、春には大きく広がります。
ほかの植物を覆わないように、少し間隔を空けて植えます。
スイートアリッサムの花言葉
スイートアリッサムの代表的な花言葉には、「優美」「美しさに優る価値」「飛躍」などが紹介されています。
小さな花が密集して咲く柔らかな花姿と、甘い香りが特徴的な植物です。
白花を中心に清楚な印象があり、寄せ植えではほかの花を引き立てる役割もあります。
花言葉の内容は、資料によって異なる場合があります。
まとめ
スイートアリッサムは、白、ピンク、紫などの小さな花を株いっぱいに咲かせるアブラナ科の植物です。
甘い香りがあり、秋から春まで長期間花を楽しめます。
草丈は10〜20cmほどと低く、横へ広がるため、花壇の縁取り、寄せ植え、鉢植え、ハンギングバスケットなどに適しています。
日当たりと風通しのよい場所を好み、水はけのよい土で育てます。
鉢植えは、土の表面が乾いたら十分に水を与えます。過湿は根腐れや蒸れの原因になるため、水の与えすぎに注意しましょう。
秋から春の生育期には肥料を適量与えると、長期間花を咲かせやすくなります。
枝が伸びて花数が減った場合は、全体の3分の1から2分の1程度を切り戻します。新しい枝が伸びると再び花を楽しめます。
従来品種は日本の夏の高温多湿を苦手とします。
夏越しさせる場合は、梅雨前に切り戻し、風通しのよい明るい半日陰で乾燥気味に管理します。
暖地では冬も屋外で育てやすく、パンジーやビオラ、シロタエギクなどと組み合わせると、秋から春まで長く楽しめる寄せ植えを作れます。