カレンデュラの育て方|冬から春に咲くキンセンカの種まき・水やり・切り戻し
カレンデュラの育て方|冬から春に咲く花の種まき・水やり・切り戻しを解説
カレンデュラは、黄色やオレンジ色の明るい花を咲かせるキク科の草花です。
日本ではキンセンカの名前でも親しまれ、冬から春にかけて花壇や鉢植えを彩ります。寒さに比較的強く、秋に種をまいて冬越しさせると、春に多くの花を楽しめます。
一重咲き、八重咲き、中心部が濃い色になる品種などがあり、草丈も低い矮性タイプから切り花に向く高性タイプまでさまざまです。
丈夫で育てやすい植物ですが、高温多湿を苦手とします。春の終わりから初夏に気温が上がると、株が弱って枯れることがあります。
この記事では、カレンデュラの特徴、種類、種まき、植え付け、水やり、肥料、花がら摘み、切り戻し、増やし方、冬越し、病害虫、花が咲かない原因まで解説します。
カレンデュラの基本情報
・和名:キンセンカ
・流通名:カレンデュラ
・学名:Calendula officinalis
・科名:キク科
・属名:キンセンカ属
・分類:一年草、多年草
・園芸上の扱い:一年草
・原産地:地中海沿岸地域
・草丈:20〜60cmほど
・開花期:12月〜5月頃
・花色:黄色、オレンジ、クリーム色、アプリコット、複色など
・種まき時期:9月〜11月頃、3月頃
・植え付け時期:10月〜12月頃、3月〜4月頃
・耐寒性:普通〜強い
・耐暑性:弱い
・栽培難易度:初心者向き
カレンデュラとは?
カレンデュラは、キク科キンセンカ属に分類される植物です。
代表的な種類はCalendula officinalisで、日本ではキンセンカと呼ばれます。
黄色やオレンジ色の花を咲かせ、寒い季節の花壇を明るく彩ります。
秋に種をまき、冬に株を育て、冬から春に花を咲かせる育て方が一般的です。
暖地では冬の間も開花し、寒冷地では春になってから本格的に花を咲かせます。
カレンデュラの特徴
黄色やオレンジ色の花を咲かせる
カレンデュラの代表的な花色は、黄色とオレンジ色です。
園芸品種には、次のような花色があります。
・黄色
・オレンジ
・クリーム色
・アプリコット
・サーモン色
・褐色を帯びたオレンジ
・複色
明るい花色が多く、冬から春の庭を華やかに見せます。
一重咲きと八重咲きがある
カレンデュラには、一重咲きと八重咲きがあります。
一重咲きは中心部がよく見え、自然な印象です。
八重咲きは花弁が何重にも重なり、ボリュームのある花を咲かせます。
冬から春に開花する
暖地では、秋に植え付けた苗が冬から花を咲かせます。
気温が低い時期は開花がゆっくりになりますが、春になると次々とつぼみが上がります。
春の終わりに気温が高くなると、徐々に花数が減ります。
寒さに比較的強い
カレンデュラは寒さに比較的強く、暖地では屋外で冬越しできます。
強い霜や土の凍結では株が傷むことがあります。
寒冷地では、不織布をかける、軒下へ移すなどの防寒を行いましょう。
高温多湿を苦手とする
カレンデュラは涼しい環境を好みます。
気温が高くなると株が弱り、梅雨前後には枯れることがあります。
日本では秋から春まで育てる一年草として扱うことが一般的です。
花がら摘みで長く咲く
咲き終わった花を残すと、種を作るために養分が使われます。
花がらをこまめに摘むと、新しいつぼみが育ちやすくなります。
春まで長期間花を楽しむためには、花がら摘みが重要です。
カレンデュラとキンセンカの違い
カレンデュラとキンセンカは、園芸上ではほぼ同じ植物を指します。
カレンデュラは属名をカタカナで表した呼び方です。
キンセンカはCalendula officinalisの和名です。
園芸店では「キンセンカ」「カレンデュラ」の両方の名前で販売されます。
近年は、淡い花色や小型品種などをカレンデュラの名称で販売することもあります。
カレンデュラとマリーゴールドの違い
カレンデュラとマリーゴールドは、どちらも黄色やオレンジ色の花を咲かせるキク科の植物です。
カレンデュラはキンセンカ属、一般的なマリーゴールドはマンジュギク属に分類されます。
カレンデュラは涼しい季節を好み、秋から春に育てます。
マリーゴールドは暑さに強く、春から秋にかけて花を咲かせます。
冬から春の花壇にはカレンデュラ、夏花壇にはマリーゴールドが向いています。
カレンデュラの主な種類・品種
一般的なキンセンカ
黄色やオレンジ色の八重咲き花を咲かせます。
草丈は30〜60cmほどになり、花壇や切り花に利用されます。
丈夫で育てやすく、家庭園芸でも広く栽培されています。
冬知らず
「冬知らず」と呼ばれるカレンデュラは、小さな黄色やオレンジ色の花を咲かせます。
一般的なキンセンカより草丈が低く、寒い時期にもよく花を咲かせます。
こぼれ種で増えることもあります。
カレンデュラ・コーヒークリーム
淡いクリーム色からアプリコット色の花を咲かせる品種です。
花弁の裏側に褐色がかった色が入ることがあります。
アンティーク調の花色が特徴で、寄せ植えや切り花に向いています。
カレンデュラ・ブロンズビューティー
オレンジ色やアプリコット色に、ブロンズ系の色合いが入る品種です。
一般的な黄色のキンセンカより落ち着いた雰囲気があります。
カレンデュラ・アイボリープリンセス
淡いクリーム色からアイボリー色の花を咲かせます。
白や淡色を中心にした寄せ植えに向いています。
矮性品種
草丈15〜30cmほどにまとまる品種です。
鉢植え、寄せ植え、花壇の前方に向いています。
風で倒れにくく、小さなスペースでも育てやすくなります。
高性品種
草丈40〜60cmほどになる品種です。
花茎が長く伸びるため、切り花に向いています。
強風で倒れる場合は、支柱を立てましょう。
カレンデュラの苗の選び方
株元がしっかりした苗を選ぶ
株元から複数の葉や枝が伸びている苗を選びます。
株がぐらつく苗は、根が十分に張っていない可能性があります。
徒長していない苗を選ぶ
節と節の間が詰まり、草丈が低くまとまった苗がおすすめです。
茎が細長く伸びている株は、日照不足によって徒長している可能性があります。
葉色を確認する
葉が濃い緑色で、下葉まで残っている苗を選びます。
黄色くなった葉や、斑点の多い葉が目立つ苗は避けましょう。
つぼみが多い苗を選ぶ
長く花を楽しみたい場合は、満開の株より、つぼみが多く付いた苗がおすすめです。
数輪が咲いていれば、実際の花色も確認できます。
病害虫を確認する
葉の表と裏、新芽、株元を確認します。
アブラムシ、白い粉、褐色の斑点などがない苗を選びましょう。
カレンデュラの育て方
日当たり・置き場所
カレンデュラは、日当たりと風通しのよい場所を好みます。
一日に半日以上日光が当たる場所で育てると、茎が丈夫になり、花数も増えます。
日照不足になると茎が細長く伸び、花付きが悪くなります。
冬もできるだけ日光へ当てましょう。
鉢植えは、日当たりのよい軒下やベランダへ置けます。
半日陰で育てられる?
明るい半日陰でも育てられますが、花付きは日当たりのよい場所より少なくなります。
午前中に数時間日光が当たる場所であれば育てられます。
一日中建物の陰になる暗い場所は避けましょう。
用土
カレンデュラは、水はけと保水性を備えた土を好みます。
市販の草花用培養土で育てられます。
水持ちがよすぎる場合は、軽石小粒やパーライトを加えます。
土を配合する場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒またはパーライト1が目安です。
地植えの土作り
植え付け前に、土を20〜30cmほど耕します。
腐葉土や完熟堆肥を適量混ぜます。
雨の後に水がたまる場所では、軽石や川砂を混ぜ、水はけを改善しましょう。
周囲より少し高く植える方法もあります。
水やり
鉢植えは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。
土が湿っている間は水を追加しません。
冬は土が乾きにくいため、水の与えすぎに注意します。
晴れた日の午前中に水を与えると、夜間の凍結を防ぎやすくなります。
地植えの水やり
植え付け直後から根付くまでは、土が乾いたら水を与えます。
根付いた後は、基本的に降雨だけで育てられます。
雨が長期間降らず、葉がしおれる場合は水を与えましょう。
肥料
植え付け時に、緩効性肥料を元肥として少量施します。
鉢植えは、開花期間中に緩効性肥料を1〜2か月に1回程度与えます。
液体肥料を使用する場合は、2週間に1回程度が目安です。
地植えでは、多くの肥料を必要としません。
窒素肥料を与えすぎると、葉や茎ばかりが育ち、花付きが悪くなることがあります。
カレンデュラの種まき
種まきの時期
暖地では、9月〜11月頃の秋まきが適しています。
寒冷地では、3月頃に春まきできます。
秋まきすると、冬の間に株を育て、春に多くの花を咲かせられます。
直まき
カレンデュラは、花壇へ直接種をまけます。
土をよく耕し、表面を平らにします。
種を2〜3cmほど間隔を空けてまき、5mm〜1cmほど土をかぶせます。
発芽までは土を乾燥させないように管理します。
ポットまき
育苗ポットへ2〜3粒ずつ種をまきます。
薄く土をかぶせ、水を与えます。
発芽したら元気な苗を一本残し、ほかの苗を間引きます。
本葉が4〜6枚ほどになったら花壇や鉢へ植え付けます。
発芽後の管理
発芽したら、日当たりと風通しのよい場所で育てます。
日照不足では苗が徒長します。
苗が密集している場合は、早めに間引きましょう。
冬前までにしっかりした株へ育てると、春の花数が増えます。
カレンデュラの植え付け
植え付けは、10月〜12月頃または3月〜4月頃が適しています。
日当たりと水はけのよい場所を選びます。
苗をポットから静かに抜き、根鉢を大きく崩さず植え付けます。
根鉢の表面と地面の高さを合わせ、深植えを避けましょう。
植え付け後は十分に水を与えます。
カレンデュラの株間
矮性品種は、株間を15〜20cmほど確保します。
一般的な品種は、20〜30cmほどが目安です。
高性品種や大株になる品種は、30cm以上空ける場合があります。
密植すると風通しが悪くなり、うどんこ病や灰色かび病が発生しやすくなります。
カレンデュラの鉢植え
矮性品種は、5〜6号鉢に一株が目安です。
高性品種は、6〜8号程度の鉢を使用します。
鉢底へ鉢底ネットと鉢底石を入れ、草花用培養土を使用します。
苗を以前と同じ深さへ植えます。
植え付け後は、鉢底から水が流れるまで十分に与えましょう。
カレンデュラの摘心
摘心の目的
摘心すると脇芽が増え、枝数と花数を増やせます。
株がこんもりとまとまり、草丈を抑える効果もあります。
摘心の時期
苗の草丈が10〜20cmほどになった頃に行います。
植え付け後に根付き、新しい葉が伸び始めてから行いましょう。
摘心の方法
茎の先端を、葉の付け根の少し上で切ります。
下の節から新しい枝が伸びます。
自然に枝分かれする矮性品種では、摘心しなくても十分に花を咲かせる場合があります。
カレンデュラの花がら摘み
咲き終わった花を切る
花弁がしおれたり、色あせたりしたら花がらを摘みます。
花だけでなく、花茎をたどって次の葉や脇芽の上で切りましょう。
長い花茎だけを残さないようにします。
花がら摘みの効果
花がらを残すと、種を作るために養分が使われます。
こまめに摘むと、次のつぼみへ養分が回ります。
開花期間を長くするために重要な作業です。
種を採る場合
種を採りたい場合は、元気な花を数輪だけ残します。
すべての花を結実させると株が消耗します。
種を採らない花は、早めに切り取りましょう。
カレンデュラの切り戻し
切り戻しの目的
春になると茎が伸び、株姿が乱れることがあります。
切り戻すと風通しがよくなり、新しい脇芽を伸ばせます。
倒伏の予防にもなります。
切り戻しの時期
花が一度少なくなった時期や、茎が伸びすぎたときに行います。
冬の寒さが厳しい時期に強く切ることは避けます。
春の生育が活発な時期が適しています。
切り戻しの方法
伸びすぎた茎を、全体の3分の1程度切ります。
健康な葉や脇芽を残します。
枯れた茎や細い枝も取り除きましょう。
切り戻し後の管理
土の表面が乾いたら水を与えます。
新しい芽が伸び始めたら、薄い液体肥料を与えられます。
気温が高くなりすぎる前であれば、再び花を咲かせます。
カレンデュラの花が咲かない原因
日照不足
カレンデュラは日光を好みます。
暗い場所では茎が細長く伸び、花付きが悪くなります。
一日に半日以上日光が当たる場所へ移しましょう。
肥料の与えすぎ
窒素肥料を多く与えると、葉や茎ばかりが成長します。
株は大きいのに花が少ない場合は、肥料を控えます。
肥料不足
鉢植えで長期間開花させていると、養分が不足することがあります。
葉色が薄い、花が小さい、つぼみが少ない場合は、適量の肥料を与えます。
水切れ
つぼみが育つ時期に極端な水切れを起こすと、つぼみが枯れる場合があります。
鉢植えは土の表面が乾いたら水を与えます。
水の与えすぎ
過湿で根が傷むと、生育と花付きが悪くなります。
土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根腐れの可能性があります。
種まき時期が遅い
春まきが遅すぎると、株が十分に成長する前に高温期を迎えます。
気温が高くなると開花期間が短くなる場合があります。
暖地では秋まきがおすすめです。
高温
カレンデュラは涼しい気候を好みます。
春の終わりから初夏に気温が上がると、花が小さくなったり、花数が減ったりします。
高温期には自然に栽培終了へ向かいます。
カレンデュラの増やし方
種まき
カレンデュラは、種まきで簡単に増やせます。
秋または春に種をまきます。
家庭では、種から毎年更新する方法が一般的です。
種の採取
花が終わった後、そのまま残すと種ができます。
種は細長く湾曲した独特の形をしています。
茶色く乾燥したら花茎ごと切り取ります。
風通しのよい日陰で乾燥させ、種を取り出しましょう。
種の保存
十分に乾燥させた種は、紙袋や封筒へ入れます。
高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所で保存します。
品種によっては、採取した種から親株と異なる花が咲く場合があります。
こぼれ種
花後の種を残しておくと、自然に地面へ落ちます。
環境が合えば、秋や翌春に自然発芽することがあります。
増えすぎを防ぎたい場合は、種が熟す前に花がらを摘みましょう。
カレンデュラの夏越し
高温多湿を苦手とする
カレンデュラは、夏越しに向く植物ではありません。
春から初夏に気温が高くなると、株が徐々に弱ります。
日本では一年草として育て、梅雨から夏に枯れたら栽培終了とする方法が一般的です。
株が残っている場合
涼しい地域では、夏まで株が残ることがあります。
風通しのよい明るい場所へ移し、強い西日を避けます。
枯れた花や葉を取り除き、株の蒸れを防ぎます。
夏の水やり
株が残っている場合は、土が乾いてから水を与えます。
高温期に土が湿り続けると根腐れしやすくなります。
朝の涼しい時間帯に水やりを行いましょう。
夏の肥料
高温で株が弱っている場合は、肥料を与えません。
無理に夏越しさせるより、種を採取して秋にまき直す方法がおすすめです。
カレンデュラの冬越し
暖地では屋外で冬越しできる
カレンデュラは寒さに比較的強く、暖地では屋外で冬越しできます。
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
冬も葉を残し、暖かい日には花を咲かせます。
強い霜を防ぐ
強い霜が予想される場合は、不織布で株を覆います。
鉢植えは、日当たりのよい軒下へ移すと管理しやすくなります。
寒冷地の冬越し
土が長期間凍結する地域では、苗が傷むことがあります。
鉢植えにして軒下や無加温の温室へ移す方法があります。
秋まきが難しい地域では、春まきに切り替える方法もあります。
冬の水やり
冬は土が乾いてから水を与えます。
夕方や夜の水やりは避け、晴れた日の午前中に行いましょう。
水の与えすぎは根腐れや凍結の原因になります。
冬の肥料
低温期は生育が緩やかになります。
花が咲いている株には少量の肥料を与えられますが、多肥を避けましょう。
春に成長が活発になったら追肥を行います。
カレンデュラの病気
うどんこ病
葉や茎に白い粉をまぶしたような症状が現れます。
風通しが悪く、株が密集した環境で発生しやすくなります。
症状のある葉を取り除き、株間を確保しましょう。
灰色かび病
花、葉、茎に灰色のかびが発生します。
低温多湿、長雨、枯れた花の放置などが原因になります。
咲き終わった花や傷んだ葉を早めに取り除きます。
斑点病
葉に褐色や黒褐色の斑点が現れることがあります。
症状が広がると葉が黄色くなり、落葉します。
発病した葉と、株元へ落ちた葉を処分しましょう。
根腐れ
土の過湿によって根が傷みます。
土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根腐れの可能性があります。
鉢植えでは、水やりを控え、水はけの状態を確認します。
カレンデュラの害虫
アブラムシ
新芽、つぼみ、花茎に発生します。
植物の汁を吸い、葉や花を変形させます。
春に気温が上がると増えやすくなるため、早めに確認しましょう。
ハモグリバエ
幼虫が葉の内部を食べ進み、白い筋状の跡を残します。
被害を受けた葉を取り除きます。
落ちた葉も放置せず処分しましょう。
ヨトウムシ
夜間に葉やつぼみを食害します。
昼間は土の中や株元へ隠れます。
葉に大きな穴が開いている場合は、夜間に確認します。
ナメクジ
若い苗、新芽、花を食害します。
秋や春の雨が多い時期に発生しやすくなります。
鉢の下や落ち葉、石の陰などの隠れ場所を減らしましょう。
カレンデュラが枯れる原因
水の与えすぎ
土が湿っている間に水を与え続けると、根腐れを起こします。
土の表面が乾いてから水を与えましょう。
水切れ
鉢植えでは、春に気温が上がると土が乾きやすくなります。
葉や花がしおれた場合は、土の乾燥を確認します。
高温多湿
春の終わりから夏に株が枯れる場合は、高温多湿が原因であることがあります。
カレンデュラは涼しい季節の植物です。
一年草として育てている場合は、自然な栽培終了である可能性もあります。
日照不足
暗い場所では株が徒長し、弱くなります。
花数も減るため、日当たりのよい場所へ移しましょう。
肥料の与えすぎ
肥料を多く与えると根が傷みます。
葉や茎が軟弱に育ち、病気も発生しやすくなります。
蒸れ
株が大きくなり、枝葉が密集すると内部へ湿気がこもります。
花がらや枯れ葉を取り除き、必要に応じて枝を整理します。
一年草として寿命を迎えた
春に十分花を咲かせた株は、気温の上昇とともに弱り、枯れることがあります。
種を採取しておけば、秋にまき直して翌年も育てられます。
病害虫
うどんこ病、根腐れ、アブラムシなどの被害が広がると株が弱ります。
葉、茎、花、株元を定期的に確認しましょう。
カレンデュラを庭や鉢植えで楽しむ方法
冬から春の花壇へ植える
カレンデュラは寒い季節の花壇を明るく彩ります。
黄色やオレンジ色の花は、冬の低い日差しの中でもよく目立ちます。
同じ品種を複数株まとめて植えると、まとまりのある景観になります。
鉢植えで育てる
矮性品種は、鉢植えやプランターに向いています。
玄関、テラス、ベランダなどの日当たりのよい場所へ置きます。
冬の強い霜を避けるため、鉢植えは移動できる点もメリットです。
寄せ植えに利用する
カレンデュラは、秋から春に育つ草花と組み合わせられます。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
・パンジー
・ビオラ
・アリッサム
・ネメシア
・ストック
・デージー
・ノースポール
・プリムラ
・ワスレナグサ
・シロタエギク
・アイビー
・リシマキア
カレンデュラを中央に置き、低い植物を周囲へ配置すると、立体的な寄せ植えになります。
ナチュラルガーデンへ植える
一重咲きや淡色系のカレンデュラは、自然風の庭にもよく合います。
ヤグルマギク、ニゲラ、カスミソウなどと混植すると、春の草原のような景観を作れます。
切り花として楽しむ
高性品種は、切り花として利用できます。
花が開き始めた段階で、朝の涼しい時間帯に花茎を切ります。
水に浸かる部分の葉を取り除き、清潔な花瓶へ生けましょう。
カレンデュラの花言葉
カレンデュラの代表的な花言葉には、「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」「忍ぶ恋」などがあります。
明るい黄色やオレンジ色の花とは対照的に、別れや悲しみに関係する花言葉が多く紹介されています。
古くからヨーロッパで伝承や宗教文化と結び付いてきたことも、花言葉の背景にあるとされています。
花言葉の内容は、資料によって異なる場合があります。
まとめ
カレンデュラは、黄色やオレンジ色の明るい花を冬から春に咲かせるキク科の植物です。
日本ではキンセンカの名前でも親しまれています。
日当たりと風通しのよい場所を好み、寒さに比較的強いため、秋から春の花壇や鉢植えに適しています。
暖地では9月〜11月頃に種をまき、苗の状態で冬を越すと、春に多くの花を楽しめます。
鉢植えは、土の表面が乾いたら十分に水を与えます。冬は土が乾きにくいため、水の与えすぎに注意しましょう。
肥料は控えめに与えます。窒素肥料を多く与えると、葉や茎ばかりが成長して花付きが悪くなります。
咲き終わった花は、花茎ごと切り取ります。花がら摘みを続けると、次のつぼみが育ちやすくなり、開花期間を延ばせます。
春に茎が伸びすぎた場合は、軽く切り戻して株姿と風通しを整えます。
高温多湿を苦手とするため、春の終わりから夏に株が枯れることがあります。日本では一年草として育て、種を採取して秋に更新する方法が一般的です。