カルセオラリアの育て方|巾着のような花の水やり・花がら摘み・夏越し
カルセオラリアの育て方|春に咲くユニークな袋状の花と水やり・夏越しを解説
カルセオラリアは、袋のようにふくらんだ独特の花を咲かせる草花です。
黄色、オレンジ、赤、褐色などの鮮やかな花色があり、斑点模様や複色の品種もあります。花姿が個性的で、春の鉢花として人気があります。
高温多湿を苦手とし、涼しい環境を好みます。日本では春に花を楽しみ、夏前に栽培を終える一年草として扱われることが一般的です。
水切れには弱い一方で、過湿にも弱いため、土の表面が乾いてから水を与える管理が重要です。
この記事では、カルセオラリアの特徴、種類、植え付け、水やり、肥料、花がら摘み、増やし方、夏越し、病害虫、花が咲かない原因まで解説します。
カルセオラリアの基本情報
・和名:カルセオラリア
・別名:キンチャクソウ
・英名:Pocketbook flower、Slipper flower
・学名:Calceolaria
・科名:キンチャクソウ科
・属名:キンチャクソウ属
・分類:一年草、多年草、低木
・園芸上の扱い:一年草
・原産地:南アメリカ、中南米など
・草丈:15〜50cmほど
・開花期:2月〜5月頃
・花色:黄色、オレンジ、赤、褐色、複色など
・植え付け時期:2月〜4月頃
・種まき時期:8月〜10月頃
・耐寒性:弱い〜普通
・耐暑性:弱い
・栽培難易度:中級者向き
カルセオラリアとは?
カルセオラリアは、キンチャクソウ科キンチャクソウ属に分類される植物の総称です。
南アメリカを中心に多くの種類が分布し、草本性の種類から低木状に育つ種類まであります。
園芸店で一般的に流通するカルセオラリアは、鉢花向けに改良された園芸品種です。
袋状にふくらむ花が特徴で、日本ではキンチャクソウの名前でも知られています。
株の上部に多数の花を咲かせ、満開になると花が株全体を覆うような華やかな姿になります。
カルセオラリアの特徴
袋のような形の花を咲かせる
カルセオラリア最大の特徴は、袋状にふくらんだ花です。
花は上下に分かれ、下側の花弁が大きくふくらみます。
巾着やスリッパのような形に見えることから、キンチャクソウやスリッパフラワーと呼ばれます。
花色が鮮やか
カルセオラリアには、次のような花色があります。
・黄色
・オレンジ
・赤
・赤褐色
・クリーム色
・複色
黄色やオレンジ色の花に、赤や褐色の細かな斑点が入る品種もあります。
一株でもさまざまな模様を楽しめます。
春に開花する
主な開花期は2月〜5月頃です。
園芸店では、冬の終わりから春にかけて開花株が多く流通します。
涼しい環境では花持ちがよく、次々とつぼみを咲かせます。
涼しい気候を好む
カルセオラリアは、15〜20℃程度の涼しい環境を好みます。
春の穏やかな気候ではよく育ちますが、25℃を超えるようになると株が弱りやすくなります。
暖房の効きすぎた室内でも花が早く終わることがあります。
高温多湿に弱い
日本の梅雨から夏の高温多湿を苦手とします。
気温と湿度が上がると、葉が黄色くなったり、根腐れや灰色かび病が発生したりします。
日本では無理に夏越しさせず、春まで楽しむ一年草として扱う方法が一般的です。
水切れに弱い
葉が大きく柔らかいため、水切れすると急速にしおれます。
特に開花中は水分を多く使います。
一方で、水を与えすぎると根腐れを起こすため、土の乾き具合を確認して水やりを行います。
カルセオラリアの名前の由来
カルセオラリアの属名「Calceolaria」は、ラテン語で小さな靴を意味する言葉に由来するとされています。
袋状にふくらむ花が、靴やスリッパのように見えることから名付けられました。
日本では、花の形を巾着袋に見立ててキンチャクソウと呼ばれます。
英語ではPocketbook flowerやSlipper flowerと呼ばれます。
カルセオラリアとキンチャクソウの違い
カルセオラリアとキンチャクソウは、園芸上では同じ植物を指します。
カルセオラリアは属名をカタカナで表した名称です。
キンチャクソウは、袋状の花を巾着に見立てた和名です。
園芸店では、カルセオラリアの名称で販売されることが多くあります。
カルセオラリアは一年草?多年草?
園芸品種は一年草扱いが一般的
鉢花として販売されるカルセオラリアは、日本では一年草として扱われることが一般的です。
冬から春に花を楽しみ、気温が上がる夏前に栽培を終了します。
本来は多年草の種類もある
カルセオラリア属には、多年草や低木として育つ種類もあります。
原産地や冷涼な地域では、数年間育つ種類があります。
日本では夏越しが難しい
多年草の性質がある種類でも、日本の高温多湿によって枯れることがあります。
冷涼な地域や、夏に温度管理できる環境では夏越しできる場合があります。
カルセオラリアの主な種類
カルセオラリア・ヘルベオヒブリダ
鉢花として広く流通する園芸品種群です。
大きな袋状の花を多数咲かせます。
黄色、オレンジ、赤、褐色、斑点入りなど、花色が豊富です。
草丈は20〜40cmほどにまとまり、室内や玄関の鉢花に向いています。
カルセオラリア・インテグリフォリア
比較的丈夫な種類です。
黄色い小さな袋状の花を多数咲かせます。
株は園芸用鉢花タイプより大きくなり、低木状に育つことがあります。
カルセオラリア・ユニフローラ
独特な形と色合いの花を咲かせる種類です。
南アメリカ南部などの冷涼な地域に自生します。
一般的な鉢花として流通することは少なく、植物愛好家向けの種類です。
矮性品種
草丈15〜25cmほどにまとまる園芸品種があります。
小型鉢でも育てやすく、室内の窓辺や玄関などへ飾れます。
カルセオラリアの苗の選び方
つぼみが多い株を選ぶ
満開の株より、開花している花とつぼみの両方がある株を選びます。
つぼみが多ければ、購入後も長く花を楽しめます。
葉が元気な株を選ぶ
葉が濃い緑色で、しおれていない株を選びます。
下葉が黄色くなっている株は、水切れ、過湿、根詰まりなどで弱っている可能性があります。
株元を確認する
株元が黒く変色している株や、柔らかく腐っている株は避けます。
灰色のかびが見られる場合も、病気が発生している可能性があります。
徒長していない株を選ぶ
茎が細長く伸びている株は、日照不足の可能性があります。
株全体がコンパクトにまとまり、花茎がしっかりしているものがおすすめです。
病害虫を確認する
葉の裏、新芽、花茎を確認します。
アブラムシ、ハダニ、白い粉、灰色のかびなどがない株を選びましょう。
カルセオラリアの育て方
日当たり・置き場所
カルセオラリアは、明るく涼しい場所を好みます。
春は柔らかな日差しが当たる場所で育てます。
強い直射日光へ長時間当てると、葉焼けや水切れを起こすことがあります。
室内では、レースカーテン越しの日光が入る窓辺が適しています。
屋外では、午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になる場所がおすすめです。
適温
生育に適した温度は、15〜20℃程度です。
10℃前後でも育ちますが、生育と開花は緩やかになります。
25℃以上の高温が続くと、株が弱りやすくなります。
花を長く楽しみたい場合は、暖房の効きすぎた部屋を避けましょう。
風通し
葉が大きく、株の内部へ湿気がこもりやすい植物です。
鉢同士を密着させず、周囲へ空間を作ります。
花がらや黄色い葉を早めに取り除き、株元の風通しを確保しましょう。
用土
水はけと保水性を備えた土を好みます。
市販の草花用培養土を使用できます。
水持ちがよすぎる場合は、軽石小粒やパーライトを加えます。
土を配合する場合は、赤玉土小粒5、腐葉土3、軽石小粒またはパーライト2が目安です。
水やり
鉢植えは、土の表面が乾き始めたら十分に水を与えます。
完全に乾燥させると、葉や花が急速にしおれます。
土が湿っている間は水を追加しません。
水の与えすぎは根腐れの原因になります。
花や葉に水をかけない
水は株元の土へ静かに与えます。
花や葉へ水がかかり続けると、灰色かび病が発生しやすくなります。
葉が密集した中心部へ水をためないことも大切です。
受け皿の水を捨てる
水やり後に受け皿へたまった水は捨てます。
鉢底が水へ浸かった状態では、根が酸素不足になり、根腐れを起こしやすくなります。
カルセオラリアの肥料
植え付け時に緩効性肥料を少量施します。
購入した開花株は、培養土に肥料が含まれている場合があるため、すぐに追肥する必要はありません。
開花が続いている間は、薄い液体肥料を2週間に1回程度与えます。
株が弱っている場合や、気温が高くなって生育が止まっている場合は、肥料を与えません。
肥料を多く与えると葉や茎ばかりが成長し、根も傷みやすくなります。
カルセオラリアの植え付け
植え付けは、2月〜4月頃が適しています。
購入した苗は、根詰まりしていなければすぐに植え替える必要はありません。
鉢が小さい場合は、一回り大きな鉢へ鉢増しします。
根鉢を強く崩さず、新しい土へ植え付けます。
株元を深く埋めると茎が腐りやすくなるため、以前と同じ深さで植えましょう。
植え付け後は十分に水を与え、数日間は強い日差しを避けます。
カルセオラリアの鉢植え
5〜6号鉢に一株が目安です。
株が大きい場合は、6〜7号鉢を使用します。
大きすぎる鉢へ植えると土が乾きにくくなり、根腐れしやすくなります。
鉢底へ鉢底ネットと鉢底石を入れ、水はけのよい培養土を使用しましょう。
鉢カバーを使う場合は、内部へ水がたまっていないか定期的に確認します。
カルセオラリアの種まき
種まきの時期
種まきは、8月〜10月頃が適しています。
秋に苗を育て、冬を越して翌春に花を咲かせます。
種まき時期が暑すぎる場合は、涼しくなるまで待ちましょう。
種まき用土
清潔で細かな種まき用培養土を使用します。
種が非常に細かいため、土の表面を平らに整えます。
種のまき方
種を重ならないように土の表面へまきます。
カルセオラリアの種は細かいため、厚く土をかぶせません。
種が流れないよう、底面給水や細かな霧吹きで水を与えます。
発芽までは土を乾燥させないようにします。
発芽後の管理
発芽したら、明るく涼しい場所へ移します。
苗が密集している場合は早めに間引きます。
本葉が数枚になったら、小さなポットへ移植します。
苗は高温と蒸れに弱いため、風通しを確保しましょう。
カルセオラリアの花がら摘み
咲き終わった花は、花柄の付け根から取り除きます。
枯れた花を残すと、灰色かび病が発生しやすくなります。
花弁が葉や土へ落ちた場合も、早めに拾いましょう。
花がらを摘むと、種を作るための養分消費を抑えられます。
残ったつぼみへ養分が回り、花を長く楽しみやすくなります。
カルセオラリアの切り戻し
強い切り戻しは必要ない
一般的な鉢花タイプは、春の開花を楽しむ一年草として育てるため、強い切り戻しを必要としません。
伸びすぎた花茎や枯れた枝を整理する程度で十分です。
花後に軽く整える
花が一段落したら、咲き終わった花茎を切ります。
健康な葉や新芽を残しましょう。
気温が涼しければ、新しいつぼみを付ける場合があります。
高温期の強剪定は避ける
気温が高くなってから強く切り戻しても、株が回復しにくくなります。
日本では夏越しが難しいため、春の花が終わった後は無理に再生させない方法もあります。
カルセオラリアの花を長く楽しむ方法
花を長く楽しむには、次の管理が大切です。
・明るく涼しい場所へ置く
・15〜20℃程度を目安に管理する
・強い直射日光を避ける
・水切れを防ぐ
・水を与えすぎない
・花や葉へ水をかけない
・咲き終わった花を摘む
・暖房の風を直接当てない
・株の風通しを確保する
高温の室内へ置くと、花が早く咲き進みます。
できるだけ明るく涼しい場所へ置くと、観賞期間を延ばせます。
カルセオラリアの花が咲かない原因
日照不足
暗い場所では、つぼみが育ちにくくなります。
室内では、レースカーテン越しの日光が入る明るい場所へ移しましょう。
高温
気温が高すぎると、花芽の生育が悪くなります。
25℃を超える環境では、花やつぼみが落ちることがあります。
できるだけ涼しい場所へ移します。
水切れ
開花中に水切れを起こすと、花やつぼみがしおれます。
土の表面が乾き始めたら水を与えます。
水の与えすぎ
過湿で根が傷むと、花を咲かせる力が低下します。
土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根腐れの可能性があります。
肥料不足
長期間開花させている鉢では、養分が不足することがあります。
株が元気で気温も適している場合は、薄い液体肥料を与えます。
肥料の与えすぎ
窒素肥料を多く与えると、葉ばかりが大きくなることがあります。
肥料は規定量を守り、薄めに与えましょう。
根詰まり
鉢の中が根でいっぱいになると、水分や養分を十分に吸収できません。
鉢底から根が多く出ている場合は、一回り大きな鉢へ鉢増しします。
カルセオラリアの増やし方
種まき
一般的な園芸品種は、種から育てられます。
夏の終わりから秋に種をまき、翌春の開花を目指します。
家庭では、苗や開花株を購入して育てる方法のほうが簡単です。
挿し芽
多年草や低木性の種類は、挿し芽で増やせる場合があります。
春または涼しい時期に、健康な若い枝を切ります。
下部の葉を取り除き、清潔な挿し木用土へ挿します。
明るい日陰で管理し、高温と過湿を避けます。
園芸品種の更新
鉢花として流通するタイプは、夏越しが難しいため、毎年苗や種から更新する方法が一般的です。
無理に親株を夏越しさせるより、秋に種をまいて新しい株を育てたほうが管理しやすい場合があります。
カルセオラリアの夏越し
夏越しは難しい
カルセオラリアは高温多湿に弱く、日本の夏越しは難しい植物です。
特に鉢花用の園芸品種は、春の花を楽しんだ後に一年草として栽培を終了することが一般的です。
夏越しさせる場合
多年草タイプなどを夏越しさせる場合は、風通しのよい明るい日陰へ移します。
直射日光、強い西日、長雨を避けます。
できるだけ涼しい環境を確保しましょう。
夏の水やり
土の表面が乾いてから水を与えます。
株が弱っている高温期は、水を吸収する量も減ります。
土が湿った状態を長く続けないようにします。
夏の肥料
高温期は肥料を与えません。
株が弱っている状態で肥料を与えると、根を傷めることがあります。
蒸れを防ぐ
枯れた葉や花を取り除きます。
鉢同士を密着させず、株の周囲へ風が通るようにします。
カルセオラリアの冬越し
寒さにも注意する
カルセオラリアは涼しい環境を好みますが、強い寒さや霜には弱い種類があります。
鉢花タイプは、冬から春に開花するため、明るい室内や軒下で管理します。
室内での管理
レースカーテン越しの日光が入る場所へ置きます。
暖房の風が直接当たらない場所を選びましょう。
室温は10〜20℃程度が管理しやすくなります。
夜間の窓辺に注意する
冬の窓辺は、夜間に急激に冷えることがあります。
夕方以降は窓から少し離すと、低温障害を防ぎやすくなります。
冬の水やり
土の表面が乾いたら、暖かい日の午前中に水を与えます。
低温期は土が乾きにくいため、水の与えすぎに注意します。
カルセオラリアの病気
灰色かび病
カルセオラリアで特に注意したい病気です。
花、葉、茎へ灰色のかびが発生します。
低温多湿、風通しの悪さ、枯れた花の放置などで発生しやすくなります。
咲き終わった花や傷んだ葉を早めに取り除きましょう。
うどんこ病
葉に白い粉をまぶしたような症状が現れます。
株が密集した環境や、風通しが悪い場所で発生しやすくなります。
症状のある葉を取り除き、株の周囲へ風を通します。
根腐れ
水の与えすぎや、水はけの悪い土によって根が腐ります。
土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根腐れの可能性があります。
水やりを控え、必要に応じて水はけのよい土へ植え替えます。
茎腐れ
株元や茎が黒く変色し、柔らかくなることがあります。
過湿や蒸れが原因になることがあります。
腐った部分を取り除き、風通しを改善します。
カルセオラリアの害虫
アブラムシ
新芽、つぼみ、花茎へ発生します。
植物の汁を吸い、葉や花を変形させます。
春に気温が上がると増えやすくなるため、定期的に確認しましょう。
ハダニ
暖房の効いた乾燥した室内などで発生することがあります。
葉の裏から汁を吸い、葉の表面が白っぽくかすれます。
葉の裏を定期的に確認しましょう。
コナジラミ
葉の裏へ寄生する小さな白い害虫です。
株を揺らしたときに白い虫が飛ぶ場合は、コナジラミが発生している可能性があります。
アザミウマ
花や新芽へ入り込み、植物の汁を吸います。
花に細かな傷や褐色の変色が見られることがあります。
咲き終わった花を早めに取り除きましょう。
カルセオラリアが枯れる原因
高温
カルセオラリアが枯れる大きな原因の一つが高温です。
気温が25℃を超える日が続くと、株が弱りやすくなります。
春の終わりから初夏に枯れる場合は、自然な栽培終了である可能性もあります。
水切れ
葉が大きいため、水切れすると急速にしおれます。
土が完全に乾燥する前に水を与えましょう。
水の与えすぎ
水切れを恐れて頻繁に水を与えると、根腐れを起こします。
土の表面が乾き始めてから水を与えることが大切です。
強い直射日光
春の強い日差しや初夏の直射日光で、葉焼けを起こすことがあります。
葉が白く抜けたり、茶色く枯れたりした場合は、明るい半日陰へ移します。
蒸れ
葉や花が密集すると、株の内部へ湿気がこもります。
灰色かび病や茎腐れが発生しやすくなるため、枯れた花や葉を取り除きます。
暖房の風
暖房の乾いた風が直接当たると、花や葉がしおれます。
急激な乾燥や温度上昇によって、つぼみが落ちることもあります。
根詰まり
鉢の中が根でいっぱいになると、水切れを起こしやすくなります。
水やり後すぐに土が乾く場合は、根詰まりを確認しましょう。
肥料の与えすぎ
肥料を多く与えると根が傷みます。
株が弱っている場合や、高温期には肥料を与えません。
病害虫
灰色かび病、根腐れ、アブラムシなどの被害が広がると株が弱ります。
葉、花、茎、株元を定期的に確認しましょう。
購入したカルセオラリアを長持ちさせる方法
明るく涼しい場所へ置く
購入後は、レースカーテン越しの日光が入る明るい場所へ置きます。
室温が高すぎる場所では、花が早く終わります。
15〜20℃程度の環境を保つと、比較的長く楽しめます。
ラッピングを外す
贈答用の鉢には、ビニールや紙のラッピングが付いている場合があります。
ラッピングの内部へ水がたまると、根腐れの原因になります。
水やりの際は外し、鉢底から十分に水を切りましょう。
水切れを防ぐ
花が多く咲いている株は、水分を多く使います。
毎日土の状態を確認し、表面が乾き始めたら水を与えます。
花へ水をかけない
花へ水がかかると、傷みや灰色かび病の原因になります。
細い注ぎ口のジョウロを使用し、株元へ水を与えましょう。
花がらをこまめに摘む
咲き終わった花を放置すると、かびが発生しやすくなります。
花柄の付け根から早めに取り除きます。
カルセオラリアを鉢植えで楽しむ方法
春の鉢花として楽しむ
カルセオラリアは、個性的な花形を楽しむ春の鉢花に向いています。
一鉢でも存在感があり、玄関、窓辺、テラスなどを華やかに彩ります。
玄関へ飾る
直射日光が強くなく、明るい玄関で育てられます。
夜間に気温が大きく下がる場合は、室内へ移しましょう。
複数の花色を並べる
黄色、オレンジ、赤系の鉢を並べると、明るく華やかな空間になります。
鉢同士を密着させず、風通しを確保します。
単鉢で育てる
カルセオラリアは、寄せ植えより単独の鉢で育てるほうが水分管理を行いやすくなります。
高温や過湿に弱いため、性質の異なる植物と同じ鉢へ植える場合は注意が必要です。
カルセオラリアの花言葉
カルセオラリアの代表的な花言葉には、「私の伴侶」「援助」「幸福」「あなたを伴侶にします」などがあります。
袋状の花が二つのものを包み込むように見えることから、人との結び付きを連想する花言葉が紹介されています。
鮮やかで個性的な花姿から、幸福に関係する意味を持つとされることもあります。
花言葉の内容は、資料によって異なる場合があります。
まとめ
カルセオラリアは、袋や巾着のようなユニークな花を咲かせる春の草花です。
黄色、オレンジ、赤、褐色などの鮮やかな花色があり、斑点や複色の品種も楽しめます。
明るく涼しい環境を好み、15〜20℃程度でよく育ちます。
強い直射日光と高温多湿を苦手とするため、春は柔らかな日差しが当たる場所で管理しましょう。
鉢植えは、土の表面が乾き始めたら十分に水を与えます。水切れには弱い一方、土が常に湿っていると根腐れを起こします。
花や葉へ水をかけず、株元の土へ与えることも大切です。
咲き終わった花は早めに摘みます。花がらを放置すると灰色かび病が発生しやすくなります。
日本の夏は高温多湿になるため、一般的な鉢花タイプの夏越しは難しく、一年草として春まで楽しむ方法が基本です。
花を長く楽しみたい場合は、暖房の効きすぎた場所を避け、明るく涼しい場所で水切れと過湿の両方に注意しましょう。