アジュガの育て方|日陰に青紫色の花を咲かせるグランドカバーの管理方法

アジュガの育て方|日陰を彩る青紫色の花とグランドカバーの管理方法

アジュガ

アジュガは、春に青紫色や桃色、白色の花を咲かせる多年草です。地面をはうように広がる性質があり、半日陰や明るい日陰のグランドカバーとして利用されます。

葉色の種類が豊富で、緑色だけでなく、銅葉、斑入り、赤紫色、クリーム色などがあります。花が咲いていない時期にも葉を観賞でき、庭の足元を一年を通して彩ります。

丈夫で育てやすく、乾燥しすぎない半日陰の環境に向いています。ランナーを伸ばして広がるため、植え付け後は広がりすぎないように管理することも大切です。

この記事では、アジュガの特徴、種類、植え付け、水やり、肥料、花後の手入れ、株分け、増やし方、広がりすぎた場合の対処、病害虫まで詳しく解説します。

アジュガの基本情報

  • 和名:セイヨウキランソウ(西洋金瘡小草)

  • 流通名:アジュガ

  • 学名:Ajuga reptansなど

  • 科名:シソ科

  • 属名:キランソウ属

  • 分類:常緑多年草、宿根草

  • 原産地:ヨーロッパ、アジアなど

  • 草丈:10cm〜30cm程度

  • 開花期:4月〜6月頃

  • 花色:青紫色、紫色、桃色、白色

  • 葉色:緑色、銅葉、赤紫色、斑入り、クリーム色など

  • 植え付け時期:3月〜5月頃、9月〜11月頃

  • 植え替え時期:3月〜5月頃、9月〜11月頃

  • 株分け時期:3月〜5月頃、9月〜11月頃

  • 成長速度:早い

  • 耐寒性:強い

  • 耐暑性:普通〜やや弱い

  • 栽培難易度:初心者向き。半日陰、適度な湿り気、広がりすぎへの管理がポイント

アジュガとは?

アジュガは、シソ科キランソウ属に分類される多年草です。

株元から葉を広げ、春になると花茎を立ち上げます。花茎には小さな唇形花が段状につき、青紫色の穂のような姿になります。

花後はランナーと呼ばれる細長い茎を地表へ伸ばし、その先に新しい株を作ります。この性質によって地面を覆い、雑草が生える空間を減らすグランドカバーとして利用できます。

直射日光の強い場所より、午前中だけ日が当たる場所や、木漏れ日の入る半日陰を好みます。

葉色や斑の入り方が美しい園芸品種が多く、カラーリーフとしても人気があります。

アジュガの特徴

春に青紫色の花穂を立ち上げる

アジュガは、4月〜6月頃に青紫色の花を咲かせます。

地面を覆う葉の間から花茎が立ち上がり、小さな花を段状につけます。

低い位置に広がる葉と、縦に伸びる花穂のコントラストが美しく、春の花壇に立体感を与えます。

桃色や白色の花を咲かせる品種もあります。

半日陰や明るい日陰で育つ

アジュガは、半日陰を好む植物です。

一日中強い日差しが当たる場所より、午前中だけ日が当たる場所や、落葉樹の下などが適しています。

日陰でも育ちますが、暗すぎる場所では花数が減り、葉色がぼやける場合があります。

ランナーで地面を覆う

アジュガは、株元からランナーを伸ばして横へ広がります。

ランナーの節が土へ触れると発根し、新しい株になります。

数年で広い範囲を覆うため、グランドカバーとして利用できます。

一方で、ほかの植物の間へ入り込むことがあるため、不要なランナーは切り取りましょう。

葉色の種類が豊富

アジュガには、緑葉、銅葉、赤紫色、斑入り葉などがあります。

季節や日照、気温によって葉色が変化する品種もあります。

銅葉や赤紫色の品種は落ち着いた印象があり、明るい葉色の植物と組み合わせると色のコントラストを楽しめます。

常緑性がある

アジュガは、温暖な地域では冬も葉を残します。

寒冷地では葉が傷んだり、地上部が小さくなったりしますが、春になると再び新芽を伸ばします。

冬に赤紫色や褐色を帯びる品種もあり、季節による葉色の変化を楽しめます。

踏みつけにはあまり強くない

地面を覆う植物ですが、頻繁に踏まれる場所には向いていません。

人が歩く通路へ植える場合は、飛び石の間や通路脇に配置しましょう。

強く踏まれると葉やランナーが傷み、株が弱ることがあります。

アジュガの主な種類・品種

チョコレートチップ

チョコレートチップは、細長い小さな葉を持つ品種です。

葉は濃い緑色から赤褐色を帯び、コンパクトに広がります。

小さな場所のグランドカバーや、鉢植えの寄せ植えに向いています。

レプタンス

アジュガ・レプタンスは、園芸で広く利用される代表的な種類です。

青紫色の花を咲かせ、ランナーによってよく広がります。

多くの園芸品種の元となる種類です。

バーガンディグロー

バーガンディグローは、白色、緑色、桃色、赤紫色が混じる斑入り葉を持つ品種です。

気温や日照によって葉色が変化します。

明るい葉色を持つため、日陰の花壇を明るく見せます。

ブラックスカロップ

ブラックスカロップは、黒紫色に近い濃い葉色を持つ品種です。

葉の縁は波打ち、光沢があります。

青紫色の花と濃い葉色の組み合わせが美しく、シックな植栽に向いています。

マルチカラー

マルチカラーは、緑色、黄色、桃色、赤紫色などが混じる葉を持つ品種です。

季節や栽培環境によって色合いが変化します。

明るい半日陰で育てると、葉色が美しく出やすくなります。

ピンクライトニング

ピンクライトニングは、淡い緑色に白色やクリーム色の斑が入る品種です。

青紫色の花との色合いが美しく、明るい雰囲気を作ります。

強い直射日光では葉焼けしやすいため、半日陰で育てましょう。

アジュガの育て方

日当たり

アジュガは、半日陰から明るい日陰を好みます。

午前中に日が当たり、午後は日陰になる場所が理想です。

直射日光が一日中当たる場所では、夏に葉焼けや乾燥が起こる場合があります。

斑入り品種は暗すぎる場所では斑が目立たなくなることがあります。明るい半日陰で育てましょう。

日陰で育てられるか

明るい日陰であれば育てられます。

建物の北側、落葉樹の下、塀の近くなどにも利用できます。

一日中暗い場所では、花が少なくなり、葉が間延びする場合があります。

花を楽しみたい場合は、木漏れ日や午前中の日差しが入る場所を選びましょう。

風通し

風通しのよい場所で育てます。

アジュガは葉を密集させて広がるため、梅雨や夏に株元が蒸れやすくなります。

株が混み合ったら間引き、枯れ葉や傷んだ葉を取り除きましょう。

風通しが悪いと、灰色かび病や根腐れが発生しやすくなります。

用土

アジュガは、水はけと保水性のバランスがよい土を好みます。

乾燥しすぎる砂質土より、適度に湿り気のある腐植質の土が適しています。

庭植えでは、植え付け場所へ腐葉土や完熟堆肥を混ぜます。

粘土質で水がたまる場所では、軽石や腐葉土を混ぜて排水性を改善しましょう。

鉢植えでは、草花用培養土を利用できます。

植え付け時期

アジュガの植え付けは、3月〜5月頃または9月〜11月頃が適しています。

春に植えると、梅雨までに根を張り、夏の乾燥へ備えられます。

秋に植える場合は、寒さが来る前に根付く期間を確保しましょう。

真夏や凍結する時期の植え付けは避けます。

庭植えの方法

半日陰で、水はけと保水性のよい場所を選びます。

苗の根鉢よりひと回り大きな植え穴を掘り、腐葉土や完熟堆肥を混ぜます。

根鉢の表面が地面と同じ高さになるように植え付けましょう。

深植えにすると株元が蒸れやすくなります。

植え付け後は、たっぷりと水を与えます。

複数の株を植える場合は、20cm〜30cm程度の間隔を確保しましょう。

鉢植えの方法

鉢植えでは、横へ広がる性質に合った幅のある鉢を選びます。

鉢底穴を鉢底ネットで覆い、鉢底石と草花用培養土を入れます。

根鉢を大きく崩さずに植え付け、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。

鉢の縁からランナーが垂れる姿も楽しめます。

寄せ植えでは、ほかの植物へ絡みすぎないようにランナーを整理しましょう。

水やり

基本の水やり

アジュガは、極端な乾燥を苦手とします。

庭植えでは、植え付け後に根付くまで土を乾燥させないように水を与えます。

根付いた後は通常の降雨だけでも育ちますが、高温と乾燥が続く場合は水やりが必要です。

鉢植えでは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまで与えましょう。

春の水やり

春は新芽と花茎が伸びる時期です。

水切れすると花茎の伸びが悪くなり、花数が減る場合があります。

鉢植えでは、土の表面を確認しながら水を与えましょう。

夏の水やり

夏は高温と乾燥によって株が弱りやすくなります。

庭植えでも、土が乾き、葉がしおれる場合は朝か夕方に水を与えます。

鉢植えは乾燥しやすいため、朝に土の状態を確認しましょう。

一方で、常に土が湿っていると蒸れや根腐れが起こります。乾燥と過湿の両方に注意します。

秋の水やり

秋はランナーが伸び、新しい株が根付く時期です。

植え付けや株分けを行った場合は、根付くまで乾燥させないように管理しましょう。

気温が下がるにつれて、水やりの回数を減らします。

冬の水やり

冬は生育が緩やかになります。

庭植えでは、雨が長期間降らない場合を除き、水やりは必要ありません。

鉢植えでは、土が乾いてから暖かい日の午前中に水を与えましょう。

肥料

アジュガは、肥料が少なくても育つ植物です。

庭植えでは、植え付け時に腐葉土や元肥を少量混ぜれば、その後は多くの肥料を必要としません。

春の芽出し前や花後に、緩効性肥料を少量与えると生育を助けられます。

鉢植えでは、春と秋に緩効性肥料を少量施します。

窒素肥料を与えすぎると、葉やランナーばかりが伸び、花つきが悪くなることがあります。

肥料が多すぎると株が軟弱になり、蒸れや病気の原因にもなります。

アジュガの花

アジュガは、4月〜6月頃に花を咲かせます。

株元から10cm〜30cm程度の花茎を立ち上げ、小さな唇形花を段状につけます。

青紫色の花が一般的ですが、桃色や白色の品種もあります。

一つひとつの花は小さいものの、株が広がると多数の花穂が立ち上がり、見応えのある景観になります。

開花中は極端な水切れを避けましょう。

花がら摘み

花が終わったら、花茎を株元から切り取ります。

花がらを残すと種を作り、株の養分が使われます。

種を採取しない場合は、早めに切り取りましょう。

花茎を取り除くと株元がすっきりし、葉やランナーへ日光と風が届きやすくなります。

アジュガの切り戻し

アジュガは、樹木のような強い剪定を必要としません。

広がりすぎたランナー、傷んだ葉、混み合った株を整理する管理が中心です。

花後に伸びすぎたランナーを切り戻すと、栽培範囲を保ちやすくなります。

夏前に株が混み合っている場合は、一部を間引いて風通しを確保しましょう。

緑色で元気な葉をすべて短く切る必要はありません。

ランナーの管理

ランナーとは

ランナーは、株元から地表を横へ伸びる細長い茎です。

節から根を出し、その先に新しい株を作ります。

アジュガはランナーによって効率よく地面を覆います。

広げたい場合

グランドカバーとして広げたい場合は、ランナーを土の上へ誘導します。

節の部分を軽く土へ押しつけると、発根しやすくなります。

乾燥しないように水を与え、根付くまで動かさないようにしましょう。

広がりを抑えたい場合

花壇の外や、ほかの植物の株元へ伸びたランナーは切り取ります。

根付いた子株は、スコップで掘り取ります。

地上部だけを切っても、根が残っていると再び芽が出る場合があります。

鉢植えのランナー管理

鉢の外へ垂れるランナーは、そのまま観賞できます。

ほかの鉢や地面へ根付くことがあるため、増やしたくない場合は早めに切りましょう。

寄せ植えでは、ほかの植物を覆わないように定期的に整理します。

アジュガの植え替え

植え替えが必要な理由

アジュガは成長が早く、鉢や植え付け場所の中で株が混み合います。

株が密集すると、中心部へ光と風が届かず、枯れ込みや病気が起こる場合があります。

鉢植えでは、根詰まりによって水が染み込みにくくなります。

植え替え時期

植え替えは、3月〜5月頃または9月〜11月頃が適しています。

開花中、真夏、厳冬期の植え替えは避けましょう。

寒冷地では、春に植え替えると冬までに株が充実します。

鉢植えの植え替え方法

鉢から株を抜き、根の状態を確認します。

枯れた根や傷んだ部分を取り除き、ひと回り大きな鉢へ植え替えるか、株分けして植え直しましょう。

植え替え後はたっぷりと水を与え、数日間は強い日差しを避けます。

植え替えの頻度

鉢植えは、1年〜2年に1回を目安に植え替えます。

鉢底から根が出る、水切れが早い、株の中心部が枯れる場合は植え替えを検討しましょう。

庭植えでは、広がりすぎた場合や中心部が枯れた場合に、株を整理します。

アジュガの株分け

株分けの時期

株分けは、3月〜5月頃または9月〜11月頃に行います。

開花直前や真夏は避けましょう。

涼しい時期に行うと、根付きやすくなります。

株分けの方法

株を掘り上げ、根と芽が残るように手や清潔なナイフで分けます。

古く枯れた中心部分がある場合は取り除き、外側の若く元気な株を植え直しましょう。

植え付け後はたっぷりと水を与え、根付くまで乾燥させないようにします。

子株を利用する方法

ランナーの先にできた子株を切り離して増やす方法もあります。

子株が土へ根付いていることを確認し、親株とつながるランナーを切ります。

根を傷めないように掘り上げ、新しい場所へ植え付けましょう。

アジュガの増やし方

株分け

大きくなった株を分けて増やす方法です。

親株と同じ葉色や花色を維持できます。

春か秋に行いましょう。

ランナーから増やす

アジュガを増やす最も簡単な方法です。

ランナーの先にできた子株を土へ根付かせ、親株から切り離します。

斑入り品種や銅葉品種も、親株と同じ性質を維持しやすくなります。

種まき

花後にできた種をまいて増やすこともできます。

春または秋に、種まき用土へまきましょう。

園芸品種から採取した種は、親株と異なる葉色や花色になる場合があります。

品種の特徴を維持したい場合は、株分けやランナーを利用します。

アジュガが咲かない原因

日照不足

暗すぎる日陰では、花芽がつきにくくなります。

葉は育っていても花が咲かない場合は、木漏れ日や午前中の日差しが入る場所へ移植しましょう。

肥料が多すぎる

窒素肥料を与えすぎると、葉とランナーばかりが伸びます。

葉色が濃く、生育が旺盛なのに花が少ない場合は肥料を控えましょう。

株が若い

植え付けたばかりの苗や、小さく株分けした株は、最初の年に花が少ない場合があります。

根と葉が充実すると、翌年以降に花数が増えます。

株が混み合っている

長期間植えたままにすると、株の中心部が古くなり、花数が減る場合があります。

春か秋に株分けし、外側の若い株を植え直しましょう。

乾燥しすぎている

春の花芽形成や花茎の伸長期に水切れすると、花数が減る場合があります。

土を極端に乾燥させないようにしましょう。

強い日差しで株が弱っている

強い西日や夏の直射日光で葉焼けすると、株が弱ります。

半日陰へ移動し、土の乾燥を防ぎましょう。

アジュガが広がりすぎた場合の対処

アジュガはランナーによって早く広がります。

栽培範囲からはみ出したランナーは、定期的に切り取りましょう。

すでに根付いた株は、根ごと掘り取ります。

花壇の縁へ見切り材を入れると、広がる範囲を管理しやすくなります。

ほかの多年草や低木の株元へ入り込んだ場合は、相手の根を傷めないように少しずつ取り除きましょう。

狭い庭では、鉢植えやプランターで育てる方法もあります。

アジュガの葉が枯れる原因

強い日差し

真夏の直射日光や西日によって、葉焼けを起こすことがあります。

葉が白っぽくなる、茶色く枯れる場合は、半日陰へ移動しましょう。

水切れ

土が乾燥しすぎると、葉先から枯れることがあります。

鉢植えや夏の乾燥期は、土の状態をこまめに確認しましょう。

水の与えすぎ

土が長期間湿った状態では、根が傷み、葉が黄色や褐色になる場合があります。

水やりを控え、水はけを確認しましょう。

蒸れ

株が密集した状態で高温多湿になると、中心部の葉が枯れやすくなります。

混み合った株を間引き、枯れ葉を取り除きましょう。

寒さ

寒冷地では、冬に葉が褐色になったり、地上部が傷んだりします。

株元や根が生きていれば、春に新しい芽が伸びます。

アジュガの鉢植え管理

アジュガは鉢植えやプランターでも育てられます。

ランナーによる広がりを管理しやすく、寄せ植えにも利用できます。

鉢の選び方

横へ広がる性質に合った、幅のある鉢を選びます。

小さな苗には5号〜6号程度の鉢を使い、複数植える場合はプランターが適しています。

深すぎる鉢より、適度な深さと横幅のある鉢が向いています。

置き場所

春と秋は、午前中に日が当たる半日陰へ置きます。

夏は強い西日を避け、風通しのよい明るい日陰へ移しましょう。

冬は屋外で管理できますが、鉢土が凍結し続ける地域では軒下へ移します。

鉢植えの水やり

土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまで与えます。

真夏は乾燥しやすいため、朝に土の状態を確認しましょう。

受け皿へ水をためると根腐れの原因になります。

鉢植えの肥料

春と秋に、緩効性肥料を少量与えます。

肥料を与えすぎると葉やランナーが伸びすぎるため、控えめにしましょう。

寄せ植えでの注意

アジュガはランナーによってほかの植物の株元まで広がります。

寄せ植えでは、伸びすぎたランナーを切り取りましょう。

同じように半日陰と適度な湿り気を好む植物と組み合わせます。

アジュガの夏越し

アジュガは暑さに耐えますが、高温多湿と強い直射日光を苦手とします。

真夏は午後の強い日差しを避け、風通しのよい半日陰で管理しましょう。

庭植えでは、株が密集している場合に一部を間引きます。

枯れ葉や傷んだ葉を取り除き、株元へ湿気をためないことが大切です。

鉢植えはコンクリートの照り返しを避け、鉢台やすのこを利用しましょう。

水やりは朝か夕方に行い、土を常に湿らせた状態にはしません。

アジュガの冬越し

アジュガは耐寒性が強く、多くの地域で屋外越冬できます。

温暖な地域では葉を残し、寒冷地では葉が小さくなったり、一部が枯れたりします。

庭植えでは、特別な防寒を必要としない場合が多くあります。

寒冷地や植え付け直後の株は、株元へ腐葉土や落ち葉を薄く敷きましょう。

鉢植えでは、凍結と乾燥を防ぐため、風の当たりにくい場所へ移します。

暖かい室内へ入れる必要はありません。

アジュガに発生しやすい病気

灰色かび病

灰色かび病は、葉や花に灰色のカビが発生する病気です。

低温多湿や長雨、株の密集によって発生しやすくなります。

傷んだ花や葉を早めに取り除き、風通しを確保しましょう。

うどんこ病

うどんこ病は、葉に白い粉をまぶしたような症状が現れる病気です。

乾燥と蒸れが重なる環境で発生する場合があります。

被害葉を取り除き、株同士の間隔を確保しましょう。

根腐れ

水はけの悪い土や水の与えすぎによって、根腐れが起こることがあります。

葉が黄色くなる、株元がやわらかくなる、新芽が伸びないなどの症状が現れます。

水やりを控え、土壌や鉢の排水性を改善しましょう。

葉枯病

葉に褐色の斑点が現れ、葉先から枯れる場合があります。

被害葉を取り除き、株元へ水を与えるようにして、葉が長時間ぬれないようにしましょう。

アジュガにつきやすい害虫

アブラムシ

アブラムシは、花茎、つぼみ、若い葉へ集まり、汁を吸います。

数が増えると、花や葉が変形することがあります。

少数であれば、水で洗い流すか手で取り除きましょう。

ナメクジ

ナメクジは、若い葉や花を食害します。

湿った株元、鉢の下、落ち葉の下などに隠れます。

食害跡や粘液の跡が見られる場合は、夜間や雨上がりに確認しましょう。

ヨトウムシ類

ヨトウムシ類の幼虫が、葉を食害することがあります。

昼間は土の中や株元へ隠れ、夜に活動します。

葉の食害が見られる場合は、株元や葉裏を確認しましょう。

ハダニ

ハダニは、葉裏に発生して葉の汁を吸います。

被害を受けた葉は、白くかすれたようになります。

高温で乾燥した時期に増えやすいため、夏は葉裏を確認しましょう。

農薬を使用する場合は、アジュガや花き類への登録、対象病害虫、希釈倍率、使用時期、使用回数を確認します。

アジュガを育てるときの注意点

強い直射日光を避ける

アジュガは半日陰を好みます。

真夏の直射日光や西日が強く当たる場所では、葉焼けや水切れが起こります。

明るい半日陰へ植えましょう。

水はけの悪い場所を避ける

適度な湿り気を好みますが、常に水がたまる環境では根腐れします。

粘土質の土では、腐葉土や軽石を混ぜて排水性を改善しましょう。

広がりすぎに注意する

ランナーによって、想定以上に広がる場合があります。

ほかの植物や通路へ伸びたランナーは、早めに切り取りましょう。

株を混み合わせない

株が密集すると、中心部が蒸れて枯れやすくなります。

春か秋に株分けし、不要な株や枯れ葉を取り除きましょう。

肥料を与えすぎない

肥料が多いと、葉やランナーばかりが伸びます。

花数が減り、蒸れやすくなることもあります。

肥料は控えめに与えましょう。

頻繁に踏まない

アジュガは地面を覆いますが、踏圧には強くありません。

通路では飛び石の間や、人が踏まない場所へ植えましょう。

アジュガの育て方に関するよくある質問

アジュガは日陰でも育ちますか?

明るい日陰や半日陰で育てられます。

暗すぎる場所では花数が減るため、木漏れ日や午前中の日差しが入る場所が理想です。

アジュガは植えっぱなしでも育ちますか?

庭植えでは、数年間植えっぱなしでも育ちます。

株が広がりすぎた場合や中心部が枯れた場合は、春か秋に株分けしましょう。

アジュガは鉢植えでも育てられますか?

幅のある鉢と半日陰の置き場所を用意すれば、鉢植えでも育てられます。

ランナーの伸び、根詰まり、水切れに注意しましょう。

アジュガの花が咲かないのはなぜですか?

日照不足、肥料過多、株が若い、株が混み合っている、春の水切れなどが考えられます。

木漏れ日の入る場所で育て、肥料を控えめにしましょう。

アジュガが広がりすぎた場合はどうしますか?

伸びすぎたランナーを切り、根付いた株を根ごと掘り取ります。

花壇の縁へ見切り材を入れると、栽培範囲を管理しやすくなります。

アジュガの花が終わったらどうしますか?

花が終わった花茎を株元から切り取ります。

同時に傷んだ葉や広がりすぎたランナーを整理しましょう。

アジュガの葉が茶色くなるのはなぜですか?

強い日差し、水切れ、過湿、蒸れ、寒さなどが考えられます。

発生した季節と土の湿り方、置き場所を確認しましょう。

アジュガはグランドカバーに向いていますか?

半日陰や明るい日陰のグランドカバーに適しています。

ランナーで早く広がりますが、頻繁に踏まれる場所には向きません。

アジュガの株分けはいつ行いますか?

3月〜5月頃または9月〜11月頃が適しています。

真夏や厳冬期を避け、涼しい時期に行いましょう。

アジュガは冬も葉を残しますか?

温暖な地域では葉を残します。

寒冷地では葉が傷んだり小さくなったりしますが、根が生きていれば春に再び芽吹きます。

まとめ

アジュガは、春に青紫色や桃色、白色の花穂を立ち上げる常緑多年草です。

ランナーを伸ばして地面を覆うため、半日陰や明るい日陰のグランドカバーとして利用できます。

葉色の種類が豊富で、緑葉、銅葉、赤紫色、斑入り葉などがあります。花が咲いていない時期にも、カラーリーフとして庭を彩ります。

強い直射日光より、午前中だけ日が当たる場所や木漏れ日の入る半日陰を好みます。

適度な湿り気のある土で育ちますが、水がたまる環境では根腐れしやすくなります。水はけと風通しを確保しましょう。

花が終わったら花茎を株元から切り、傷んだ葉や広がりすぎたランナーを整理します。

ランナーによって早く広がるため、ほかの植物や通路へ入り込んだ場合は、早めに切り取ることが大切です。

株が混み合った場合や中心部が枯れた場合は、春か秋に株分けして若い株を植え直しましょう。

半日陰でも花と葉を楽しめるため、樹木の下、建物の北側、シェードガーデンなどに向いています。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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