アスター(多年草)の育て方|宿根アスターの植え付け・切り戻し・株分けを解説

アスター(多年草)の育て方|秋に咲く宿根アスターの特徴・植え付け・株分けまで解説

アスター

アスターには、一年草として育てるエゾギクの仲間と、毎年花を咲かせる多年草タイプがあります。多年草のアスターは「宿根アスター」とも呼ばれ、夏の終わりから秋にかけて小さな花をたくさん咲かせる草花です。

秋の花壇に自然な彩りを加える植物として人気があり、ナチュラルガーデン、宿根草花壇、切り花、庭木の足元などに利用できます。花色は紫、青紫、ピンク、白などがあり、秋の澄んだ空気によく合う落ち着いた雰囲気が魅力です。

一方で、多年草のアスターは株が大きくなりやすく、品種によっては倒れやすかったり、蒸れやうどんこ病が出たりすることがあります。きれいに咲かせるには、日当たり、風通し、切り戻し、株分けなどの管理が大切です。

この記事では、多年草のアスターの特徴、育て方、植え付け、切り戻し、株分け、花が咲かない原因、枯れる原因、庭に植えるときの注意点まで詳しく解説します。

アスター(多年草)の基本情報

  • 和名:宿根アスター、孔雀アスター、友禅菊など

  • 学名:Symphyotrichum spp.、Aster spp. など

  • 科名:キク科

  • 属名:シムフィヨトリクム属、アスター属など

  • 分類:多年草、宿根草

  • 原産地:北アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど

  • 草丈:30〜150cmほど

  • 開花期:8月〜11月頃

  • 花色:紫、青紫、ピンク、白、淡紫など

  • 植え付け時期:3月〜5月頃、9月〜10月頃

  • 株分け時期:3月〜4月頃、10月〜11月頃

  • 耐寒性:強い

  • 耐暑性:普通〜強い

  • 栽培難易度:初心者〜中級者向き

アスター(多年草)とは?

多年草のアスターは、秋に小さなキクのような花をたくさん咲かせる宿根草です。春に芽を出し、夏に茎葉を伸ばし、秋に開花します。冬になると地上部が枯れるものが多く、翌春に再び芽を出します。

園芸では「宿根アスター」「孔雀アスター」「友禅菊」「ネバリノギク」「シオン」など、さまざまな名前で流通しています。以前はアスター属として扱われていた植物も、現在では分類が見直され、シムフィヨトリクム属などに分けられるものがあります。

ただし園芸上は、秋に咲く多年草タイプのキク科植物をまとめて「宿根アスター」や「多年草アスター」と呼ぶことが多くあります。

一年草のアスターとの違い

アスターには、一年草タイプと多年草タイプがあります。

一年草のアスターは、主にエゾギクを指します。春に種をまき、夏から秋に花を咲かせ、その年で枯れる植物です。切り花や仏花としてよく使われます。

一方、多年草のアスターは、一度植えると毎年芽を出して花を咲かせます。冬に地上部が枯れても根は残り、翌年また生長します。

一年草アスターの特徴

一年草のアスターには、次のような特徴があります。

  • 春に種をまく

  • 夏から秋に咲く

  • その年で枯れる

  • 花色や花形が豊富

  • 切り花や仏花に使いやすい

  • 連作障害に注意が必要

多年草アスターの特徴

多年草のアスターには、次のような特徴があります。

  • 毎年芽を出す

  • 秋に花を咲かせるものが多い

  • 宿根草花壇に向いている

  • 株が年々大きくなる

  • 株分けで増やせる

  • ナチュラルガーデンに合う

一年草のアスターは「その年に花を楽しむ草花」、多年草のアスターは「毎年育てながら秋の庭をつくる宿根草」と考えるとわかりやすいでしょう。

アスター(多年草)の特徴

秋に花を咲かせる

多年草のアスターは、秋の花壇を彩る代表的な宿根草です。

夏の花が終わり、庭が少し寂しくなり始める頃に、紫やピンク、白の小花をたくさん咲かせます。秋の風に揺れる姿は自然で、ナチュラルガーデンや雑木の庭にもよく合います。

開花期は品種によって異なりますが、8月〜11月頃まで楽しめるものがあります。

小花をたくさん咲かせる

多年草アスターは、1輪1輪は小さいものの、枝分かれしながら多くの花を咲かせます。

満開になると株全体が花で覆われるようになり、秋の庭にやわらかな華やかさを加えます。派手すぎない花姿なので、ほかの宿根草やグラス類とも合わせやすい植物です。

花色が秋の庭に合いやすい

多年草アスターの花色は、紫、青紫、淡紫、ピンク、白などが中心です。

秋の庭では、ススキやグラス類、シュウメイギク、フジバカマ、ホトトギス、セージ類などとよく調和します。落ち着いた色合いの花壇をつくりたい場合にも向いています。

丈夫で毎年楽しめる

多年草アスターは、環境が合えば毎年花を咲かせます。

冬に地上部が枯れても、春になると株元から新芽が出ます。年々株が大きくなり、花数も増えるため、庭に定着すると秋の定番植物として楽しめます。

切り花にも使える

多年草アスターは、切り花としても利用できます。

小花が枝分かれして咲くタイプは、花束やアレンジメントの添え花に向いています。主役の花を引き立てる脇役としても使いやすく、庭で育てておくと季節の切り花として楽しめます。

アスター(多年草)の主な種類

孔雀アスター

孔雀アスターは、細かく枝分かれして小花をたくさん咲かせる多年草アスターです。

白や淡紫、ピンクなどの花があり、切り花としてもよく使われます。満開時には株全体に小花が広がり、やさしい雰囲気になります。

草丈が高くなる品種もあるため、花壇の後方や切り花用のスペースに向いています。

友禅菊

友禅菊は、秋に紫やピンク、白などの花を咲かせる宿根アスターの一種です。

花色が美しく、和風の庭にも洋風の庭にも合わせやすい植物です。丈夫で育てやすく、秋の宿根草花壇に向いています。

シオン

シオンは、秋に淡紫色の花を咲かせる大型の多年草です。

草丈が高くなり、自然な雰囲気のある花姿が魅力です。広い庭やナチュラルガーデン、和風の庭に向いています。狭い花壇では大きくなりすぎることがあるため、植える場所を選びます。

ネバリノギク

ネバリノギクは、北アメリカ原産の多年草アスターの仲間です。

秋に紫やピンク系の花を咲かせ、丈夫で花つきがよい種類です。草丈が高くなるものも多く、花壇の後方に向いています。

クジャクソウ

クジャクソウは、孔雀の羽のように枝が広がり、小さな花をたくさん咲かせるタイプです。

白花や淡紫色の品種があり、切り花にもよく利用されます。細かな花が軽やかで、秋のアレンジメントにも使いやすい植物です。

アスター(多年草)の育て方

日当たり

多年草アスターは、日当たりのよい場所を好みます。

日光が不足すると、茎が間延びし、花つきが悪くなります。花をたくさん咲かせたい場合は、半日以上日が当たる場所に植えましょう。

ただし、真夏の強い西日や高温乾燥が厳しい場所では、株が弱ることがあります。風通しがよく、日当たりのよい場所が理想です。

用土

多年草アスターは、水はけのよい土を好みます。

過湿になると根が傷み、株元が蒸れて病気が出やすくなります。植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ、根が張りやすい土に整えましょう。

粘土質で水はけが悪い場所では、軽石や川砂を混ぜて排水性を改善します。乾燥しすぎる場所では腐葉土を混ぜて、適度な保水性を持たせるとよいでしょう。

植え付け時期

多年草アスターの植え付け適期は、3月〜5月頃、または9月〜10月頃です。

春に植えると、その年の秋に花を楽しめる場合があります。秋に植える場合は、冬までに根を張らせるため、寒くなる前に植え付けましょう。

真夏や真冬の植え付けは株に負担がかかりやすいため避けます。

植え付け方

植え付け前に、雑草や石を取り除き、土をよく耕します。

ポット苗を植える場合は、根鉢の高さが地面と同じになるように植えます。深植えにすると株元が蒸れやすく、浅すぎると乾燥しやすくなります。

植え付け後はたっぷり水を与え、根と土をなじませます。根付くまでは乾燥させないように管理しましょう。

アスター(多年草)の植え付け間隔

低性品種の場合

低性品種は、30cm前後の間隔で植えます。

花壇の前方や鉢植えに使いやすく、まとまりのある草姿になります。数株をまとめて植えると、開花時に見栄えがよくなります。

中型品種の場合

中型品種は、40〜50cmほどの間隔を目安に植えます。

株が年々大きくなるため、植え付け時は少し余裕を持たせます。株間が狭いと風通しが悪くなり、病気が出やすくなります。

高性品種の場合

高性品種は、50〜60cm以上の間隔を取ると管理しやすくなります。

草丈が高くなる品種は、花壇の後方や庭の奥に植えるとよいでしょう。倒れやすい場合は、早めに支柱を立てます。

水やり

地植えの場合

地植えの多年草アスターは、根付いた後は基本的に雨に任せて育てられます。

ただし、植え付け直後や夏の乾燥期には水やりが必要です。乾燥が続くと葉がしおれたり、花つきが悪くなったりします。

水やりは朝か夕方に、株元へしっかり与えます。葉や花に水をかけすぎると蒸れや病気の原因になることがあるため、株元に与えるのが基本です。

鉢植えの場合

鉢植えの多年草アスターは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

夏は水切れしやすいため、こまめに土の状態を確認しましょう。ただし、過湿になると根腐れしやすいため、受け皿に水をためっぱなしにしないようにします。

冬は地上部が枯れるものが多く、水をあまり吸わなくなります。完全に乾かしきらない程度に、控えめに水やりをします。

肥料

多年草アスターは、適度な肥料を与えると花つきがよくなります。

春の芽出し前に緩効性肥料を少量与えます。さらに、開花前の夏頃に追肥をすると、花数が増えやすくなります。

ただし、肥料を与えすぎると茎葉が伸びすぎて倒れやすくなります。特に窒素分の多い肥料を与えすぎると、花より葉が茂りやすくなるため注意しましょう。

鉢植えでは肥料切れしやすいため、春から開花前まで薄めの液体肥料を定期的に与えてもよいでしょう。

アスター(多年草)の切り戻し

切り戻しが必要な理由

多年草アスターは、品種によって草丈が高くなり、倒れやすくなることがあります。

初夏に切り戻しを行うと、草丈を抑え、枝数を増やし、花数を増やしやすくなります。株姿もまとまりやすくなり、秋の開花時に倒れにくくなります。

切り戻しの時期

切り戻しは、5月〜6月頃に行います。

茎が伸びてきた段階で、全体の高さを半分から3分の2程度に切り戻します。切り戻し後にわき芽が伸び、枝数が増えます。

遅すぎる時期に強く切り戻すと、開花が遅れたり、花が少なくなったりすることがあります。遅くとも初夏までに行うのが基本です。

切り戻しの注意点

切り戻しは、すべての品種に必ず必要というわけではありません。

低性品種や倒れにくい品種では、切り戻さなくてもきれいに咲くことがあります。草丈が高くなる品種や、茎が倒れやすい品種では切り戻しが効果的です。

切り戻し後は株が一時的に小さく見えますが、その後に枝数が増えて、開花時に自然なボリュームが出ます。

アスター(多年草)の支柱立て

支柱が必要な場合

高性の多年草アスターは、草丈が1m以上になることがあります。

花が咲く頃に茎が倒れると、花壇の見た目が乱れ、花も傷みやすくなります。背の高い品種では、早めに支柱を立てると安心です。

支柱を立てる時期

支柱は、茎が伸び始めた初夏頃に立てます。

開花直前になってから支柱を立てると、根や茎を傷めやすくなります。草丈が伸びる前に支柱やリング支柱を設置しておくと自然に支えられます。

支柱の立て方

株の周囲に支柱を立て、ひもでゆるく囲むように支えます。

1本ずつ強く縛るよりも、株全体を軽く支える方が自然に見えます。ナチュラルガーデンでは、目立ちにくい支柱を使うと景観になじみます。

アスター(多年草)の花がら摘み

花がら摘みの目的

花が咲き終わった後に花がらを放置すると、種をつけようとして株の体力を使います。

花がらを摘むことで、株の負担を減らし、見た目もきれいに保てます。品種によっては、花がらを摘むことで次の花が咲きやすくなる場合もあります。

花がら摘みの方法

咲き終わった花を、花茎の途中または枝分かれした部分で切り取ります。

株全体の花が終わったら、花茎をまとめて切り戻してもよいでしょう。枯れた花を放置すると蒸れや病気の原因になることがあるため、こまめに整理します。

アスター(多年草)の冬越し

冬の状態

多年草アスターは、冬になると地上部が枯れるものが多くあります。

枯れたように見えても、根は生きています。春になると株元から新芽が出るため、冬に掘り上げてしまわないよう注意しましょう。

冬の手入れ

地上部が枯れたら、株元から切り取ります。

寒さには比較的強い植物が多いため、地植えでは特別な防寒をしなくても冬越しできることが多いです。ただし、寒冷地や鉢植えでは、株元を腐葉土やバークチップで軽く覆うと安心です。

鉢植えの冬越し

鉢植えでは、寒風や凍結で根が傷むことがあります。

寒冷地では、軒下や風の当たりにくい場所に移動します。冬は水をあまり吸わないため、水やりは控えめにしますが、完全に乾かしきらないようにしましょう。

アスター(多年草)の株分け

株分けが必要な理由

多年草アスターは、年々株が大きくなります。

株が混み合うと、中心部が弱ったり、花つきが悪くなったりします。数年に一度株分けを行うことで、株を若返らせ、花つきを保ちやすくなります。

株分けの時期

株分けの適期は、3月〜4月頃、または10月〜11月頃です。

春は新芽が動き出す前後、秋は花後に行います。真夏や真冬は株への負担が大きいため避けましょう。

株分けの方法

株を掘り上げ、根を傷めすぎないように分けます。

それぞれの株に芽と根が十分につくように分けることが大切です。古くなった中心部や傷んだ根は整理し、元気な部分を植え直します。

分けた株はすぐに植え付け、たっぷり水を与えます。根付くまでは乾燥させないように管理しましょう。

アスター(多年草)の増やし方

株分けで増やす

多年草アスターは、株分けで簡単に増やせます。

数年育てて株が大きくなったら、春または秋に分けて植え直します。株分けは増やすだけでなく、株を元気に保つためにも役立ちます。

挿し芽で増やす

多年草アスターは、挿し芽で増やせるものもあります。

春から初夏に、元気な若い茎を切り取り、下葉を取り除いて清潔な用土に挿します。乾燥しないように管理すると発根します。

種で増やす

品種によっては種で増えることもあります。

ただし、園芸品種では親株と同じ性質が出ないことがあります。品種の特徴を保ちたい場合は、株分けや挿し芽で増やす方が向いています。

アスター(多年草)が咲かない原因

日照不足

多年草アスターは日当たりを好みます。

日照不足になると、茎は伸びても花が少なくなります。半日以上日が当たる場所に植えると、花つきが安定しやすくなります。

肥料不足

株が十分に育っていないと、花数が少なくなることがあります。

春の芽出し時期に少量の肥料を与え、株を充実させましょう。ただし、肥料の与えすぎにも注意が必要です。

窒素肥料が多すぎる

窒素分の多い肥料を与えすぎると、葉や茎ばかり茂り、花が咲きにくくなることがあります。

花を咲かせたい場合は、草花用のバランスのよい肥料を控えめに使いましょう。

切り戻しが遅すぎた

初夏以降に強く切り戻すと、花芽がつく時期に間に合わず、開花が遅れたり花が少なくなったりすることがあります。

切り戻しは5月〜6月頃までに行うのが基本です。

株が古くなっている

長年植えっぱなしにして株が混み合うと、中心部が弱り、花つきが悪くなります。

数年に一度株分けを行い、株を更新しましょう。

水はけが悪い

過湿で根が傷むと、株が弱って花が咲きにくくなります。

水はけのよい土に植え、株元が蒸れないように管理しましょう。

アスター(多年草)が枯れる原因

過湿による根腐れ

多年草アスターは、水はけの悪い環境では根腐れを起こすことがあります。

葉が黄色くなったり、株全体がしおれたりする場合は、土の過湿が原因かもしれません。植え付け場所の排水性を確認しましょう。

夏の蒸れ

株が茂りすぎると、株元の風通しが悪くなり、蒸れて傷むことがあります。

梅雨前や初夏に切り戻しを行い、株元の風通しをよくすると予防できます。

乾燥しすぎ

多年草アスターは、過湿を嫌いますが、乾燥しすぎても弱ります。

特に鉢植えや夏の日なたでは水切れに注意が必要です。葉がしおれる場合は、土の乾き具合を確認しましょう。

うどんこ病

風通しが悪い場所では、うどんこ病が出ることがあります。

葉に白い粉をふいたような症状が出ると、光合成が妨げられ、株が弱ります。病気の葉は早めに取り除き、株間を確保しましょう。

株の老化

多年草アスターは、長年植えっぱなしにすると株の中心部が弱ることがあります。

花数が減ったり、株全体に勢いがなくなったりした場合は、株分けで更新するとよいでしょう。

アスター(多年草)の病害虫

うどんこ病

多年草アスターでよく見られる病気のひとつです。

葉に白い粉をふいたような症状が出ます。風通しが悪い場所、株が混み合った場所、乾燥と湿気が繰り返される環境で発生しやすくなります。

予防には、株間をしっかり取り、混み合った茎を整理することが大切です。

灰色かび病

湿度が高い時期に発生しやすい病気です。

花や葉が傷み、灰色のカビが出ることがあります。花がらや枯れ葉を放置せず、株元を清潔に保ちましょう。

斑点病

葉に褐色や黒っぽい斑点が出る病気です。

病気の葉は早めに取り除き、風通しを改善します。雨が続く時期は、株元の蒸れに注意しましょう。

アブラムシ

春から初夏にかけて、新芽やつぼみにアブラムシがつくことがあります。

多発すると株が弱るため、見つけたら早めに取り除きましょう。水で洗い流す方法も有効です。

ハダニ

高温乾燥期には、ハダニが発生することがあります。

葉が白っぽくかすれたり、細かい点状の傷が見えたりする場合は注意しましょう。乾燥しすぎを避け、葉裏も確認します。

ヨトウムシ

夜間に葉を食害する害虫です。

葉が大きく食べられている場合は、株元や葉裏を確認しましょう。見つけたら取り除きます。

アスター(多年草)を庭に植えるときの注意点

株が大きくなることを考える

多年草アスターは、植えたばかりの苗は小さくても、数年で大きな株になります。

狭い場所に植えると、周囲の植物を圧迫することがあります。草丈や株張りを確認し、余裕を持って植えましょう。

倒れやすい品種は支柱が必要

高性品種は、開花期に倒れやすくなることがあります。

支柱を立てるか、初夏に切り戻して草丈を抑えると管理しやすくなります。花壇の後方に植える場合も、倒れたときにほかの植物へもたれかからないよう注意しましょう。

風通しを確保する

多年草アスターは、株が混み合うとうどんこ病や灰色かび病が出やすくなります。

株間をしっかり取り、茂りすぎた場合は切り戻しや株分けを行います。風通しのよい環境で育てることが、病気予防になります。

数年に一度株分けする

長く植えっぱなしにすると、株が混み合い、花つきが悪くなることがあります。

2〜3年に一度を目安に株分けすると、株を若返らせることができます。分けた株は別の場所に植えて増やすこともできます。

冬に地上部が枯れることを理解する

多年草アスターは、冬に地上部が枯れるものが多いです。

枯れたように見えても、根は生きています。冬の間に植え場所を掘り返したり、ほかの植物を植えたりしないよう、植えた場所を覚えておきましょう。

アスター(多年草)は鉢植えでも育てられる?

多年草アスターは鉢植えでも育てられます。

特に低性品種やコンパクトにまとまる品種は、鉢植えやプランターに向いています。秋に花を咲かせる鉢花として、玄関先やベランダでも楽しめます。

鉢植え管理のポイントは次の通りです。

  • 日当たりのよい場所で育てる

  • 水はけのよい土を使う

  • 土の表面が乾いたら水を与える

  • 受け皿に水をためない

  • 春から開花前まで肥料を与える

  • 初夏に切り戻して草丈を抑える

  • 花後は花がらを整理する

  • 冬は地上部を切り戻す

  • 数年に一度植え替えや株分けを行う

鉢植えでは根詰まりしやすいため、花つきが悪くなったら植え替えましょう。

アスター(多年草)と相性のよい植物

多年草アスターは、秋に咲く宿根草やグラス類とよく合います。

相性のよい植物には、次のようなものがあります。

  • シュウメイギク

  • フジバカマ

  • ホトトギス

  • ルドベキア

  • エキナセア

  • サルビア

  • ガウラ

  • ペルシカリア

  • カラミンサ

  • ユーパトリウム

  • グラス類

  • ススキ

  • カレックス

  • ヒューケラ

  • ヤブラン

  • ツワブキ

秋咲きの宿根草と組み合わせると、季節感のある花壇になります。グラス類と合わせると、風に揺れる自然な景色をつくれます。

アスター(多年草)はナチュラルガーデンに向いている?

多年草アスターは、ナチュラルガーデンにとても向いている植物です。

小花をたくさん咲かせる軽やかな花姿は、自然な植栽によくなじみます。秋の庭では、グラス類、シュウメイギク、フジバカマ、ホトトギスなどと組み合わせると、やわらかく季節感のある景色になります。

ただし、品種によっては草丈が高くなり、倒れやすいものがあります。自然な雰囲気を保ちながら管理するには、初夏の切り戻しや支柱立てを行うとよいでしょう。

アスター(多年草)は切り花に向いている?

多年草アスターは、切り花にも向いています。

小花が枝分かれして咲くタイプは、花束やアレンジメントの添え花として使いやすく、主役の花を引き立てます。秋の庭から切って室内に飾ると、季節感のある花あしらいを楽しめます。

切り花にする場合は、花が咲き始めた頃に切ります。朝の涼しい時間帯に切ると水揚げがよくなります。水に浸かる部分の葉は取り除き、清潔な水に生けましょう。

まとめ|多年草アスターは秋の庭を彩る宿根草

多年草のアスターは、秋に小さな花をたくさん咲かせる宿根草です。紫、青紫、ピンク、白などの花色があり、ナチュラルガーデン、宿根草花壇、切り花、庭木の足元などに利用できます。

育て方のポイントは、日当たりと水はけのよい場所に植えること、風通しを確保すること、必要に応じて初夏に切り戻すことです。高性品種は倒れやすいため、支柱を立てるときれいに育ちます。

多年草アスターは、年々株が大きくなる植物です。長く植えっぱなしにすると株が混み合い、花つきが悪くなることがあるため、数年に一度株分けを行いましょう。

秋の庭に自然な花色を加えたい方や、毎年楽しめる宿根草を探している方に、多年草アスターはおすすめの植物です。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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