ビワ(枇杷)の育て方|初夏に実を収穫できる常緑果樹の特徴・剪定・管理方法を解説

ビワの育て方|初夏に実を収穫できる常緑果樹の特徴・剪定・管理方法を解説

ビワ

ビワは、初夏に橙色の実を収穫できる常緑果樹です。つやのある大きな葉を一年中楽しめ、冬に白い花を咲かせ、春から初夏にかけて果実がふくらみます。果実はやさしい甘みとほどよい酸味があり、生食のほか、コンポート、ジャム、ゼリー、果実酒などにも利用できます。

庭木としてのビワは、常緑で存在感があり、実のなる庭木として古くから親しまれてきました。比較的丈夫で育てやすい果樹ですが、庭植えでは大きく育ちやすいため、植える場所と剪定管理が重要です。収穫しやすい高さに抑えながら、日当たりと風通しを確保して育てると管理しやすくなります。

ビワは冬に花を咲かせるため、強い寒さや霜で花や幼果が傷むことがあります。暖地では育てやすい果樹ですが、寒冷地では鉢植え管理や防寒対策を考えると安心です。実をきれいに育てるには、摘果や袋かけも役立ちます。

この記事では、ビワの特徴、主な品種、育て方、水やり、肥料、剪定、摘果、袋かけ、収穫、実がならない原因、鉢植え管理、病害虫、庭に植えるときの注意点まで詳しく解説します。

ビワの基本情報

  • 和名:ビワ(枇杷)

  • 別名:唐ビワ、ロークワット

  • 学名:Eriobotrya japonica

  • 科名:バラ科

  • 属名:ビワ属

  • 分類:常緑小高木、果樹

  • 原産地:中国南部周辺、日本にも古くから分布

  • 樹高:3m〜8mほど

  • 開花期:11月〜2月頃

  • 花色:白、淡黄白色

  • 収穫期:5月〜6月頃

  • 実の色:橙色、黄橙色

  • 植え付け時期:3月〜4月頃、または9月〜10月頃

  • 植え替え時期:鉢植えは3月〜4月頃

  • 成長速度:普通

  • 耐寒性:普通。花や幼果は寒さ・霜に弱い

  • 耐暑性:強い

  • 栽培難易度:初心者〜中級者向き。日当たり、剪定、防寒、摘果、袋かけがポイント

ビワとは?

ビワは、バラ科ビワ属に分類される常緑果樹です。大きく厚みのある葉をつけ、初夏に橙色の実を収穫できます。果実はみずみずしく、やさしい甘みと酸味があり、昔ながらの庭木としても親しまれています。

ビワの特徴は、冬に花を咲かせることです。多くの果樹が春に花を咲かせる中で、ビワは寒い時期に小さな白い花を咲かせます。花後に幼果が育ち、春から初夏に果実が色づきます。

常緑樹のため、庭に植えると一年を通して緑を楽しめます。葉が大きく、樹形にも存在感があるため、植える場所にはゆとりが必要です。家庭では、収穫しやすい高さに剪定しながら育てることが大切です。

ビワの特徴

初夏に甘い実を収穫できる

ビワは、5月〜6月頃に橙色の実を収穫します。

果実はやわらかく、みずみずしい食感があります。収穫したてのビワは傷みやすいため、家庭で新鮮な実を味わえる点が大きな魅力です。

冬に花を咲かせる

ビワは、11月〜2月頃に白い花を咲かせます。

花は小さく、房状にまとまって咲きます。冬に咲くため、強い寒さや霜に当たると花や幼果が傷むことがあります。実を安定して収穫したい場合は、寒風を避けられる場所に植えると安心です。

常緑で葉が大きい

ビワは常緑樹です。

葉は大きく、表面に光沢があり、裏面には細かい毛があります。庭に植えると一年中緑を楽しめますが、葉が大きい分、枝が混み合うと重たい印象になりやすくなります。

庭植えでは大きく育つ

ビワは庭植えにすると大きく育ちます。

放任すると樹高が高くなり、収穫や剪定が難しくなります。家庭では、若木のうちから樹高を抑え、手が届く範囲で管理できるように整えましょう。

1本でも実をつけやすい

ビワは、1本でも実をつけやすい果樹です。

ただし、環境や品種、花の時期の寒さによって実つきは変わります。花は咲くのに実がならない場合は、寒さ、日照不足、剪定時期、木の若さなどを確認しましょう。

ビワの主な品種

茂木

茂木は、ビワの代表的な品種のひとつです。

果実はやや小ぶりですが、甘みがあり、家庭果樹としても親しまれています。暖地で育てやすく、昔から栽培されてきた品種です。

田中

田中は、大きめの果実をつける品種として知られます。

果実は食べごたえがあり、家庭で大きなビワを楽しみたい場合に向いています。実を大きく育てるには、摘果や肥培管理が大切です。

長崎早生

長崎早生は、早めに収穫できる品種として扱われます。

早生品種は収穫時期が早く、初夏の早い時期から実を楽しめることがあります。暖地で栽培しやすい品種として知られます。

大房

大房は、大玉になりやすい品種です。

果実の大きさを重視したい場合に候補になります。大玉品種では、摘果と袋かけを行うと、果実の品質を保ちやすくなります。

なつたより

なつたよりは、大玉で食味のよい品種として知られます。

家庭で品質のよい果実を目指したい場合に向きます。苗を選ぶ際は、栽培地域や耐寒性、収穫時期を確認しましょう。

ビワの育て方

日当たり

ビワは日当たりのよい場所を好みます。

日照不足では花つきや実つきが悪くなり、果実の甘みも出にくくなります。庭に植える場合は、一日を通してよく日が当たる場所を選びましょう。

半日陰でも育つことはありますが、収穫を目的にするなら日なたが基本です。建物の北側や大きな木の下では、枝葉は伸びても実が少なくなることがあります。

風通し

ビワは風通しのよい場所で育てます。

枝葉が混み合うと、カイガラムシ、すす病、病気が発生しやすくなります。剪定で枝を整理し、木の内側にも光と風が入るようにしましょう。

ただし、冬の冷たい風は花や幼果を傷めることがあります。寒風が直接当たりにくい場所に植えると、実つきが安定しやすくなります。

温度

ビワは暖地で育てやすい果樹です。

木自体はある程度の寒さに耐えますが、冬に咲く花や幼果は寒さに弱い性質があります。霜が強い地域では、花や幼果が傷み、実が少なくなることがあります。

用土

ビワは、水はけと保水性のある土を好みます。

極端に水はけが悪い場所では根が傷みやすくなります。庭植えでは、植え付け時に腐葉土や完熟堆肥を混ぜ、根が張りやすい土に整えます。

乾燥しすぎる土もよくありません。水はけを確保しながら、ある程度の保水性がある土にすると育てやすくなります。

植え付け時期

ビワの植え付けは、3月〜4月頃が適しています。

寒さが落ち着き、根が動き始める時期に植えると根づきやすくなります。暖地では9月〜10月頃にも植え付けできますが、冬の寒さが心配な地域では春植えが安心です。

植え付け方法

植え穴は根鉢より大きめに掘ります。

掘り上げた土に腐葉土や完熟堆肥を混ぜ、苗を植え付けます。接ぎ木苗の場合は、接ぎ木部分が土に埋まらないように注意します。

植え付け後はたっぷり水を与え、支柱を立てて風で揺れないように固定します。根づくまでは乾燥させないように管理しましょう。

水やり

地植えの水やり

地植えのビワは、根づいた後は基本的に雨水で育ちます。

ただし、植え付け直後や夏に乾燥が続く時期は水を与えます。幼果が大きくなる時期に乾燥が続くと、実の肥大に影響することがあります。

鉢植えの水やり

鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

鉢底から水が流れるまで与え、受け皿の水は捨てます。ビワは葉が大きく水を使うため、春から秋の鉢植えは水切れに注意します。

春の水やり

春は幼果が育つ時期です。

鉢植えや植え付け直後の株では、乾かしすぎないようにします。果実がふくらむ時期に水切れすると、実が小さくなったり落果したりすることがあります。

夏の水やり

夏は葉から水分が蒸散しやすい時期です。

鉢植えでは朝にしっかり水を与えます。乾きが早い場合は夕方にも確認します。地植えでも雨が少ない期間が続く場合は、株元へ水を与えましょう。

冬の水やり

冬は生育がゆるやかになります。

地植えでは基本的に水やりは必要ありません。鉢植えでは、土が乾きすぎない程度に控えめに水を与えます。寒い日の夕方に水を与えると鉢内が冷えやすいため、暖かい日の午前中に行いましょう。

肥料

ビワは、花と実をつけるために適度な肥料が必要です。

地植えでは、2月〜3月頃に寒肥として有機質肥料や緩効性肥料を与えます。収穫後にもお礼肥として少量の肥料を与えると、翌年の花芽づくりを助けます。

鉢植えでは、春と収穫後、秋に緩効性肥料を少量与えます。肥料切れすると葉色が悪くなり、実つきや果実の肥大にも影響することがあります。

ただし、肥料を与えすぎると枝葉ばかり伸び、花つきが悪くなる場合があります。特に窒素分が多い肥料を与えすぎないようにしましょう。

ビワの剪定

剪定が必要な理由

ビワは庭植えにすると大きく育ちやすい果樹です。

剪定をしないと樹高が高くなり、収穫が難しくなります。枝葉が混み合うと日当たりと風通しが悪くなり、病害虫も発生しやすくなります。

家庭では、収穫しやすい高さに抑え、木の内側まで光が入る樹形に整えることが大切です。

剪定時期

ビワの剪定は、収穫後の6月〜7月頃が基本です。

ビワは夏から秋にかけて翌年の花芽をつくるため、秋以降に強く剪定すると花芽を切ってしまうことがあります。実を楽しみたい場合は、収穫後すぐの時期に剪定しましょう。

剪定方法

枯れ枝、交差枝、内向き枝、下向き枝、混み合った枝を切ります。

枝先をむやみに切り詰めるより、不要な枝を根元から間引く剪定が向いています。木の内側に光と風が入るように整えます。

樹高を抑える

ビワは高くなりやすい果樹です。

高くなりすぎると、収穫、摘果、袋かけ、病害虫確認が難しくなります。家庭では、脚立なしでも作業しやすい高さを目指して管理するとよいでしょう。

強剪定に注意する

ビワは太い枝を大きく切ると、樹形が乱れたり、切り口から傷みやすくなったりすることがあります。

大きくなりすぎた木を小さくしたい場合は、数年かけて少しずつ樹高を下げると安心です。

花芽を切らない

ビワは枝先に花芽をつけることがあります。

秋以降に枝先を切りすぎると、冬の花が少なくなり、翌年の実も減ります。実をならせたい場合は、剪定時期と切る枝を意識しましょう。

ビワの花

ビワは、11月〜2月頃に白い花を咲かせます。

花は小さく、房状に集まって咲きます。甘い香りを感じることもあり、冬の庭に季節感を与えます。

花が咲く時期が寒いため、霜や寒風で花が傷むことがあります。寒さが強い地域では、花の時期に不織布をかける、鉢植えを軒下に移動するなどの対策が役立つ場合があります。

ビワの摘果

摘果が必要な理由

ビワは実をつけすぎると、一つひとつの果実が小さくなります。

大きく品質のよい実を収穫したい場合は、摘果が大切です。実が多すぎると木にも負担がかかります。

摘果の時期

摘果は、春に幼果が確認できる頃に行います。

小さい実、傷のある実、形の悪い実、密集している実を取り除きます。果房の中で残す実を選び、養分を集中させます。

摘果の目安

ひとつの房に実が多くついている場合は、数を減らします。

大玉を狙う場合は少なめに残し、小ぶりでも数を楽しみたい場合はやや多めに残す方法もあります。家庭では、木の大きさや枝の強さを見ながら調整しましょう。

ビワの袋かけ

袋かけが必要な理由

ビワは袋かけをすると、果実をきれいに育てやすくなります。

鳥害、虫害、風による傷、日焼け、病気の被害を減らしやすくなります。家庭で見た目のよい果実を収穫したい場合に役立ちます。

袋かけの時期

袋かけは、摘果後に行います。

残す実を決めたら、果実用の袋をかけます。果実が大きくなる前に袋をかけると、傷や虫害を防ぎやすくなります。

袋かけの方法

果房を袋で包み、袋の口を枝や果柄に固定します。

風で外れないようにしっかり留めます。袋の中に水がたまりにくい果実用袋を使うと安心です。

袋かけをしない場合

袋かけをしなくてもビワは育ちます。

ただし、果実に傷がついたり、鳥に食べられたりすることがあります。少量でもきれいな実を収穫したい場合は、袋かけを検討しましょう。

ビワの収穫

収穫時期

ビワの収穫時期は、5月〜6月頃です。

地域や品種によって前後します。暖地では早く、冷涼な地域では遅くなることがあります。

収穫の目安

果皮が橙色にしっかり色づき、果実がやわらかくなってきた頃が収穫の目安です。

未熟な実は酸味が強く、甘みが少ないことがあります。ビワは追熟しにくい果物のため、木で熟したものを収穫するのが基本です。

収穫方法

果実は傷みやすいため、やさしく扱います。

果房ごとハサミで切るか、熟した実を丁寧に摘み取ります。果皮が薄く傷つきやすいため、強く握らないようにしましょう。

収穫後の保存

ビワは日持ちしにくい果物です。

収穫後はできるだけ早く食べます。保存する場合は乾燥を避けて冷蔵し、早めに使い切りましょう。

ビワの利用方法

ビワは生食のほか、加工にも使えます。

  • 生食

  • コンポート

  • ジャム

  • ゼリー

  • シロップ漬け

  • 果実酒

  • シャーベット

  • タルト

  • ケーキ

  • ヨーグルトのトッピング

種が大きく果肉が傷みやすいため、加工する場合は早めに下処理します。

ビワの実がならない原因

木が若い

植え付けて間もないビワは、実がならないことがあります。

まずは根と枝を育てる時期です。数年かけて木が充実すると、花や実が安定しやすくなります。

日当たりが悪い

日照不足では花つきや実つきが悪くなります。

枝葉は伸びても、花が少ない場合があります。実を収穫したい場合は、日当たりのよい場所で育てましょう。

剪定時期が遅い

ビワは収穫後に翌年の花芽をつくります。

秋以降に枝先を強く切ると、花芽を切ってしまうことがあります。花は咲かない、実がならない場合は、剪定時期を見直しましょう。

寒さで花や幼果が傷んだ

ビワは冬に花を咲かせるため、霜や寒風で花や幼果が傷むことがあります。

花は咲いたのに実が少ない場合は、冬の寒さが原因になっていることがあります。寒風を避けられる場所や防寒対策を考えましょう。

肥料不足

肥料不足では、枝の充実や花つきに影響します。

葉色が薄い、枝の伸びが弱い、実が小さい場合は、肥料不足の可能性があります。春と収穫後を目安に適量を与えます。

肥料が多すぎる

肥料が多すぎると、枝葉ばかり伸びることがあります。

特に窒素分が多いと花つきが悪くなる場合があります。葉はよく茂るのに花が少ない場合は、肥料の量を見直しましょう。

病害虫で樹勢が落ちている

カイガラムシ、アブラムシ、がんしゅ病、灰斑病などで木が弱ると、実つきが悪くなることがあります。

葉、枝、幹、果実を定期的に確認し、早めに対処しましょう。

ビワの鉢植え管理

ビワは鉢植えでも育てられます。

庭が狭い場合や、寒さが心配な地域では鉢植えが便利です。ただし、ビワは大きく育つ果樹のため、鉢植えでは樹高を抑え、根詰まりを防ぐ管理が大切です。

鉢の選び方

深さと安定感のある大きめの鉢を選びます。

果樹用の鉢や10号以上の鉢が向いています。葉が大きく風を受けやすいため、倒れにくい鉢を使いましょう。

置き場所

鉢植えのビワは、日当たりのよい場所に置きます。

冬の花や幼果を守るため、寒風や霜を避けられる軒下に移動できると安心です。春から秋は屋外の日なたで管理します。

植え替え

鉢植えでは、2〜3年に1回を目安に植え替えます。

根詰まりすると水や肥料を吸いにくくなり、花つきや実つきが悪くなります。植え替えは3月〜4月頃に行い、古い土と傷んだ根を整理します。

鉢植えで実をならせるコツ

鉢植えで実をならせるには、日当たり、水やり、肥料、剪定、防寒が大切です。

鉢植えでは実をつけすぎると木が疲れます。幼果が多い場合は摘果し、鉢の大きさに合う数に調整しましょう。冬の花や幼果を守るため、寒さが強い日は軒下や明るい室内に移動すると安心です。

ビワの増やし方

接ぎ木苗が一般的

ビワは、家庭では品種名がわかる接ぎ木苗を購入して育てるのが一般的です。

種から育てると実がなるまで時間がかかり、果実の品質も安定しにくくなります。収穫を目的にする場合は、品種苗を選ぶと安心です。

種まき

食べたビワの種をまいて育てることもできます。

ビワの種は発芽しやすいことがありますが、実がなるまで長い年数がかかります。親と同じ品質の実がなるとは限りません。観察や育てる楽しみとして行う方法です。

接ぎ木

品種の性質を維持するため、ビワは接ぎ木で増やされます。

家庭で行うにはやや難しい作業です。確実に収穫したい場合は、信頼できる苗木を購入しましょう。

ビワの病害虫

カイガラムシ

枝や葉にカイガラムシがつくことがあります。

吸汁によって樹勢が落ち、すす病の原因にもなります。見つけたら歯ブラシやヘラでこすり落とします。枝が混み合うと発生しやすくなります。

アブラムシ

新芽や若い枝にアブラムシがつくことがあります。

吸汁によって新芽が縮れたり、すす病の原因になったりします。少数なら水で洗い流すか、手で取り除きます。

ハダニ

高温乾燥期にはハダニが発生することがあります。

葉が白くかすれる場合は、葉裏を確認します。葉裏への水かけや風通しの改善が予防になります。

モモチョッキリ

果実に傷をつけたり、幼果に被害を出したりすることがあります。

実が小さいうちに傷がつく、変形する、落果する場合は注意します。被害果は早めに取り除きます。

鳥害

熟したビワは鳥に食べられやすい果実です。

収穫期が近づいたら、袋かけや防鳥ネットで対策します。食べ頃の実は早めに収穫しましょう。

がんしゅ病

枝や幹にこぶ状の症状が出ることがあります。

傷口から病原菌が入る場合があります。剪定時は切り口を清潔にし、病気の枝は早めに取り除きます。

灰斑病

葉に斑点が出る病気です。

雨が多い時期や風通しの悪い環境で発生しやすくなります。落ち葉や被害葉を片付け、枝を混ませないようにしましょう。

すす病

カイガラムシやアブラムシの排泄物に黒いカビが発生します。

葉や枝が黒く汚れる場合は、原因となる害虫を駆除します。すす病だけを拭き取っても、害虫が残っていると再発します。

ビワが枯れる原因

寒さ・霜

ビワの木自体はある程度寒さに耐えますが、花や幼果は寒さに弱いです。

寒さで花や実が傷むと、収穫量が減ります。若木や鉢植えでは、強い霜や寒風で葉や枝も傷むことがあります。

水はけの悪さ

水はけの悪い土では根が傷みます。

土が湿っているのに葉がしおれる、葉色が悪い、枝が枯れる場合は根腐れの可能性があります。植え付け場所の排水性を確認しましょう。

水切れ

鉢植えでは水切れで葉が傷むことがあります。

ビワは葉が大きいため、春から夏は水をよく使います。鉢植えでは土の乾き具合をこまめに確認しましょう。

強剪定のしすぎ

太い枝を一度に多く切ると、樹勢が乱れることがあります。

大きくなった木を小さくする場合は、数年かけて段階的に剪定しましょう。

日照不足

日当たりが悪い場所では、枝が間延びし、花や実が少なくなります。

長期間暗い場所で育つと、樹勢も弱りやすくなります。できるだけ日当たりのよい場所で育てましょう。

病害虫の放置

カイガラムシ、アブラムシ、がんしゅ病、灰斑病などを放置すると木が弱ります。

葉、枝、幹、果実を定期的に確認し、早めに対処しましょう。

ビワを庭に植えるときの注意点

将来の大きさを考える

ビワは庭植えにすると大きく育ちます。

小さな苗でも数年で枝を広げます。建物、隣地境界、駐車場、通路、配管の近くに植える場合は、将来の枝張りを考えましょう。

収穫しやすい高さに保つ

高くなりすぎると、剪定、摘果、袋かけ、収穫が難しくなります。

家庭では、若木のうちから低めに仕立て、手が届く範囲で管理できる高さを目指しましょう。

落果に注意する

熟したビワは落ちることがあります。

通路や駐車場の近くに植えると、落果で汚れたり、虫が寄ったりすることがあります。収穫期にはこまめに実を確認しましょう。

鳥害に注意する

ビワは鳥に狙われやすい果実です。

収穫期が近づいたら、袋かけや防鳥ネットで対策します。食べ頃の実から早めに収穫することも大切です。

冬の寒風を避ける

ビワは冬に花を咲かせるため、寒風が強い場所では花や幼果が傷みやすくなります。

建物の南側や、風が直接当たりにくい場所に植えると、実つきが安定しやすくなります。

ビワの保存方法

冷蔵保存

収穫したビワは、乾燥しないように袋や容器に入れて冷蔵保存します。

ただし、ビワは傷みやすい果物です。収穫後はできるだけ早めに食べるのがおすすめです。

加工保存

たくさん収穫できた場合は、加工すると保存しやすくなります。

コンポート、ジャム、ゼリー、シロップ漬け、果実酒などにすると、短い旬を長く楽しめます。

種と果肉の扱い

ビワは種が大きく、果肉が変色しやすい果物です。

加工する場合は、皮と種を取り除いたあと、早めに加熱や下処理を行うと仕上がりがよくなります。

ビワは初心者におすすめ?

ビワは、暖地では比較的育てやすい果樹です。

常緑で丈夫に育ちやすく、1本でも実をつけやすい点は家庭向きです。ただし、庭植えでは大きくなりやすく、冬の花や幼果が寒さで傷むことがあります。実をきれいに収穫したい場合は、摘果や袋かけも必要です。

初心者が育てる場合は、次のポイントを意識しましょう。

  • 日当たりのよい場所で育てる

  • 水はけと保水性のある土に植える

  • 冬の寒風を避ける

  • 収穫後に剪定する

  • 高くしすぎない

  • 秋以降に枝先を強く切らない

  • 実が多い年は摘果する

  • きれいな実を育てたい場合は袋かけする

  • 鳥害に注意する

  • カイガラムシやすす病を早めに対処する

ビワと相性のよい植物

ビワは常緑で葉が大きく、初夏に実を楽しめる果樹です。足元には、剪定、摘果、袋かけ、収穫作業を邪魔しにくい植物を合わせると管理しやすくなります。

相性のよい植物には、次のようなものがあります。

  • ヤブラン

  • タマリュウ

  • フッキソウ

  • ツワブキ

  • クリスマスローズ

  • アジュガ

  • ヒューケラ

  • ギボウシ

  • シュウメイギク

  • ジンチョウゲ

  • ナンテン

  • アオキ

  • マホニアコンフューサ

  • ローズマリー

  • ラベンダー

  • レモン

  • キンカン

  • フェイジョア

  • グミ

  • ジューンベリー

ビワの足元を密植しすぎると、収穫や剪定作業がしにくくなります。株元に風が通るようにし、脚立や収穫かごを使える空間を残しましょう。

まとめ|ビワは初夏の実を楽しめる常緑果樹

ビワは、冬に花を咲かせ、初夏に橙色の実を収穫できる常緑果樹です。大きな葉を一年中楽しめるため、庭木としての存在感もあります。果実はみずみずしく、生食のほか、コンポート、ジャム、ゼリー、果実酒などにも利用できます。

育て方の基本は、日当たりと水はけのよい場所に植えることです。地植えでは根づいた後の水やりは少なくて済みますが、植え付け直後や夏の乾燥期は水切れに注意します。鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、根詰まりを防ぐために定期的に植え替えます。

剪定は収穫後の6月〜7月頃に行います。ビワは夏から秋にかけて翌年の花芽をつくるため、秋以降に強く剪定すると花や実が減ることがあります。実を楽しみたい場合は、収穫後すぐに枝を整理しましょう。

実を大きくきれいに育てるには、摘果と袋かけが役立ちます。実が多すぎると小さくなりやすく、鳥害や虫害も出やすくなります。残す実を選び、必要に応じて袋をかけると収穫しやすくなります。

実がならない原因には、木が若い、日照不足、剪定時期の遅れ、寒さによる花や幼果の傷み、肥料の過不足、病害虫などがあります。特にビワは冬に花を咲かせるため、寒風や霜を避けることが大切です。

ビワは暖地では育てやすく、家庭でも収穫を楽しめる果樹です。大きくなりやすい性質を理解し、剪定で高さを抑えながら管理すれば、庭木としても果樹としても長く楽しめます。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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