アーチやフェンスに最適!ツキヌキニンドウの剪定と管理ポイント
ツキヌキニンドウの基本情報と特徴
基本情報
和名:ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)
英名:Trumpet Honeysuckle
学名:Lonicera sempervirens
属名:スイカズラ属(Lonicera)
原産地:北アメリカ東部
分類:常緑または半常緑つる性低木
成長速度:中〜速い(年間30〜60cm以上)
耐寒性:強い(-10℃程度)
耐暑性:強い
日照条件:日なた〜半日陰
用途:フェンス・アーチ・トレリス・グランドカバー・壁面緑化
特徴
① 樹形と葉の特徴
ツキヌキニンドウは、つる性の低木で、支柱やフェンスなどに巻きつくように成長します。葉は対生し、上部の葉の基部が合着して茎を包み込むように見えることから「突抜(つきぬけ)」という名がつきました。葉色は緑〜青緑で、年中観賞価値があります。
② 花と開花期の特徴
開花期は5〜9月と長く、鮮やかな朱赤〜オレンジ色の細長い筒状の花を咲かせます。花の内側は黄色で、コントラストが美しく、ハチやチョウなどの訪花昆虫を多く引き寄せます。見た目も華やかで、洋風・ナチュラルガーデンによく合います。
③ 生育環境
日当たりと水はけの良い場所を好みます。乾燥にもある程度耐性がありますが、夏場の高温時には適度な潅水が必要です。つる性であるため、アーチやフェンス、トレリスなどに誘引して立体的に仕立てるとよく映えます。
④ 病害虫
病害虫には比較的強く、特別な対策をせずとも健康に育ちます。まれにアブラムシが発生する程度ですが、定期的な観察で予防可能です。
⑤ 剪定・管理のポイント
剪定は花後または冬季に行います。つるが伸びすぎた場合は適宜切り戻し、風通しを良く保つようにしましょう。古い枝を整理すると花つきがよくなり、樹形も美しく保てます。
⑥ 用途
トレリスやアーチ、パーゴラに絡ませることで、立体的な演出が可能です。花色が鮮やかで長期間咲くため、エクステリアのアクセントにもぴったりです。また、グランドカバーや壁面緑化としても活躍します。
まとめ
ツキヌキニンドウは、長期間咲く鮮やかな花とユニークな葉の形が魅力のつる性植物です。剪定や管理が比較的容易で、病害虫にも強く、初心者でも安心して育てられます。洋風・ナチュラル・トロピカルなどさまざまなガーデンスタイルにマッチする、美しいガーデンプランツのひとつです。