ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の育て方|赤橙色の花が美しいつる植物の特徴・剪定・管理方法を解説
ツキヌキニンドウの育て方|赤橙色の花が美しいつる植物の特徴・剪定・管理方法を解説
ツキヌキニンドウは、赤橙色の筒状花を咲かせる半常緑性のつる植物です。フェンス、アーチ、トレリス、パーゴラ、庭の目隠し、壁面緑化風の植栽に利用でき、初夏から秋にかけて明るい花を楽しめます。花色が鮮やかで、庭に華やかさと動きのある景色を作ってくれる植物です。
名前の「ツキヌキ」は、茎が葉を突き抜けているように見える姿に由来します。枝先の葉が合着し、その中心から花が伸びるように見えるため、ほかのつる植物とは違った個性的な姿を楽しめます。ニンドウはスイカズラの別名で、同じスイカズラ属の仲間です。
ツキヌキニンドウは比較的丈夫で育てやすい植物ですが、つるが伸びるため、誘引と剪定が大切です。放任すると枝が絡み合い、風通しが悪くなります。花を多く咲かせるには、日当たりのよい場所で育て、伸びたつるをこまめに誘引し、花後や休眠期に不要な枝を整理しましょう。
この記事では、ツキヌキニンドウの特徴、育て方、水やり、肥料、誘引、剪定、花が咲かない原因、鉢植え管理、病害虫、枯れる原因、庭に植える注意点まで詳しく解説します。
ツキヌキニンドウの基本情報
和名:ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)
別名:ロニセラ、ハニーサックル、トランペットハニーサックル
学名:Lonicera sempervirens
科名:スイカズラ科
属名:スイカズラ属
分類:半常緑つる性低木、つる植物
原産地:北アメリカ
草丈・つるの長さ:2m〜5mほど
葉張り:誘引する範囲により大きく異なる
開花期:5月〜10月頃
花色:赤色、橙色、朱赤色、黄色を帯びるもの
実の時期:秋頃
実の色:赤色
植え付け時期:3月〜5月頃、または9月〜10月頃
植え替え時期:3月〜5月頃、または9月〜10月頃
成長速度:普通〜早い
耐寒性:普通〜強い
耐暑性:強い
栽培難易度:初心者〜中級者向き
ツキヌキニンドウとは?赤橙色の花を咲かせるつる植物
ツキヌキニンドウは、スイカズラ科スイカズラ属のつる性植物です。赤橙色の筒状花を咲かせる姿が美しく、庭のフェンスやアーチに絡ませて楽しめます。開花期が比較的長く、初夏から秋まで花を楽しめることがあります。
花は細長い筒状で、数個まとまって咲きます。外側は赤色から朱赤色、内側は橙色や黄色を帯びることがあり、明るく華やかな印象です。スイカズラの仲間ですが、ツキヌキニンドウは花色が鮮やかで、観賞用のつる植物として人気があります。
庭では、フェンスやトレリスに誘引して立体的に楽しむほか、アーチに絡ませて花のトンネル風に仕立てることもできます。つるが伸びるため、植える場所には誘引できる支柱や構造物を用意しましょう。
ツキヌキニンドウの特徴
赤橙色の筒状花が美しい
ツキヌキニンドウの大きな魅力は、赤橙色の筒状花です。
花は細長く、枝先にまとまって咲きます。赤、橙、黄色の色合いが混ざることがあり、庭の中でよく目立ちます。緑の葉とのコントラストも美しく、フェンスやアーチを華やかに彩ります。
開花期が長い
ツキヌキニンドウは、5月〜10月頃まで花を咲かせることがあります。
最もよく咲くのは初夏から夏ですが、環境が合えば秋まで断続的に花を楽しめます。庭に長く花色を取り入れたい場合に向いています。
葉を突き抜けるように花が咲く
ツキヌキニンドウの名前の由来にもなっている特徴です。
枝先の葉が合着し、その中心を茎が突き抜けるように見えます。花はその先に咲くため、葉の中から花が出ているような独特の姿になります。
フェンスやアーチに向く
ツキヌキニンドウはつる性植物です。
フェンス、アーチ、トレリス、パーゴラなどに誘引して育てます。庭の高さ方向を活かせるため、限られたスペースでも立体的な花景色を作れます。
比較的丈夫で育てやすい
ツキヌキニンドウは、日当たりと水はけのよい場所であれば比較的丈夫に育ちます。
暑さにも強く、庭植えで育てやすいつる植物です。ただし、つるが伸びるため、放任せずに誘引と剪定を行うことが大切です。
実も観賞できる
花後に赤い実をつけることがあります。
実は観賞価値がありますが、食用には向きません。子どもやペットがいる庭では、誤食しないよう注意しましょう。
ツキヌキニンドウの名前の由来
ツキヌキニンドウは、漢字で「突抜忍冬」と書きます。
「突抜」は、葉を茎が突き抜けているように見える姿に由来します。実際には、向かい合った葉が合着して一枚の葉のようになり、その中央を茎が通っているように見えます。
「ニンドウ」はスイカズラの別名です。スイカズラは冬でも葉を残す性質があることから「忍冬」と書かれます。ツキヌキニンドウもスイカズラ属の仲間で、半常緑性を持つつる植物です。
ツキヌキニンドウとスイカズラの違い
ツキヌキニンドウとスイカズラは、どちらもスイカズラ属のつる植物です。ただし、花色や庭での印象に違いがあります。
ツキヌキニンドウ
ツキヌキニンドウは、赤橙色の花を咲かせる観賞性の高いつる植物です。
葉が茎を突き抜けるように見える姿が特徴で、花色が鮮やかです。フェンスやアーチに絡ませると、庭のアクセントになります。
スイカズラ
スイカズラは、日本にも自生するつる植物です。
花は咲き始めが白く、次第に黄色く変化します。香りがある花としても知られ、野趣のある雰囲気があります。
庭での使い分け
鮮やかな赤橙色の花を楽しみたい場合は、ツキヌキニンドウが向いています。
白から黄色に変化する花や香りを楽しみたい場合は、スイカズラが向いています。どちらもつるが伸びるため、誘引と剪定が必要です。
ツキヌキニンドウの育て方
日当たり
ツキヌキニンドウは、日当たりのよい場所を好みます。
日光がよく当たる場所では花つきがよくなり、枝も充実します。半日陰でも育つことはありますが、日照不足では花が少なくなりやすいです。
花をたくさん楽しみたい場合は、午前中から日が当たる明るい場所に植えましょう。
風通し
ツキヌキニンドウは風通しのよい場所で育てると健康に育ちます。
つるが混み合うと、内部が蒸れやすく、病害虫が発生しやすくなります。誘引しながら枝を広げ、不要な枝を剪定して風通しを確保します。
温度
ツキヌキニンドウは暑さに強く、寒さにも比較的耐えます。
暖地では半常緑で冬も葉を残すことがあります。寒冷地では落葉したり、枝先が傷んだりすることがありますが、株元が生きていれば春に芽吹きます。
用土
ツキヌキニンドウは、水はけと保水性のある土を好みます。
庭植えでは、腐葉土や完熟堆肥を混ぜて土を整えます。水がたまりやすい場所では根腐れしやすくなるため、排水性を改善しましょう。
鉢植えでは、市販の草花用培養土や庭木用培養土を使えます。赤玉土、腐葉土、軽石を混ぜた土も向いています。
植え付け時期
ツキヌキニンドウの植え付けは、3月〜5月頃、または9月〜10月頃が適しています。
春は根が動き始め、植え付け後に活着しやすい時期です。秋は暑さが落ち着き、株への負担が少なくなります。
真夏や真冬の植え付けは避けましょう。植え付け直後は水切れに注意します。
植え付け方法
植え穴は、根鉢より一回り大きく掘ります。
掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ、根鉢を崩しすぎないように植え付けます。植え付け後はたっぷり水を与えます。
つる植物なので、植え付け時にフェンス、トレリス、支柱、アーチなどを用意します。伸びたつるを早めに誘引すると、形よく育てられます。
水やり
地植えの水やり
地植えのツキヌキニンドウは、根付いた後は基本的に雨水で育ちます。
ただし、植え付け直後の1年ほどは根が十分に張っていないため、乾燥が続く時期には水やりが必要です。夏に雨が少ない場合は、朝か夕方にたっぷり水を与えます。
鉢植えの水やり
鉢植えのツキヌキニンドウは、土の表面が乾いたら水を与えます。
鉢底から水が流れるまでたっぷり与え、受け皿の水は捨てます。つるが伸びて葉が増えると水をよく使うため、春から秋は水切れに注意します。
夏の水やり
夏は水切れに注意します。
葉がしおれる、花が早く傷む、つぼみが落ちる場合は乾燥が原因のことがあります。鉢植えでは朝に水を与え、暑い日は夕方にも確認しましょう。
冬の水やり
冬は生育がゆるやかになります。
地植えでは基本的に水やりは少なめで問題ありません。鉢植えでは、土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与えます。冬でも完全に乾かしすぎないようにしましょう。
肥料
ツキヌキニンドウは、肥料を与えすぎなくてもよく育ちます。
地植えでは、2月〜3月頃に寒肥として完熟堆肥や緩効性肥料を少量与えます。花が咲き始める前の春に少量の肥料を与えると、花つきを助けます。
鉢植えでは、春と秋に緩効性肥料を少量与えます。開花期に液体肥料を薄めて与えてもよいですが、与えすぎると枝葉ばかり伸びて花が少なくなることがあります。
肥料は控えめにし、日当たりと剪定管理を重視しましょう。
ツキヌキニンドウの誘引
誘引が必要な理由
ツキヌキニンドウはつる性植物です。
自分で絡みながら伸びますが、思い通りの形に仕立てるには誘引が必要です。放任すると枝が絡み合い、見た目が乱れたり、風通しが悪くなったりします。
誘引する場所
ツキヌキニンドウは、次のような場所に誘引できます。
フェンス
トレリス
アーチ
パーゴラ
支柱
壁面用ワイヤー
庭の目隠し用スクリーン
つるが伸びるため、最初から十分な高さと幅を確保しましょう。
誘引のコツ
伸びたつるは、やわらかいうちに支柱やフェンスへ留めます。
きつく縛ると枝を傷めるため、麻ひもや園芸用の柔らかい結束材でゆるく固定します。枝同士が重なりすぎないように、扇状に広げると花が見えやすくなります。
早めに形を作る
ツキヌキニンドウは、伸びてから無理に曲げると枝が折れることがあります。
新しいつるが伸びた段階で少しずつ誘引しましょう。フェンス全体に広げるように誘引すると、花つきも見栄えもよくなります。
ツキヌキニンドウの剪定
剪定が必要な理由
ツキヌキニンドウはつるがよく伸びるため、剪定で形を整える必要があります。
剪定を行うことで、風通しをよくし、古い枝を整理し、花つきを保ちやすくなります。フェンスやアーチに収めるためにも、定期的な剪定が大切です。
剪定時期
ツキヌキニンドウの剪定は、花後から秋、または休眠期の2月〜3月頃が適しています。
軽い剪定は花後に行い、伸びすぎたつるを整えます。大きく整理したい場合は、落葉期から春先に行うと作業しやすくなります。
花後の剪定
花が一段落したら、伸びすぎた枝や乱れた枝を切ります。
花がらを整理し、不要なつるを切ることで、株全体がすっきりします。秋まで花を楽しみたい場合は、一度に強く切りすぎないようにしましょう。
休眠期の剪定
冬から早春には、古い枝や混み合った枝を整理します。
枯れ枝、細い枝、内側で絡んだ枝、弱い枝を切り、春からの新芽が伸びやすい状態にします。
強剪定について
ツキヌキニンドウは剪定に比較的耐えますが、弱った株を強く切ると回復に時間がかかることがあります。
大きくなりすぎた場合は、数年かけて少しずつ整理すると安心です。花を楽しみたい場合は、花芽を残すように切りすぎに注意しましょう。
ツキヌキニンドウの花
花が咲く時期
ツキヌキニンドウの開花期は、5月〜10月頃です。
初夏に最も花が多く、環境が合えば夏から秋にも断続的に咲きます。日当たりがよい場所では花つきがよくなります。
花の特徴
花は筒状で、赤色から橙色を帯びます。
枝先にまとまって咲き、フェンスやアーチに絡ませるとよく目立ちます。花の形は細長く、ハニーサックルらしい軽やかな印象があります。
花後の管理
花後は、花がらや伸びすぎたつるを整理します。
株を疲れさせないためにも、乱れた枝を軽く剪定しましょう。秋まで花を楽しみたい場合は、全体を強く刈り込まず、不要な枝を少しずつ整えます。
ツキヌキニンドウの花が咲かない原因
日照不足
ツキヌキニンドウは日当たりが悪いと花が少なくなります。
半日陰でも育ちますが、花を多く咲かせたい場合は日当たりのよい場所に植えましょう。
剪定しすぎ
花芽のつく枝を切りすぎると、花が少なくなることがあります。
特に春の開花前に強く剪定すると、花を楽しめない場合があります。大きな剪定は花後や休眠期に行いましょう。
肥料の与えすぎ
肥料を与えすぎると、枝葉ばかり伸びて花が少なくなることがあります。
特に窒素分の多い肥料は控えめにします。花つきを重視する場合は、肥料より日当たりと枝の充実を意識しましょう。
株が若い
植え付けて間もない株は、花が少ないことがあります。
根が張り、つるが充実すると花つきがよくなります。最初の1年〜2年は株づくりを優先しましょう。
水切れ
開花期に水切れすると、つぼみが落ちたり、花が少なくなったりします。
鉢植えや夏の乾燥期では特に注意しましょう。
ツキヌキニンドウの実
ツキヌキニンドウは、花後に赤い実をつけることがあります。
実は小さく、秋に赤く色づきます。観賞価値はありますが、食用にはしません。子どもやペットがいる家庭では、誤食しないよう注意しましょう。
実を多くつけると株の体力を使うことがあります。花後に実をつけさせたくない場合は、花がらを早めに整理します。
ツキヌキニンドウは鉢植えで育てられる?
ツキヌキニンドウは鉢植えでも育てられます。
鉢植えならベランダやテラスでも楽しめます。トレリスや支柱を立てれば、限られたスペースでも立体的に育てられます。ただし、つるが伸びるため、鉢の大きさと誘引スペースを確保する必要があります。
鉢植え管理のポイントは次の通りです。
日当たりのよい場所で育てる
水はけと保水性のある土を使う
深さと安定感のある鉢を選ぶ
トレリスや支柱を立てる
土の表面が乾いたら水を与える
夏は水切れに注意する
受け皿の水をためない
春と秋に少量の肥料を与える
伸びたつるをこまめに誘引する
2〜3年に1回を目安に植え替える
鉢植えでは、つるの長さを1.5m〜2.5mほどに収めると管理しやすくなります。
ツキヌキニンドウは地植えに向いている?
ツキヌキニンドウは地植えに向いているつる植物です。
フェンス、アーチ、トレリス、パーゴラなどに誘引すれば、庭に立体感を出せます。地植えでは根がよく張り、鉢植えより乾燥にも強くなります。
地植え管理のポイントは次の通りです。
日当たりのよい場所に植える
水はけと保水性のある土に植える
誘引できる構造物の近くに植える
植え付け直後は水切れに注意する
伸びたつるを早めに誘引する
肥料は控えめに与える
花後や休眠期に剪定する
混み合った枝を整理する
フェンスや隣地へ伸びすぎないよう管理する
実の誤食に注意する
庭に花の咲くつる植物を取り入れたい場合におすすめです。
ツキヌキニンドウを庭に植えるときの注意点
誘引場所を用意する
ツキヌキニンドウはつる植物です。
植える前に、フェンス、トレリス、アーチ、支柱などを用意しましょう。誘引する場所がないと、つるが地面を這ったり、ほかの植物に絡んだりします。
隣地へ伸びないよう管理する
つるが伸びるため、隣地や通路へはみ出さないように注意します。
フェンス沿いに植える場合は、定期的に剪定し、管理できる範囲に収めましょう。
強く絡ませすぎない
つるが絡み合うと、後でほどくのが難しくなります。
若いつるのうちに方向を決めて誘引し、不要な枝は早めに切ります。絡みすぎる前に整えることで、管理が楽になります。
実の誤食に注意する
花後に赤い実をつけることがあります。
実は観賞用で、食用にはしません。子どもやペットが口にしないよう注意しましょう。
冬の葉の残り方は地域で異なる
ツキヌキニンドウは半常緑性ですが、寒い地域では落葉することがあります。
冬に葉が落ちても、株元や枝が生きていれば春に芽吹きます。寒冷地では株元をマルチングすると安心です。
ツキヌキニンドウが枯れる原因
水切れ
ツキヌキニンドウは、植え付け直後や鉢植えで水切れしやすくなります。
葉がしおれる、つぼみが落ちる、枝先が枯れる場合は乾燥が原因のことがあります。夏は特に注意しましょう。
根腐れ
水はけの悪い土では根腐れを起こすことがあります。
土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根が傷んでいる可能性があります。水がたまりやすい場所では土壌改良が必要です。
日照不足
暗い場所では花が少なくなり、枝も弱くなります。
葉は育っても花が咲かない場合は、日照不足の可能性があります。できるだけ明るい場所で育てましょう。
つるの混み合い
つるが混み合いすぎると、内部が蒸れて枝枯れすることがあります。
風通しをよくするために、不要なつるを剪定し、枝を整理しましょう。
寒さによる枝傷み
寒冷地では冬に枝先が傷むことがあります。
枝先が枯れても、株元が生きていれば春に新芽が出ることがあります。枯れた部分は春に切り戻します。
病害虫の被害
アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、うどんこ病などで株が弱ることがあります。
葉や枝を定期的に確認し、早めに対処しましょう。
ツキヌキニンドウの病害虫
比較的丈夫なつる植物
ツキヌキニンドウは、環境が合えば比較的丈夫に育ちます。
ただし、風通しが悪い場所や、つるが混み合った状態では病害虫が発生することがあります。
アブラムシ
春の新芽やつぼみにアブラムシがつくことがあります。
発生が少ないうちに水で洗い流すか、手で取り除きます。多発すると花つきが悪くなることがあります。
ハダニ
乾燥した環境ではハダニが発生することがあります。
葉がかすれたように見える場合は注意します。鉢植えや夏の乾燥期では、乾燥しすぎないように管理します。
カイガラムシ
枝にカイガラムシがつくことがあります。
吸汁によって株が弱り、すす病の原因にもなります。見つけたらブラシや布でこすり落とします。
うどんこ病
葉に白い粉をふいたような症状が出ることがあります。
風通しが悪い場所や、枝が混み合った状態で発生しやすくなります。つるを整理し、株の中まで風が通るようにしましょう。
すす病
アブラムシやカイガラムシの排泄物をもとに、葉が黒く汚れることがあります。
原因となる害虫を取り除き、風通しを改善します。
ツキヌキニンドウと相性のよい植物
ツキヌキニンドウは、フェンスやアーチに絡ませるつる植物です。足元には低い下草や、日当たりを好む宿根草を合わせると庭がまとまりやすくなります。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
クレマチス
バラ
ローズマリー
ラベンダー
セージ
タイム
オレガノ
アガパンサス
エキナセア
ルドベキア
ガウラ
カラミンサ
アリウム
ヒューケラ
ヤブラン
タマリュウ
フッキソウ
クリーピングタイム
セダム
カレックス
赤橙色の花を引き立てるには、青紫色や白色の花、シルバーリーフ、濃い緑の下草を合わせるとバランスが取りやすくなります。フェンスまわりでは、足元をすっきり整えると花が引き立ちます。
ツキヌキニンドウは初心者におすすめ?
ツキヌキニンドウは、比較的丈夫で育てやすいため、初心者にもおすすめできるつる植物です。
ただし、つるが伸びるため、誘引と剪定は必要です。放任すると枝が絡み合い、見た目が乱れたり、花つきが悪くなったりすることがあります。植える前に誘引場所を用意し、伸びたつるを早めに整えましょう。
初心者が育てる場合は、次の点を意識しましょう。
日当たりのよい場所で育てる
水はけと保水性のある土に植える
フェンスやトレリスを用意する
植え付け直後は水切れに注意する
伸びたつるを早めに誘引する
肥料を与えすぎない
花後や休眠期に剪定する
つるを混み合わせすぎない
鉢植えでは夏の水切れに注意する
実を食用にしない
フェンスやアーチに花を絡ませたい方、赤橙色の花を楽しみたい方、庭に立体感を出したい方に向いています。
まとめ|ツキヌキニンドウは赤橙色の花を長く楽しめるつる植物
ツキヌキニンドウは、赤橙色の筒状花を咲かせる半常緑性のつる植物です。フェンス、アーチ、トレリス、パーゴラに誘引すると、庭に立体感と華やかさを加えられます。葉を茎が突き抜けるように見える独特の姿も魅力です。
育て方のポイントは、日当たりのよい場所で育てること、水はけと保水性のある土に植えること、伸びたつるを早めに誘引することです。花を多く楽しみたい場合は、日照を確保し、肥料を与えすぎないようにします。
剪定は、花後から秋、または休眠期の2月〜3月頃に行います。伸びすぎたつるや混み合った枝を整理し、風通しをよくしましょう。放任すると枝が絡み合うため、毎年少しずつ整える管理が大切です。
鉢植えでも育てられますが、つるを誘引する支柱やトレリスが必要です。夏は水切れに注意し、2〜3年に1回を目安に植え替えます。庭植えでも鉢植えでも、誘引と剪定を行えば、長く美しい花を楽しめるつる植物です。