【大田区】区の木:クスノキ(楠)、区の花:ウメ(梅)
区の木:クスノキ(楠)
由来・特徴
クスノキ(楠)は常緑樹で、四季を通じて緑色の葉を茂らせる生命力の強い木であり、大田区の街並みや公園を彩る重要な樹木です。
大田区の歴史と文化に深く関わる木
クスノキは、池上本門寺、洗足池公園、多摩川台公園などの歴史的な場所に多く植えられており、特に池上本門寺の大クスノキは区のシンボルの一つとして知られています。街路樹や公園樹としての役割
成長が早く、枝葉が茂るクスノキは、大田区内の主要な街路や公園に植えられており、緑豊かな景観を作り出しています。防風・防虫効果と環境保全
クスノキの葉には「樟脳(しょうのう)」という天然の防虫成分が含まれており、古くから防虫剤として利用されてきました。また、大田区の環境保護の一環としても、緑化推進に貢献しています。
選定の経緯
クスノキは、大田区の歴史的な景観や街の緑化に深く関わっており、市民に親しまれていることから、昭和53年(1978年)に「区の木」として選定されました。
区の花:ウメ(梅)
池上梅園
由来・特徴
ウメ(梅)は、春の訪れを告げる花として親しまれており、大田区内の公園や神社仏閣で美しい花を咲かせる樹木です。
大田区内の梅の名所
池上梅園(いけがみばいえん)は大田区を代表する梅の名所であり、約370本の紅梅・白梅が植えられています。春には多くの人が訪れ、梅の花の香りと美しい景観を楽しみます。歴史と文化に根付いた花
大田区には歴史ある寺社や庭園が多くあり、梅の花はその文化と調和しています。特に江戸時代には梅の木が武士や町人の間で広く愛されていました。環境適応力と美しい香り
ウメは寒さに強く、冬から早春にかけて咲くことで春の訪れを感じさせます。また、梅の花の香りは穏やかで、人々に癒しを与えてくれます。
選定の経緯
ウメは、大田区の文化や歴史、自然と深く結びついており、区民に親しまれていることから、昭和53年(1978年)に「区の花」として選定されました。