ハボタン(葉牡丹)の育て方|冬の花壇を彩る植え付け・長持ちさせるコツを解説
ハボタンの育て方|冬の花壇を彩る植え付け・長持ちさせるコツ・寄せ植えを解説
ハボタンは、キャベツやケールの仲間で、美しく色付く葉を観賞するアブラナ科の植物です。
冬の寒さが深まるにつれて、中心の葉が白やピンク、赤、紫などに色付き、花が咲いたような華やかな姿になります。花壇や鉢植え、寄せ植え、お正月飾りなど、冬のガーデニングには欠かせない植物です。
寒さには非常に強く、初心者でも育てやすいことから、毎年多くの園芸店で販売されています。
この記事では、ハボタンの特徴、種類、育て方、水やり、肥料、植え付け、長持ちさせるコツ、寄せ植え、病害虫、枯れる原因まで解説します。
ハボタンの基本情報
・和名:ハボタン(葉牡丹)
・英名:Ornamental Kale、Ornamental Cabbage
・学名:Brassica oleracea var. acephala
・科名:アブラナ科
・属名:アブラナ属(ブラシカ属)
・分類:多年草(園芸上は一年草扱い)
・原産地:ヨーロッパ
・草丈:15〜80cmほど(品種による)
・観賞期:11月〜3月頃
・葉色:白、ピンク、赤、紫、クリーム、緑など
・植え付け時期:10月〜12月頃
・種まき時期:7月〜8月頃
・耐寒性:非常に強い
・耐暑性:弱い
・栽培難易度:初心者向き
ハボタンとは?
ハボタンは、キャベツやケールと同じアブラナ科の植物です。
花ではなく葉を観賞する植物で、寒さに当たるほど葉色が鮮やかになります。
冬の花が少ない季節でも華やかな景観を作れるため、花壇や公共施設、公園などにも広く植えられています。
春になると花茎が伸び、黄色い菜の花によく似た花を咲かせます。
ハボタンの特徴
寒さで美しく色付く
気温が下がるほど中心部の葉が鮮やかになります。
冬ならではの美しい葉色を楽しめます。
花のような葉姿
幾重にも重なる葉が牡丹の花に似ていることから「葉牡丹」と名付けられました。
非常に寒さに強い
雪が積もる地域でも育てられるほど耐寒性があります。
冬花壇の代表的な植物です。
品種が豊富
大型からミニサイズまで幅広い品種があります。
葉色や葉形もさまざまです。
お正月飾りにも人気
縁起のよい植物として、お正月の寄せ植えや門松にもよく利用されます。
ハボタンの主な種類・品種
丸葉系
もっとも一般的なタイプです。
キャベツのように丸い葉が特徴です。
ちりめん系
葉が細かく縮れています。
華やかな印象になります。
フリンジ系
葉の縁が細かく波打ちます。
豪華な寄せ植えによく利用されます。
ミニハボタン
草丈15〜20cmほどの小型品種です。
寄せ植えや鉢植えに人気があります。
切り葉系
葉が深く切れ込み、スタイリッシュな印象になります。
ハボタンの苗の選び方
葉色が鮮やかな苗を選ぶ
中心部までしっかり色付いた株がおすすめです。
葉が締まった苗を選ぶ
葉が間延びしていない株を選びます。
病害虫がない苗を選ぶ
葉裏まで確認し、アオムシやアブラムシが付いていない株を選びます。
ハボタンの育て方
日当たり・置き場所
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
日照不足では葉色が悪くなることがあります。
用土
水はけのよい土を好みます。
草花用培養土で十分育てられます。
赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒1程度の配合もおすすめです。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
冬は乾燥しにくいため、水の与えすぎに注意しましょう。
地植えの水やり
根付いた後は基本的に降雨だけで育ちます。
乾燥が続く場合のみ水やりを行います。
肥料
植え付け時に緩効性肥料を施します。
観賞期間中は肥料を与えすぎないほうが葉色を美しく保てます。
ハボタンの種まき
種まき時期
7〜8月頃が適期です。
秋までに苗を育てます。
種まき方法
薄く覆土し、乾燥させないよう管理します。
発芽後
本葉が数枚になったらポットへ移植します。
ハボタンの植え付け
10〜12月頃が適期です。
根鉢を崩さず植え付けます。
ハボタンの株間
20〜30cmほど空けます。
大型品種では40cm程度確保すると育ちやすくなります。
ハボタンの鉢植え
5〜6号鉢に一株が目安です。
ミニハボタンは寄せ植えにも適しています。
ハボタンの摘心
基本的に摘心は必要ありません。
切り花用ハボタンでは摘心して枝数を増やす栽培方法もあります。
ハボタンを長持ちさせるコツ
・日当たりのよい場所で育てる
・肥料を与えすぎない
・過湿を避ける
・傷んだ下葉は早めに取り除く
これらを心掛けることで、美しい葉色を長期間楽しめます。
ハボタンの花が咲く理由
春になると花茎が伸び、黄色い花を咲かせます。
葉を長く観賞したい場合は、花茎が伸び始めたら切り取る方法もあります。
ハボタンの増やし方
種まき
もっとも一般的な方法です。
毎年新しい苗を育てます。
挿し木
茎が伸びた株は挿し木でも増やせます。
ハボタンの夏越し
暑さには弱く、日本では夏越しが難しい植物です。
多年草ですが、園芸では一年草として扱われます。
ハボタンの冬越し
耐寒性は非常に高く、ほとんどの地域で屋外越冬できます。
雪や霜にも比較的強い植物です。
ハボタンの病気
根こぶ病
アブラナ科植物に発生しやすい病気です。
軟腐病
高温多湿で発生しやすくなります。
根腐れ
過湿によって発生します。
ハボタンの害虫
アオムシ
葉を食害します。
ヨトウムシ
夜間に葉を食べる害虫です。
アブラムシ
新芽に発生します。
コナガ
アブラナ科植物によく発生します。
ハボタンが枯れる原因
水の与えすぎ
根腐れを起こします。
日照不足
葉色が悪くなります。
高温
夏の暑さで株が弱ります。
病害虫
害虫による食害が進むと株が弱ります。
ハボタンを庭や鉢植えで楽しむ方法
花壇
冬花壇の中心として利用できます。
寄せ植え
ビオラ、パンジー、シロタエギク、アリッサム、ガーデンシクラメン、ジュリアンなどと組み合わせると冬らしい寄せ植えになります。
お正月飾り
門松や迎春寄せ植えにも人気があります。
切り花
切り花用品種はフラワーアレンジメントでも人気があります。
ハボタンの花言葉
ハボタンの代表的な花言葉には、「祝福」「利益」「慈愛」「愛を包む」などがあります。
寒い季節でも美しく育つ姿や、お祝いの席で利用されることに由来するとされています。
まとめ
ハボタンは、冬に美しく色付く葉を楽しめる人気の観葉植物です。
寒さに非常に強く、冬花壇や寄せ植え、お正月飾りにも広く利用されています。
日当たりのよい場所で育て、水はけのよい土を使用し、肥料を控えめに管理することが美しい葉色を保つポイントです。
葉だけでなく春には黄色い花も楽しめるため、長期間観賞できます。
冬の庭や玄関を華やかに彩る植物として、多くのガーデニングで活躍しています。