ネメシアの育て方|春と秋に長く咲く花の切り戻し・夏越しを解説
ネメシアの育て方|春と秋に長く咲く花の植え付け・切り戻し・夏越しを解説
ネメシアは、ピンク、紫、白、黄色、オレンジ、青など色鮮やかな花を咲かせるゴマノハグサ科(現在はハマウツボ科に分類)の草花です。
春と秋を中心に次々と花を咲かせ、甘い香りを楽しめる品種もあります。花壇や鉢植え、寄せ植えなど幅広く利用され、春のガーデニングでは定番の植物です。
一年草タイプと多年草タイプがあり、近年は暑さや寒さに強い宿根ネメシアが人気を集めています。
この記事では、ネメシアの特徴、種類、育て方、水やり、肥料、植え付け、摘心、花がら摘み、切り戻し、増やし方、夏越し、冬越し、病害虫、枯れる原因まで解説します。
ネメシアの基本情報
・和名:ネメシア
・流通名:ネメシア、宿根ネメシア
・英名:Nemesia
・学名:Nemesia spp.
・科名:ハマウツボ科(旧ゴマノハグサ科)
・属名:ネメシア属
・分類:一年草・多年草(種類による)
・原産地:南アフリカ
・草丈:20〜50cmほど
・開花期:3月〜6月頃、9月〜11月頃(宿根ネメシアは四季咲き性の品種もある)
・花色:白、ピンク、赤、紫、青、黄色、オレンジ、複色など
・植え付け時期:10月〜11月頃、3月〜4月頃
・種まき時期:9月〜10月頃
・耐寒性:普通〜強い(品種による)
・耐暑性:普通(宿根ネメシアは比較的強い)
・栽培難易度:初心者向き
ネメシアとは?
ネメシアは、南アフリカ原産の草花です。
小さな花を株いっぱいに咲かせ、春から初夏まで美しい花を楽しめます。
現在流通しているものは、一年草タイプと宿根ネメシアに大きく分けられます。
宿根ネメシアは切り戻しを行うことで、春だけでなく秋にも花を咲かせる品種が多くあります。
ネメシアの特徴
花色が非常に豊富
白、ピンク、紫、黄色、青など豊富な花色があります。
複色品種も多く、寄せ植えにも人気です。
長期間開花する
春から初夏まで次々と花を咲かせます。
宿根ネメシアでは秋にも再び開花します。
香りを楽しめる品種がある
宿根ネメシアの一部には甘い香りを持つ品種があります。
玄関やベランダでも香りを楽しめます。
株がこんもり育つ
枝分かれがよく、丸くまとまった草姿になります。
暑さにやや弱い
一年草タイプは夏に枯れることが一般的です。
宿根ネメシアは夏越しできる場合がありますが、高温多湿には注意が必要です。
ネメシアの主な種類・品種
宿根ネメシア
もっとも人気があるタイプです。
春と秋に繰り返し花を咲かせます。
ネメシア・メロウ
香りがよく、花付きも優れたシリーズです。
ネメシア・アロマンス
甘い香りを楽しめる人気シリーズです。
一年草ネメシア
春に花を楽しむタイプです。
比較的安価で育てやすい品種が多くあります。
ネメシアの苗の選び方
枝数が多い苗を選ぶ
株元から枝がよく分かれた苗がおすすめです。
葉色が濃い苗を選ぶ
葉が鮮やかな緑色で元気な株を選びます。
つぼみが多い苗を選ぶ
つぼみが多い株ほど長期間花を楽しめます。
病害虫を確認する
アブラムシやうどんこ病がない苗を選びましょう。
ネメシアの育て方
日当たり・置き場所
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
夏は西日を避けた半日陰が適しています。
用土
水はけのよい土を好みます。
草花用培養土で十分育てられます。
自分で配合する場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒1が目安です。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
過湿は根腐れの原因になります。
地植えの水やり
根付いた後は降雨だけでも育ちます。
乾燥が続く場合のみ水やりを行います。
肥料
植え付け時に緩効性肥料を施します。
開花中は液体肥料を2週間に1回程度与えると花付きがよくなります。
ネメシアの種まき
種まき時期
9〜10月頃が適期です。
秋まきすると春に開花します。
種まき方法
覆土はごく薄く行います。
発芽まで乾燥させないよう管理します。
発芽後
本葉が数枚になったら間引きます。
十分育ったら植え付けます。
ネメシアの植え付け
秋または春が適期です。
根鉢を崩さず植え付けます。
植え付け後は十分に水を与えます。
ネメシアの株間
20〜30cmほど空けます。
風通しを確保することで病害虫を予防できます。
ネメシアの鉢植え
5〜6号鉢に一株が目安です。
プランターでは20cmほどの間隔で植えるときれいに育ちます。
ネメシアの摘心
摘心すると花数が増える
植え付け後に枝先を軽く摘むことで、脇芽が増えます。
株がこんもり育ち、花数も多くなります。
ネメシアの花がら摘み
咲き終わった花はこまめに摘み取ります。
種を作る養分を抑え、長く花を楽しめます。
ネメシアの切り戻し
春の花が一段落したら、株全体を3分の1ほど切り戻します。
宿根ネメシアでは秋に再び花を咲かせることがあります。
ネメシアをこんもり育てる方法
・植え付け後に摘心する
・花がら摘みを続ける
・定期的に追肥する
・春に切り戻しを行う
ネメシアの花が咲かない原因
日照不足
十分な日光が必要です。
肥料不足
追肥を行うと花付きが改善します。
花がらを放置している
種を作るため花数が減ります。
夏の高温
暑さで生育が弱ることがあります。
ネメシアの増やし方
挿し芽
宿根ネメシアは挿し芽で簡単に増やせます。
春または秋に行うのがおすすめです。
種まき
一年草タイプは種から育てられます。
ネメシアの夏越し
宿根ネメシアは、梅雨前に切り戻して風通しを確保します。
半日陰で管理すると夏越ししやすくなります。
一年草タイプは夏に枯れることが一般的です。
ネメシアの冬越し
宿根ネメシアは暖地では屋外で冬越しできます。
寒冷地では霜よけを行うと安心です。
ネメシアの病気
灰色かび病
多湿時に発生しやすくなります。
うどんこ病
葉が白くなる病気です。
根腐れ
水の与えすぎで発生します。
ネメシアの害虫
アブラムシ
新芽や花芽に発生します。
ハダニ
乾燥すると発生しやすくなります。
コナジラミ
葉裏に発生することがあります。
ネメシアが枯れる原因
水の与えすぎ
根腐れを起こします。
高温多湿
夏の蒸れで株が傷みます。
日照不足
花付きが悪くなります。
病害虫
病気や害虫を放置すると株全体が弱ります。
ネメシアを庭や鉢植えで楽しむ方法
花壇
春花壇の前景や縁取りにおすすめです。
寄せ植え
パンジー、ビオラ、アリッサム、ノースポール、デージー、キンギョソウなどと組み合わせると春らしい寄せ植えになります。
コンテナ栽培
ベランダや玄関でも長期間花を楽しめます。
ハンギングバスケット
枝が自然に広がり、ボリュームのある仕上がりになります。
ネメシアの花言葉
ネメシアの代表的な花言葉には、「包容力」「正直」「過去の思い出」「偽りのない心」などがあります。
優しく咲く花姿や豊かな花付きに由来するとされています。
まとめ
ネメシアは、春を中心に色鮮やかな花をたくさん咲かせる人気の草花です。
宿根ネメシアを選べば、切り戻しによって秋にも再び花を楽しめます。
日当たりと風通しのよい場所で育て、水はけのよい土を使用することが元気に育てるポイントです。
摘心や花がら摘み、春の切り戻しを行うことで株がこんもり育ち、長期間美しい花を咲かせます。
花壇や寄せ植え、コンテナなど幅広い用途で楽しめる、初心者にもおすすめの植物です。