ニチニチソウ(日日草)の育て方|夏から秋まで長く咲く花の摘心・切り戻しを解説
ニチニチソウの育て方|夏から秋まで長く咲く花の摘心・切り戻し・挿し芽を解説
ニチニチソウは、白、ピンク、赤、紫などの花を次々と咲かせるキョウチクトウ科の一年草です。
真夏の強い日差しや暑さにも負けず、初夏から秋まで毎日のように新しい花を咲かせることから「日々草(ニチニチソウ)」と名付けられました。
花壇や鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケットなど幅広く利用され、初心者でも育てやすい夏の定番植物です。
この記事では、ニチニチソウの特徴、種類、育て方、水やり、肥料、植え付け、摘心、切り戻し、増やし方、病害虫、枯れる原因まで解説します。
ニチニチソウの基本情報
・和名:ニチニチソウ(日々草)
・流通名:ニチニチソウ
・英名:Madagascar Periwinkle、Vinca
・学名:Catharanthus roseus
・科名:キョウチクトウ科
・属名:ニチニチソウ属(カタランサス属)
・分類:一年草(本来は多年草)
・原産地:マダガスカル
・草丈:20〜60cmほど
・開花期:5月〜11月頃
・花色:白、ピンク、赤、紫、オレンジ、複色など
・植え付け時期:4月〜6月頃
・種まき時期:4月〜5月頃
・耐寒性:弱い
・耐暑性:非常に強い
・栽培難易度:初心者向き
ニチニチソウとは?
ニチニチソウは、マダガスカル原産のキョウチクトウ科の植物です。
毎日のように新しい花を咲かせることから「日々草」という名前が付けられました。
高温や乾燥に非常に強く、真夏でも花付きが衰えにくいため、夏花壇の代表的な植物として親しまれています。
近年は、枝がよく分かれる品種や、這うように広がる品種など、多くの園芸品種が流通しています。
ニチニチソウの特徴
真夏でも元気に咲く
ニチニチソウは高温に非常に強く、夏の暑さでも花を咲かせ続けます。
秋まで長期間開花します。
花色が豊富
白、ピンク、赤、紫を中心に、複色や濃淡のある花色も人気です。
花が次々と咲く
毎日新しい花が咲き続けるため、長期間美しい状態を楽しめます。
乾燥に強い
比較的乾燥を好みます。
水の与えすぎは根腐れの原因になります。
病害虫が少ない
丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめです。
ニチニチソウの主な種類・品種
タイタンシリーズ
暑さに強く、大輪の花を咲かせます。
花壇にも人気があります。
サンビーナス
枝が這うように広がる品種です。
グランドカバーやハンギングにも利用できます。
メディタレニアンシリーズ
枝垂れるように育ちます。
ハンギングバスケットにおすすめです。
ナツザクラシリーズ
日本で人気の園芸品種です。
花付きがよく、長期間開花します。
ニチニチソウの苗の選び方
枝数が多い苗を選ぶ
株元からよく枝分かれした苗がおすすめです。
葉色が鮮やかな苗を選ぶ
濃い緑色でツヤのある葉を選びます。
つぼみが多い苗を選ぶ
花だけでなく、つぼみが多い株を選ぶと長く楽しめます。
病害虫を確認する
葉裏まで確認し、害虫が付いていない苗を選びましょう。
ニチニチソウの育て方
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てます。
日光不足では花付きが悪くなります。
用土
水はけのよい土を好みます。
草花用培養土で十分育てられます。
自分で配合する場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石小粒1が目安です。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いてからたっぷり水を与えます。
乾燥気味に育てることがポイントです。
地植えの水やり
根付いた後は降雨だけでも育ちます。
極端な乾燥が続く場合のみ水やりを行います。
肥料
植え付け時に緩効性肥料を施します。
開花期間中は液体肥料を2週間に1回程度与えると花付きがよくなります。
ニチニチソウの種まき
種まき時期
4〜5月頃が適期です。
気温20〜25℃程度で発芽しやすくなります。
種まき方法
覆土は5mmほど行います。
発芽まで乾燥させないよう管理します。
発芽後
本葉が数枚になったら植え替えます。
ニチニチソウの植え付け
気温が十分に上がる4〜6月頃が適期です。
根鉢を崩さず植え付けます。
ニチニチソウの株間
20〜30cmほど空けます。
風通しを確保することで病気を予防できます。
ニチニチソウの鉢植え
5〜6号鉢に一株が目安です。
プランターでは20cmほどの間隔で植えるときれいに育ちます。
ニチニチソウの摘心
摘心すると花数が増える
植え付け後に枝先を摘むことで脇芽が増えます。
株がこんもり育ち、花数も多くなります。
摘心の時期
植え付けから2〜3週間後が目安です。
ニチニチソウの花がら摘み
花は比較的自然に落ちますが、咲き終わった花は取り除くと株がきれいに保てます。
ニチニチソウの切り戻し
真夏に株が乱れたら全体を3分の1〜半分程度切り戻します。
新しい枝が伸び、秋にもたくさん花を咲かせます。
ニチニチソウをこんもり育てる方法
・植え付け後に摘心する
・真夏に切り戻しを行う
・定期的に追肥する
・日当たりを確保する
ニチニチソウの花が咲かない原因
日照不足
十分な日光が必要です。
肥料不足
追肥を行うと花付きが改善します。
水の与えすぎ
根腐れによって花数が減ることがあります。
根詰まり
鉢植えでは生育が悪くなります。
ニチニチソウの増やし方
挿し芽
もっとも簡単な増やし方です。
5〜7cmほどの枝を切り、下葉を取り除いて挿します。
2〜3週間ほどで発根します。
種まき
採種して翌年育てることもできます。
ニチニチソウの夏越し
暑さには非常に強く、特別な夏越し対策は必要ありません。
真夏は水切れだけ注意しましょう。
ニチニチソウの冬越し
寒さには弱く、日本では一年草として扱われます。
室内へ取り込めば冬越しできる場合もあります。
ニチニチソウの病気
立枯病
苗の時期に発生することがあります。
根腐れ
過湿によって発生します。
灰色かび病
長雨の時期に発生することがあります。
ニチニチソウの害虫
アブラムシ
新芽に発生します。
ハダニ
乾燥時に葉裏へ発生しやすくなります。
コナジラミ
葉裏に発生することがあります。
ニチニチソウが枯れる原因
水の与えすぎ
根腐れを起こします。
長雨
湿気が続くと株が弱ります。
日照不足
花付きが悪くなります。
寒さ
霜に当たると枯れます。
ニチニチソウを庭や鉢植えで楽しむ方法
花壇
夏花壇を鮮やかに彩ります。
寄せ植え
ポーチュラカ、トレニア、ペンタス、アンゲロニア、センニチコウ、コリウスなどと組み合わせると夏らしい寄せ植えになります。
ハンギングバスケット
枝垂れる品種はハンギングにもおすすめです。
グランドカバー
這うタイプは地面を覆うように育ちます。
ニチニチソウの花言葉
ニチニチソウの代表的な花言葉には、「楽しい思い出」「優しさ」「友情」「生涯の友情」などがあります。
毎日新しい花を咲かせ続ける性質に由来するとされています。
まとめ
ニチニチソウは、真夏の暑さにも負けず、秋まで毎日のように花を咲かせる人気の一年草です。
乾燥に強く育てやすいため、初心者にもおすすめです。
日当たりのよい場所で育て、水を与えすぎないことが元気に育てるポイントです。
植え付け後の摘心や真夏の切り戻しを行うことで、株がこんもり育ち、さらに多くの花を楽しめます。
夏花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットなど幅広い用途で活躍する、夏を代表する草花です。