スギナ対策|抜いても生える原因と地下茎まで効果的に除草する方法
スギナ対策|庭や芝生に広がる原因と効果的な除草・再発防止を解説
スギナは、庭、芝生、空き地、畑、駐車場周辺などに生えやすい多年草です。
地上部だけを見ると細く柔らかい雑草ですが、地下には長い地下茎を伸ばし、広い範囲へ増えていきます。地上部を刈っただけでは地下茎が残り、何度でも新しい芽を出すため、雑草の中でも除去が難しい種類です。
春には胞子を作る「ツクシ」が地上へ出て、その後に緑色のスギナが伸びます。
スギナ対策では、一度の草むしりで完全に除去しようとするより、地上部を繰り返し取り除きながら地下茎の養分を減らし、必要に応じて除草剤や土壌管理を組み合わせる方法が現実的です。
この記事では、スギナの特徴、増える原因、効果的な抜き方、芝生や花壇での対策、除草剤、防草シート、土壌改良、再発防止まで解説します。
スギナの基本情報
・和名:スギナ
・学名:Equisetum arvense
・科名:トクサ科
・属名:トクサ属
・分類:多年草
・繁殖方法:地下茎、胞子
・生育場所:庭、畑、芝生、空き地、道路脇など
・発生時期:春〜秋
・地下茎:非常に発達する
・耐寒性:強い
・耐暑性:強い
・除草難易度:高い
スギナとは?
スギナは、トクサ科トクサ属に分類される多年草です。
春から秋にかけて、細かな枝を輪生させた緑色の茎を伸ばします。
一般的な植物のような大きな葉を持たず、細い茎と枝で光合成します。
地下には黒褐色の地下茎を広範囲へ伸ばします。
地下茎の節から新しい芽を出すため、地上部を抜いても地下茎が残っていると再び発生します。
スギナが一度広い範囲へ定着すると、完全に除去するまで時間がかかることがあります。
スギナとツクシの関係
スギナとツクシは、同じ植物です。
春先に最初に地上へ現れる胞子茎がツクシです。
ツクシは先端に胞子を作る穂を持ちます。
ツクシが出た後、同じ地下茎から緑色の栄養茎であるスギナが伸びます。
ツクシとスギナは別の植物ではありません。
地下では同じ地下茎につながっています。
スギナが雑草として厄介な理由
地下茎で広がる
スギナ対策を難しくする最大の特徴が地下茎です。
地下へ長い茎を伸ばし、途中の節から新しい芽を出します。
地表では離れているように見えるスギナでも、地下では同じ地下茎につながっている場合があります。
地上部を抜くだけでは再生する
スギナを手で引っ張ると、途中で切れることがよくあります。
地下茎が残っていれば、その後新しい芽を出します。
一度抜いただけで除去できない理由です。
地下茎が切れても再生できる
耕運機やスコップで地下茎を細かく切ると、その断片から芽を出す場合があります。
除草目的で無計画に土を細かく耕すと、スギナをさらに広げることがあります。
深い場所まで地下茎を伸ばす
地下茎は地表近くに限らず、深い位置まで伸びる場合があります。
すべてを手作業で掘り取ることが難しくなります。
胞子でも増える
春に出るツクシは胞子を飛ばします。
スギナの主な拡大は地下茎によるものですが、胞子によって新しい場所へ定着する可能性もあります。
スギナが増える原因
地下茎を残している
草むしりで地上部だけを取っていると、地下茎はそのまま残ります。
地下に蓄えた養分を使って何度も新しい芽を出します。
長期間放置している
スギナは光合成によって地下茎へ養分を蓄えます。
地上部を長期間残すほど地下部が充実します。
毎年放置すると地下茎の範囲が広がり、除去が難しくなります。
耕すことで地下茎を分散させている
地下茎が多い場所を耕運すると、地下茎が細かく切断されます。
切れた地下茎が別々に再生すると、発生場所が増えることがあります。
周囲から地下茎が侵入する
隣接地や空き地にスギナが大量に生えている場合、境界を越えて地下茎が侵入することがあります。
庭の中だけ除草しても、外から再侵入する可能性があります。
スギナが生える土は酸性?
スギナは酸性土壌に生える雑草としてよく紹介されます。
実際には、スギナが生えているだけで土壌が強酸性だと断定することはできません。
さまざまな土壌条件で生育できます。
スギナ対策として石灰を大量にまけば自然に消えるという単純なものでもありません。
土壌酸度を調整する場合は、スギナ対策だけを目的にせず、そこで育てる芝、野菜、草花などに適したpHへ調整することが基本です。
石灰をまけばスギナはなくなる?
石灰をまくだけで、すでに生えているスギナを完全に駆除することはできません。
地下茎が残っているためです。
土壌酸度を変えても、地下茎から新しい芽が出ることがあります。
苦土石灰などは、育てたい植物のために土壌pHを調整する資材として利用します。
スギナ除去は、別途行う必要があります。
スギナを手で抜く方法
土が湿っているときに抜く
乾燥した硬い土では、地下茎が途中で切れやすくなります。
雨上がりや水やり後など、土が柔らかい状態で作業すると抜きやすくなります。
地際を持つ
枝先を持って引っ張ると、地上部だけが切れます。
できるだけ地際の茎を持ち、ゆっくり抜きます。
地下茎も一緒に取る
地下茎が地表近くにある場合は、スコップなどで土を軽く掘ります。
黒褐色の地下茎を確認し、可能な範囲で取り除きます。
一度で完全除去しようとしない
深い地下茎をすべて取ろうとすると、庭を大きく掘り返す必要があります。
発生した地上部を繰り返し除去し、地下茎の養分を徐々に減らす方法も有効です。
スギナを繰り返し抜く意味
地下茎には養分が蓄えられています。
地上部を除去すると、地下茎は蓄えている養分を使って新しい芽を出します。
新しい芽が光合成を始める前に再び除去すると、地下へ養分を戻すことができません。
これを繰り返すことで地下茎を少しずつ弱らせます。
数回抜いただけですぐになくなるとは限りません。
継続的な管理が重要です。
スギナは草刈りで駆除できる?
草刈りだけで一度に完全駆除することはできません。
地下茎が残るため、何度でも再生します。
ただし、定期的な刈り取りには意味があります。
地上部を伸ばしたままにすると光合成によって地下茎へ養分を蓄えます。
新しいスギナが伸びるたびに刈り取ることで、地下茎の養分を減らすことができます。
広範囲に発生している場所では、繰り返し草刈りする方法が現実的です。
スギナ対策に便利な道具
草抜きフォーク
地表近くの地下部を持ち上げる際に利用できます。
株数が少ない場所に向いています。
小型スコップ
地下茎を確認しながら掘る場合に便利です。
花壇や小さな庭で利用できます。
移植ゴテ
狭い範囲の地下茎を掘り取るときに使用します。
周囲の植物の根を傷めないように注意します。
草刈機
広い空き地や庭で地上部を繰り返し除去する場合に利用できます。
地下茎そのものは除去できません。
防草シート
植物を残す必要がない場所では、長期的な発生抑制に利用できます。
十分な遮光性と耐久性のある製品を選ぶことが重要です。
花壇に生えたスギナの対策
花壇では、スギナの地下茎と園芸植物の根が絡んでいることがあります。
無理に地下茎を掘り取ると、育てている植物の根も傷めます。
株数が少ない場合は、発生したスギナを地際から繰り返し抜きます。
植え替え時期に花壇を掘る機会があれば、見つかった地下茎をできるだけ除去します。
除草剤を使用する場合は、周囲の草花へ薬液が付かないように注意が必要です。
芝生に生えたスギナの対策
少数なら手で抜く
数本程度であれば、芝を傷めないように手で抜きます。
地下茎を完全に取ることが難しくても、繰り返し除去します。
芝刈りを続ける
芝刈りによってスギナの地上部も繰り返し刈ります。
光合成する期間を短くすることで、地下茎を徐々に弱らせます。
芝生用除草剤を検討する
芝を残しながらスギナへ作用する除草剤が使用できる場合があります。
ただし、対象芝と対象雑草の両方が製品表示に記載されていることを確認します。
芝を健康に育てる
芝が薄くなると雑草が目立ちやすくなります。
適切な芝刈り、施肥、水やり、目土、エアレーションなどを行い、芝を密に育てます。
砂利敷きに生えたスギナの対策
地下茎から生えている場合
砂利の下に防草シートがない場合、地下茎からスギナが直接伸びていることがあります。
地上部を抜くだけでは再発します。
防草シートを施工する
長期的に雑草を抑えたい場合は、既存のスギナを可能な限り除去してから防草シートを施工します。
その上に砂利を敷きます。
シートの隙間に注意する
スギナは小さな隙間から伸びることがあります。
シートの継ぎ目、端部、配管周辺、ピン穴などの施工精度が重要です。
駐車場に生えたスギナの対策
植物を残す必要がない砂利駐車場では、スギナ対策を行いやすくなります。
発生が少ない場合は手作業で抜きます。
広範囲に発生している場合は、除草剤と防草シートを組み合わせる方法があります。
毎年大量に発生する場合は、既存の砂利を一度撤去し、除草、防草シート、砂利の再施工まで行うほうが長期的な管理負担を減らせる場合があります。
スギナに除草剤は効く?
スギナに効果のある除草剤はあります。
ただし、スギナは葉の面積が小さく、地下茎も発達しているため、雑草によっては効果が出るまで時間がかかる場合があります。
製品を選ぶ際は、「スギナ」が適用雑草として記載されていることを確認します。
茎葉処理型除草剤
茎葉処理型除草剤は、地上に伸びたスギナへ散布します。
薬剤が茎葉から吸収され、地下部へ移行するタイプがあります。
地下茎まで作用させるためには、スギナがある程度成長し、十分な地上部がある状態で散布することが重要になる場合があります。
散布直後に刈り取ると、薬剤が地下へ移行する前に地上部を失うため、製品ごとの使用方法を守りましょう。
非選択性除草剤
非選択性除草剤は、薬液がかかった多くの植物へ作用します。
スギナ以外の草、芝、草花、庭木の葉なども枯らす可能性があります。
植物を残す必要がない場所に向いています。
花壇や芝生での使用には注意が必要です。
芝生で除草剤を使用する場合
芝生では非選択性除草剤を全面散布できません。
芝を残しながら雑草へ作用する選択性除草剤を利用します。
使用できる芝の種類とスギナへの適用が、両方記載されている製品を選びます。
日本芝と西洋芝では使用できる薬剤が異なる場合があります。
必ず製品ラベルを確認しましょう。
除草剤を散布するタイミング
スギナが十分に地上部を伸ばしている時期が基本です。
伸び始めたばかりで地上部が小さい状態では、薬剤を吸収できる面積も少なくなります。
一方、極端な高温や乾燥でスギナが弱っている時期は、効果が安定しない場合があります。
製品ごとの使用適期を確認します。
除草剤を使うときの注意点
除草剤を使用する場合は、次の点を確認します。
・適用雑草にスギナが含まれているか
・使用できる場所
・対象となる芝や作物
・希釈倍率
・使用量
・使用回数
・散布時期
・散布後の降雨条件
・周囲の植物への影響
自己判断で濃度を高くしないようにします。
風の強い日は、周囲へ飛散するため散布を避けましょう。
スギナに熱湯は効果がある?
熱湯を地上部へかけると、茎を枯らすことはできます。
しかし、地下深くの地下茎まで十分な熱を与えることは難しくなります。
地上部が枯れても、地下茎から再生する可能性があります。
熱湯は舗装の隙間など狭い場所の一時的な対策として利用できますが、広範囲のスギナ対策には効率的とはいえません。
周囲の植物や火傷にも注意が必要です。
スギナに塩をまくのはおすすめしない
塩を大量にまく方法はおすすめできません。
塩分が土壌へ残り、スギナだけでなく周囲の植物にも影響します。
土壌の塩類濃度が高くなると、その後植物を育てにくくなる可能性があります。
雨水によって塩分が移動し、周囲の植栽へ被害が出ることもあります。
庭や花壇では使用しないほうが安全です。
酢でスギナを枯らせる?
濃い酢を地上部へかけると、組織を傷めることがあります。
ただし、地下茎まで完全に枯らせることは難しくなります。
周囲の植物や土壌にも影響するため、長期的なスギナ対策としては適していません。
根本的な対策には、抜き取り、繰り返し刈り取り、適切な除草剤、防草施工などを使います。
防草シートでスギナを防げる?
適切な防草シートを施工すれば、スギナの地上への発生を大幅に抑えられます。
重要なのは、遮光性と耐久性です。
薄いシートや劣化したシートでは、スギナが隙間や破損部分から出ることがあります。
施工前にできるだけスギナを除去し、地面を平らにします。
継ぎ目を十分に重ね、端部をしっかり固定します。
防草シートの継ぎ目からスギナが出る理由
地下茎はシート下でも生きています。
光のある方向へ芽を伸ばし、シートの継ぎ目や端部を見つけると地上へ出ることがあります。
施工時は、継ぎ目を狭くせず、十分に重ねます。
構造物との境界も隙間を作らないように施工します。
砂利だけではスギナ対策になりにくい
砂利を厚く敷いても、地下茎から芽を伸ばすことがあります。
砂利の隙間には光も入ります。
長期的に抑えたい場合は、防草シートと砂利を組み合わせる方法が適しています。
既存のスギナを除去せず、そのまま砂利だけを追加しても再び出てくる可能性があります。
コンクリートの隙間からスギナが出る場合
スギナは地下茎を伸ばし、舗装の隙間から芽を出すことがあります。
小さな隙間であれば、地上部を繰り返し抜きます。
植物を残す必要がない場所では、適用のある除草剤を使用する方法もあります。
目地が大きく開いている場合は、除草後に補修することで再発場所を減らせます。
スギナ対策で耕運機を使う際の注意点
スギナが大量に生えている場所をそのまま耕運すると、地下茎を細かく切断することがあります。
切れた地下茎から複数の芽が出れば、発生範囲が広がる可能性があります。
畑や花壇を全面的に作り直す場合は、耕運前後に地下茎を拾い出すことが重要です。
単に細かく耕せばスギナがなくなるわけではありません。
スギナの地下茎を掘り取る方法
土を掘り起こす
小規模な花壇なら、20〜30cm程度ずつ土を掘り起こします。
地下茎が見つかったら切らないように取り除きます。
黒褐色の地下茎を探す
スギナの地下茎は黒褐色で、節があります。
地中を横方向や斜め方向へ伸びています。
切れた地下茎も回収する
作業中に地下茎が切れた場合は、見つけた断片も回収します。
小さな断片を残さないようにします。
無理に深追いしない
地下茎は非常に深い位置まで伸びることがあります。
庭全体を極端に深く掘ることは現実的ではありません。
表層の地下茎を減らした後、再発株を繰り返し除去する方法を組み合わせます。
スギナの再発を防ぐ方法
新芽を見つけたらすぐ取る
地下茎から新しい芽が出たら、早い段階で取り除きます。
光合成させる期間を短くすることがポイントです。
地上部を長期間残さない
伸びたスギナを放置すると、地下茎へ養分を蓄えます。
定期的に抜くか刈り取りましょう。
土を裸地のままにしない
花壇では目的の植物やグランドカバーを育てます。
植栽しない場所では防草シートなどを利用します。
境界からの侵入を確認する
隣接地から地下茎が侵入している場合は、敷地境界付近の発生状況を確認します。
庭だけでなく境界周辺も定期的に除草しましょう。
数年間継続する
地下茎が広がったスギナは、一度の作業で完全になくならないことがあります。
発生量を毎年減らしていく管理が現実的です。
スギナ対策でやってはいけないこと
一度抜いただけで終わる
地下茎が残っている可能性があります。
数週間後に再発していないか確認します。
地上部だけを毎年放置する
長期間葉を残すと地下茎へ養分が蓄えられます。
発生したら定期的に除去しましょう。
地下茎を無計画に細断する
耕運によって地下茎を細かくすると、再生箇所が増える場合があります。
地下茎を見つけたらできるだけ回収します。
塩を大量にまく
土壌や周辺植物への影響が大きくなります。
将来植栽する場所では特に避けましょう。
芝生へ非選択性除草剤を使用する
スギナだけでなく芝も枯れる可能性があります。
芝生では使用可能な選択性除草剤を確認します。
スギナ対策はいつ行う?
春にスギナが伸び始めたら対策を開始します。
新しい芽を見つけ次第、繰り返し除去します。
春から夏は成長が活発なため、定期的な見回りが重要です。
除草剤を使用する場合は、スギナが一定量地上部を伸ばしてから使用する製品もあります。
製品の適期を確認しましょう。
秋まで地上部を放置せず、地下茎へ養分を十分に戻させない管理を続けます。
スギナを完全に駆除するには?
広範囲に定着したスギナを完全に除去するには、複数の方法を組み合わせる必要があります。
・可能な範囲で地下茎を掘り取る
・発生した地上部を繰り返し抜く
・広い場所では定期的に刈り取る
・必要に応じてスギナに適用のある除草剤を使用する
・植物を育てない場所では防草シートを施工する
・シートの継ぎ目や端部を適切に処理する
・隣接地からの再侵入を確認する
・数年間継続して管理する
地下茎に蓄えられた養分を減らしながら、新しい光合成を繰り返し阻止することが重要です。
スギナ対策の場所別おすすめ方法
芝生
少数なら手で抜きます。
発生量が多ければ、定期的な芝刈りと芝生用の選択性除草剤を検討します。
芝そのものを健康に育てる管理も行います。
花壇
手作業を中心にします。
植え替え時に地下茎を見つけたら取り除きます。
周囲の植物へ影響するため、除草剤の使用は慎重に行います。
砂利敷き
既存株を除去し、防草シートと砂利を組み合わせます。
シートの継ぎ目と端部の施工を丁寧に行います。
駐車場
植物を残す必要がなければ、除草剤と防草シートを組み合わせやすい場所です。
毎年の草刈り費用と防草施工費を比較して判断します。
畑
地下茎を可能な範囲で掘り取ります。
耕運で細断した地下茎をそのまま残さないようにします。
作物がある時期の除草剤使用は、適用作物や使用時期を必ず確認します。
庭木の周囲
新芽を繰り返し手で抜きます。
除草剤を使用する場合は、庭木の葉、ひこばえ、若い幹などに付着させないようにします。
スギナと土壌改良
スギナだけを理由に土壌を全面的に改良する必要はありません。
ただし、花壇や芝生で目的の植物がうまく育っていない場合は、土壌環境を確認しましょう。
確認したい項目には、次のようなものがあります。
・土壌pH
・水はけ
・土の硬さ
・有機物量
・肥料状態
・日当たり
目的の植物に適した環境を作り、地表を植物で覆うことで、新しい雑草が目立ちにくくなります。
スギナは放置しても問題ない?
場所によって判断が変わります。
空き地や自然風の庭であれば、必ずしも完全に除去する必要はありません。
一方、芝生、花壇、家庭菜園、砂利敷きなどでは、放置すると地下茎が拡大して管理が難しくなります。
将来的に除去する予定がある場所では、発生初期から対策したほうが作業量を減らせます。
まとめ
スギナは、地下茎によって広範囲へ増える多年草です。
春に出るツクシと、後から伸びる緑色のスギナは同じ植物です。
スギナが除草しにくい最大の理由は、地下へ発達した地下茎を持つことです。
地上部だけを抜いても地下茎が残れば再生します。
一方、発生するたびに地上部を除去すると、地下茎に蓄えられた養分を徐々に減らせます。
小規模な花壇では可能な範囲で地下茎を掘り取り、再発株を繰り返し抜く方法が基本です。
広い庭や空き地では、定期的な草刈りやスギナに適用のある除草剤を組み合わせると効率的です。
芝生では、芝を残せる選択性除草剤を確認します。
砂利敷きや駐車場では、防草シートと砂利を組み合わせることで長期的な発生を抑えやすくなります。
石灰をまくだけでスギナがなくなるわけではなく、塩を使った除草も土壌への影響が大きいためおすすめできません。
スギナ対策では、「地下茎を減らす」「地上部を繰り返し除去する」「光合成させる期間を短くする」「必要に応じて除草剤や防草シートを使う」の4つを組み合わせることがポイントです。