サルナシ(猿梨)の育て方|特徴・剪定・実がならない原因・収穫まで解説

サルナシ(猿梨)の育て方|特徴・剪定・実がならない原因・収穫まで解説

サルナシ

サルナシは、キウイフルーツに似た甘酸っぱい果実をつける、つる性の落葉果樹です。日本の山野にも自生し、地域によっては「コクワ」と呼ばれています。小さな果実は皮が薄く、熟すと皮ごと食べられることが魅力です。

庭植えでも鉢植えでも育てられますが、つるが長く伸びるため、丈夫な棚や支柱が必要です。また、基本的には雄株と雌株が分かれるため、収穫を楽しむには苗の性質と受粉条件を確認することが大切です。

この記事では、サルナシの特徴、育て方、水やり、肥料、剪定、収穫と追熟、実がならない原因、鉢植え管理、病害虫まで詳しく解説します。

サルナシの基本情報

  • 和名:サルナシ(猿梨)

  • 別名:コクワ、シラクチカズラ、シラクチヅル

  • 学名:Actinidia arguta

  • 科名:マタタビ科

  • 属名:マタタビ属

  • 分類:落葉つる性木本、果樹

  • 原産地:日本、中国、朝鮮半島、ロシア東部など

  • つるの長さ:数m〜十数m以上。栽培では剪定して管理する

  • 開花期:5〜6月頃。地域によって7月頃まで

  • 花の色:白

  • 収穫期:9〜10月頃

  • 実の色:緑〜黄緑色など

  • 植え付け時期:11月〜3月頃の落葉期。厳寒期を避ける

  • 植え替え時期:厳寒期を除く落葉期

  • 成長速度:速い

  • 耐寒性:強い。ただし芽吹き後の遅霜に注意

  • 耐暑性:比較的あるが、強い乾燥と根の高温に注意

  • 栽培難易度:初心者〜中級者向き。受粉とつるの管理がポイント

開花・収穫・作業の時期は、地域や品種、その年の気候によって変わります。

サルナシとは?

サルナシは、マタタビ科マタタビ属に分類される落葉つる性植物です。山野では周囲の木などに巻きつきながら伸び、秋に小さな果実をつけます。

キウイフルーツの仲間で、果実を切ると、緑色の果肉に小さな黒い種が並ぶ様子が見られます。一般的なキウイフルーツより小さく、果皮に目立つ毛がないため、皮ごと食べやすい果実です。

生食のほか、ジャムやソースなどにも利用できます。十分に熟すと香りが増し、家庭で収穫する楽しみがあります。

サルナシの特徴

皮ごと食べられる小さな果実

果実は一般に長さ2〜3cmほどで、品種や系統によって大きさが異なります。

熟すと果肉が柔らかくなり、甘みと酸味を楽しめます。皮をむく手間が少なく、そのまま食べやすい点が魅力です。

つるが旺盛に伸びる

根づいた株は生育が旺盛で、つるを長く伸ばします。

放任すると枝が絡み合い、近くの植物や構造物に巻きつきます。植え付け前に、つるを伸ばす範囲と支える設備を決めておきましょう。

寒さに強い

冬の休眠中は寒さに強く、寒冷地でも栽培されます。

ただし、春に伸びた新芽や若いつるは遅霜で傷むことがあります。冬の耐寒性と、芽吹いた後の霜への強さは分けて考えることが大切です。

雌株と雄株がある

基本的には、実をつける雌株と花粉を供給する雄株が分かれています。

一部には1本でも結実する品種がありますが、どのサルナシでも単独で実るわけではありません。購入時に苗の性質を確認しましょう。

収穫後に追熟できる

十分に成熟した果実は、硬さが残るうちに収穫して追熟させることができます。

ただし、早く採りすぎた未熟果は、柔らかくなっても十分な甘さにならないことがあります。収穫の時期を見極めることが大切です。

サルナシの名前の由来

「サルナシ」は、猿が好んで食べる、ナシに似た果実をつけることに由来するといわれます。

地域によっては「コクワ」と呼ばれ、山の果実として親しまれてきました。また、丈夫なつるにちなみ、シラクチカズラなどの別名もあります。

サルナシの主な種類・品種

一才サルナシ

比較的若いうちから実をつけやすいものとして流通するタイプです。

「一才」という名前でも、購入した年や種まきから1年で必ず収穫できるという意味ではありません。苗の年齢や栽培環境によって、結実までの期間は変わります。

1本で結実するとして販売される苗がありますが、受粉によって果実の大きさや実つきが改善する場合もあります。

光香

大きめの果実と香りが特徴の品種です。

同じ株に異なる性質の花をつける雑居性として知られています。家庭で育てる場合も、販売元に結実性や受粉条件を確認しましょう。

峰香

光香の実生から選抜された品種で、甘みと果汁の多さが特徴です。

雌雄異株のため、収穫には開花期の合う雄株を組み合わせます。

在来系統・地域系統

サルナシには、各地の自生株から選ばれた系統があります。

果実の大きさ、熟す時期、つるの勢い、雌雄性などが異なります。地域名や販売名だけで判断せず、苗の具体的な性質を確認しましょう。

ベビーキウイとの違い

「ベビーキウイ」や「キウイベリー」は、皮ごと食べられる小さなキウイ類の果実に使われる呼び名です。

サルナシ由来の品種が含まれますが、販売名だけでは種や品種を特定できない場合があります。栽培用の苗は、品種名と受粉条件を確かめて選びます。

サルナシの受粉|1本でも実がなる?

基本は雌株と雄株を組み合わせる

一般的なサルナシでは、雌株だけ、または雄株だけを植えても収穫につながりません。

雌株に実をつけるには、開花期の重なる雄株の花粉が必要です。家庭では、相性を確認した雌雄の苗を組み合わせると管理しやすくなります。

1本で結実する品種もある

一部の品種には、受粉せずに果実が育つ性質などがあります。

ただし、「1本で実る」ことと「受粉するときと同じ収量や大きさになる」ことは同じではありません。収穫を重視する場合は、雄株を併せて育てる効果についても確認しましょう。

開花期が合うことが重要

雌雄の株があっても、花の咲く時期が重ならないと受粉できません。

同じ場所で育て、毎年の開花時期を記録しておくと、実つきが悪いときの判断に役立ちます。

人工授粉で補う

昆虫の訪花が少ない場合は、開いた雌花の柱頭に、雄花の花粉を柔らかい筆などで付けます。

雨で花がぬれているときは避け、開花期間中に状態を見ながら行います。雄株も、開花前に花をつける枝を切りすぎないことが大切です。

サルナシの育て方

日当たり

収穫を目的にするなら、枝葉に十分な光が当たる場所を選びます。

半日陰でも育ちますが、暗い場所では花や実が少なくなることがあります。暑い地域では、午後の強い西日や根元の過熱を避けられる場所が管理しやすいでしょう。

風通し

つるが何重にも重なると、棚の内側に湿気がこもります。

枝を広げて誘引し、葉が過密にならないように管理します。ただし、強風が直接当たり続ける場所では、若いつるの折損や乾燥に注意が必要です。

用土

水はけがよく、適度な水もちのある土を使います。

庭植えでは、完熟堆肥や腐葉土を適量混ぜ、根が広がりやすい状態に整えます。乾燥しやすい場所や、雨水が長くたまる場所は避けましょう。

鉢植えには、市販の果樹用培養土などを利用できます。

植え付け時期

11月〜3月頃の落葉期が目安です。

寒冷地では土が凍る厳寒期を避け、春の芽吹き前に植えると管理しやすくなります。

植え付け方法

根鉢より広い植え穴を用意し、元の鉢と同じ程度の深さに植えます。

植え付け後はたっぷり水を与え、伸ばすつるを支柱へ誘引します。後から根を傷めながら設置しなくて済むよう、棚や支柱は早めに用意しましょう。

水やり

地植えの水やり

根づいた株は降雨を利用できますが、乾燥が続く時期には水やりが必要です。

サルナシは浅い位置にも根を広げるため、表土の乾燥の影響を受けます。植え付け直後や果実が育つ時期は、特に注意しましょう。

鉢植えの水やり

土の表面が乾き始めたら、鉢底から流れ出るまで十分に与えます。

葉が多くなると水の消費も増えます。根鉢全体が乾き切る前に水を与え、受け皿の水は捨てましょう。

夏の水やり

朝に土の状態を確認し、暑く風の強い日は夕方にも確認します。

水やりの回数を固定せず、土の乾き方に合わせて調整します。株元のマルチングは、乾燥や地温の上昇を抑える助けになります。

冬の水やり

落葉すると水の消費が減ります。

鉢植えでは乾き具合を見ながら、凍結しにくい日中に与えます。葉がないからといって、長期間完全に乾燥させないようにしましょう。

肥料

サルナシの肥料は、土の肥沃さとつるの伸び方を見て調整します。

庭植えでは冬から春の生育開始前に、株の大きさに応じた緩効性肥料などを施します。肥沃な場所で十分に成長している場合は、多く与える必要はありません。

鉢植えでは、製品の使用方法に従い、生育期間中に必要な分を補います。収穫後の追肥も、葉が働いている時期と株の状態を見て判断しましょう。

窒素分が多すぎると、つるばかり伸びて棚が混み合いやすくなります。実が少ないからといって、むやみに肥料を増やさないことが大切です。

サルナシの剪定

剪定が必要な理由

伸びたつるを整理し、実をつける枝に光を届けるためです。

剪定をしないと枝が絡み合い、収穫や受粉作業もしにくくなります。棚の大きさに合わせて、残す枝を選びましょう。

剪定時期

主な剪定は、落葉後から冬の休眠期に行います。温暖地では12月〜1月頃を目安に、早めに済ませると管理しやすくなります。

春が近づき樹液の流れが活発になると、切り口から樹液が多く流れることがあります。芽吹き直前の大きな切り戻しは避け、地域の生育時期に合わせて作業しましょう。

実をつける枝の仕組み

サルナシは、前年に伸びた充実した枝から春に出る新しい枝に花や実をつけます。

翌年の実をつける枝の土台になる、前年枝を「結果母枝」と呼びます。冬に前年枝をすべて短く切ると、翌年の収穫が減る原因になります。

冬の剪定方法

枯れ枝、細く弱い枝、重なり合う枝を優先して整理します。

そのうえで、充実した前年枝を間隔よく残して誘引します。実をつけた枝も一律に根元から切らず、先端側の芽を残して使うか、新しい枝へ更新するかを判断します。

残す芽の数は、品種や枝の勢い、棚の広さに応じて調整しましょう。

夏のつるの整理

生育期は、棚からはみ出したつるや混み合う新梢を整理します。

果実の近くの葉を一度に取り除くと、日焼けや生育不良につながることがあります。翌年の結果母枝として使うつるも残し、光が入るように広げましょう。

雄株の剪定

雄株にも、受粉用の花を確保するための管理が必要です。

開花前に強く切ると花粉が不足します。花が終わった後に伸びすぎたつるを整理し、翌年咲く枝を育てましょう。

サルナシの仕立て方

棚仕立て

丈夫な柱と棚を設け、つるを上に広げる方法です。

果実が下に垂れるため、収穫しやすくなります。成長したつるや葉、果実の重さに耐える構造にしましょう。

垣根仕立て

支柱とワイヤーを使い、枝を横方向に広げます。

枝の位置が分かりやすく、剪定や人工授粉をしやすい仕立て方です。幅と高さを決めて、枝が重なりすぎないように整えます。

鉢植えの支柱仕立て

大型鉢に丈夫な支柱やトレリスを組み合わせて育てます。

小さなリング支柱だけでは、成長後のつるを支えきれないことがあります。枝数を抑え、鉢ごと倒れないように固定しましょう。

サルナシの収穫

収穫時期

一般に9〜10月頃が目安です。

品種や地域によって差があるため、苗の説明と実際の果実の状態を合わせて判断します。

収穫適期の見分け方

果実が十分に大きくなり、一部に柔らかさや香りが出始めたら確認します。

緑色のまま熟すものが多いため、色だけでは判断しにくい果樹です。数粒を試し採りし、切ったときの種の色や追熟後の味も参考にしましょう。

収穫方法

果実を強く握らず、必要に応じてハサミで果柄を切って収穫します。

柔らかい実はつぶれやすいため、浅い容器に入れます。傷んだ実は健全な実と分けましょう。

追熟の方法

十分に成熟した硬い果実を室内に置き、柔らかさと香りが出るのを待ちます。

追熟を促したい場合は、リンゴなどと一緒に袋へ入れる方法もあります。熟し始めると急に柔らかくなるため、毎日確認して食べ頃の実から取り出しましょう。

収穫後の保存

すぐに食べない硬い果実は冷蔵し、食べる分ずつ追熟させると扱いやすくなります。

柔らかくなった実は日もちしにくいため、早めに食べるか加工します。皮のしわだけを完熟の基準にすると、乾燥や過熟を見落とすことがあるので注意しましょう。

サルナシの実がならない原因

雄株だけを育てている

雄株は花粉を供給する役割で、基本的に果実を収穫できません。

実を楽しみたい場合は、雌株や1本で結実する品種を用意します。

雌株に合う花粉がない

雌株だけで育てている場合や、雄株と開花期がずれている場合は、受粉できないことがあります。

苗の雌雄性と、実際に花が咲く時期を確認しましょう。

木が若い

苗が若い間は、つるや根の成長が中心になります。

結実までの期間は品種、苗の年齢、増やし方によって異なります。種から育てた株は、花が咲くまで長くかかることがあります。

剪定で結果母枝を切っている

前年に伸びた枝を毎年すべて短くしていると、実をつける新梢が不足します。

充実した前年枝を残し、棚の上に広げる管理へ見直しましょう。

日照不足や枝の混み合い

つるが何重にも重なると、内側の枝が日陰になります。

肥料を増やす前に、枝の配置と光の入り方を確認することが大切です。

遅霜で新芽が傷んだ

冬を無事に越しても、春の遅霜で新芽や花芽が傷むことがあります。

芽吹き後に冷え込みが予想される地域では、若い株を不織布などで保護します。

水切れや肥料過多

果実が育つ時期の水切れや、窒素過多によるつるの茂りすぎも見直します。

「花が咲かない」「花は咲くが結実しない」「小さな実が落ちる」を分けて観察すると、原因を絞りやすくなります。

サルナシの鉢植え管理

鉢の選び方

排水穴があり、根鉢より一回り大きい鉢を選びます。

成長に合わせて鉢を大きくし、収穫を目指す株には十分な土の容量を確保しましょう。

置き場所

日当たりと風通しのよい屋外が基本です。

夏はコンクリートの照り返しなどで鉢が熱くなりやすいため、鉢側面への日よけや鉢台で調整します。

植え替え

2年に1回程度を目安に、根の張り方を見て判断します。

水が染み込みにくい、すぐに乾く、鉢底から根が多く出る場合は根詰まりを確認します。植え替えは厳寒期を除く落葉期に行い、根を一度に大きく切りすぎないようにしましょう。

鉢植えで実をならせるコツ

枝葉の量と鉢の容量のバランスを取り、水切れを防ぎます。

雄株が必要な品種は、別の鉢で雄株を育てて近くに置く方法もあります。若木や小鉢では、実をつけすぎた場合に一部を摘み取り、株への負担を調整しましょう。

サルナシの増やし方

挿し木

休眠枝や初夏の新しい枝を使って増やす方法があります。

健全な枝を選び、清潔な用土へ挿します。発根前は強い直射日光と乾燥を避け、枝がぐらつかないように管理しましょう。

挿し木苗は、基本的に親株の雌雄性や品種の性質を引き継ぎます。

取り木・伏せ込み

つるの一部を親株につないだまま土に接触させ、発根させる方法です。

十分に根が出てから切り離します。地面へ届くつるがある場合に取り組みやすい方法です。

種まき

熟した果実から種を取り出して育てることもできます。

ただし、親株と同じ味や実の大きさになるとは限らず、雌雄も選べません。収穫を目的にする場合は、性質の分かる苗のほうが計画を立てやすくなります。

苗木を購入する

品種名、雌雄性、受粉相手、収穫時期を確認して選びます。

根が健全で、枝に大きな傷や病害虫の跡がない苗を選びましょう。

サルナシの病害虫

カイガラムシ

枝やつるに付着し、樹液を吸います。

少数のうちに、枝を傷めないよう柔らかいブラシなどで取り除きます。古いつるの分岐部分も確認しましょう。

カメムシ類

果実などを吸汁し、傷や変形の原因になることがあります。

果実が育つ時期に観察し、見つけたら取り除きます。防虫ネットを使う場合は、受粉が終わってから設置しましょう。

コガネムシ類

成虫が葉を食べることがあります。

鉢植えでは幼虫による根の食害にも注意します。急に生育が悪くなった場合は、水管理と併せて根の状態を確認しましょう。

枝枯れや葉の斑点

枝が枯れたり、葉に斑点が広がったりした場合は、病気や傷みを確認します。

症状だけで病名を決めつけず、被害部分の様子を観察しましょう。病気が疑われる株の剪定後は、道具を清潔にしてから別の株に使います。

薬剤を使う場合は、サルナシと対象の病害虫に使用できる登録を確認し、使用時期や回数を守ります。

サルナシが枯れる原因

水切れ

葉が多い時期の鉢植えでは、水切れが起こりやすくなります。

葉がしおれたら土の状態を確認し、乾いていれば十分に水を与えます。繰り返す場合は、根詰まりや鉢の小ささも見直しましょう。

過湿・根腐れ

水がたまる土や受け皿へのため水で、根が傷むことがあります。

土が湿っているのにしおれる場合は、水を追加する前に排水を確認します。

根の高温や強い乾燥

暑い時期に根元が強く熱せられると、株が弱ることがあります。

マルチングや鉢への日よけで調整します。マルチ材は幹へ厚く寄せすぎず、株元の状態が確認できるようにしましょう。

つるの折損や締め付け

風でつるが折れたり、誘引ひもが幹へ食い込んだりすると、その先が枯れることがあります。

ひもは余裕を持たせて結び、幹が太るにつれて緩めます。支柱のぐらつきも定期的に確認しましょう。

サルナシを庭に植えるときの注意点

丈夫な棚を用意する

成長したサルナシは、つるや葉、果実が重くなります。

簡易的な園芸支柱だけで長期間支えようとせず、成木を想定した設備を用意しましょう。

周囲の木や建物に絡ませない

近くの庭木や雨どいなどへつるが伸びると、後から取り除きにくくなります。

伸ばしてよい範囲を決め、はみ出したつるは早めに誘引し直します。

雄株の場所も確保する

雌雄異株の品種では、雄株を育てる空間も必要です。

受粉しやすさに加え、雄株が雌株を覆い尽くさないように枝の配置を考えましょう。

落果や鳥の食害に注意する

柔らかく熟した果実は落ちたり、鳥に食べられたりすることがあります。

成熟期はこまめに確認し、収穫と追熟を組み合わせて楽しみます。落ちた実は早めに片付けましょう。

サルナシの食べ方

生食

食べ頃まで熟した果実を洗い、へたを取り除いて皮ごと食べます。

硬く酸味の強い果実は、十分に成熟して採ったものであれば、追熟してから味わいましょう。

ジャム

果実を刻むかつぶし、砂糖と煮て作ります。

皮や小さな種も利用できます。なめらかに仕上げたい場合は、加熱後にこして調整しましょう。

フルーツソース

果実を砂糖と軽く煮て、ヨーグルトやアイスクリームに添えます。

甘みや酸味は品種と熟度で変わるため、味を見ながら砂糖の量を調整します。

冷凍

洗って水分を拭き取り、へたを除いて冷凍します。

少量ずつ分けておくと、スムージーやソースに使いやすくなります。解凍後は柔らかくなりやすいため、加工に向いています。

サルナシは初心者におすすめ?

サルナシは、つるを育てる空間と支柱を用意できる方なら、初心者でも取り組める果樹です。

収穫のためには、苗選びと受粉、前年枝を残す剪定が重要です。次のポイントを押さえましょう。

  • 品種名と雌雄性を確認して購入する

  • 必要に応じて開花期の合う雄株を用意する

  • 植え付け前に丈夫な棚や支柱を設ける

  • 根元を乾燥させすぎない

  • 肥料を与えすぎない

  • 前年に伸びた充実した枝を残す

  • 生育期はつるの絡み合いを防ぐ

  • 成熟した果実を収穫し、食べ頃まで追熟させる

サルナシと相性のよい植物

サルナシを棚仕立てにすると、下は季節によって日陰になります。

庭の景観としては、棚の外縁にギボウシやヤブランなどを配置し、葉の形を組み合わせて楽しむ方法があります。ただし、サルナシの根元は空け、収穫や水やりのための通路を残しましょう。

ほかのつる植物を同じ棚へ植えると絡み合いやすいため、別の支柱で育てると管理しやすくなります。これらは景観上の提案であり、混植による増収や病害虫予防を保証するものではありません。

まとめ|サルナシは甘酸っぱい果実を楽しめるつる性果樹

サルナシは、皮ごと食べられる小さな果実が魅力の落葉つる性果樹です。庭植えでも鉢植えでも育てられ、秋には香りのある甘酸っぱい実を楽しめます。

栽培では、雄株が必要かどうかを確認し、丈夫な棚と十分な日当たりを確保することが大切です。水切れを防ぎ、前年に伸びた充実した枝を残して剪定しましょう。

成熟した果実を丁寧に収穫し、食べ頃まで追熟させれば、家庭ならではの味わいを楽しめます。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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