フェイジョアの育て方|花も実も楽しめる常緑果樹の特徴・剪定・管理方法を解説

フェイジョアの育て方|花も実も楽しめる常緑果樹の特徴・剪定・管理方法を解説

フェイジョア

フェイジョアは、初夏に個性的な花を咲かせ、秋に香りのよい実をつける常緑果樹です。銀緑色の葉、赤い雄しべが目立つ花、甘い香りの果実を楽しめるため、庭木としても果樹としても人気があります。南国風の雰囲気を持ちながら、比較的寒さにも強く、関東以西の暖地では庭植えしやすい植物です。

果実は緑色で、熟すと自然に地面へ落ちることがあります。果肉には独特の甘い香りがあり、パイナップル、洋ナシ、バナナを合わせたような風味と表現されることもあります。生食のほか、ジャム、スムージー、果実酒、シャーベットなどにも利用できます。

フェイジョアは1本でも実をつける品種がありますが、多くの場合は別品種を近くに植えたほうが実つきが安定します。花は咲くのに実がならない場合は、受粉不足が原因になっていることがあります。家庭で収穫を楽しむなら、品種選びと受粉環境が大切です。

この記事では、フェイジョアの特徴、主な品種、育て方、水やり、肥料、剪定、受粉、実がならない原因、収穫、鉢植え管理、病害虫、庭に植えるときの注意点まで詳しく解説します。

フェイジョアの基本情報

  • 和名:フェイジョア

  • 別名:パイナップルグアバ

  • 学名:Acca sellowiana

  • 科名:フトモモ科

  • 属名:アッカ属

  • 分類:常緑低木〜小高木、果樹、庭木

  • 原産地:南アメリカ

  • 樹高:2m〜5mほど

  • 開花期:5月〜7月頃

  • 花色:白、淡桃色、赤色の雄しべ

  • 収穫期:10月〜12月頃

  • 実の色:緑色

  • 植え付け時期:3月〜5月頃、または9月〜10月頃

  • 植え替え時期:鉢植えは3月〜5月頃

  • 成長速度:普通

  • 耐寒性:普通〜やや強い。強い寒風や厳しい霜に注意

  • 耐暑性:強い

  • 栽培難易度:初心者〜中級者向き。日当たり、受粉、剪定、水はけがポイント

フェイジョアとは?

フェイジョアは、フトモモ科に分類される常緑の果樹です。南アメリカ原産の植物で、果実に甘い香りがあることから「パイナップルグアバ」と呼ばれることもあります。日本では、果樹としてだけでなく、庭木、シンボルツリー、生垣、目隠し用の常緑樹として植えられることがあります。

葉は表面が緑色で、裏側は銀白色を帯びます。風で葉裏が見えると、明るく軽やかな印象になります。花は白い花弁と赤い雄しべのコントラストが美しく、エキゾチックな雰囲気があります。

果実は秋に熟し、緑色のまま香りが出ます。熟した実は自然に落ちることがあり、落果したものを拾って追熟させると食べやすくなります。家庭では、観賞と収穫を両方楽しめる果樹として魅力があります。

フェイジョアの特徴

花が美しい

フェイジョアの花は、白い花弁と赤い雄しべが目立つ個性的な姿をしています。

花は初夏に咲き、南国風の雰囲気を感じさせます。果実を目的にしなくても、花木として十分に楽しめます。花弁は厚みがあり、甘みを感じることもあります。

常緑で庭木として使いやすい

フェイジョアは常緑樹です。

一年を通して葉を保つため、庭の骨格を作る木として使いやすい植物です。葉の裏が銀白色を帯びるため、オリーブのような明るい雰囲気もあります。

秋に香りのよい実をつける

フェイジョアは、秋に緑色の実をつけます。

熟した実には甘い香りがあります。果肉はゼリー状の部分とやわらかな部分があり、独特の風味を楽しめます。収穫後に追熟させると香りが強くなり、食べ頃を迎えます。

比較的寒さに強い南国風果樹

フェイジョアは南国風の見た目ですが、比較的寒さに強い果樹です。

暖地では庭植えしやすく、関東以西の平地でも育てられることが多い植物です。ただし、強い霜や冷たい乾いた風には注意します。寒冷地では鉢植えにして冬に保護すると安心です。

受粉環境で実つきが変わる

フェイジョアは、品種によって自家結実性に差があります。

1本でも実をつける品種がありますが、別品種を近くに植えると実つきがよくなる場合が多くあります。花は咲くのに実が少ない場合は、受粉樹や人工授粉を検討しましょう。

フェイジョアの主な品種

アポロ

アポロは、フェイジョアの代表的な品種のひとつです。

比較的実つきがよく、自家結実性がある品種として流通することがあります。果実は中〜大玉になりやすく、家庭果樹として人気があります。

クーリッジ

クーリッジは、1本でも実をつけやすい品種として知られます。

家庭で1本だけ植えたい場合の候補になります。ただし、別品種が近くにあるほうが実つきや果実品質が安定しやすくなります。

マンモス

マンモスは、大きめの果実をつける品種です。

果実のサイズを楽しみたい場合に向いています。実を大きく育てるには、日当たり、肥料、水管理、摘果、受粉環境が大切です。

トライアンフ

トライアンフは、果実品質がよい品種として扱われます。

受粉樹があると実つきが安定しやすくなります。ほかの品種と組み合わせて植えると、家庭でも収穫を狙いやすくなります。

ジェミニ

ジェミニは、比較的コンパクトに育てやすい品種として扱われることがあります。

鉢植えや小さな庭で育てたい場合の候補になります。品種によって流通量に差があるため、苗を選ぶ際は樹形や実つきの特徴を確認しましょう。

ユニーク

ユニークは、1本でも実をつけやすい品種として知られます。

家庭で受粉樹を植えるスペースが少ない場合に候補になります。実つきをより安定させたい場合は、別品種との組み合わせも考えるとよいでしょう。

フェイジョアの育て方

日当たり

フェイジョアは日当たりのよい場所を好みます。

日照不足では花つきや実つきが悪くなります。収穫を目的にするなら、一日を通してよく日が当たる場所を選びましょう。

半日陰でも育つことはありますが、枝が間延びし、花や実が少なくなることがあります。花と実をしっかり楽しみたい場合は、日なたが基本です。

風通し

フェイジョアは風通しのよい場所で育てます。

枝葉が混み合うと、病害虫が出やすくなり、花つきや実つきも悪くなります。剪定で枝を整理し、株の内側まで光と風が入るようにしましょう。

ただし、冬の強い寒風は葉や枝を傷める原因になります。北風が強い場所では、建物や塀で風がやわらぐ場所を選ぶと安心です。

用土

フェイジョアは、水はけのよい土を好みます。

水はけが悪い場所では根腐れしやすくなります。庭植えでは、植え付け時に腐葉土や完熟堆肥を混ぜ、根が張りやすい土に整えます。

極端に乾燥しすぎる土もよくありません。水はけを確保しながら、ある程度保水性のある土にすると育てやすくなります。

鉢植えでは、果樹用培養土や、水はけのよい培養土を使います。赤玉土、腐葉土、軽石などを混ぜた用土も向いています。

植え付け時期

フェイジョアの植え付けは、3月〜5月頃が適しています。

寒さが落ち着き、根が動き始める時期に植えると根づきやすくなります。暖地では9月〜10月頃にも植え付けできますが、冬の寒さが心配な地域では春植えが安心です。

植え付け方法

植え穴は根鉢より大きめに掘ります。

掘り上げた土に腐葉土や完熟堆肥を混ぜ、苗を植え付けます。植え付け後はたっぷり水を与え、支柱を立てて風で揺れないように固定します。

若木のうちは根が浅く、乾燥や強風の影響を受けやすいことがあります。根づくまでは水切れと強風に注意しましょう。

水やり

地植えの水やり

地植えのフェイジョアは、根づいた後は基本的に雨水で育ちます。

ただし、植え付け直後や夏に乾燥が続く時期は水を与えます。開花期や果実が大きくなる時期に水切れすると、落花や落果につながることがあります。

鉢植えの水やり

鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

鉢底から水が流れるまで与え、受け皿の水は捨てます。鉢植えは地植えより乾きやすいため、春から秋は水切れに注意します。

春の水やり

春は新芽が伸び、花芽が動く時期です。

鉢植えや植え付け直後の株では、乾かしすぎないようにします。春の生育がよいと、花つきや枝の充実につながります。

夏の水やり

夏は乾燥に注意します。

地植えでは、雨が少ない期間が続く場合に株元へしっかり水を与えます。鉢植えでは朝にたっぷり水を与え、乾きが早い場合は夕方にも確認します。

冬の水やり

冬は生育がゆるやかになります。

地植えでは基本的に水やりは必要ありません。鉢植えでは、土が乾きすぎない程度に控えめに水を与えます。寒い日の夕方に水を与えると鉢内が冷えやすいため、暖かい日の午前中に行いましょう。

肥料

フェイジョアは、肥料を多く必要としない果樹です。

地植えでは、春と秋に緩効性肥料や有機質肥料を少量与えます。土が肥えている場所では、与えすぎないほうが枝葉と花つきのバランスを保ちやすくなります。

鉢植えでは、春から秋にかけて緩効性肥料を数回与えます。肥料切れすると枝の伸びが弱くなり、花や実も少なくなることがあります。

ただし、肥料を与えすぎると枝葉ばかり伸び、花つきが悪くなる場合があります。特に窒素分の多い肥料を多く与えすぎないようにしましょう。

フェイジョアの剪定

剪定が必要な理由

フェイジョアは、剪定で樹形を整え、日当たりと風通しを確保します。

放任しても自然な樹形になりやすい植物ですが、枝が混み合うと花や実がつきにくくなります。家庭では、収穫しやすい高さに整え、内側に光が入るように管理しましょう。

剪定時期

フェイジョアの剪定は、3月〜4月頃が基本です。

寒さが落ち着いた時期に、枯れ枝や混み合った枝を整理します。花芽を切りすぎると花や実が減るため、強い剪定は避けます。

軽い整枝なら、収穫後や秋にも行えます。ただし、寒い時期に強く切ると枝が傷みやすくなります。

剪定方法

枯れ枝、交差枝、内向き枝、下向き枝、混み合った枝を切ります。

枝先をすべて刈り込むより、不要な枝を根元から間引く剪定が向いています。木の内側まで光と風が入るように整えましょう。

切りすぎに注意する

フェイジョアは、強く剪定しすぎると花や実が少なくなることがあります。

毎年大きく刈り込むより、軽く枝を整理する管理が向いています。生垣として使う場合でも、刈り込みすぎると花が減ることがあります。

樹高を抑える

フェイジョアは庭植えでは2m以上に育ちます。

高くなりすぎると収穫しにくくなるため、家庭では手が届く高さに抑えると扱いやすくなります。若木のうちから樹形を整え、枝を横にも広げるように管理すると収穫しやすくなります。

フェイジョアの花

フェイジョアは、5月〜7月頃に花を咲かせます。

白い花弁と赤い雄しべの組み合わせが美しく、庭のアクセントになります。花弁は厚みがあり、甘みを感じることもありますが、果実を楽しみたい場合は花を取りすぎないようにしましょう。

花は観賞価値が高く、常緑の葉とのコントラストも魅力です。花が咲いたあと、受粉できたものが果実になります。

フェイジョアの受粉

受粉が実つきのポイント

フェイジョアは、花が咲いても受粉できなければ実がつきにくくなります。

品種によって1本で実をつける力に差があります。実をしっかり収穫したい場合は、異なる品種を近くに植えるとよいでしょう。

2品種以上植えると実つきが安定しやすい

フェイジョアは、別品種の花粉があると実つきが安定しやすくなります。

庭に余裕がある場合は、2品種以上を組み合わせて植えると収穫を狙いやすくなります。鉢植えで別品種を近くに置く方法もあります。

人工授粉

家庭栽培では、人工授粉を行うと実つきがよくなることがあります。

開花期に筆や綿棒を使い、花粉を別の花の中心につけます。別品種がある場合は、品種間で花粉を移すとよいでしょう。虫が少ない庭や、花は咲くのに実が少ない株で試す価値があります。

1本で育てたい場合

1本だけ植えたい場合は、自家結実性のある品種を選びます。

アポロ、クーリッジ、ユニークなどは1本でも実をつけやすい品種として扱われることがあります。ただし、別品種が近くにあるほうが実つきが安定する場合があります。

フェイジョアの摘果

フェイジョアは、実が多くつきすぎた場合に摘果すると、残した実が大きくなりやすくなります。

家庭では、すべて細かく摘果する必要はありませんが、小さすぎる実、変形した実、傷のある実、密集している実は間引くとよいでしょう。

鉢植えでは、実をつけすぎると株に負担がかかります。鉢の大きさや枝の状態に合わせて、実の数を調整すると翌年の生育も安定しやすくなります。

フェイジョアの収穫

収穫時期

フェイジョアの収穫時期は、10月〜12月頃です。

地域や品種によって前後します。果実は緑色のまま熟すため、見た目だけで食べ頃を判断しにくい果樹です。

収穫の目安

フェイジョアは、熟すと自然に落果することがあります。

自然に落ちた実は収穫の目安になります。木を軽く揺らして落ちる実は、熟している可能性があります。硬く枝についている実を無理に取ると、未熟な場合があります。

収穫方法

自然に落ちた実を拾う方法が基本です。

ただし、地面に落ちたまま放置すると傷みやすくなります。収穫期には毎日確認し、落ちた実を早めに拾いましょう。きれいな実を収穫したい場合は、株元にわらやネットを敷いておくと傷を減らせます。

追熟

収穫したフェイジョアは、常温で数日置くと香りが強くなります。

果実が少しやわらかくなり、甘い香りが出てきたら食べ頃です。追熟しすぎると内部が傷むため、香りが出たら早めに食べましょう。

食べ方

フェイジョアは、半分に切ってスプーンですくって食べる方法が簡単です。

果肉は甘い香りがあり、ゼリー状の部分も楽しめます。果皮は硬さや渋みがあるため、基本的には果肉を食べます。

利用方法には、次のようなものがあります。

  • 生食

  • ジャム

  • スムージー

  • シャーベット

  • 果実酒

  • シロップ

  • コンポート

  • ヨーグルトのトッピング

  • アイスクリームのソース

  • 焼き菓子

  • フルーツサラダ

フェイジョアの実がならない原因

木が若い

植え付けて間もないフェイジョアは、実がならないことがあります。

まずは根と枝を育てる時期です。数年かけて木が充実すると、花や実が安定しやすくなります。

受粉樹がない

フェイジョアは、品種によって1本では実つきが悪いことがあります。

花は咲くのに実が少ない場合は、受粉不足の可能性があります。別品種を近くに植えるか、人工授粉を試してみましょう。

品種の自家結実性が低い

フェイジョアには、自分の花粉だけでは実がつきにくい品種があります。

1本で育てたい場合は、自家結実性のある品種を選ぶことが大切です。実つきを重視するなら、品種名がわかる苗を購入しましょう。

日当たりが悪い

日照不足では花つきや実つきが悪くなります。

枝葉は伸びても、花が少ない場合があります。実を収穫したい場合は、日当たりのよい場所で育てましょう。

剪定で花芽を切っている

強く剪定しすぎると、花をつける枝が減ることがあります。

毎年刈り込みすぎている場合は、花が少なくなることがあります。枝を整える程度の軽い剪定を基本にしましょう。

肥料が多すぎる

肥料を与えすぎると、枝葉ばかり伸びることがあります。

特に窒素分が多い肥料を多く与えると、花つきが悪くなる場合があります。実を楽しみたい場合は、肥料を控えめにし、日当たりと剪定のバランスを整えましょう。

開花期の天候が悪い

開花期に雨が続くと、虫の活動が少なくなり、受粉しにくくなります。

家庭では人工授粉を行うと、天候による受粉不足を補いやすくなります。

フェイジョアの鉢植え管理

フェイジョアは鉢植えでも育てられます。

庭が狭い場合や、寒さが心配な地域では鉢植えが便利です。鉢植えなら移動でき、樹高も抑えやすくなります。

鉢の選び方

深さと安定感のある鉢を選びます。

果樹用の大きめの鉢が向いています。小さすぎる鉢では水切れや根詰まりが起こりやすくなります。苗の大きさに合わせて、少しずつ鉢増ししましょう。

置き場所

鉢植えのフェイジョアは、日当たりのよい場所に置きます。

春から秋は屋外の日なたで育てます。冬は強い霜や寒風を避けられる軒下に移動すると安心です。室内に取り込む場合は、できるだけ明るい場所で管理します。

植え替え

鉢植えでは、2〜3年に1回を目安に植え替えます。

根詰まりすると水や養分を吸いにくくなり、花つきや実つきが悪くなります。植え替えは3月〜5月頃に行い、古い土と傷んだ根を整理します。

鉢植えで実をならせるコツ

鉢植えで実をならせるには、日当たり、水やり、肥料、剪定、受粉が大切です。

1本で実がなりにくい品種では、別品種の鉢を近くに置きます。開花期に人工授粉を行うと、実つきが安定しやすくなります。鉢植えでは実をつけすぎると株が疲れるため、必要に応じて摘果しましょう。

フェイジョアの増やし方

挿し木

フェイジョアは挿し木で増やせることがあります。

初夏から夏にかけて、充実した枝を使って挿し木します。清潔な用土に挿し、乾燥させないように管理します。ただし、発根には時間がかかることがあります。

取り木

枝を発根させてから切り離す取り木もできます。

挿し木より確実に増やしたい場合に向く方法です。家庭では、枝を選び、発根後に親株から切り離して植え付けます。

種まき

フェイジョアの種をまいて育てることもできます。

ただし、親と同じ性質になるとは限らず、実がなるまで時間がかかります。収穫を目的にする場合は、品種名がわかる苗木を購入するほうが確実です。

フェイジョアの病害虫

アブラムシ

新芽にアブラムシがつくことがあります。

吸汁によって新芽が縮れたり、すす病の原因になったりします。少数なら水で洗い流すか、手で取り除きます。

カイガラムシ

枝や葉にカイガラムシがつくことがあります。

吸汁によって樹勢が落ち、すす病が発生することがあります。見つけたら歯ブラシやヘラでこすり落とします。枝が混み合うと発生しやすくなります。

ハダニ

高温乾燥期にはハダニが発生することがあります。

葉が白くかすれる場合は、葉裏を確認します。葉裏への水かけや、乾燥しすぎない管理が予防になります。

コガネムシ

コガネムシの成虫が葉を食べたり、幼虫が鉢の中で根を食べたりすることがあります。

鉢植えで急に株が弱る場合は、土の中に幼虫がいないか確認します。植え替え時に幼虫を見つけたら取り除きます。

すす病

アブラムシやカイガラムシの排泄物に黒いカビが発生します。

葉や枝が黒く汚れる場合は、原因となる害虫を駆除しましょう。すす病だけを拭き取っても、害虫が残っていると再発します。

根腐れ

水はけの悪い土や過湿状態では根腐れが起こることがあります。

土が湿っているのに葉がしおれる、枝が枯れる、葉色が悪くなる場合は根が傷んでいる可能性があります。水はけを改善し、鉢植えでは受け皿の水を捨てましょう。

フェイジョアが枯れる原因

水はけの悪さ

フェイジョアは過湿を嫌います。

水はけの悪い土では根腐れしやすくなります。地植えでは排水性を確認し、鉢植えでは水はけのよい用土と鉢を使いましょう。

水切れ

鉢植えでは水切れで葉が傷むことがあります。

春から秋は水をよく使います。特に夏は鉢内が乾きやすいため、土の乾き具合をこまめに確認しましょう。

寒風・霜

フェイジョアは比較的寒さに強い果樹ですが、強い寒風や厳しい霜では葉や枝が傷むことがあります。

寒冷地や風の強い場所では、鉢植えで冬に移動するか、防寒対策を行います。

強剪定のしすぎ

一度に強く切りすぎると、株が弱ることがあります。

大きくなりすぎた株を小さくしたい場合は、数年かけて少しずつ整えると安心です。

日照不足

日当たりが悪い場所では、枝が間延びし、花や実が少なくなります。

樹勢も弱くなりやすいため、できるだけ明るい場所で育てましょう。

病害虫の放置

カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ、コガネムシ幼虫などを放置すると株が弱ります。

葉、枝、株元、鉢土を定期的に確認し、早めに対処しましょう。

フェイジョアを庭に植えるときの注意点

受粉樹を考える

フェイジョアは品種によって1本では実つきが悪いことがあります。

実を収穫したい場合は、2品種以上を植えると安心です。庭が狭い場合は、自家結実性のある品種を選ぶか、受粉用の鉢植えを近くに置く方法もあります。

寒風を避ける

冬の冷たい風は葉や枝を傷めることがあります。

北風が強い場所より、建物の南側や風がやわらぐ場所が向いています。葉が常緑のため、冬の乾いた風で傷みやすいことがあります。

将来の大きさを考える

フェイジョアは剪定で管理できますが、庭植えでは枝を広げます。

通路、駐車場、隣地境界、建物に近すぎる場所では管理しにくくなることがあります。将来の樹高と枝張りを考えて植えましょう。

生垣にする場合

フェイジョアは常緑で葉が美しいため、生垣にも使えます。

ただし、強く刈り込みすぎると花や実が減ります。実を楽しみたい場合は、自然樹形に近い形で枝を整えるとよいでしょう。

落果に注意する

フェイジョアは熟すと果実が自然に落ちることがあります。

通路や駐車場の近くに植える場合は、落果で踏んだり汚れたりすることがあります。収穫期には株元をこまめに確認しましょう。

フェイジョアの保存方法

常温で追熟する

収穫したフェイジョアは、常温で数日置いて追熟させます。

甘い香りが出て、果実が少しやわらかくなったら食べ頃です。追熟中は傷みがないかこまめに確認しましょう。

冷蔵保存

食べ頃になったフェイジョアは、冷蔵庫で保存します。

長く置くと香りや食感が落ちるため、できるだけ早めに食べましょう。カットしたものは傷みやすいため、すぐに使います。

加工保存

たくさん収穫できた場合は、ジャム、シャーベット、果実酒、シロップなどに加工すると保存しやすくなります。

フェイジョアの香りを活かすには、加熱しすぎない加工や、砂糖と合わせた保存が向いています。

フェイジョアは初心者におすすめ?

フェイジョアは、庭木としては比較的育てやすい植物です。

常緑で葉が美しく、花も観賞価値があります。病害虫も比較的少なく、日当たりと水はけのよい場所なら育てやすい果樹です。

ただし、実をしっかり収穫したい場合は、受粉環境が重要です。1本で実がなる品種を選ぶか、2品種以上を組み合わせると収穫しやすくなります。

初心者が育てる場合は、次のポイントを意識しましょう。

  • 日当たりのよい場所で育てる

  • 水はけのよい土に植える

  • 寒風を避ける

  • 肥料は与えすぎない

  • 3月〜4月頃に軽く剪定する

  • 強く刈り込みすぎない

  • 実を楽しむなら2品種以上を考える

  • 開花期に人工授粉を試す

  • 鉢植えでは水切れと根詰まりに注意する

  • 収穫期は落果をこまめに確認する

フェイジョアと相性のよい植物

フェイジョアは、銀緑色の葉と個性的な花を楽しめる常緑果樹です。洋風の庭、ナチュラルガーデン、南国風の庭、食べられる庭づくりに合わせやすい植物です。

相性のよい植物には、次のようなものがあります。

  • オリーブ

  • レモン

  • キンカン

  • カボス

  • スダチ

  • ブルーベリー

  • ジューンベリー

  • グミ

  • ユスラウメ

  • ローズマリー

  • ラベンダー

  • セージ

  • タイム

  • クリーピングタイム

  • ユーカリ

  • アベリア

  • ウエストリンギア

  • ヤブラン

  • タマリュウ

  • ヒューケラ

フェイジョアの足元を密植しすぎると、剪定、施肥、収穫作業がしにくくなります。株元に風が通るように、作業スペースを残して植えると管理しやすくなります。

まとめ|フェイジョアは花・葉・実を楽しめる常緑果樹

フェイジョアは、初夏の花、銀緑色の葉、秋の香りのよい実を楽しめる常緑果樹です。庭木、シンボルツリー、生垣、果樹として利用でき、南国風の雰囲気を持ちながら比較的寒さにも強い植物です。

育て方の基本は、日当たりと水はけのよい場所に植えることです。地植えでは根づいた後の水やりは少なくて済みますが、植え付け直後や夏の乾燥期は水切れに注意します。鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、根詰まりを防ぐために定期的に植え替えます。

剪定は3月〜4月頃に行います。枯れ枝や混み合った枝を整理し、木の内側まで光と風が入るように整えます。強く刈り込みすぎると花や実が減ることがあるため、自然樹形を活かした軽い剪定が向いています。

実を楽しむには、受粉環境が大切です。1本でも実をつけやすい品種もありますが、2品種以上を近くに植えると実つきが安定しやすくなります。花は咲くのに実がならない場合は、人工授粉も試してみましょう。

収穫期は10月〜12月頃です。熟した果実は自然に落ちることがあるため、株元をこまめに確認します。収穫後は常温で追熟させ、甘い香りが出て少しやわらかくなった頃が食べ頃です。

フェイジョアは、病害虫が比較的少なく、庭木としても扱いやすい果樹です。花と実を両方楽しみたい方、常緑でおしゃれな果樹を植えたい方、食べられる庭づくりをしたい方におすすめです。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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