バタフライピーの育て方と使い方|青いハーブティーで彩る夏の庭」
バタフライピーの基本情報と特徴
基本情報
和名:バタフライピー(チョウマメ/蝶豆)
学名:Clitoria ternatea
属名:クリトリア属(Clitoria)
原産地:東南アジア・インド
分類:多年草(日本では一年草扱い)
成長速度:速い
耐寒性:弱い(10℃以下で枯れる)
耐暑性:非常に強い
日照条件:日なた
用途:観賞用・ハーブティー・染料・緑肥
特徴
花と外観の特徴
バタフライピーは、蝶のような形をした鮮やかな青い花を咲かせます。1日花ですが、次々に咲くため、夏の庭を彩ります。白花やピンクの品種もありますが、特に青花が人気です。成長とつるの性質
つる性植物で、ネットやフェンスに這わせることができます。短期間で旺盛に伸びるため、グリーンカーテンとしても人気があります。草丈は2〜3m以上に達することもあります。生育環境
日当たりと水はけの良い環境を好み、春〜夏にかけて勢いよく成長します。寒さには弱いため、日本では春に種まきし、秋には枯れる一年草扱いとなります。過湿を避け、気温が安定するまでは室内で育苗することをおすすめします。病害虫
比較的病害虫に強いですが、アブラムシやハモグリバエがつくことがあります。混み合いすぎないよう整枝し、風通しを確保することで予防できます。増やし方・管理のポイント
種から簡単に増やせ、種まき後1週間程度で発芽します。発芽前に種の表面にやや傷をつけておくと、吸水しやすくなります。支柱やネットでの誘引も忘れずに行いましょう。用途
花はハーブティーやバタフライピーティーとして人気があり、レモンなどの酸性を加えると青から紫に変化します。また、天然色素としてお菓子や飲料の着色に活用され、アントシアニンが豊富で美容・健康面でも注目されています。
まとめ
バタフライピーは、美しい青花と健康効果で人気の高いつる性植物です。育て方も比較的簡単で、花を収穫してティーや染料として楽しむ実用性も魅力とされています。ガーデニングと食の両方で活躍してくれる夏のおすすめ植物です。