レモングラス(レモンガヤ)の育て方|香りを楽しむ人気ハーブ
レモングラスの育て方|爽やかな香りを楽しむハーブの特徴・収穫・冬越しまで解説
レモングラスは、レモンに似た爽やかな香りを持つ多年草ハーブです。細長い葉を大きく伸ばし、熱帯的な雰囲気をつくる植物で、ハーブティー、エスニック料理、スープ、カレー、アロマクラフトなどに利用できます。
タイ料理のトムヤムクンやカレー、ハーブティーの材料として知られ、家庭でも鉢植えやプランターで育てられます。暑さに強く、夏によく生長するため、春に植え付けると秋まで葉を収穫できます。
一方で、レモングラスは寒さに弱く、日本では冬越しが大きなポイントになります。暖地では地植えで冬越しできることもありますが、多くの地域では鉢植えにして冬は室内や軒下で管理する方が安心です。
この記事では、レモングラスの特徴、育て方、植え付け、水やり、肥料、収穫方法、増やし方、冬越し、枯れる原因、鉢植えや地植えで育てるときの注意点まで詳しく解説します。
レモングラスの基本情報
和名:レモンガヤ
流通名:レモングラス
学名:Cymbopogon citratus
科名:イネ科
属名:オガルカヤ属
分類:多年草、ハーブ
原産地:東南アジア、南アジアなど
草丈:80〜150cmほど
開花期:日本では開花しにくい
花色:淡褐色など
植え付け時期:5月〜7月頃
植え替え時期:5月〜7月頃
収穫時期:6月〜10月頃
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
栽培難易度:初心者〜中級者向き
レモングラスとは?レモンのような香りを楽しむ熱帯性ハーブ
レモングラスは、イネ科オガルカヤ属の多年草ハーブです。名前の通り、葉や茎にレモンのような爽やかな香りがあります。香り成分を含むため、ハーブティーや料理の香り付けに利用されます。
草姿はススキや大型の草に似ており、細長い葉を株元からたくさん伸ばします。生育期には大きく広がり、庭や鉢植えに植えると南国風の雰囲気を楽しめます。
レモングラスは暑さに強く、夏によく育ちます。反対に寒さには弱く、霜に当たると地上部が傷みます。冬越しを考える場合は、鉢植えで育てて寒い時期に移動できるようにすると管理しやすいです。
レモングラスの特徴
レモンに似た爽やかな香りがある
レモングラスの最大の特徴は、レモンに似た爽やかな香りです。
葉を軽く折ったり、こすったりすると、清涼感のある香りが広がります。酸味があるわけではありませんが、料理やお茶に加えるとレモンのような香りを楽しめます。
ハーブティーにするとすっきりした味わいになり、暑い季節にも飲みやすいハーブです。
暑さに強く夏によく育つ
レモングラスは、暖かい気候を好むハーブです。
気温が上がる初夏から夏にかけてぐんぐん生長し、葉を大きく伸ばします。日当たりのよい場所で水と肥料を適度に与えると、秋まで収穫を楽しめます。
夏の暑さに強い一方で、寒さには弱いため、冬の管理が重要です。
細長い葉が大きく広がる
レモングラスは、株元から細長い葉を多数伸ばします。
草丈は80〜150cmほどになることがあり、鉢植えでも存在感があります。葉が長く伸びるため、庭では背景やアクセントとして使えます。
ただし、葉の縁で手を切ることがあるため、収穫や剪定の際は手袋を使うと安心です。
ハーブティーや料理に使える
レモングラスは、ハーブティーやエスニック料理に利用できます。
葉を刻んでお湯を注げば、爽やかなレモングラスティーになります。茎元の太い部分は、トムヤムクン、カレー、スープ、煮込み料理などの香り付けに使われます。
料理に使う場合は、食用として育てた株を利用し、薬剤の使用に注意しましょう。
寒さに弱い
レモングラスは熱帯性のハーブで、寒さが苦手です。
霜に当たると葉が枯れ、強い寒さでは株ごと傷むことがあります。暖地では地上部が枯れても春に芽吹くことがありますが、寒冷地では屋外越冬が難しい場合があります。
冬越しさせたい場合は、鉢植えにして室内や霜の当たらない場所で管理すると安心です。
レモングラスの主な種類
レモングラス
一般的にレモングラスとして流通する種類です。
ハーブティーや料理に使いやすく、家庭菜園でも育てられます。葉や茎にレモンのような香りがあり、夏によく育ちます。
イーストインディアンレモングラス
料理やハーブティーに利用される代表的なレモングラスです。
株元が太くなり、エスニック料理の香り付けにも使われます。日本で苗として流通するレモングラスの多くは、このタイプに近いものとして扱われます。
ウエストインディアンレモングラス
香りがよく、料理や飲用に利用されるタイプです。
地域や流通名によって区別があいまいな場合もありますが、家庭栽培では「食用レモングラス」として販売される苗を選ぶと使いやすいです。
シトロネラグラスとの違い
レモングラスと似た植物に、シトロネラグラスがあります。
シトロネラグラスもレモンに似た香りがありますが、主に香料や虫よけ関連で知られる植物です。料理に使いたい場合は、必ず食用として販売されているレモングラスを選びましょう。
レモングラスの育て方
日当たり
レモングラスは日当たりのよい場所を好みます。
半日以上しっかり日が当たる場所で育てると、葉がよく伸び、香りも出やすくなります。日照不足になると株が細くなり、収穫量も少なくなります。
室内で育てる場合も、できるだけ日当たりのよい窓辺に置きます。ただし、長期間室内だけで育てるより、春から秋は屋外の日当たりで育てる方が元気に育ちます。
用土
レモングラスは、水はけと水もちのよい土を好みます。
生育期には水をよく吸いますが、水がたまり続ける環境では根腐れすることがあります。鉢植えでは、市販のハーブ用培養土や野菜用培養土を使うと管理しやすいです。
地植えでは、植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ、ふかふかした土に整えます。水はけが悪い場所では、軽石や川砂を混ぜて排水性を改善しましょう。
植え付け時期
レモングラスの植え付けは、5月〜7月頃が適しています。
寒さに弱いため、春先の気温が低い時期に植えると株が弱ることがあります。最低気温が十分に上がり、霜の心配がなくなってから植え付けましょう。
暖かくなってから植えることで、根付きがよくなり、その後の生育も安定します。
植え付け方
ポット苗を植える場合は、根鉢を軽くほぐして植え付けます。
深植えにしすぎると株元が蒸れやすくなるため、根鉢の表面が土の表面と同じ高さになるように植えます。植え付け後はたっぷり水を与え、根と土をなじませましょう。
根付くまでは乾燥させすぎないように管理します。
レモングラスの植え付け間隔
地植えの場合
地植えでは、株間を50〜80cmほどあけて植えます。
レモングラスは大きく育ち、葉が横にも広がります。株間が狭いと風通しが悪くなり、周囲の植物の邪魔になることがあります。
庭に植える場合は、成長後の大きさを考えて余裕を持って配置しましょう。
鉢植えの場合
1株で育てる場合は、直径24〜30cm以上の鉢を使うとよいでしょう。
レモングラスは根もよく張るため、小さな鉢では根詰まりや水切れを起こしやすくなります。長く育てる場合は、深さのある大きめの鉢がおすすめです。
プランターの場合
プランターで育てる場合は、大型で深さのあるものを選びます。
標準的な浅いプランターでは株が窮屈になりやすく、夏の水切れも起こりやすくなります。1株でも大きく育つため、余裕を持って植えましょう。
水やり
地植えの場合
地植えのレモングラスは、根付いた後は基本的に雨に任せて育てられます。
ただし、夏に乾燥が続くと葉先が枯れたり、生育が鈍ったりすることがあります。乾燥が続く場合は、朝か夕方に株元へたっぷり水を与えましょう。
鉢植え・プランターの場合
鉢植えやプランターでは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
レモングラスは夏によく育ち、水を多く吸います。特に真夏は鉢土が乾きやすいため、水切れに注意しましょう。
水やり後に受け皿へ水がたまった場合は、根腐れ防止のため捨てます。
冬の水やり
冬は生育がほとんど止まるため、水やりは控えめにします。
室内で冬越しする場合も、土が乾いてから少量与える程度にします。寒い時期に土が湿りすぎると根腐れしやすくなるため注意しましょう。
肥料
レモングラスは生育期に大きく育つため、適度な肥料を与えるとよく育ちます。
植え付け時に、元肥として緩効性肥料や堆肥を少量混ぜておきます。春から夏の生育期には、月に1回程度の緩効性肥料、または2〜3週間に1回程度の薄めた液体肥料を与えると葉の生育が安定します。
ただし、肥料を与えすぎると葉が軟弱になり、香りが弱くなることがあります。収穫しながら育てる場合は、株の様子を見て控えめに追肥しましょう。
冬は肥料を与えません。
レモングラスの収穫方法
収穫時期
レモングラスは、6月〜10月頃に収穫できます。
植え付け後、株がしっかり育ち、葉が長く伸びてきたら収穫を始めます。若すぎる株から大量に収穫すると弱るため、最初は少しずつ切り取りましょう。
葉の収穫方法
葉を収穫するときは、株元から10〜15cmほど残して葉を切り取ります。
葉先だけを少し収穫することもできますが、茎ごと切るように収穫すると使いやすくなります。収穫後も株元から新しい葉が伸びてきます。
葉の縁で手を切ることがあるため、収穫時は手袋を使うと安心です。
茎元の収穫
料理に使う場合は、株元の太い茎部分を利用することがあります。
根元近くを切り取り、外側の硬い葉を取り除いて、白っぽい柔らかい部分を使います。トムヤムクンやカレー、スープなどの香り付けに向いています。
ただし、株元を取りすぎると株が弱るため、家庭栽培では少しずつ収穫しましょう。
長く収穫するコツ
長く収穫するには、株を弱らせないことが大切です。
一度に大量に切り取らず、株の半分以上の葉を残すようにします。生育期には日当たりと水分を確保し、適度に肥料を与えることで、秋まで収穫しやすくなります。
レモングラスの使い方
ハーブティーにする
レモングラスはハーブティーに使いやすいハーブです。
生葉を細かく切ってお湯を注ぐと、爽やかな香りのレモングラスティーになります。乾燥させた葉でも利用できます。
単独でも飲みやすいですが、ミント、レモンバーム、カモミール、ジンジャーなどとブレンドしても相性がよいです。
トムヤムクンやスープに使う
レモングラスは、タイ料理のトムヤムクンによく使われます。
茎元の太い部分を叩いて香りを出し、スープに加えると爽やかな香りが移ります。硬い部分は食べず、香り付けとして取り出すことも多いです。
カレーや煮込み料理に使う
レモングラスは、カレーや煮込み料理にも使えます。
ココナッツミルク、鶏肉、魚介類、スパイスと相性がよく、料理に爽やかな香りを加えます。刻んで使う場合は、硬い部分を細かく切るか、香り付け用として使いましょう。
アロマクラフトに使う
乾燥させたレモングラスは、ポプリやサシェなどに利用できます。
レモンに似た香りを楽しめるため、室内の香りづけにも向いています。ただし、肌に直接使う用途では刺激を感じる場合があるため、慎重に扱いましょう。
入浴剤として使う
レモングラスの葉を乾燥させ、布袋に入れて入浴剤のように使う方法もあります。
香りを楽しむ目的で利用できますが、肌が敏感な方は刺激を感じる場合があります。初めて使う場合は少量から試しましょう。
レモングラスの保存方法
冷蔵保存
収穫したレモングラスの葉や茎は、乾燥しないように保存します。
湿らせたキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。香りを楽しむなら、できるだけ早めに使い切りましょう。
冷凍保存
レモングラスは冷凍保存もできます。
使いやすい長さに切り、保存袋に入れて冷凍します。スープやカレーに使う場合は、凍ったまま加えられます。収穫量が多いときに便利な保存方法です。
乾燥保存
葉を乾燥させて保存することもできます。
収穫した葉を洗い、水気をよく切ってから、風通しのよい日陰で乾燥させます。完全に乾いたら密閉容器に入れて保存します。
乾燥葉はハーブティーやポプリに使いやすいです。湿気を避け、香りがよいうちに使い切りましょう。
レモングラスの剪定・切り戻し
剪定が必要な理由
レモングラスは生育期によく葉を伸ばします。
古い葉や傷んだ葉を放置すると、株元が蒸れたり見た目が悪くなったりします。収穫を兼ねて定期的に切り戻すことで、株をきれいに保ちやすくなります。
生育期の切り戻し
春から秋の生育期には、必要に応じて葉を切り戻します。
葉が長く伸びすぎた場合は、株元から10〜15cmほど残して切ります。切り取った葉はハーブティーや乾燥保存に利用できます。
冬前の切り戻し
冬越し前には、葉を短く切り戻します。
鉢植えで室内に取り込む場合は、草丈を短くしておくと管理しやすくなります。傷んだ葉や枯れた葉も取り除き、株元を清潔にして冬を迎えましょう。
レモングラスの増やし方
株分けで増やす
レモングラスは株分けで増やせます。
大きく育った株を掘り上げ、根と芽がつくように分けて植え付けます。株分けは、春から初夏の暖かい時期に行うのがおすすめです。
寒い時期に株分けすると根付きにくいため、気温が十分に上がってから行いましょう。
水挿しで発根させる方法
市販の生のレモングラスの茎に根元が残っている場合、水に挿して発根させられることがあります。
根が出たら鉢に植え付けます。ただし、食品として売られているものは鮮度や処理状態によって発根しない場合もあります。確実に育てたい場合は苗を購入するのがおすすめです。
種から育てる方法
レモングラスは種から育てることもできますが、日本では苗から育てる方が一般的です。
種から育てる場合は、十分に暖かくなってからまきます。発芽や初期生育には温度が必要なため、初心者は苗から始めると育てやすいでしょう。
レモングラスの植え替え
植え替えが必要な理由
鉢植えのレモングラスは、よく根を張るため根詰まりしやすいです。
根詰まりすると水切れしやすくなり、葉先が枯れたり、生育が悪くなったりします。長く育てる場合は、定期的な植え替えや株分けが必要です。
植え替え時期
植え替えは、5月〜7月頃の暖かい時期に行います。
寒い時期に植え替えると株に負担がかかり、根付きにくくなります。春に十分気温が上がってから行いましょう。
植え替え方法
鉢から株を抜き、古い土を軽く落とします。
根がいっぱいに回っている場合は、株分けして整理します。一回り大きな鉢に新しい土を入れ、植え付けます。作業後はたっぷり水を与え、しばらくは強い直射日光や風を避けて管理します。
レモングラスの冬越し
冬越しが重要
レモングラスは寒さに弱いため、冬越しが栽培の大きなポイントです。
霜に当たると地上部が枯れ、強い寒さでは株元や根まで傷むことがあります。冬越しさせたい場合は、寒さに当てすぎないように管理しましょう。
鉢植えの冬越し
鉢植えでは、冬前に葉を短く切り戻し、室内や霜の当たらない場所に移動します。
明るい窓辺や、最低気温が5℃以上を保てる場所が安心です。冬は生育が止まるため、水やりは控えめにします。土が完全に乾ききらない程度に管理しましょう。
地植えの冬越し
暖地では、地植えのまま冬越しできることがあります。
地上部が枯れても、株元が生きていれば春に新芽が出る場合があります。冬前に地上部を短く切り、株元を腐葉土やバークチップ、ワラなどで覆って防寒します。
寒冷地では地植えの冬越しは難しいため、秋に掘り上げて鉢に移すか、最初から鉢植えで育てるのがおすすめです。
冬越しに失敗しやすい原因
冬越しに失敗する原因には、寒さ、霜、過湿、日照不足があります。
寒い時期に水を与えすぎると根腐れしやすくなります。室内に取り込んだ場合も、暖房の風が直接当たる場所や暗すぎる場所は避けましょう。
レモングラスが枯れる原因
寒さ
レモングラスが枯れる原因で多いのが寒さです。
霜に当たると葉が枯れ、低温が続くと株元まで傷むことがあります。冬越しさせる場合は、鉢植えで室内や軒下に移動するのが安心です。
水切れ
レモングラスは夏によく育ち、水を多く吸います。
鉢植えでは水切れしやすく、葉先が茶色く枯れることがあります。生育期は土の乾き具合を確認し、乾いたらたっぷり水を与えましょう。
過湿による根腐れ
水を好む一方で、水がたまり続ける環境では根腐れを起こします。
葉が黄色くなる、株元からしおれる、土がいつまでも乾かない場合は過湿の可能性があります。水はけのよい土を使い、受け皿に水をためないようにしましょう。
日照不足
日当たりが悪い場所では、株が細くなり、生育が悪くなります。
香りも弱くなりやすいため、春から秋はできるだけ日当たりのよい場所で育てます。室内管理では、明るい窓辺に置きましょう。
根詰まり
鉢植えで長く育てていると、根詰まりを起こします。
水を与えてもすぐ乾く、葉先が枯れる、株が大きくならない場合は根詰まりの可能性があります。暖かい時期に植え替えや株分けを行いましょう。
レモングラスの病害虫
ハダニ
高温乾燥期には、ハダニが発生することがあります。
葉が白っぽくかすれたり、葉裏に小さな虫が見えたりする場合は注意が必要です。乾燥しすぎを避け、葉裏も確認しましょう。
アブラムシ
新芽や柔らかい部分にアブラムシがつくことがあります。
見つけたら早めに水で洗い流すか、手で取り除きます。多発すると株が弱るため、早めの対処が大切です。
カイガラムシ
室内で冬越ししている株には、カイガラムシがつくことがあります。
茎や葉の付け根に白っぽいものや茶色い殻のようなものが見える場合は、歯ブラシや布で取り除きます。風通しの悪い場所では発生しやすくなります。
根腐れ
過湿による根腐れにも注意が必要です。
特に冬の水やり過多や、水はけの悪い土で発生しやすくなります。水はけのよい土を使い、季節に合わせて水やりを調整しましょう。
葉先の枯れ
葉先が茶色く枯れることがあります。
原因は水切れ、根詰まり、寒さ、乾燥、肥料不足などさまざまです。葉先だけが傷む場合は、株全体の状態や管理環境を確認しましょう。
レモングラスを育てるときの注意点
寒さ対策をする
レモングラスは寒さに弱いため、冬越しさせたい場合は寒さ対策が必要です。
鉢植えなら冬に室内へ移動し、地植えなら株元を防寒します。寒冷地では地植えの冬越しは難しいため、鉢植え管理がおすすめです。
大きく育つことを想定する
レモングラスは草丈が高くなり、葉も広がります。
小さな鉢や狭いスペースでは窮屈になりやすいため、大きめの鉢や広めの場所を用意しましょう。庭に植える場合は、周囲の植物との間隔も考える必要があります。
葉で手を切らないようにする
レモングラスの葉は細長く、縁が鋭いことがあります。
収穫や剪定の際に手を切ることがあるため、手袋を使うと安心です。特に大量に収穫するときは注意しましょう。
食用にする場合は薬剤に注意する
レモングラスをハーブティーや料理に使う場合は、薬剤の使用に注意が必要です。
食用ハーブとして販売されている苗を選び、栽培中も食用作物に使用できる薬剤を選びましょう。観賞用として管理された株は、食用利用を避けるのが安心です。
冬は水を控えめにする
冬は生育が止まるため、水を多く必要としません。
寒い時期に水を与えすぎると根腐れの原因になります。室内で冬越しする場合も、土が乾いてから控えめに水を与えましょう。
レモングラスは鉢植えでも育てられる?
レモングラスは鉢植えでも育てられます。
寒さに弱い植物なので、日本では鉢植えで育てると冬越し管理がしやすくなります。春から秋は屋外の日当たりで育て、冬は室内や霜の当たらない場所へ移動できます。
鉢植え管理のポイントは次の通りです。
直径24〜30cm以上の大きめの鉢を使う
水はけと水もちのよい土を使う
春から秋は日当たりのよい場所で育てる
夏は水切れに注意する
受け皿に水をためない
生育期は適度に肥料を与える
冬前に短く切り戻す
冬は室内や霜の当たらない場所で管理する
根詰まりしたら暖かい時期に植え替える
鉢植えでは、夏の水切れと冬の寒さに注意しましょう。
レモングラスは地植えできる?
レモングラスは地植えでも育てられます。
日当たりと水はけのよい場所に植えると、夏に大きく育ちます。庭に植えると南国風の雰囲気を出せるため、ハーブガーデンやナチュラルガーデンのアクセントにもなります。
ただし、寒さに弱いため、地植えで冬越しできるかは地域によって異なります。暖地では株元を防寒すれば越冬できることがありますが、寒冷地では冬前に掘り上げるか、鉢植えで育てる方が安心です。
レモングラスは室内でも育てられる?
レモングラスは、冬越しのために室内で管理できます。
ただし、年間を通して室内だけで元気に育てるには、十分な日当たりが必要です。春から秋は屋外で育て、冬だけ室内に取り込む方法が育てやすいでしょう。
室内管理のポイントは次の通りです。
明るい窓辺に置く
暖房の風を直接当てない
水やりは控えめにする
土が湿りすぎないようにする
害虫がついていないか確認する
春になったら少しずつ屋外に慣らす
室内では日照不足になりやすいため、葉が細く伸びる場合は置き場所を見直しましょう。
レモングラスと相性のよい植物
レモングラスは、夏に育つハーブや家庭菜園の植物と相性がよいです。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
バジル
ミント
レモンバーム
パクチー
ディル
ルッコラ
ナスタチウム
マリーゴールド
トマト
ミニトマト
ナス
ピーマン
唐辛子
オクラ
シソ
ただし、レモングラスは大きく育つため、ほかの植物の日当たりを遮らないように配置しましょう。寄せ植えではなく、単独植えにする方が管理しやすい場合が多いです。
レモングラスは寄せ植えに向いている?
レモングラスは大型になるため、小さな寄せ植えにはあまり向きません。
葉が長く伸び、根もよく張るため、ほかの植物と同じ鉢に植えると窮屈になりやすいです。寄せ植えにする場合は、大型コンテナを使い、株元に低めの植物を少し合わせる程度にするとよいでしょう。
長く育てるなら、レモングラスは単独の鉢植えか地植えがおすすめです。
レモングラスは家庭菜園初心者におすすめ?
レモングラスは、春から秋の生育期は育てやすいハーブです。
暑さに強く、日当たりと水分を確保すればよく育ちます。ただし、寒さに弱いため、冬越しには注意が必要です。初心者は鉢植えで育て、冬に移動できるようにすると失敗が少なくなります。
ハーブティーやエスニック料理が好きな方、夏に大きく育つ香りのよいハーブを育てたい方におすすめです。
まとめ|レモングラスは夏によく育つ爽やかな香りのハーブ
レモングラスは、レモンに似た爽やかな香りを楽しめる多年草ハーブです。ハーブティー、トムヤムクン、カレー、スープ、アロマクラフトなどに利用でき、夏によく育ちます。
育て方のポイントは、日当たりのよい場所で育てること、水切れさせないこと、寒さ対策をすることです。春から秋は屋外で元気に育ちますが、冬は霜や寒さで傷みやすいため、鉢植えで室内に取り込むと安心です。
大きく育つため、鉢植えでは深さと大きさのある鉢を使い、地植えでは広めの場所を確保しましょう。爽やかな香りのハーブを暮らしに取り入れたい方に、レモングラスはおすすめの植物です。