インパチェンスの育て方|日陰でも咲く花の水やり・切り戻し・冬越し

インパチェンスの育て方|日陰でも咲く花の水やり・切り戻し・夏越しを解説

インパチェンス

インパチェンスは、春から秋にかけて赤、ピンク、白、オレンジ、紫などの花を次々と咲かせる草花です。

半日陰でも花を咲かせやすく、日当たりが限られる庭や玄関、ベランダでも育てやすいことが特徴です。花壇、鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケットなど幅広い用途に利用できます。

本来は多年草ですが、寒さに弱いため、日本では一年草として扱われることが一般的です。暖かい室内へ取り込めば、冬越しできる場合があります。

高温には比較的強いものの、真夏の強い直射日光や乾燥を苦手とします。明るい半日陰で水切れを防ぎながら育てることが、長期間花を楽しむポイントです。

この記事では、インパチェンスの特徴、種類、植え付け、水やり、肥料、摘心、切り戻し、増やし方、夏越し、冬越し、病害虫、花が咲かない原因まで解説します。

インパチェンスの基本情報

・和名:アフリカホウセンカ
・流通名:インパチェンス
・学名:Impatiens walleriana
・科名:ツリフネソウ科
・属名:ツリフネソウ属
・分類:多年草
・園芸上の扱い:一年草
・原産地:熱帯アフリカ
・草丈:20〜60cmほど
・開花期:5月〜11月頃
・花色:赤、ピンク、白、オレンジ、紫、複色など
・花形:一重咲き、八重咲き
・植え付け時期:4月〜6月頃
・植え替え時期:4月〜6月頃
・種まき時期:4月〜5月頃
・挿し芽時期:5月〜9月頃
・耐寒性:弱い
・耐暑性:普通〜強い
・栽培難易度:初心者向き

インパチェンスとは?

インパチェンスは、ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される植物です。

熱帯アフリカを原産とし、暖かく湿度のある環境を好みます。

園芸店で一般的にインパチェンスとして販売される植物は、アフリカホウセンカを中心に改良された園芸品種です。

株元から多くの枝を伸ばし、枝先や葉の付け根に花を咲かせます。花数が多く、株全体を覆うように咲くこともあります。

日陰でも花付きが比較的よいため、日照時間が短い場所を彩る植物として人気があります。

インパチェンスの特徴

半日陰でも花を咲かせる

インパチェンスの大きな特徴は、半日陰でも花を咲かせやすいことです。

午前中だけ日が当たる場所や、明るい日陰でも育てられます。

一日中強い直射日光が当たる場所より、柔らかな日差しが当たる場所のほうが葉焼けや水切れを防ぎやすくなります。

花色が豊富

インパチェンスには、次のような花色があります。

・赤
・ピンク
・白
・オレンジ
・サーモンピンク
・紫
・複色

花弁の中心部や縁に異なる色が入る品種もあります。

複数の花色をまとめて植えると、明るく華やかな景観になります。

一重咲きと八重咲きがある

一般的なインパチェンスは、一重咲きの平らな花を咲かせます。

八重咲き品種は花弁が重なり、バラのような花姿になります。

八重咲き品種は一重咲きより花にボリュームがあり、鉢植えや寄せ植えの主役として利用できます。

春から秋まで長く咲く

主な開花期は5月〜11月頃です。

気温が高い時期に次々とつぼみを付けます。

真夏に花数が減る場合でも、切り戻して株を整えると、秋に再び多くの花を咲かせることがあります。

水分を好む

インパチェンスは、乾燥を苦手とします。

葉や茎に水分を多く含み、土が乾燥すると急速に葉がしおれます。

鉢植えは特に水切れしやすいため、夏は土の状態をこまめに確認する必要があります。

茎が柔らかい

茎は柔らかく、水分を多く含んでいます。

強風や強い衝撃で折れることがあります。

鉢を移動するときは茎を持たず、鉢本体を持ちましょう。

寒さに弱い

熱帯地域を原産とするため、寒さを苦手とします。

最低気温が10℃を下回ると生育が緩やかになり、霜に当たると枯れます。

日本では春から秋まで楽しむ一年草として扱われることが一般的です。

インパチェンスは一年草?多年草?

本来は多年草

インパチェンスは、本来は多年草です。

一年を通して暖かい地域では、株を残して翌年も成長できます。

日本では一年草として扱われる

日本の屋外では冬の寒さに耐えられないため、一年草として栽培されることが一般的です。

春に苗を植え、秋まで花を楽しみ、霜が降りる頃に株が枯れます。

室内で冬越しできる

鉢植えは、最低気温が10℃を下回る前に室内へ取り込めます。

明るい窓辺で最低温度を10℃前後に保てれば、冬越しできる場合があります。

冬越し後の株は、春に切り戻しや植え替えを行います。

インパチェンスとホウセンカの違い

インパチェンスとホウセンカは、どちらもツリフネソウ科ツリフネソウ属の植物です。

ホウセンカは、茎を直立させ、葉の付け根に花を咲かせます。

インパチェンスは枝分かれしやすく、株全体がこんもりと広がります。

ホウセンカは日当たりを好みますが、インパチェンスは半日陰でも育てやすい特徴があります。

どちらも熟した実に触れると種が弾ける性質があります。

インパチェンスとニューギニアインパチェンスの違い

ニューギニアインパチェンスは、インパチェンスの仲間です。

一般的なインパチェンスより花と葉が大きく、株も大型になります。

葉には光沢があり、緑色だけでなく銅葉や斑入り品種もあります。

ニューギニアインパチェンスは、一般的なインパチェンスより日光を好みます。ただし、真夏の強い直射日光では葉焼けすることがあります。

鉢植えや大型の寄せ植えに向いています。

インパチェンスとサンパチェンスの違い

サンパチェンスは、インパチェンス属の植物をもとに育成された園芸品種群です。

一般的なインパチェンスより暑さや日差しに強く、大きな株に育ちます。

一般的なインパチェンスは半日陰を好みますが、サンパチェンスは日当たりのよい場所でも育てやすくなります。

サンパチェンスは生育が旺盛で、花壇では大株になります。

小さな鉢や寄せ植えには一般的なインパチェンス、大きな花壇や大型鉢にはサンパチェンスが向いています。

インパチェンスの主な種類・品種

一般的なインパチェンス

アフリカホウセンカをもとにした園芸品種です。

草丈20〜40cmほどにまとまり、半日陰で多くの花を咲かせます。

花壇、鉢植え、寄せ植えなどに広く利用されています。

八重咲きインパチェンス

花弁が何重にも重なる品種です。

バラに似た花姿を楽しめます。

一重咲きより花が重いため、強い雨に当てると傷みやすくなります。

ニューギニアインパチェンス

一般的なインパチェンスより大きな花を咲かせます。

葉も大型で光沢があり、存在感があります。

鉢植えや花壇の中央へ利用できます。

サンパチェンス

生育が旺盛で、夏の暑さや日差しに比較的強い品種群です。

株幅が大きくなり、花壇を広く覆います。

鉢植えでは大型の鉢を使用します。

矮性品種

草丈15〜25cmほどにまとまる品種があります。

小さな鉢、寄せ植え、花壇の縁取りに向いています。

高性品種

草丈40〜60cmほどになる品種もあります。

花壇の中央や大型鉢へ植えると、ボリュームのある株になります。

インパチェンスの苗の選び方

株元から枝が多く出ている苗を選ぶ

株元から複数の枝が伸び、こんもりとまとまった苗を選びます。

一本だけ細長く伸びた株は、日照不足によって徒長している可能性があります。

葉色がよい苗を選ぶ

葉が濃い緑色で、下葉まで残っている苗がおすすめです。

黄色い葉が多い株は、根詰まり、水切れ、過湿などによって弱っている可能性があります。

つぼみが多い苗を選ぶ

満開の苗より、つぼみが多く付いている苗を選ぶと長く楽しめます。

数輪の花が咲いていれば、実際の花色も確認できます。

茎が折れていないか確認する

インパチェンスの茎は柔らかいため、輸送時に折れることがあります。

株元や枝の付け根に傷がないか確認しましょう。

病害虫を確認する

葉の表と裏、新芽、株元を確認します。

アブラムシ、ハダニ、白い粉、灰色のかびなどが見られない苗を選びます。

インパチェンスの育て方

日当たり・置き場所

インパチェンスは、明るい半日陰を好みます。

午前中に日が当たり、午後は日陰になる場所が適しています。

明るい日陰でも育てられますが、暗すぎる場所では花数が少なくなります。

真夏の強い直射日光や西日へ当てると、葉焼けや水切れを起こしやすくなります。

鉢植えは、軒下、明るい玄関先、木漏れ日の当たる場所などへ置きます。

日陰でも育つ?

完全な暗所では育ちません。

一日数時間の日光や、明るい間接光が必要です。

建物の北側でも、空が開けていて明るい場所であれば育てられる場合があります。

花数が少ない場合は、少し明るい場所へ移しましょう。

用土

インパチェンスは、水はけと保水性を備えた土を好みます。

市販の草花用培養土を使用できます。

土を配合する場合は、赤玉土小粒6、腐葉土3、パーライト1が目安です。

極端に水はけのよい土では乾燥しやすくなります。

地植えでは、腐葉土や完熟堆肥を混ぜ、適度に水分を保持できる土を作りましょう。

水やり

インパチェンスは水分を好みます。

鉢植えでは、土の表面が乾き始めたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。

完全に乾燥させると、葉や花が急速にしおれます。

夏は朝に水を与え、夕方に土が乾いている場合は再度水やりを行うことがあります。

土が湿っている場合は、水を追加しません。

花や葉への水やり

水は株元の土へ与えます。

花や葉へ頻繁に水をかけると、灰色かび病などが発生することがあります。

特に八重咲き品種は、花に水がたまりやすいため注意しましょう。

地植えの水やり

植え付け直後から根付くまでは、土を乾燥させないようにします。

根付いた後も、乾燥が続く場合は水やりが必要です。

木の下や建物の軒下は雨が当たりにくいため、地植えでも土の乾燥を確認しましょう。

肥料

植え付け時に、緩効性肥料を元肥として少量施します。

鉢植えは、春から秋に緩効性肥料を1〜2か月に1回程度与えます。

液体肥料を使用する場合は、1〜2週間に1回程度が目安です。

花を長期間咲かせるため、肥料切れに注意します。

窒素肥料を与えすぎると、葉ばかりが成長して花付きが悪くなることがあります。

インパチェンスの植え付け

植え付けは、4月〜6月頃が適しています。

霜の心配がなくなり、最低気温が15℃前後になってから植え付けます。

明るい半日陰で、水はけと保水性のある場所を選びます。

苗をポットから静かに抜き、根鉢の表面と地面の高さが同じになるように植えます。

株元を深く埋めると蒸れや茎腐れの原因になるため、深植えを避けます。

植え付け後は、十分に水を与えましょう。

インパチェンスの株間

一般的なインパチェンスは、株間を20〜30cmほど確保します。

大型品種やニューギニアインパチェンスは、30〜40cmほど空けます。

サンパチェンスなど生育旺盛な品種は、さらに広い株間が必要になる場合があります。

密植しすぎると、株の内部へ湿気がこもり、病気が発生しやすくなります。

インパチェンスの鉢植え

一般的な品種は、5〜6号鉢に一株が目安です。

ニューギニアインパチェンスや大型品種は、7〜8号以上の鉢を使用します。

鉢底へ鉢底ネットと鉢底石を入れ、培養土を加えます。

苗を以前と同じ深さへ植え、植え付け後は十分に水を与えます。

夏は鉢が小さいほど乾燥しやすくなるため、株の大きさに合わせて鉢を選びましょう。

インパチェンスの摘心

摘心の目的

摘心は、茎の先端を切り、枝数を増やす作業です。

脇芽が増え、株がこんもりとまとまりやすくなります。

枝数が増えることで、花数も多くなります。

摘心の時期

植え付け後に根付き、茎が10〜15cmほど伸びた頃に行います。

新しい葉が伸びている元気な株で行いましょう。

摘心の方法

茎の先端を、葉が付いている節のすぐ上で切ります。

下の葉の付け根から、新しい枝が伸びます。

自然に枝分かれする品種では、摘心しなくても十分にまとまる場合があります。

インパチェンスの花がら摘み

インパチェンスは、咲き終わった花が自然に落ちる品種が多くあります。

落ちた花が葉や株元へ残ると、湿気がこもり、病気の原因になります。

枯れた花や落ちた花弁は、定期的に取り除きましょう。

花柄が残っている場合は、付け根から摘み取ります。

種を採らない場合は、実ができる前に取り除くと、次の花へ養分を回せます。

インパチェンスの切り戻し

切り戻しの目的

長期間育てると、枝が伸びて株姿が乱れます。

切り戻しを行うと、株の内部へ光と風が入り、新しい枝が伸びやすくなります。

真夏に花数が減った株も、切り戻すと秋に再び花を咲かせることがあります。

切り戻しの時期

梅雨前から8月頃までが適しています。

花が少なくなった時期や、枝が間延びしたときにも行えます。

切り戻しの方法

株全体を2分の1から3分の1程度の高さまで切ります。

健康な葉を残し、葉や脇芽の上で切りましょう。

枯れた枝、細い枝、株の内側へ伸びる枝も取り除きます。

切り戻し後の管理

切り戻し後は水を吸収する量が減ります。

土の状態を確認し、水の与えすぎに注意します。

新芽が伸び始めたら、薄い液体肥料や緩効性肥料を与えます。

気温が適していれば、数週間後から再び花を咲かせます。

インパチェンスの花が咲かない原因

日照不足

暗すぎる場所では花付きが悪くなります。

葉は茂るのに花が少ない場合は、午前中に日光が当たる場所や、より明るい半日陰へ移します。

強すぎる日差し

真夏の直射日光で株が弱ると、花が咲かなくなる場合があります。

葉が白く変色したり、縁から茶色く枯れたりしている場合は、葉焼けが考えられます。

明るい半日陰へ移しましょう。

水切れ

つぼみが育つ時期に水切れを起こすと、つぼみが落ちることがあります。

鉢植えは夏に乾燥しやすいため、土の状態をこまめに確認します。

水の与えすぎ

過湿によって根が傷むと、花を咲かせる力が低下します。

土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根腐れの可能性があります。

肥料不足

長期間花を咲かせるため、肥料切れになることがあります。

葉色が薄い、花が小さい、つぼみが少ない場合は、適量の肥料を与えます。

窒素肥料の与えすぎ

窒素肥料を多く与えると、葉ばかりが茂ります。

株は大きいのに花が少ない場合は、肥料を見直しましょう。

高温

真夏の高温で一時的に花数が減る場合があります。

株が弱っている場合は、切り戻して風通しを改善します。

気温が下がると再び花を咲かせます。

根詰まり

鉢の中が根でいっぱいになると、水分や養分を十分に吸収できません。

水やり後すぐに土が乾く場合や、鉢底から根が出ている場合は植え替えます。

インパチェンスの植え替え

植え替えは、4月〜6月頃が適しています。

一年草として育てる場合は、基本的に植え替える必要はありません。

購入した苗の鉢が小さい場合や、冬越しした株を育て直す場合に植え替えます。

株を鉢から静かに抜き、根鉢の外側の土を軽く落とします。

黒く傷んだ根があれば取り除きます。

一回り大きな鉢へ新しい土を入れ、以前と同じ深さで植えます。

植え替え後は十分に水を与え、数日間は強い日差しを避けましょう。

インパチェンスの増やし方

種まき

インパチェンスは、種から育てられます。

種まきの適期は4月〜5月頃です。

発芽には20〜25℃程度の温度が適しています。

種まきの方法

種まき用土を育苗箱やポットへ入れます。

種を重ならないようにまきます。

種は細かいため、土を厚くかぶせず、ごく薄く覆土します。

種が流れないよう、霧吹きや底面給水で水を与えます。

発芽までは土を乾燥させず、明るい日陰で管理します。

発芽後の管理

発芽後は、明るい場所へ移します。

苗が密集している場合は、元気な苗を残して間引きます。

本葉が数枚になったら育苗ポットへ移し、十分に暖かくなってから定植します。

挿し芽

インパチェンスは、挿し芽でも簡単に増やせます。

適期は5月〜9月頃です。

健康な茎を5〜10cmほど切り、下部の葉を取り除きます。

花やつぼみは切り取ります。

赤玉土小粒や挿し木用土へ挿し、明るい日陰で乾燥させないように管理します。

水挿し

切った茎を水へ挿して発根させることもできます。

下部の葉を取り除き、節が水へ浸かるようにします。

水を数日ごとに交換し、根が数cm伸びたら土へ植え付けます。

インパチェンスの夏越し

明るい半日陰で育てる

インパチェンスは暑さに比較的強いものの、真夏の強い直射日光を苦手とします。

午前中に日が当たり、午後は日陰になる場所が適しています。

特に鉢植えは、強い西日やコンクリートの照り返しを避けましょう。

水切れを防ぐ

夏越しで最も注意したいのが水切れです。

鉢植えは朝に十分な水を与えます。

夕方に土が乾き、葉がしおれている場合は、再度水を与えます。

受け皿へ水をためたままにしないようにしましょう。

蒸れを防ぐ

株が大きくなり、枝葉が密集した場合は切り戻します。

株の内部へ風を通し、枯れた葉や花を取り除きます。

鉢同士を密着させないことも大切です。

真夏の肥料

元気に花を咲かせている場合は、薄い液体肥料を与えられます。

高温や水切れによって株が弱っている場合は、一時的に肥料を中止します。

切り戻し後に新芽が伸び始めたら、追肥を再開します。

インパチェンスの冬越し

一年草として育てる場合

屋外では霜に当たると枯れます。

一年草として育てる場合は、秋まで花を楽しみ、株が枯れたら片付けます。

室内へ取り込む

冬越しさせる場合は、最低気温が10℃を下回る前に室内へ取り込みます。

室内へ入れる前に、アブラムシやハダニなどの害虫を確認しましょう。

明るい窓辺へ置き、最低温度を10℃前後に保ちます。

冬越し前の切り戻し

長く伸びた枝を半分程度まで切り戻します。

枯れた枝や弱い枝も取り除きます。

株を小さくすると、室内で管理しやすくなります。

冬の水やり

冬は生育が緩やかになります。

土の表面が乾いてから、暖かい日の午前中に水を与えます。

夏と同じ頻度で水を与えると、根腐れを起こしやすくなります。

冬の肥料

冬は基本的に肥料を与えません。

暖かい室内で新しい葉や花が成長している場合でも、肥料は控えめにします。

春に新芽が活発に伸び始めてから追肥を再開します。

インパチェンスの病気

灰色かび病

花、葉、茎に灰色のかびが発生します。

長雨、低温多湿、枯れた花の放置などで発生しやすくなります。

発病した花や葉を取り除き、株の風通しを改善しましょう。

うどんこ病

葉に白い粉をまぶしたような症状が現れます。

風通しの悪い環境や、株が密集した場所で発生しやすくなります。

症状のある葉を取り除き、枝を整理します。

根腐れ

水の与えすぎや、水はけの悪い土によって根が腐ります。

土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根腐れの可能性があります。

鉢植えは腐った根を取り除き、新しい土へ植え替えます。

茎腐れ

株元や茎が黒く変色し、柔らかくなることがあります。

高温多湿、蒸れ、過湿などが原因です。

腐った部分を取り除き、風通しと水はけを改善します。

インパチェンスべと病

インパチェンスでは、べと病が問題になることがあります。

葉の表面が黄色くなり、葉裏に白っぽいかびが発生します。

症状が進むと葉が大量に落ち、茎だけになる場合があります。

発病した株は周囲から離し、落ちた葉も含めて処分します。

株を密植せず、葉が長時間ぬれないように管理することが予防につながります。

インパチェンスの害虫

アブラムシ

新芽、つぼみ、茎に発生します。

植物の汁を吸い、葉や花を変形させます。

排泄物によって葉がベタつき、すす病が発生することがあります。

ハダニ

高温で乾燥した環境で発生します。

葉の裏から汁を吸い、葉の表面が白っぽくかすれます。

夏や室内で冬越ししている株は、葉の裏を定期的に確認しましょう。

アザミウマ

花や新芽へ入り込み、植物の汁を吸います。

花弁に白色や褐色の傷が現れ、花が変形することがあります。

咲き終わった花を早めに取り除きます。

コナジラミ

葉の裏へ寄生する小さな白い害虫です。

株を揺らしたときに白い虫が飛び立つ場合は、コナジラミが発生している可能性があります。

ナメクジ

柔らかい葉、茎、花を食害します。

梅雨時期や湿度の高い場所で発生しやすくなります。

鉢の下、落ち葉、石の陰などを確認しましょう。

インパチェンスが枯れる原因

水切れ

インパチェンスが枯れる大きな原因の一つが、水切れです。

特に夏の鉢植えは短時間で土が乾きます。

葉や花が急にしおれた場合は、土の乾燥を確認しましょう。

水の与えすぎ

水分を好みますが、土が常に湿っていると根腐れします。

土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根が傷んでいる可能性があります。

強い直射日光

真夏の強い日差しで葉焼けを起こすことがあります。

葉が白く抜けたり、茶色く枯れたりした場合は、明るい半日陰へ移します。

日照不足

暗すぎる場所では株が弱り、茎が細長く伸びます。

花も少なくなるため、より明るい場所へ移します。

蒸れ

枝葉が密集すると、株元へ湿気がこもります。

下葉が黄色くなり、茎腐れや灰色かび病が発生しやすくなります。

切り戻しを行い、風通しを改善しましょう。

寒さ

インパチェンスは寒さに弱く、霜に当たると枯れます。

秋から冬に株全体が急に傷んだ場合は、低温が原因である可能性があります。

肥料の与えすぎ

肥料を多く与えると根が傷みます。

葉ばかりが茂り、花付きが悪くなることもあります。

適量を守りましょう。

根詰まり

鉢の中が根でいっぱいになると、水切れを起こしやすくなります。

水やり後すぐに土が乾く場合は、一回り大きな鉢へ植え替えます。

病害虫

べと病、灰色かび病、根腐れ、アブラムシ、ハダニなどの被害が広がると株が弱ります。

葉、茎、花、株元を定期的に確認し、早めに対処しましょう。

インパチェンスを庭や鉢植えで楽しむ方法

半日陰の花壇へ植える

インパチェンスは、日当たりが限られる花壇を彩る植物として適しています。

建物の東側、落葉樹の下、午前中だけ日が当たる場所などへ植えられます。

同じ花色をまとめて植えると、まとまりのある景観になります。

鉢植えで育てる

5〜6号鉢に一株植えると、株いっぱいに花を咲かせます。

鉢植えは置き場所を移動できるため、季節による日差しの変化へ対応しやすくなります。

寄せ植えに利用する

インパチェンスは、半日陰を好む植物と組み合わせられます。

相性のよい植物には、次のようなものがあります。

・ベゴニア
・トレニア
・コリウス
・ヒューケラ
・ギボウシ
・リシマキア
・ワイヤープランツ
・アイビー
・シロタエギク
・アジュガ

葉色の異なる植物を組み合わせると、花が少ない時期も楽しめます。

ハンギングバスケットで育てる

枝が広がる性質を利用して、ハンギングバスケットへ植えられます。

鉢の側面や縁まで花が広がり、ボリュームのある姿になります。

ハンギングは乾燥しやすいため、夏の水切れに注意しましょう。

日陰の玄関を彩る

直射日光が少ない玄関でも、十分な明るさがあれば育てられます。

鉢を複数並べる場合は、株同士を密着させず、風通しを確保します。

インパチェンスの花言葉

インパチェンスの代表的な花言葉には、「鮮やかな人」「強い個性」「豊かさ」「私に触れないで」などがあります。

熟した実に触れると種が勢いよく弾ける性質から、「私に触れないで」という意味につながったとされています。

花言葉の内容は、資料によって異なる場合があります。

まとめ

インパチェンスは、赤、ピンク、白、オレンジ、紫などの花を春から秋まで咲かせる植物です。

半日陰でも花を咲かせやすく、日照時間が限られる花壇、玄関、ベランダなどを彩る植物として適しています。

明るい半日陰と、水はけと保水性を備えた土を好みます。

鉢植えでは、土の表面が乾き始めたら十分に水を与えます。特に真夏は水切れしやすいため、朝と夕方に土の状態を確認しましょう。

一方で、土が常に湿った状態では根腐れを起こします。受け皿へ水をためないことも大切です。

摘心を行うと枝数が増え、株がこんもりとまとまります。枝が伸びすぎた場合や真夏に花数が減った場合は、切り戻して秋の再開花を促します。

本来は多年草ですが、寒さに弱いため、日本では一年草として扱われることが一般的です。

冬越しさせる場合は、最低気温が10℃を下回る前に鉢を室内へ取り込みます。

強い直射日光、水切れ、過湿、蒸れ、寒さに注意すれば、春から秋まで鮮やかな花を長く楽しめます。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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