香り豊かな花と鮮やかな果実が魅力!クチナシ(梔子)の楽しみ方と育て方

クチナシの育て方|甘い香りの白花を楽しむ常緑低木の特徴・剪定・管理方法を解説

クチナシ

クチナシは、初夏から梅雨時期にかけて白い花を咲かせる常緑低木です。花には甘く濃厚な香りがあり、ジンチョウゲやキンモクセイと並んで、香りを楽しむ庭木として人気があります。つやのある濃い緑色の葉と白い花のコントラストが美しく、庭木、鉢植え、玄関まわり、半日陰の植栽、低い生垣として利用されます。

花は一重咲きや八重咲きがあり、品種によって雰囲気が異なります。一重咲きのクチナシは実をつけることがあり、実は古くから染料や食品の色づけにも利用されてきました。八重咲きの品種は実がつきにくいものが多いですが、花にボリュームがあり、観賞価値が高いです。

クチナシは比較的育てやすい庭木ですが、乾燥や強い西日を嫌い、半日陰で湿り気のある環境を好みます。また、オオスカシバの幼虫による食害を受けやすく、葉が急に少なくなることがあります。花を楽しむためには、剪定時期にも注意が必要です。

この記事では、クチナシの特徴、主な種類、育て方、水やり、肥料、剪定、花が咲かない原因、病害虫、枯れる原因、庭に植える際の注意点まで詳しく解説します。

クチナシの基本情報

  • 和名:クチナシ(梔子、山梔子)

  • 別名:ガーデニア

  • 学名:Gardenia jasminoides

  • 科名:アカネ科

  • 属名:クチナシ属

  • 分類:常緑低木

  • 原産地:日本、中国、台湾、東南アジアなど

  • 樹高:0.5m〜2mほど

  • 葉張り:0.5m〜2mほど

  • 開花期:6月〜7月頃

  • 花色:白色。咲き進むと黄みを帯びることがある

  • 香り:甘く強い芳香

  • 実の時期:秋〜冬頃。一重咲き品種でつきやすい

  • 実の色:橙色、赤橙色

  • 植え付け時期:4月〜6月頃、または9月〜10月頃

  • 植え替え時期:4月〜6月頃、または9月〜10月頃

  • 成長速度:普通

  • 耐寒性:普通

  • 耐暑性:普通〜強い。ただし強い西日と乾燥に注意

  • 栽培難易度:初心者〜中級者向き

クチナシとは?甘い香りの白花を咲かせる常緑低木

クチナシは、アカネ科クチナシ属に分類される常緑低木です。初夏から梅雨時期にかけて、白く美しい花を咲かせます。花には甘く濃厚な香りがあり、庭や玄関まわりに植えると、開花期にふんわりと香りが広がります。

日本にも自生する植物で、古くから庭木として親しまれてきました。花の香りを楽しむだけでなく、一重咲きの品種では秋から冬に橙色の実をつけることがあります。クチナシの実は、食品の着色や染料として利用されてきた歴史があります。

庭木としては、半日陰でも育てやすい点が魅力です。強い日差しが一日中当たる場所より、午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になるような場所に向いています。つやのある葉が一年中残るため、花がない時期にも常緑低木として楽しめます。

クチナシの特徴

甘い香りの白花が咲く

クチナシの最大の魅力は、香りのよい白花です。

開花期は6月〜7月頃で、梅雨時期の庭に甘い香りを漂わせます。花は咲き始めが白く、時間がたつと少し黄みを帯びることがあります。香りは強めで、玄関や窓の近くに植えると季節感を楽しめます。

つやのある常緑葉が美しい

クチナシの葉は、濃い緑色で光沢があります。

花が咲いていない時期でも葉が美しく、庭の低木や背景植栽として利用できます。白い花と濃緑の葉のコントラストが美しく、上品な雰囲気を作ります。

半日陰でも育てやすい

クチナシは、明るい半日陰でも育ちます。

強い日差しを好む庭木ではなく、やや湿り気のある環境を好みます。建物の東側、落葉樹の足元、午前中だけ日が当たる場所などに向いています。

実を楽しめる品種もある

一重咲きのクチナシは、秋から冬にかけて橙色の実をつけることがあります。

実は観賞用としても楽しめます。八重咲き品種では実がつきにくいものが多いため、実も楽しみたい場合は一重咲き品種を選ぶとよいでしょう。

鉢植えでも育てられる

クチナシは鉢植えでも育てられます。

鉢植えにすると、玄関前やベランダ、テラスでも香りを楽しめます。ただし、乾燥にはやや弱いため、夏の水切れには注意が必要です。

オオスカシバの幼虫に注意が必要

クチナシは、オオスカシバの幼虫に葉を食べられることがあります。

気づかないうちに葉が大きく減っている場合は、幼虫が潜んでいる可能性があります。庭でクチナシを育てるうえでは、定期的な葉の確認が大切です。

クチナシの主な種類・品種

一重咲きクチナシ

一重咲きのクチナシは、白い花を咲かせ、実をつけやすいタイプです。

花の形はすっきりしていて、自然な雰囲気があります。秋から冬に橙色の実を楽しみたい場合は、一重咲きのクチナシが向いています。

八重咲きクチナシ

八重咲きのクチナシは、花弁が重なり、ボリュームのある花を咲かせます。

花姿が華やかで、観賞用として人気があります。実はつきにくいことが多いですが、花の美しさと香りを楽しみたい場合に向いています。

コクチナシ

コクチナシは、クチナシよりも小型にまとまりやすいタイプです。

樹高が低く、庭の縁取りや鉢植え、低い植え込みに使いやすい植物です。小さな庭や玄関まわりでも扱いやすい品種です。

ヒメクチナシ

ヒメクチナシは、小型のクチナシとして流通することがあります。

コンパクトに育てやすく、鉢植えや小さなスペースに向いています。花の香りも楽しめるため、ベランダ園芸にも取り入れやすいです。

斑入りクチナシ

斑入りクチナシは、葉に白やクリーム色の斑が入るタイプです。

花がない時期にも葉色を楽しめます。明るい印象がありますが、斑入り葉は強い日差しで葉焼けしやすいことがあるため、半日陰で管理すると安心です。

クチナシの育て方

日当たり

クチナシは、日なたから明るい半日陰で育ちます。

花を咲かせるにはある程度の日光が必要ですが、真夏の強い西日や乾燥する場所は苦手です。午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になる場所が特に育てやすいです。

日陰が深すぎると、枝葉は育っても花が少なくなります。花を楽しみたい場合は、暗すぎる場所を避け、明るい半日陰に植えましょう。

温度

クチナシは暖かい地域を好む常緑低木です。

寒さにはやや注意が必要で、寒冷地では冬に葉や枝先が傷むことがあります。関東以西の平暖地では地植えしやすい植物ですが、寒風が強く当たる場所は避けると安心です。

鉢植えでは、冬に寒風や霜を避けられる場所へ移動できます。

用土

クチナシは、水はけがよく、適度に湿り気のある土を好みます。

乾燥しすぎる土や、水がたまり続ける土は苦手です。植え付け時には、腐葉土や堆肥を混ぜ、保水性と排水性のバランスを整えます。

また、クチナシはやや酸性寄りの土を好みます。アルカリ性に傾いた土では、葉が黄色くなることがあります。鉢植えでは、赤玉土、腐葉土、鹿沼土を混ぜた土や、花木用培養土を使うとよいでしょう。

植え付け時期

クチナシの植え付けは、4月〜6月頃、または9月〜10月頃が適しています。

春から初夏は気温が上がり、根が動きやすい時期です。秋は暑さが落ち着き、根付きやすくなります。

真夏は乾燥と高温で株に負担がかかり、真冬は寒さで根が動きにくいため避けましょう。

植え付け方法

植え穴は根鉢より一回り大きく掘ります。

掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ、根が張りやすい土に整えます。水はけが悪い場所では、軽石や鹿沼土を混ぜるとよいでしょう。

根鉢を崩しすぎないように植え付け、植え付け後はたっぷり水を与えます。乾燥しやすい場所では、株元に腐葉土やバークチップを敷くと土の乾燥を防ぎやすくなります。

水やり

地植えの水やり

地植えのクチナシは、根付いた後は基本的に雨水で育ちます。

ただし、乾燥にはやや弱いため、夏に雨が少ない時期は水やりが必要です。特に植え付け直後の1年ほどは根が浅いため、土が乾きすぎないように注意しましょう。

鉢植えの水やり

鉢植えのクチナシは、土の表面が乾いたら水を与えます。

乾燥すると葉がしおれたり、花芽が弱ったりします。鉢底から水が流れるまでたっぷり与え、受け皿の水は捨てましょう。

夏の水やり

夏は水切れに注意します。

クチナシは強い乾燥が苦手です。鉢植えでは朝に水を与えても夕方には乾くことがあります。真夏は土の乾き具合を確認し、必要に応じて朝夕に水やりします。

冬の水やり

冬は生育がゆるやかになるため、水やりは控えめにします。

地植えでは基本的に水やりは不要です。鉢植えでは、土が乾いてから暖かい日の午前中に水を与えます。冬に過湿になると根を傷めることがあるため注意しましょう。

肥料

クチナシは、花を咲かせるために適度な肥料が必要です。

地植えでは、2月〜3月頃に寒肥として完熟堆肥や緩効性肥料を与えます。花後の7月頃には、お礼肥として少量の緩効性肥料を与えると株の回復を助けます。

鉢植えでは、春と花後に緩効性肥料を与えます。肥料切れを起こすと葉色が悪くなり、花つきも弱くなることがあります。ただし、肥料を与えすぎると枝葉ばかり伸びるため、適量を守りましょう。

葉が黄色くなる場合は、鉄分不足や土壌のアルカリ化が関係することもあります。クチナシは酸性寄りの土を好むため、土の状態も確認しましょう。

クチナシの剪定

剪定が必要な理由

クチナシは自然にまとまりやすい低木ですが、放任すると枝が混み合い、風通しが悪くなります。

剪定によって樹形を整え、枝葉の内部に光と風を入れ、花つきを保ちます。ただし、剪定時期を間違えると翌年の花が少なくなることがあります。

剪定時期

クチナシの剪定は、花後すぐの6月〜7月頃が基本です。

クチナシは夏以降に翌年の花芽を作るため、秋や冬に強く剪定すると花芽を切ってしまいます。花を楽しみたい場合は、花が終わった直後に剪定を済ませましょう。

花後剪定

花が終わったら、伸びすぎた枝や混み合った枝を軽く整えます。

枝の途中で適当に切るより、枝の分岐部分で切ると自然な樹形を保ちやすくなります。強く切りすぎる必要はなく、全体の形を整える程度で十分です。

透かし剪定

枝葉が混み合っている場合は、透かし剪定を行います。

枯れ枝、内向きの枝、交差する枝、細すぎる枝を取り除きます。風通しをよくすることで、病害虫の予防にもつながります。

強剪定の注意点

大きくなりすぎた株は強めに切り戻すこともできますが、花後すぐに行うのが安全です。

秋以降に強く切ると、翌年の花が少なくなる可能性があります。弱っている株を一度に強く切ると回復が遅れることもあるため、段階的に整えると安心です。

クチナシの花

花が咲く時期

クチナシの開花期は6月〜7月頃です。

梅雨時期に白い花を咲かせ、甘い香りを漂わせます。地域や品種によって開花時期は少し前後します。

花の特徴

クチナシの花は白く、厚みのある花弁を持ちます。

一重咲きはすっきりとした印象で、八重咲きはバラのような華やかさがあります。咲き始めは白く、咲き進むとクリーム色や淡い黄色を帯びることがあります。

香りの特徴

クチナシの香りは甘く濃厚です。

夜や雨上がりに香りを強く感じることがあります。玄関まわり、窓の近く、通路沿いに植えると、開花期に香りを楽しみやすくなります。

花後の管理

花が終わったら、花がらを取り除き、必要に応じて剪定します。

実を楽しみたい一重咲き品種では、花後にすべて切らず、一部を残すと実がつきやすくなります。八重咲き品種では実がつきにくいため、花後に樹形を整えることを優先できます。

クチナシの花が咲かない原因

日照不足

クチナシは半日陰でも育ちますが、日陰が深いと花が少なくなります。

花を咲かせるには、午前中の日差しや明るさが必要です。暗い場所に植えている場合は、周囲の枝を整理して光を入れましょう。

剪定時期が遅い

クチナシは夏以降に翌年の花芽を作ります。

秋や冬に強く剪定すると、花芽を切ってしまい、翌年の花が咲かない原因になります。剪定は花後すぐの6月〜7月頃に行いましょう。

肥料不足

肥料が不足すると、花つきが悪くなることがあります。

春と花後に適量の肥料を与えると、株が充実しやすくなります。ただし、肥料を与えすぎると枝葉ばかり伸びるため注意します。

水切れ

夏に水切れを起こすと、花芽の形成に影響することがあります。

クチナシは乾燥に弱いため、夏の鉢植えや植え付け直後の株では水切れに注意しましょう。

株が若い

植え付けて間もない若い株は、まだ花が少ないことがあります。

株が充実するまで数年かかる場合があります。根をしっかり張らせ、日当たりと水分を確保しながら育てましょう。

オオスカシバによる食害

葉を大きく食べられると、株が弱り、花つきにも影響します。

葉が急に減った場合は、オオスカシバの幼虫がいないか確認しましょう。

クチナシの実

一重咲き品種は実をつけやすい

クチナシは一重咲き品種で実をつけやすい植物です。

花後に受粉すると、秋から冬にかけて橙色の実が色づきます。実は細長い形で、庭の中でもよく目立ちます。

八重咲き品種は実がつきにくい

八重咲きのクチナシは、観賞用として花が華やかですが、実はつきにくいことが多いです。

実を楽しみたい場合は、一重咲きのクチナシを選ぶとよいでしょう。

実は観賞用としても楽しめる

橙色の実は、冬の庭に彩りを加えてくれます。

花と香りだけでなく、実も楽しめるのが一重咲きクチナシの魅力です。実を残したい場合は、花後剪定を控えめにしましょう。

クチナシの病害虫

オオスカシバ

クチナシで特に注意したい害虫がオオスカシバです。

オオスカシバの幼虫はクチナシの葉を好んで食べます。気づくと葉が大きく減っていることがあり、放置すると株が弱ります。緑色の幼虫は葉にまぎれて見つけにくいため、葉の裏や枝先をよく確認しましょう。

アブラムシ

春の新芽にアブラムシがつくことがあります。

新芽やつぼみが弱ることがあるため、発生が少ないうちに水で洗い流すか、手で取り除きます。

カイガラムシ

枝や葉の付け根にカイガラムシがつくことがあります。

増えると樹勢が落ち、すす病の原因にもなります。見つけたら歯ブラシや布でこすり落とします。

ハダニ

乾燥した環境ではハダニが発生することがあります。

葉が白っぽくかすれる、葉色が悪くなる場合は確認しましょう。夏の乾燥期や鉢植えでは注意が必要です。

すす病

アブラムシやカイガラムシの排泄物が原因で、葉が黒く汚れることがあります。

すす病が出た場合は、原因となる害虫を取り除きます。枝葉が混み合っている場合は剪定して風通しをよくしましょう。

根腐れ

水はけの悪い土や過湿によって根腐れすることがあります。

クチナシは乾燥を嫌いますが、常に水がたまる環境も苦手です。水はけと保水性のバランスが大切です。

オオスカシバ対策

クチナシを育てるうえで、オオスカシバ対策はとても重要です。

オオスカシバは、成虫が透明な羽を持つガの仲間です。ハチのように見えることもありますが、幼虫はクチナシの葉を食べます。

葉が急に減ったら確認する

クチナシの葉が急に少なくなった場合は、オオスカシバの幼虫を疑います。

幼虫は緑色で葉にまぎれやすく、枝に沿っていると見つけにくいことがあります。葉の裏、枝先、株の内側を丁寧に確認しましょう。

幼虫を見つけたら捕殺する

幼虫を見つけたら、早めに取り除きます。

数が少ないうちに対応すれば、被害を抑えやすくなります。素手で触るのが苦手な場合は、割り箸や手袋を使うとよいでしょう。

定期的に葉裏を見る

オオスカシバは、被害が進んでから気づくことが多い害虫です。

春から秋にかけて、定期的に葉裏や枝先を確認しましょう。特に新芽が伸びる時期や夏場は注意が必要です。

株を混み合わせすぎない

枝葉が密になりすぎると、幼虫を見つけにくくなります。

花後剪定で風通しをよくし、内部まで確認しやすい樹形にしておくと管理しやすくなります。

クチナシが枯れる原因

水切れ

クチナシは乾燥に弱い植物です。

鉢植えや植え付け直後の株では、水切れによって葉がしおれたり、枝先が枯れたりします。夏は土の乾き具合をよく確認しましょう。

根腐れ

水はけの悪い土や水の与えすぎで根腐れを起こすことがあります。

土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根が傷んでいる可能性があります。鉢植えでは受け皿の水をためないようにします。

強い西日

クチナシは真夏の強い西日を苦手とします。

葉焼けを起こしたり、乾燥で弱ったりすることがあります。暖地では、午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になる場所が向いています。

寒さによる枝枯れ

寒冷地や寒風の強い場所では、冬に枝先が傷むことがあります。

若木や鉢植えでは、冬の寒風を避けると安心です。地植えの場合も、北風が直接当たりにくい場所に植えるとよいでしょう。

オオスカシバによる食害

葉を大量に食べられると、光合成ができなくなり株が弱ります。

被害が繰り返されると花つきも悪くなり、枝枯れにつながることがあります。定期的に葉を確認しましょう。

土壌のアルカリ化

クチナシは酸性寄りの土を好みます。

土がアルカリ性に傾くと、葉が黄色くなり、生育が悪くなることがあります。鉢植えでは定期的に植え替え、地植えでは腐葉土や鹿沼土などを使って土壌環境を整えましょう。

クチナシの葉が黄色くなる原因

水切れ

乾燥が続くと葉が黄色くなることがあります。

クチナシは水切れに弱いため、鉢植えでは特に注意が必要です。夏は土の表面だけでなく、鉢の中まで乾いていないか確認しましょう。

根腐れ

土が湿っているのに葉が黄色くなる場合は、根腐れの可能性があります。

水はけの悪い土や、受け皿に水をためた鉢植えでは根が傷みます。水やりの頻度と土の排水性を見直しましょう。

鉄分不足

クチナシは、土の状態によって葉が黄色くなることがあります。

特に葉脈だけ緑色が残り、葉全体が黄色っぽくなる場合は、鉄分不足や土壌のアルカリ化が関係していることがあります。酸性寄りの土を好む性質を理解し、用土を見直しましょう。

日照不足

日陰が深い場所では、葉色が悪くなることがあります。

花つきも悪くなるため、明るい半日陰で育てることが大切です。

古葉の自然な入れ替わり

常緑樹でも、古い葉は少しずつ入れ替わります。

一部の古葉が黄色くなって落ちる程度であれば、自然な変化の可能性があります。株全体に広がる場合は、根や水、土、害虫の状態を確認しましょう。

クチナシを庭に植えるときの注意点

強い西日を避ける

クチナシは、真夏の強い西日や乾燥を苦手とします。

南向きで一日中強い日が当たる場所より、東側や半日陰の場所が向いています。白花をきれいに咲かせるには、明るさと湿り気のバランスが大切です。

水切れしやすい場所を避ける

乾きやすい砂地や、照り返しの強い場所では弱りやすくなります。

植え付け時に腐葉土を混ぜ、株元にマルチングをすると乾燥を防ぎやすくなります。

オオスカシバを定期的に確認する

クチナシにはオオスカシバの幼虫がつきやすいため、葉の状態を定期的に確認しましょう。

葉が急に少なくなった場合は、すぐに枝先や葉裏を見ます。早期発見が被害を抑えるポイントです。

花を楽しむなら剪定時期を守る

クチナシは、剪定時期を間違えると花が咲かなくなることがあります。

剪定は花後すぐに行い、秋から冬の強剪定は避けましょう。

香りを楽しめる場所に植える

クチナシは香りのよい花木です。

玄関まわり、窓の近く、通路沿い、庭の休憩スペース近くに植えると、開花期に香りを楽しみやすくなります。

クチナシは鉢植えで育てられる?

クチナシは鉢植えでも育てられます。

鉢植えにすると、玄関前やベランダでも花と香りを楽しめます。ただし、鉢植えは水切れしやすいため、夏の管理が重要です。

鉢植え管理のポイントは次の通りです。

  • 明るい半日陰で育てる

  • 真夏の強い西日は避ける

  • 水はけと保水性のある酸性寄りの土を使う

  • 土の表面が乾いたらたっぷり水を与える

  • 夏の水切れに注意する

  • 受け皿の水をためない

  • 春と花後に肥料を与える

  • 剪定は花後すぐに行う

  • 2年に1回を目安に植え替える

  • オオスカシバを定期的に確認する

  • 冬は寒風を避ける

鉢植えでは、樹高50cm〜1.2m程度で管理すると扱いやすくなります。

クチナシは地植えに向いている?

クチナシは、関東以西の平暖地では地植えに向いている常緑低木です。

明るい半日陰で、適度に湿り気のある場所に植えるとよく育ちます。庭木、低い生垣、玄関まわり、落葉樹の足元、半日陰の植栽に向いています。

地植え管理のポイントは次の通りです。

  • 午前中に日が当たる明るい半日陰に植える

  • 真夏の強い西日を避ける

  • 水はけと保水性のある土に植える

  • 酸性寄りの土を意識する

  • 植え付け直後は水切れに注意する

  • 花後すぐに剪定する

  • 秋冬の強剪定を避ける

  • オオスカシバを定期的に確認する

  • 寒風が強い場所を避ける

地植えでは根付くと比較的育てやすく、毎年香りのよい花を楽しめます。

クチナシと相性のよい庭木・下草

クチナシは、明るい半日陰を好む植物や、香りを楽しめる庭木と相性がよいです。

相性のよい植物には、次のようなものがあります。

  • ジンチョウゲ

  • キンモクセイ

  • ギンモクセイ

  • ヤツデ

  • アオキ

  • カクレミノ

  • ソヨゴ

  • ナンテン

  • ツバキ

  • サザンカ

  • アセビ

  • ヤマアジサイ

  • アジサイ

  • ツワブキ

  • ヤブラン

  • フッキソウ

  • タマリュウ

  • ギボウシ

  • シダ類

  • クリスマスローズ

クチナシの白い花と濃い緑の葉は、ツワブキやヤブラン、フッキソウなどの下草とよく合います。香りの庭にしたい場合は、春のジンチョウゲ、初夏のクチナシ、秋のキンモクセイを組み合わせると、季節ごとに香りを楽しめます。

クチナシは初心者におすすめ?

クチナシは、環境が合えば初心者にも育てやすい常緑低木です。

ただし、乾燥、強い西日、オオスカシバ、剪定時期には注意が必要です。半日陰で湿り気のある場所を選べば、毎年香りのよい花を楽しみやすくなります。

初心者が育てる場合は、次の点を意識しましょう。

  • 明るい半日陰に植える

  • 真夏の強い西日を避ける

  • 水はけと保水性のある土に植える

  • 酸性寄りの土を意識する

  • 夏の水切れに注意する

  • 剪定は花後すぐに行う

  • 秋冬の強剪定を避ける

  • オオスカシバを定期的に確認する

  • 鉢植えでは根詰まりに注意する

  • 香りを楽しめる場所に植える

香りのよい白花を楽しみたい方、半日陰の庭に合う常緑低木を探している方におすすめです。

まとめ|クチナシは白い花と甘い香りを楽しめる常緑低木

クチナシは、初夏から梅雨時期にかけて白い花を咲かせる常緑低木です。花には甘く濃厚な香りがあり、玄関まわりや窓の近くに植えると、開花期に季節感を楽しめます。つやのある濃い緑色の葉も美しく、花がない時期にも庭の低木として活躍します。

育て方のポイントは、明るい半日陰で育てること、真夏の強い西日を避けること、水はけと保水性のある酸性寄りの土に植えることです。クチナシは乾燥を嫌うため、鉢植えや植え付け直後の株では夏の水切れに注意しましょう。

剪定は花後すぐの6月〜7月頃に行います。秋や冬に強く剪定すると翌年の花芽を切ってしまい、花が咲かない原因になります。花を楽しみたい場合は、剪定時期を守ることが大切です。

また、クチナシはオオスカシバの幼虫による食害を受けやすい植物です。葉が急に減った場合は、葉裏や枝先を確認し、早めに対処しましょう。適した場所に植え、剪定と害虫確認を行えば、毎年美しい白花と甘い香りを楽しめる庭木になります。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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