キュウリの葉を食べるオレンジ色の虫は?ウリハムシの見つけ方・予防策を紹介
ウリハムシとは?キュウリやカボチャの葉を食べる害虫の特徴・被害・駆除方法を解説
ウリハムシは、キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤなど、ウリ科野菜に発生しやすい害虫です。成虫はオレンジ色から黄褐色の小さな甲虫で、葉を丸く削るように食べます。家庭菜園では、初夏から夏にかけて見かけることが多く、苗が小さい時期に発生すると生育に大きな影響が出ます。
ウリハムシの被害でよく見られるのが、葉に丸い傷や穴があく症状です。成虫は葉の表面を円形にかじり、その内側を食べることがあります。葉に白っぽい丸い跡や穴が増えている場合は、ウリハムシの被害を疑いましょう。
成虫は葉を食べ、幼虫は土の中で根を食べることがあります。地上部だけでなく地下部にも影響するため、毎年ウリ科野菜で被害が出る畑では注意が必要です。特にキュウリやカボチャの若い苗では、葉を食べられると株の勢いが落ちやすくなります。
この記事では、ウリハムシの特徴、被害症状、発生しやすい野菜、見つけ方、駆除方法、予防策、防虫ネットの使い方、薬剤を使うときの注意点まで詳しく解説します。
ウリハムシの基本情報
名前:ウリハムシ
漢字表記:瓜葉虫
分類:甲虫目ハムシ科の昆虫
体長:7mm〜8mmほど
体色:オレンジ色、黄褐色、茶褐色
発生時期:4月〜10月頃
被害部位:葉、茎、花、幼虫は根を食害することがある
被害内容:葉の円形食害、穴あき、苗の生育不良、根の食害
発生しやすい植物:キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤ、ズッキーニ、ヘチマ、マクワウリなど
発生しやすい環境:ウリ科野菜を毎年育てる畑、雑草が多い場所、防虫ネットをしていない苗、暖かい時期
駆除の難易度:成虫は飛ぶため捕まえにくい。苗の初期防除が重要
対策のポイント:防虫ネット、成虫の捕殺、被害葉の確認、株元の管理、早期発見、適切な薬剤使用
ウリハムシとは?
ウリハムシは、ウリ科野菜の葉を食べる小さな甲虫です。家庭菜園ではキュウリやカボチャの葉でよく見られます。体はオレンジ色から黄褐色で、葉の上にいると比較的見つけやすい虫です。
成虫は葉をかじり、丸い食害跡を残します。葉の表面を円形に傷つけ、その内側を食べるような独特の食べ方をすることがあります。被害が進むと葉に穴が増え、光合成の力が落ちます。
ウリハムシは飛ぶため、見つけてもすぐに逃げることがあります。手で捕まえようとすると飛び立つことが多く、発生後の駆除より、苗の時期から防虫ネットで防ぐ対策が重要です。
ウリハムシの特徴
オレンジ色の小さな甲虫
ウリハムシの成虫は、オレンジ色から黄褐色の小さな甲虫です。
体長は7mm〜8mmほどで、葉の上にいると目立ちます。キュウリやカボチャの葉に小さなオレンジ色の虫がついていたら、ウリハムシの可能性があります。
ウリ科野菜を好む
ウリハムシは、名前の通りウリ科の植物を好みます。
キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤ、ズッキーニなどで被害が出やすくなります。ウリ科野菜を複数育てている畑では、被害が広がることがあります。
葉を丸く食べる
ウリハムシの代表的な被害は、葉に丸い食害跡を作ることです。
葉を円形にかじり、白っぽい跡や穴を残します。ほかの害虫による不規則な食害とは少し違い、丸い跡が出やすい点が特徴です。
飛んで移動する
ウリハムシの成虫は飛ぶことができます。
近づくと飛んで逃げるため、捕殺しにくいことがあります。防虫ネットの隙間から入り込むこともあるため、ネットを使う場合は端をしっかり固定することが大切です。
幼虫は土の中で根を食べることがある
ウリハムシの幼虫は、土の中で根を食べることがあります。
成虫の葉の被害ばかりが目立ちますが、幼虫による根の食害で株が弱ることもあります。毎年同じ場所でウリ科野菜を育てている場合は注意しましょう。
ウリハムシの被害症状
葉に丸い食害跡ができる
ウリハムシの被害で特徴的なのが、葉に丸い食害跡ができることです。
葉の表面に白っぽい円形の跡が出たり、その部分が穴になったりします。キュウリやカボチャの葉に丸い傷が増えていたら、ウリハムシを疑いましょう。
葉に穴があく
食害が進むと、葉に穴があきます。
葉の面積が減ると光合成の力が落ち、株の生育が悪くなります。苗が小さい時期は葉の枚数が少ないため、少しの食害でも影響が大きくなります。
若い苗が弱る
ウリハムシは、若い苗に大きな被害を出すことがあります。
植え付け直後のキュウリやカボチャは葉が少なく、成虫に食べられると生育が止まりやすくなります。ひどい場合は苗が枯れることもあります。
花や茎を傷めることがある
成虫は葉を中心に食害しますが、花や柔らかい茎を傷めることもあります。
開花期に花を食べられると、実つきに影響する場合があります。特に株が小さいうちは、葉だけでなく花や成長点も確認しましょう。
根が食害されることがある
幼虫は土の中で根を食べることがあります。
根を傷められると、地上部がしおれたり、生育が悪くなったりします。水切れではないのに株が元気をなくす場合は、根の状態も確認しましょう。
ウリハムシが発生しやすい野菜
ウリハムシはウリ科野菜で発生しやすい害虫です。家庭菜園で特に注意したい植物は次の通りです。
キュウリ
カボチャ
スイカ
メロン
ゴーヤ
ズッキーニ
ヘチマ
マクワウリ
トウガン
シロウリ
ハヤトウリ
ユウガオ
特にキュウリやカボチャでは、葉が大きく目立つため被害に気づきやすいです。苗の時期は防虫ネットで守ると、初期生育を安定させやすくなります。
ウリハムシが発生しやすい時期
春から秋に発生する
ウリハムシは、主に4月〜10月頃に発生します。
気温が上がる春から活動が始まり、夏にかけて被害が目立ちます。ウリ科野菜を植え付ける時期と重なるため、苗の初期被害に注意が必要です。
苗の植え付け直後に注意
苗を畑やプランターに植え付けた直後は、ウリハムシに狙われやすい時期です。
葉が少ないため、少し食べられただけでも株への負担が大きくなります。植え付け後しばらくは防虫ネットや寒冷紗で覆ると安心です。
初夏から夏に被害が増えやすい
初夏から夏は、ウリ科野菜がよく育つ時期です。
ウリハムシの活動も活発になり、葉の食害が増えます。気温が高い日は成虫の動きも速く、見つけても飛んで逃げやすくなります。
秋まで発生することがある
暖かい地域では、秋まで発生が続くことがあります。
秋採りキュウリや遅まきのウリ科野菜では、秋の被害にも注意しましょう。残さや雑草を片付け、発生源を減らすことも大切です。
ウリハムシが発生しやすい環境
ウリ科野菜を毎年育てている場所
同じ畑で毎年キュウリやカボチャなどを育てていると、ウリハムシが発生しやすくなることがあります。
成虫が飛来するだけでなく、周辺環境にウリ科植物が多いと被害が続きやすくなります。連作による株の弱りにも注意しましょう。
防虫ネットをしていない苗
苗の時期に防虫ネットをしていないと、成虫が飛来して葉を食べます。
植え付け直後の苗では、特に初期防除が重要です。株が大きくなるまでは、ネットで守ると被害を抑えやすくなります。
雑草が多い場所
畑や花壇の周囲に雑草が多いと、害虫の隠れ場所になります。
株元が見えにくくなり、被害の確認も遅れます。ウリ科野菜の周囲は清潔に保ちましょう。
放任された畑や残さが多い場所
収穫後のつるや葉を放置すると、害虫の発生源になることがあります。
栽培後の残さは早めに片付け、次の作付けに備えます。毎年被害が出る場合は、畑全体の管理を見直しましょう。
近くにウリ科植物が多い場所
近くにカボチャ、キュウリ、ゴーヤ、スイカなどが多いと、ウリハムシが移動してくることがあります。
一つの株で発生したら、周囲のウリ科野菜も確認しましょう。
ウリハムシと似た害虫
コガネムシ
コガネムシも葉を食べる甲虫です。
コガネムシは体に光沢があり、葉を不規則に食べることが多くあります。ウリハムシはオレンジ色で、ウリ科野菜の葉に丸い食害跡を残しやすい点が特徴です。
ヨトウムシ
ヨトウムシは夜に葉を食べる害虫です。
昼間は土の中や葉陰に隠れるため、葉に穴があるのに虫が見つからないことがあります。ウリハムシは昼間に葉の上で見つかることが多く、近づくと飛んで逃げます。
アオムシ
アオムシはチョウの幼虫で、葉を食べます。
ウリ科よりアブラナ科野菜でよく見られます。体が緑色のイモムシ状で、ウリハムシとは姿が大きく異なります。
ナメクジ
ナメクジも夜に葉を食べます。
食害跡の近くに光る粘液の跡があれば、ナメクジの可能性があります。ウリハムシでは葉に丸い食害跡ができやすく、成虫が葉の上にいることがあります。
ウリハムシの見つけ方
葉の上を見る
ウリハムシの成虫は葉の上にいることが多いです。
キュウリやカボチャの葉を確認し、オレンジ色の小さな虫がいないか見ます。近づくと飛んで逃げるため、静かに観察しましょう。
葉の丸い傷を確認する
葉に丸い白っぽい跡や穴がある場合は、ウリハムシの被害を疑います。
特に若い葉に被害が出ている場合は、早めに成虫を探して対処しましょう。
朝の時間帯に確認する
朝は気温が低く、成虫の動きが鈍いことがあります。
捕殺する場合は、朝のうちに確認すると成功しやすくなります。晴れて気温が上がると動きが活発になり、飛んで逃げやすくなります。
株全体を確認する
一枚の葉だけでなく、株全体を確認します。
葉の表、裏、茎、花の周辺を見ます。ウリハムシは飛んで移動するため、近くの株にも被害が広がることがあります。
周囲のウリ科野菜も見る
キュウリで発生している場合、カボチャやズッキーニ、ゴーヤにも移動していることがあります。
ウリ科野菜を複数育てている場合は、まとめて確認しましょう。
ウリハムシの駆除方法
見つけたら捕殺する
ウリハムシは、見つけたら捕殺するのが基本です。
ただし、成虫は飛ぶため、手で近づくと逃げることがあります。朝の気温が低い時間帯や、動きが鈍いときに捕まえるとよいでしょう。
ペットボトルや容器で捕まえる
手で捕まえにくい場合は、ペットボトルや容器を使う方法があります。
虫の下に容器を構え、上から軽く触れて落とします。ウリハムシは驚くと落下することがあるため、容器で受けると捕まえやすくなります。
被害葉を取り除く
被害が強い葉や、弱った葉は取り除きます。
ただし、苗が小さいうちは葉を取りすぎると光合成が不足します。被害葉の除去は、株の状態を見ながら行いましょう。
防虫ネットで覆う
苗の時期は、防虫ネットで覆る方法が効果的です。
成虫の飛来を防ぎ、葉の食害を抑えられます。植え付け直後からネットを使うと初期生育が安定しやすくなります。
周囲の雑草を整理する
雑草や残さが多いと、害虫の隠れ場所になります。
株元を清潔にし、風通しをよくしましょう。周辺環境を整えることで、被害の確認もしやすくなります。
薬剤を使う
被害が多い場合は、ウリハムシに対応した薬剤を使うことがあります。
キュウリ、カボチャ、スイカなど、作物ごとに使える薬剤が異なります。薬剤を使う場合は、作物名、害虫名、使用回数、収穫前日数を必ず確認しましょう。
ウリハムシに使える薬剤
ウリハムシの防除には、園芸用の殺虫剤を使うことがあります。使用できる薬剤は、対象作物によって異なります。家庭菜園では、キュウリに使える薬剤がカボチャやスイカに使えるとは限らないため、ラベルの確認が重要です。
薬剤を使うときのポイントは次の通りです。
対象作物に使える薬剤を選ぶ
「ウリハムシ」または「ウリハムシ類」への効果が記載されているか確認する
収穫前日数を必ず守る
使用回数を守る
希釈倍率や使用量を守る
高温時や強風時の散布を避ける
葉の表裏に丁寧に散布する
花に散布する場合はミツバチなど訪花昆虫に注意する
子どもやペットが近づかない時間帯に作業する
散布後は手や道具を洗う
ウリ科野菜は収穫期間が長いものも多いため、薬剤の収穫前日数を守ることが大切です。薬剤だけに頼らず、防虫ネットや捕殺、株元の管理を組み合わせましょう。
ウリハムシの予防方法
苗の時期に防虫ネットを使う
ウリハムシ対策で最も重要なのは、苗の時期を守ることです。
植え付け直後から防虫ネットや寒冷紗で覆ると、成虫の飛来を防ぎやすくなります。苗が小さい時期に葉を守ることで、その後の生育が安定します。
ネットの隙間をなくす
防虫ネットは、隙間があると成虫が入り込みます。
ネットの端を土で押さえる、ピンで固定する、支柱で葉にネットが直接触れないようにするなど、丁寧に設置しましょう。葉がネットに触れていると、外側から食害されることがあります。
株が大きくなるまで保護する
ウリ科野菜は、株が大きくなると多少の食害に耐えやすくなります。
苗の時期から本葉が増える頃までしっかり守ると、被害を受けても回復しやすくなります。開花や受粉が必要な時期には、ネットを外すタイミングも考えましょう。
成虫を見つけたら早めに捕殺する
成虫を放置すると、葉の被害が増えます。
見つけたら早めに捕殺しましょう。朝の時間帯に見回ると、動きが鈍く捕まえやすくなります。
周囲の残さを片付ける
収穫後のつるや葉を放置すると、害虫の隠れ場所になります。
栽培後は残さを片付け、畑を清潔に保ちましょう。毎年同じ場所で被害が出る場合は、周辺環境を見直します。
連作を避ける
ウリ科野菜を同じ場所で続けて育てると、土壌病害や害虫被害が重なりやすくなります。
可能であれば輪作を行い、植える場所を変えましょう。株が健康に育つことで、多少の食害にも耐えやすくなります。
キュウリに発生するウリハムシ対策
キュウリはウリハムシの被害を受けやすい野菜です。
特に植え付け直後の苗は葉が少なく、食害を受けると生育が遅れます。初期生育が悪くなると、つるの伸びや収穫開始にも影響することがあります。
キュウリでの対策は次の通りです。
植え付け直後から防虫ネットを使う
本葉が増えるまで葉を守る
葉の丸い食害跡を確認する
成虫を見つけたら捕殺する
朝の時間帯に見回る
株元の雑草を整理する
薬剤を使う場合はキュウリに登録のあるものを選ぶ
収穫前日数を必ず守る
キュウリは収穫が始まると頻繁に実を取る野菜です。薬剤を使う場合は、収穫前日数の確認が特に重要です。
カボチャに発生するウリハムシ対策
カボチャもウリハムシの被害を受けやすい野菜です。
株が大きくなると多少の食害には耐えますが、苗の時期に葉を食べられると生育が遅れます。つるが伸びるまでは、葉を守る管理が大切です。
カボチャでの対策は次の通りです。
苗の植え付け直後はネットで覆る
本葉が増えるまで食害を防ぐ
葉の表面に丸い傷がないか確認する
成虫を見つけたら捕殺する
周囲の雑草を整理する
株が大きくなったら多少の食害は様子を見る
薬剤を使う場合はカボチャに登録のあるものを選ぶ
カボチャは開花後に受粉が必要です。ネットで覆っている場合は、開花期に人工授粉をするか、ネットを外すタイミングを調整しましょう。
スイカ・メロンに発生するウリハムシ対策
スイカやメロンでは、苗の初期生育が重要です。
植え付け直後に葉を食べられると、つるの伸びが悪くなり、その後の実つきにも影響することがあります。防虫ネットやトンネルで苗を守る管理が効果的です。
スイカ・メロンでの対策は次の通りです。
植え付け直後からトンネルや防虫ネットで保護する
本葉が増えるまで食害を防ぐ
葉に丸い傷が出たら成虫を探す
朝に捕殺する
株元を清潔にする
開花期は受粉を考えてネット管理を調整する
薬剤を使う場合は作物名に登録のあるものを選ぶ
収穫前日数を必ず確認する
スイカやメロンは、苗が弱るとその後の栽培に影響しやすい野菜です。初期防除を丁寧に行いましょう。
ゴーヤ・ズッキーニに発生するウリハムシ対策
ゴーヤやズッキーニにもウリハムシが発生します。
ゴーヤは比較的丈夫ですが、苗の時期は葉を食べられると生育が遅れることがあります。ズッキーニは大きな葉に食害跡が目立ちやすく、株が小さいうちは注意が必要です。
ゴーヤ・ズッキーニでの対策は次の通りです。
苗の時期は防虫ネットを使う
葉の丸い食害跡を確認する
成虫を見つけたら捕殺する
朝の見回りを行う
株元の雑草を整理する
株が大きくなるまでは葉を守る
薬剤を使う場合は作物名に登録のあるものを選ぶ
ゴーヤはつるが伸び始めると回復力がありますが、初期の葉を守ることで生育が安定します。
ウリハムシ被害を放置するとどうなる?
葉の穴が増える
ウリハムシを放置すると、葉の食害が増えます。
葉の面積が減り、光合成の力が落ちます。苗が小さい時期ほど影響が大きくなります。
苗の生育が遅れる
植え付け直後の苗で被害が出ると、つるの伸びが悪くなります。
キュウリやカボチャでは、初期生育の遅れが収穫開始の遅れにつながることがあります。
株が弱る
葉だけでなく、根を幼虫に食害されると株全体が弱ります。
水切れではないのにしおれる、葉色が悪くなる、生育が止まる場合は、地下部の被害も考えられます。
実つきに影響することがある
葉の被害が大きいと、株の体力が落ち、花や実に影響することがあります。
特にスイカやメロンでは、初期生育が実つきに関わります。苗の時期にしっかり守りましょう。
周囲のウリ科野菜に広がる
ウリハムシは飛んで移動します。
一株で発生している場合、近くのキュウリ、カボチャ、ゴーヤ、ズッキーニにも移動することがあります。畑全体を確認しましょう。
ウリハムシ対策でやってはいけないこと
苗の時期に無防備で植える
ウリハムシ被害は、苗の時期に大きな影響を出します。
植え付け直後から防虫ネットや寒冷紗で守ることが大切です。苗が小さいうちは、少しの食害でも生育が遅れます。
防虫ネットの隙間を放置する
ネットに隙間があると、ウリハムシが入り込みます。
一度中に入るとネット内で食害されます。端をしっかり固定し、破れや隙間を確認しましょう。
葉がネットに触れたままにする
葉がネットに触れていると、外側から食べられることがあります。
支柱を使ってネットを浮かせ、葉に直接触れないようにすると安心です。
成虫を放置する
成虫を放置すると、葉の被害が続きます。
見つけたら早めに捕殺しましょう。飛んで逃げやすいため、朝の動きが鈍い時間帯に作業するのがおすすめです。
食用作物に登録外の薬剤を使う
ウリ科野菜では、作物ごとに使用できる薬剤が決まっています。
キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤで使える薬剤が異なる場合があります。必ずラベルを確認し、収穫前日数と使用回数を守りましょう。
ウリハムシ対策の年間管理
春
春はウリハムシの活動が始まる時期です。
キュウリやカボチャの苗を植える前から、防虫ネットや支柱を準備します。植え付け直後はすぐにネットで覆い、初期被害を防ぎましょう。
初夏
初夏はウリ科野菜が成長し、ウリハムシの被害も目立ち始めます。
葉の丸い食害跡を確認し、成虫を見つけたら捕殺します。苗が小さい場合は、ネット管理を続けます。
夏
夏は成虫の活動が活発になる時期です。
キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤなどをまとめて確認します。収穫中の野菜で薬剤を使う場合は、収穫前日数を必ず守ります。
秋
暖かい地域では秋まで発生が続くことがあります。
秋採りキュウリや遅植えのウリ科野菜では、葉の食害を確認します。栽培が終わった株は早めに片付けましょう。
冬
冬は発生が少なくなります。
栽培後のつるや葉、雑草を片付け、畑を清潔にします。翌年もウリ科野菜を育てる場合は、輪作や植え場所の変更を考えましょう。
まとめ|ウリハムシは苗の時期に防虫ネットで防ぐことが大切
ウリハムシは、キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤ、ズッキーニなど、ウリ科野菜に発生しやすい害虫です。成虫はオレンジ色の小さな甲虫で、葉を丸くかじり、白っぽい食害跡や穴を作ります。
被害が大きくなりやすいのは、苗の時期です。葉が少ない段階で食べられると、株の生育が遅れ、収穫にも影響することがあります。植え付け直後から防虫ネットや寒冷紗で覆い、本葉が増えるまで守ることが重要です。
成虫は飛んで逃げるため、捕殺する場合は朝の動きが鈍い時間帯が向いています。葉に丸い傷を見つけたら、葉の上や周囲の株を確認しましょう。ウリ科野菜を複数育てている場合は、畑全体を見回ることが大切です。
薬剤を使う場合は、対象作物とウリハムシに登録のあるものを選び、収穫前日数や使用回数を必ず守ります。防虫ネット、捕殺、株元の清掃、輪作を組み合わせれば、ウリハムシの被害を抑えやすくなります。