ネリネの育て方|ダイヤモンドリリーを咲かせる植え付け・水やり・冬越し

ネリネの育て方|晩秋に華やかな花を咲かせる植え付け・水やり・冬越し

ネリネ

ネリネは、秋から初冬にかけて細長い花びらを持つ華やかな花を咲かせる球根植物です。花びらには光沢があり、日光を受けるときらきらと輝いて見えることから、ダイヤモンドリリーとも呼ばれます。

桃色、赤色、白色、橙色などの花色があり、花の少ない季節に庭や鉢を明るく彩ります。切り花としても人気が高く、花もちが比較的よいことも魅力です。

ネリネは日当たりと水はけのよい場所を好みます。球根を深く埋めすぎないこと、水を与えすぎないこと、植え替えを頻繁に行わないことが栽培のポイントです。

種類によって生育期が異なり、夏に休眠するタイプと冬に休眠するタイプがあります。園芸で多く流通するネリネ・ボーデニー系は、春から夏に葉を育て、秋に花を咲かせる性質を持ちます。

この記事では、ネリネの特徴、種類、植え付け、水やり、肥料、花がら摘み、植え替え、分球、夏越し、冬越し、花が咲かない原因、病害虫まで詳しく解説します。

ネリネの基本情報

  • 和名:ネリネ

  • 別名:ダイヤモンドリリー

  • 学名:Nerine spp.

  • 科名:ヒガンバナ科

  • 属名:ネリネ属

  • 分類:多年草、球根植物

  • 原産地:南アフリカ

  • 草丈:30cm〜70cm程度

  • 株幅:15cm〜30cm程度

  • 開花期:9月〜12月頃

  • 花色:桃色、赤色、白色、橙色、淡紫色、複色

  • 植え付け時期:8月〜9月頃、または春。種類により異なる

  • 植え替え時期:休眠期または生育開始前

  • 分球時期:植え替え時

  • 成長速度:普通

  • 耐寒性:普通〜やや弱い。種類により異なる

  • 耐暑性:強い。高温多湿には注意

  • 栽培難易度:初心者〜中級者向き。浅植え、乾燥気味の管理、植え替え頻度がポイント

ネリネとは?

ネリネは、ヒガンバナ科ネリネ属に分類される球根植物です。

南アフリカを中心に自生し、細長い花びらが反り返る独特の花を咲かせます。

花びらの表面には細かな光沢があり、日光を受けると宝石のように輝いて見えます。この特徴から、ダイヤモンドリリーという名前でも広く知られています。

花は一本の花茎の先へ複数まとまって咲きます。葉のない状態で花だけが先に咲く種類もあれば、葉がある時期に開花する種類もあります。

日本で多く育てられるのは、比較的耐寒性があり、秋に花を咲かせるネリネ・ボーデニー系です。

ネリネの特徴

花びらに光沢がある

ネリネの大きな魅力は、花びらの表面に見られるきらめきです。

晴れた日に光が当たると、細かな粒が光を反射して輝いて見えます。

切り花でも、この独特の質感を楽しめます。

秋から初冬に開花する

多くの園芸品種は、9月から12月頃に花を咲かせます。

花の少ない時期に開花するため、晩秋の庭やベランダを華やかにできます。

花もちがよい

花茎がしっかりしており、一輪ずつ順番に開花します。

鉢植えでも切り花でも、比較的長く観賞できます。

球根を深く植えない

ネリネは、球根の肩や上部が土の上へ出る程度の浅植えを好みます。

深く植えると花つきが悪くなり、球根が腐る場合があります。

植え替えを嫌う

頻繁に植え替えると、根が落ち着かず花が咲きにくくなります。

数年間同じ鉢で育てたほうが、花つきがよくなる傾向があります。

水の与えすぎに弱い

球根が過湿になると腐りやすくなります。

生育期でも、土が乾いてから水を与えることが大切です。

ネリネとヒガンバナの違い

ネリネとヒガンバナは、どちらもヒガンバナ科の球根植物です。

花姿も似ていますが、性質や観賞ポイントが異なります。

ネリネ

  • 南アフリカ原産

  • 花びらに光沢がある

  • 桃色、赤色、白色など花色が豊富

  • 鉢植えや切り花でよく利用される

  • 浅植えを好む

  • 種類によって生育期が異なる

ヒガンバナ

  • 東アジアを中心に分布

  • 赤色の花が一般的

  • 秋に葉のない状態で花を咲かせる

  • 花後に葉を伸ばす

  • 地植えで群生することが多い

ネリネの主な種類

ネリネ・ボーデニー

園芸で最も多く流通する代表的な種類です。

比較的耐寒性があり、秋に桃色の花を咲かせます。

春から夏に葉を育て、秋に花を咲かせるタイプです。

暖地では庭植えも可能です。

ネリネ・サルニエンシス

鮮やかな赤色、桃色、橙色などの花を咲かせます。

花色が豊富で光沢も強く、切り花としても人気があります。

寒さに弱いため、鉢植えで管理し、冬は凍結を避ける必要があります。

ネリネ・ウンドゥラータ

細く波打つ花びらを持ちます。

淡桃色の繊細な花姿が特徴です。

葉と花が同時に見られる場合があります。

白花品種

白色から淡桃色の花を咲かせます。

清楚な印象があり、濃色の品種と組み合わせると美しいコントラストを楽しめます。

矮性品種

草丈が低く、鉢植えや小さなスペースに向いています。

風で倒れにくく、ベランダ栽培にも適しています。

ネリネの育て方

日当たり

ネリネは、日当たりのよい場所を好みます。

一日5時間〜6時間以上日が当たる場所が理想です。

日照不足では葉ばかりが伸び、花が咲きにくくなります。

生育期は十分に日光へ当て、球根へ養分を蓄えさせましょう。

風通し

風通しのよい場所で育てます。

湿気がこもると、灰色かび病や球根腐敗が発生しやすくなります。

鉢同士を密着させず、雨が当たり続けない場所で管理しましょう。

雨を避ける

ネリネは、長雨と過湿を苦手とします。

鉢植えは梅雨や秋雨の時期に、明るい軒下へ移動できます。

庭植えでは、水がたまらない場所を選びましょう。

用土

水はけと通気性のよい土を好みます。

市販の草花用培養土へ軽石やパーライトを加えると、過湿を防ぎやすくなります。

用土を配合する場合は、次の割合が目安です。

  • 赤玉土小粒:5

  • 腐葉土:2

  • 軽石またはパーライト:3

球根植物用培養土も利用できます。

土壌の酸度

弱酸性から中性付近の土を好みます。

極端な酸性土やアルカリ性土は避けましょう。

ネリネの植え付け

植え付け時期

ネリネ・ボーデニー系は、8月〜9月頃が植え付けの適期です。

春に流通する球根や苗は、3月〜5月頃にも植え付けられます。

休眠型や品種によって適期が異なるため、購入時の情報も確認しましょう。

球根の選び方

硬く締まり、カビや腐敗がない球根を選びます。

次のような球根は避けましょう。

  • やわらかい

  • 黒く変色している

  • 強い異臭がする

  • 底部が腐っている

  • 表面に広くカビがある

  • 極端に乾燥してしぼんでいる

鉢の選び方

球根に比べて大きすぎない鉢を選びます。

大きな鉢は土が乾きにくく、球根腐敗の原因になります。

複数球植える場合は、球根同士の間隔を少し空けて植えられる鉢を使いましょう。

深さよりも排水性を重視します。

浅植えにする

球根の上部3分の1から半分程度が、土の上へ出るように植えます。

球根全体を深く埋めないようにしましょう。

根が出る底部だけを土へ安定させます。

鉢植えの方法

鉢底穴を鉢底ネットで覆い、鉢底石を入れます。

用土を入れ、球根の上部が土から出る高さに調整しましょう。

球根の周囲へ土を入れ、軽く押さえます。

植え付け直後は、土の状態を見て少量の水を与えます。

庭植えの方法

暖地で水はけがよく、霜が強くない場所では庭植えできます。

周囲より少し高く植え、水がたまらないようにしましょう。

球根の肩が地表へ見える程度に浅く植えます。

株間は10cm〜20cm程度が目安です。

ネリネの水やり

基本の水やり

鉢植えでは、土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまで与えます。

土が湿っている間は、水を追加しません。

水の与えすぎは、球根が腐る大きな原因です。

植え付け直後

植え付け直後は、根がまだ十分に伸びていません。

水を与えすぎると球根が腐るため、土が軽く湿る程度にします。

葉や根が動き始めた後は、通常の水やりへ移行しましょう。

春の水やり

ネリネ・ボーデニー系では、葉が成長する時期です。

土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

葉をしっかり育てることで、秋の開花につながります。

梅雨時期の水やり

鉢植えは長雨の当たらない軒下へ移動します。

土が湿っている場合は、水やりを控えましょう。

庭植えでも、水がたまっていないか確認します。

夏の水やり

種類によって管理が異なります。

夏に葉があるタイプは、土が乾いたら水を与えます。

夏に休眠するタイプは、水やりを大きく減らし、乾燥気味に管理しましょう。

秋の水やり

花茎が伸びる時期は、極端な水切れを避けます。

土が乾いたら十分に水を与えましょう。

つぼみが見えても、土を湿らせ続けないことが大切です。

冬の水やり

葉があるタイプは、土の表面が乾いてから水を与えます。

休眠しているタイプは、水やりを控えます。

低温時の過湿は、球根腐敗につながります。

ネリネの肥料

ネリネは、多くの肥料を必要としません。

植え付け時に、緩効性肥料を少量混ぜましょう。

葉が伸びる生育期に、薄めた液体肥料を2週間〜3週間に1回程度与えられます。

窒素肥料が多すぎると、葉ばかりが茂り、花が咲きにくくなります。

リン酸とカリウムを含む球根植物用または草花用肥料を適量使いましょう。

花後にも葉が残る場合は、葉が黄色くなるまで少量の肥料を与えられます。

休眠期、真夏、植え替え直後、球根が傷んでいる場合は施肥を控えます。

ネリネの花

ネリネは、葉の間または葉のない状態から花茎を伸ばします。

花茎の先端へ複数の花を放射状につけます。

花びらは細長く、縁が波打ち、外側へ反り返ります。

花色は桃色、赤色、白色、橙色などです。

花びらの表面には光沢があり、日光を受けると輝いて見えます。

花がら摘み

花がしおれたら、花だけを摘み取ります。

花茎全体の花が終わったら、花茎を株元近くから切り取りましょう。

種を採らない場合は、早めに花がらを取り除くと、球根へ養分を戻しやすくなります。

葉は黄色くなるまで残します。

花後の管理

花後は、葉が球根へ養分を蓄える重要な時期です。

葉が緑色の間は切らず、日当たりのよい場所で育てましょう。

水やりと少量の肥料を続けます。

葉が自然に黄色くなったら、水やりを減らし、枯れた葉を取り除きます。

花後すぐに葉を切ると、翌年の花つきが悪くなります。

ネリネの植え替え

植え替えが必要な理由

長年育てると、子球が増えて鉢が混み合います。

土の劣化や排水性の低下も起こります。

ただし、ネリネは植え替えを嫌い、少し窮屈な環境のほうが花つきがよくなる場合があります。

植え替え時期

休眠期または生育開始前に行います。

ネリネ・ボーデニー系では、夏から初秋が一つの目安です。

品種ごとの生育サイクルを確認しましょう。

植え替えの頻度

3年〜5年に1回程度が目安です。

鉢が割れそうなほど球根が増えた場合や、水はけが悪くなった場合に植え替えます。

毎年植え替える必要はありません。

植え替え方法

鉢から球根を取り出し、古い土を軽く落とします。

黒く腐った根や球根を取り除きましょう。

必要に応じて子球を分けます。

新しい水はけのよい土へ、球根の上部を出して浅く植えます。

植え替え後は水を与えすぎないようにします。

ネリネの増やし方

分球

最も一般的な増やし方です。

親球の周囲にできた子球を分けて植えます。

分球の時期

植え替えと同じく、休眠期または生育開始前に行います。

分球方法

鉢から球根を取り出し、親球と子球を確認します。

自然に分かれるものは、手で丁寧に外しましょう。

無理に小さな子球を分けると、傷んで腐る場合があります。

それぞれを浅植えにします。

子球の開花

小さな子球は、開花まで数年かかる場合があります。

葉を十分に育て、球根を太らせましょう。

種まき

種から増やすこともできます。

採取後すぐにまくと、発芽しやすい傾向があります。

種まき用土へまき、薄く覆土しましょう。

実生苗は、開花まで数年かかります。

園芸品種では、親株と異なる花色や花形になる場合があります。

ネリネが咲かない原因

日照不足

最も多い原因の一つです。

葉は育っても花が咲かない場合は、日照時間を確認しましょう。

生育期に一日5時間〜6時間以上日光へ当てることが理想です。

球根が小さい

子球や植え付けたばかりの小さな球根は、開花まで数年かかる場合があります。

葉を育て、球根を太らせましょう。

深植え

球根全体を土へ埋めると、花つきが悪くなります。

球根の上部が土から出ているか確認しましょう。

植え替えのしすぎ

毎年植え替えると根が落ち着かず、花が咲きにくくなります。

数年間同じ鉢で育てましょう。

鉢が大きすぎる

鉢が大きいと根と子球の成長が優先され、花が咲きにくくなる場合があります。

球根の数に合った鉢を使いましょう。

肥料の与えすぎ

窒素肥料が多いと、葉ばかりが茂ります。

施肥量を見直しましょう。

肥料不足

長期間肥料を与えていないと、球根が太らず、花芽を作れません。

生育期に少量の肥料を与えましょう。

葉を早く切った

花後の葉を早く切ると、球根へ養分が蓄えられません。

葉が自然に黄色くなるまで残しましょう。

水の与えすぎ

球根や根が傷むと、花を咲かせる力が低下します。

休眠期の管理が不適切

休眠中に水を与えすぎると球根が腐り、乾燥させすぎると弱る場合があります。

種類に合った生育サイクルを確認しましょう。

花茎が短い原因

日照不足

光が不足すると、花茎が十分に伸びない場合があります。

水切れ

花茎が伸びる時期に強く乾燥すると、生育が止まる場合があります。

球根が小さい

球根が十分に充実していないと、花茎が細く短くなります。

肥料不足

養分が不足すると、花茎と花が小さくなる場合があります。

低温

花茎の成長中に急に気温が下がると、伸びが悪くなることがあります。

葉ばかり伸びる原因

日照不足

光を求めて葉が長く伸びます。

より明るい場所へ移動しましょう。

窒素肥料の与えすぎ

葉の成長が優先されます。

肥料を控えましょう。

球根が若い

小さな球根は、最初に葉を育てて養分を蓄えます。

数年後に開花する場合があります。

深植え

球根が深すぎると、葉は出ても花が咲きにくくなります。

ネリネの葉が黄色くなる原因

自然な休眠

生育期が終わると、葉が黄色くなって枯れます。

種類ごとの休眠時期であれば、自然な変化です。

水の与えすぎ

根や球根が傷むと、葉が早く黄色くなります。

水切れ

生育期の強い乾燥でも、葉先から黄色くなる場合があります。

肥料不足

新しい葉まで色が薄く、生育が悪い場合は肥料不足が考えられます。

肥料焼け

濃い肥料で根が傷むと、葉先や葉縁から黄色くなります。

寒害

寒さに弱い品種では、低温で葉が黄色や褐色になる場合があります。

ネリネの葉が倒れる原因

日照不足

葉が細く長く伸び、倒れやすくなります。

水の与えすぎ

軟弱な葉が伸びる場合があります。

肥料過多

窒素肥料が多いと、葉が柔らかくなります。

鉢が暗い場所にある

一方向からしか光が当たらないと、葉が傾きます。

鉢を定期的に少しずつ回しましょう。

ネリネが枯れる原因

球根腐敗

水の与えすぎ、長雨、水はけの悪い土、深植えによって発生します。

低温と凍結

寒さに弱い品種では、球根が凍結すると枯れます。

強い乾燥

生育期に長期間水を与えないと、根と葉が傷みます。

植え替え時の傷

球根や根を大きく傷つけると、腐敗する場合があります。

病害虫

灰色かび病、球根腐敗、アブラムシ、ハダニなどの被害で株が弱ります。

自然な休眠

地上部が枯れても、球根が硬く健康であれば休眠しているだけの場合があります。

ネリネの鉢植え管理

ネリネは、雨と寒さを避けやすい鉢植えに向いています。

鉢の大きさ

球根数に合った、やや小さめの鉢を選びます。

一球なら4号〜5号鉢、数球なら5号〜7号鉢程度が目安です。

品種と球根の大きさに合わせて調整しましょう。

置き場所

生育期は日当たりのよい場所へ置きます。

梅雨や長雨の時期は、明るい軒下へ移動しましょう。

寒さに弱い品種は、冬に霜の当たらない場所で管理します。

水やり

土の表面が乾いてから、たっぷりと与えます。

受け皿へ水をためないようにしましょう。

肥料

生育期に少量与えます。

休眠期と花が終わった直後の弱った時期は控えましょう。

植え替え

毎年行わず、3年〜5年に1回を目安にします。

ネリネの庭植え

比較的耐寒性のあるネリネ・ボーデニー系は、暖地から中間地の水はけがよい場所で庭植えできます。

南向きの軒下、石垣の近く、ロックガーデン、斜面などが向いています。

球根の上部を地表へ出し、浅く植えましょう。

冬に強い霜が降りる地域では、株元へ腐葉土や落ち葉を敷きます。

寒冷地や雨の多い地域では、鉢植えのほうが安全です。

ネリネの寄せ植え

ネリネは、球根の植え替えを嫌うため、頻繁に植え替える寄せ植えにはあまり向きません。

大型鉢へ単独で数球まとめて植えると、花茎がそろって見映えします。

組み合わせる場合は、根が浅く、乾燥気味の管理を好む植物を選びましょう。

花期だけ別鉢を組み合わせて飾る方法もあります。

ネリネを切り花で楽しむ方法

切る時期

花が2輪〜3輪開いた頃に切ると、残りのつぼみも順番に開きやすくなります。

切る時間帯

朝の涼しい時間帯に、清潔なハサミで切りましょう。

水揚げ

水へ浸かる葉を取り除きます。

花茎の切り口を新しく切り、水へ入れましょう。

花瓶での管理

清潔な花瓶と水を使います。

水をこまめに交換し、切り口が傷んだら少し切り戻しましょう。

直射日光、暖房の風、高温を避けると長く楽しめます。

ネリネの夏越し

夏の管理は種類によって異なります。

夏に葉があるタイプ

ネリネ・ボーデニー系では、夏も葉が残る場合があります。

日当たりと風通しのよい場所で育て、土が乾いたら水を与えましょう。

真夏の強い西日で葉焼けする場合は、午後だけ明るい日陰へ移します。

夏に休眠するタイプ

葉が黄色くなって枯れたら、水やりを大きく減らします。

鉢は雨の当たらない風通しのよい場所へ置きましょう。

完全に水浸しになる環境は避けます。

ネリネの冬越し

耐寒性のある種類

ネリネ・ボーデニー系は、比較的寒さに耐えます。

暖地では庭植えで冬越しできる場合があります。

霜が強い地域では、株元へ腐葉土や落ち葉を敷きましょう。

寒さに弱い種類

ネリネ・サルニエンシス系などは、霜と凍結を避けます。

鉢植えを明るい軒下や凍結しない室内へ移しましょう。

冬の水やり

葉がある株は、土が乾いてから水を与えます。

休眠中の株は、水やりを控えます。

寒い時期に土を湿らせ続けると、球根が腐りやすくなります。

ネリネに発生しやすい病気

灰色かび病

花、つぼみ、葉へ褐色の斑点が現れ、灰色のカビが発生します。

低温多湿、長雨、花がらの放置などが原因になります。

被害部分を早めに取り除き、風通しを改善しましょう。

球根腐敗

過湿、深植え、傷口、低温時の水やりなどによって球根が腐ります。

やわらかく黒くなった部分を取り除き、新しい土へ植え直しましょう。

葉枯病

葉へ褐色や黒褐色の斑点が現れ、症状が広がると葉が枯れます。

被害葉を取り除き、葉へ水をかけ続けないようにしましょう。

根腐れ

水はけの悪い土や水の与えすぎによって発生します。

土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根の状態を確認しましょう。

ネリネにつきやすい害虫

アブラムシ

新芽、つぼみ、花茎へ集まり、汁を吸います。

数が増えると、花や新芽が変形します。

ハダニ

高温で乾燥した時期に葉裏へ発生します。

被害葉は白くかすれたようになります。

アザミウマ類

花やつぼみへ入り込み、花びらを傷めます。

花の変色や開花不良が見られます。

ナメクジ

新芽、葉、花を食害します。

雨上がりや夜間に確認しましょう。

ヨトウムシ類

幼虫が夜間に葉やつぼみを食害します。

昼間は株元や土の中へ隠れています。

球根を食害する害虫

土中の幼虫やナメクジ類が、球根や新芽を傷める場合があります。

水を与えても芽が伸びない場合は、球根の状態を確認しましょう。

農薬を使用する場合は、ネリネ、球根花きまたは花き類への登録、対象病害虫、希釈倍率、使用時期、使用回数を確認します。

ネリネを育てるときの注意点

球根を深く植えない

球根の上部3分の1から半分程度を、土の上へ出しましょう。

水を与えすぎない

土が湿っている間は、水を追加しません。

植え替えを頻繁にしない

数年間同じ鉢で育てると、花つきが安定しやすくなります。

生育期に日光へ当てる

葉を十分に育て、球根へ養分を蓄えさせましょう。

葉を早く切らない

花後の葉は、自然に黄色くなるまで残します。

休眠期を確認する

種類によって生育期と休眠期が異なります。

葉の状態を見ながら水やりを調整しましょう。

寒さに弱い種類を凍結させない

購入時に品種や系統を確認し、必要に応じて鉢植えで管理しましょう。

誤食に注意する

ネリネはヒガンバナ科の植物で、球根や葉に有害成分を含む可能性があります。

人やペットが口にしないようにしましょう。

植え替えや分球では、手袋を着用すると安心です。

ネリネの育て方に関するよくある質問

ネリネは毎年咲きますか?

球根を適切に管理すれば、毎年花を咲かせます。

植え替え直後や小さな球根では、開花まで時間がかかる場合があります。

ネリネはいつ植えますか?

秋咲きのネリネ・ボーデニー系は、8月〜9月頃が目安です。

品種によって異なるため、購入時の情報も確認しましょう。

球根はどのくらい深く植えますか?

球根の上部3分の1から半分程度を、土の上へ出して植えます。

ネリネが咲かないのはなぜですか?

日照不足、球根が小さい、深植え、植え替えのしすぎ、肥料過多、葉を早く切ったことなどが考えられます。

鉢植えでも育てられますか?

鉢植えに向いています。

雨、霜、凍結を避けやすく、種類に合った管理ができます。

植え替えは毎年必要ですか?

必要ありません。

3年〜5年に1回程度を目安にしましょう。

花後の葉は切りますか?

緑色の葉は切りません。

自然に黄色くなってから取り除きましょう。

分球はいつ行いますか?

休眠期または生育開始前に行います。

小さすぎる子球は、無理に分けず親球につけたまま育ててもよいでしょう。

冬は屋外で越せますか?

ネリネ・ボーデニー系は比較的寒さに強く、暖地では屋外越冬できる場合があります。

寒さに弱い種類は、霜と凍結を避けましょう。

地上部が枯れましたが大丈夫ですか?

種類によっては自然な休眠です。

球根が硬く、腐敗していなければ、次の生育期に芽を出す可能性があります。

まとめ

ネリネは、秋から初冬に細長い花びらを持つ華やかな花を咲かせるヒガンバナ科の球根植物です。花びらには光沢があり、日光を受けるときらきらと輝いて見えるため、ダイヤモンドリリーとも呼ばれます。桃色、赤色、白色、橙色など花色が豊富で、鉢植え、庭植え、切り花として楽しめます。一日5時間〜6時間以上日が当たる、水はけと風通しのよい場所で育てましょう。球根は深く埋めず、上部3分の1から半分程度を土の上へ出します。水やりは、土の表面が乾いてから行います。長雨や水の与えすぎによる球根腐敗へ注意しましょう。ネリネは、頻繁な植え替えを好みません。少し窮屈な鉢で数年間育てると、花つきが安定する場合があります。植え替えは3年〜5年に1回程度が目安です。花後の葉は、球根へ養分を蓄えるために必要です。緑色の間は切らず、自然に黄色くなってから取り除きましょう。耐寒性は種類によって異なります。比較的寒さに強いネリネ・ボーデニー系は暖地で庭植えできますが、寒さに弱い種類は鉢植えで霜と凍結を避けます。浅植え、乾燥気味の水管理、十分な日照、植え替えを控えること、花後の葉を残すことを意識すれば、晩秋に美しい花を毎年楽しめます。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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