セロームの育て方|切れ込み葉が美しい観葉植物の水やり・植え替え・冬越し
セロームの育て方|切れ込みのある大きな葉を楽しむ観葉植物の特徴・水やり・植え替えまで解説
セロームは、深い切れ込みの入った大きな葉を楽しむ観葉植物です。南国らしい雰囲気があり、リビングや玄関、店舗、オフィスのシンボルグリーンとして人気があります。株が大きくなると太い幹のような茎を伸ばし、葉柄を広げながら存在感のある姿に育ちます。
以前は「フィロデンドロン・セローム」として流通することが多く、現在もその名前で呼ばれることがあります。近年は分類上、フィロデンドロン属から別属として扱われることもありますが、園芸店では今でも「セローム」「フィロデンドロン・セローム」の名前で販売されています。
セロームは比較的丈夫で育てやすい観葉植物ですが、寒さ、過湿、強い直射日光には注意が必要です。明るい日陰から日当たりのよい室内で管理し、土が乾いてから水を与えることで、力強い葉姿を長く楽しめます。
この記事では、セロームの特徴、育て方、水やり、肥料、剪定、植え替え、増やし方、葉が黄色くなる原因、枯れる原因、室内で美しく育てるポイントまで詳しく解説します。
セロームの基本情報
和名:セローム
流通名:セローム、フィロデンドロン・セローム、ヒトデカズラ
学名:Thaumatophyllum bipinnatifidum、旧学名 Philodendron bipinnatifidum など
科名:サトイモ科
属名:タウマトフィルム属、旧フィロデンドロン属
分類:常緑多年草、観葉植物
原産地:ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン周辺などの南アメリカ
草丈:鉢植えで50cm〜2mほど
開花期:室内栽培ではまれ
花色:白、淡緑色、クリーム色などの仏炎苞をつけることがある
観賞期:一年中
植え付け時期:5月〜9月頃
植え替え時期:5月〜9月頃
成長速度:普通〜やや早い
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
栽培難易度:初心者〜中級者向き
セロームとは?切れ込みのある大きな葉が魅力の観葉植物
セロームは、サトイモ科の大型観葉植物です。大きく広がる葉に深い切れ込みが入り、1鉢置くだけで南国風の雰囲気を作れます。モンステラに似た雰囲気がありますが、葉のつき方や株姿は異なり、セロームは株元から長い葉柄を伸ばして葉を広げる姿が特徴です。
成長すると、幹のような太い茎が立ち上がり、古い葉が落ちた跡が模様のように残ります。さらに、株元から太い気根を伸ばすこともあり、野性味のある力強い姿になります。
セロームは観葉植物の中でも丈夫な部類に入り、明るい室内で育てやすい植物です。日陰にもある程度耐えますが、暗すぎる場所では葉柄が間延びし、葉が小さくなりやすいため、できるだけ明るい場所で育てるとよいでしょう。
セロームの特徴
深い切れ込みのある大きな葉
セロームの大きな魅力は、深い切れ込みの入った大きな葉です。
葉は成長するほど大きくなり、切れ込みもはっきりしてきます。若い株では葉の切れ込みが浅いこともありますが、株が充実するにつれて、セロームらしい迫力のある葉姿になります。
南国風の雰囲気がある
セロームは、熱帯植物らしい力強い姿が魅力です。
大きな葉が広がるため、室内に置くとリゾート感やボタニカルな雰囲気を演出できます。白い壁や木製家具、ラタン素材、シンプルな鉢ともよく合います。
成長すると幹のような茎ができる
セロームは成長すると、株元から太い茎が立ち上がります。
古い葉が落ちた跡が残り、幹のような見た目になります。この姿がセローム独特の魅力で、大きく育てるほど個性的な観葉植物になります。
気根を出すことがある
セロームは、株元や茎から太い気根を出すことがあります。
気根は空気中の水分を吸収したり、株を支えたりする役割があります。見た目が気になる場合もありますが、株にとっては自然なものです。邪魔にならない限り、無理に切らずに残しておくとよいでしょう。
比較的丈夫で育てやすい
セロームは観葉植物の中でも比較的丈夫です。
乾燥にもある程度耐え、明るい室内で育てやすい植物です。ただし、寒さと過湿には弱いため、冬の管理と水やりには注意しましょう。
セロームとモンステラの違い
どちらも切れ込み葉を楽しむ観葉植物
セロームとモンステラは、どちらも切れ込みのある葉を楽しむ観葉植物です。
そのため見た目が似ていると思われることがありますが、植物としての姿や育ち方には違いがあります。
セロームは株元から葉が広がる
セロームは、株元や太い茎から長い葉柄を伸ばし、大きな葉を広げます。
つる植物というより、株立ち状に大きく育つ観葉植物です。成長すると幹のような茎が立ち上がり、独特の樹形になります。
モンステラはつる性が強い
モンステラは、つる性の性質が強い観葉植物です。
支柱や木に絡みながら上へ伸び、気根を出して体を支えます。葉には切れ込みだけでなく、穴があく種類もあります。セロームにはモンステラのような穴あき葉は基本的に見られません。
インテリアでの印象も異なる
セロームは、葉が放射状に広がり、力強くワイルドな印象があります。
モンステラは、つる性の動きや大きな葉の抜け感があり、よりトロピカルで軽やかな印象です。どちらも人気がありますが、どっしりとした存在感を求めるならセローム、つる性の動きや葉の穴を楽しみたいならモンステラが向いています。
セロームの育て方
日当たり
セロームは明るい場所を好みます。
室内では、レースカーテン越しの光が入る窓辺や、明るいリビングが向いています。ある程度の日陰にも耐えますが、暗すぎる場所では葉柄が長く伸び、株姿が乱れやすくなります。
強い直射日光に急に当てると葉焼けすることがあります。特に真夏の直射日光や西日は避けましょう。屋外に出す場合は、明るい日陰から少しずつ日光に慣らします。
温度
セロームは暖かい環境を好みます。
生育に適した温度は20〜30℃前後です。寒さには弱く、冬は10℃以下を避けます。できれば15℃前後を保てる室内で管理すると安心です。
寒い窓際や玄関では、夜間に冷え込んで葉が傷むことがあります。冬は部屋の中央寄りや暖かい場所へ移動しましょう。
風通し
セロームは風通しのよい環境を好みます。
葉が大きく、株元が混み合うと空気がこもりやすくなります。室内では適度に換気し、風通しを確保しましょう。
ただし、エアコンの風が直接当たる場所は避けます。冷暖房の風は葉の乾燥や温度変化を招き、葉先の枯れや葉の傷みにつながります。
用土
セロームは、水はけと水もちのバランスがよい土を好みます。
市販の観葉植物用培養土で育てられます。水はけをよくしたい場合は、赤玉土、軽石、パーライト、ベラボンなどを混ぜるとよいでしょう。
過湿が続くと根腐れしやすいため、水はけの悪い土は避けます。一方で、生育期には水をよく使うため、極端に乾きすぎる土も管理しにくくなります。
植え付け時期
セロームの植え付けや植え替えは、5月〜9月頃の暖かい時期に行います。
春から夏の生育期に作業すると、植え替え後の回復が早くなります。冬に根を動かすと株が弱りやすいため、寒い時期の植え替えは避けましょう。
水やり
春から秋の水やり
春から秋はセロームの生育期です。
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷり水を与えます。水やり後に受け皿へ水がたまった場合は、必ず捨てましょう。
土が常に湿り続けると根腐れしやすくなります。一方で、水切れが続くと葉がしおれたり、葉先が枯れたりします。土の乾き具合を見ながら管理します。
夏の水やり
夏はセロームがよく育つ時期です。
葉が大きいため水分の蒸散も多く、鉢植えでは水切れに注意が必要です。土の表面が乾いたら水を与え、乾燥が続かないようにしましょう。
屋外管理では、日当たりや風通しによって土が早く乾くことがあります。朝か夕方の涼しい時間帯に水やりすると安心です。
冬の水やり
冬は生育がゆるやかになるため、水やりを控えめにします。
土の表面が乾いてから数日待ち、暖かい日の午前中に水を与えます。寒い時期に土が湿った状態が続くと、根腐れや低温障害を起こしやすくなります。
冬はやや乾かし気味に管理しますが、完全に乾かしすぎると葉が垂れたり、葉先が枯れたりすることがあります。株の様子を見ながら調整しましょう。
葉水
セロームには葉水も効果的です。
葉水は空気の乾燥を和らげ、ハダニ予防にも役立ちます。特に冬の暖房時期やエアコンを使う時期は、葉水や葉拭きを行うと葉を美しく保ちやすくなります。
葉が大きいためホコリがたまりやすくなります。濡らした柔らかい布で葉を拭くと、見た目がよくなるだけでなく、光合成もしやすくなります。
水切れのサイン
セロームが水切れすると、葉が垂れたり、葉柄がしおれたりすることがあります。
軽い水切れであれば、水を与えると回復することがあります。ただし、水切れを繰り返すと葉先が枯れやすくなるため、乾きすぎには注意しましょう。
肥料
セロームの肥料は、春から秋の生育期に与えます。
緩効性肥料を2か月に1回程度、または薄めた液体肥料を月に1〜2回程度与えるとよいでしょう。肥料を与えることで新しい葉が出やすくなり、株が充実します。
ただし、肥料を与えすぎると根を傷めたり、葉柄ばかり伸びて株姿が乱れたりすることがあります。濃い肥料は避け、控えめに与えましょう。
冬は生育が鈍るため、肥料は与えません。植え替え直後や株が弱っているときも肥料は控えます。
セロームの剪定
剪定は必要?
セロームは、枝を細かく剪定する植物ではありません。
基本的には、古くなった葉、黄色くなった葉、傷んだ葉を切り取る管理になります。葉を整理することで見た目がよくなり、株元の風通しも改善できます。
剪定の時期
剪定は、5月〜9月頃の暖かい時期に行うのが安心です。
傷んだ葉を取り除く程度であれば季節を問わずできますが、冬に多くの葉を切ると株に負担がかかることがあります。
剪定の方法
黄色くなった葉や枯れた葉は、葉柄の付け根付近から清潔なハサミで切り取ります。
葉先だけが茶色くなっている場合は、枯れた部分だけを葉の形に沿って切ることもできます。ただし、葉先の枯れは水切れ、乾燥、根詰まりなどが原因のことが多いため、原因も見直しましょう。
茎を切り戻す場合
セロームが大きくなりすぎた場合は、茎を切り戻して仕立て直すことがあります。
ただし、太い茎を切る作業は株に負担がかかります。できるだけ暖かい時期に行い、切り口を清潔に保ちましょう。切り戻した後は、直射日光を避けた明るい場所で管理します。
樹液に注意する
セロームはサトイモ科の植物です。
葉柄や茎を切ると樹液が出ることがあります。人によっては肌に触れるとかぶれることがあるため、剪定や植え替えの際は手袋を使うと安心です。
セロームの植え替え
植え替えが必要な理由
鉢植えのセロームは、数年育てると根詰まりします。
根詰まりすると水を吸いにくくなり、葉がしおれやすくなったり、新芽の出が悪くなったりします。また、古い土は水はけや通気性が悪くなり、根腐れの原因にもなります。
植え替え時期
植え替えは、5月〜9月頃の暖かい時期に行います。
特に5月〜7月頃は、植え替え後の回復がしやすい時期です。冬の植え替えは株に負担がかかるため避けましょう。
植え替えの目安
次のような状態が見られたら植え替えを検討します。
鉢底から根が出ている
水を与えてもすぐ乾く
水が土にしみ込みにくい
新芽が小さくなった
葉がしおれやすい
鉢に対して株が大きすぎる
2年以上植え替えていない
土が古く固まっている
鉢が倒れやすい
植え替え方法
鉢から株を抜き、古い土を軽く落とします。
黒く傷んだ根や腐った根があれば、清潔なハサミで取り除きます。一回り大きな鉢に新しい観葉植物用培養土を入れ、株を植え付けます。
大きすぎる鉢に植えると土が乾きにくくなり、根腐れしやすくなることがあります。株の大きさに合った鉢を選びましょう。
植え替え後はたっぷり水を与え、数日間は直射日光を避けた明るい日陰で管理します。根が落ち着くまでは肥料を控えます。
セロームの増やし方
株分けで増やす
セロームは株分けで増やせます。
株元から複数の芽が出ている場合、植え替え時に根をつけた状態で分けます。葉と根がしっかりついたまとまりで分けると成功しやすくなります。
株分けの時期
株分けは、5月〜7月頃の暖かい時期に行うのがおすすめです。
生育期であれば、株分け後の回復が早くなります。冬は根が傷むと回復しにくいため避けましょう。
茎挿しで増やす
セロームは、太い茎を切って発根させる方法で増やせることがあります。
ただし、一般的なつる植物の挿し木より難易度は高めです。切り口を清潔にし、暖かい時期に湿度と温度を保ちながら管理します。家庭では、株分けのほうが扱いやすい方法です。
種まきは一般的ではない
セロームは種で増やすことも可能ですが、家庭では一般的ではありません。
観葉植物として楽しむ場合は、株分けや苗を購入して育てる方法が現実的です。
セロームの夏越し
明るい場所で育てる
セロームは夏によく育ちます。
明るい場所で管理すると、新しい葉が出やすくなります。ただし、真夏の強い直射日光では葉焼けすることがあるため、室内ではレースカーテン越しの光、屋外では明るい日陰が安心です。
水切れに注意する
夏は土が乾きやすい時期です。
葉が大きく水をよく使うため、鉢植えでは土の乾き具合をこまめに確認しましょう。土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。
蒸れを防ぐ
夏は高温多湿で蒸れやすくなります。
葉や株元が混み合っている場合は、古い葉を整理して風通しをよくします。水やり後に受け皿の水をためたままにしないことも大切です。
エアコンの風に注意する
室内管理では、エアコンの風が直接当たらない場所に置きます。
冷風や乾いた風が当たり続けると、葉先が枯れたり、葉が傷んだりします。空気が流れることは大切ですが、直接強い風を当てないようにしましょう。
セロームの冬越し
暖かい室内で管理する
セロームは寒さに弱い植物です。
冬は10℃以下を避け、できれば15℃前後を保てる室内で管理します。低温に当たると葉が傷み、株が弱ることがあります。
窓際の冷えに注意する
冬の窓際は、日中は明るくても夜間に冷え込みます。
夜は窓から離し、部屋の中央寄りへ移動すると安心です。玄関や廊下など冷えやすい場所も避けましょう。
冬は水やりを控えめにする
冬は生育がゆるやかになるため、水やりを控えめにします。
土の表面が乾いてから数日待ち、暖かい日の午前中に水を与えます。低温期に土が湿った状態が続くと、根腐れしやすくなります。
明るさを確保する
冬もできるだけ明るい場所で管理します。
暗い場所に置き続けると、春からの生育が弱くなることがあります。寒さに注意しながら、日光が入る窓辺や明るい部屋で育てましょう。
冬は肥料を与えない
冬は肥料を与えません。
生育が鈍っている時期に肥料を与えると根に負担がかかります。肥料は春になって新芽が動き始めてから再開しましょう。
セロームの葉が黄色くなる原因
水の与えすぎ
セロームの葉が黄色くなる原因のひとつが水の与えすぎです。
土が常に湿っていると根が傷み、葉が黄色くなることがあります。水やり後は受け皿の水を捨て、土が乾いてから次の水やりを行いましょう。
水切れ
水切れでも葉が黄色くなることがあります。
乾燥が続くと葉がしおれ、下葉から黄色くなることがあります。土の状態を確認し、適切に水を与えましょう。
寒さ
冬の低温に当たると、葉が黄色くなることがあります。
寒い窓際や玄関に置いている場合は、暖かい場所へ移動します。10℃以下の環境は避けましょう。
古い葉の自然な入れ替わり
下葉や古い葉が少しずつ黄色くなる場合は、自然な葉の入れ替わりの可能性があります。
新芽が元気で株全体に問題がなければ、黄色くなった葉を切り取って様子を見ましょう。
根詰まり
根詰まりによって水や養分を吸いにくくなると、葉が黄色くなることがあります。
鉢底から根が出ている場合や、新芽の出が悪い場合は植え替えを検討しましょう。
セロームの葉先が枯れる原因
空気の乾燥
セロームの葉先が枯れる原因で多いのが空気の乾燥です。
冬の暖房時期やエアコンの風が当たる場所では、葉先が茶色くなりやすくなります。葉水や加湿、葉拭きで乾燥を和らげましょう。
水切れ
土が乾きすぎると、葉先が枯れることがあります。
生育期は土の表面が乾いたら水を与えます。特に夏は水切れに注意しましょう。
根詰まり
根詰まりすると水を吸いにくくなり、葉先が枯れやすくなります。
鉢底から根が出ている、水を与えてもすぐ乾く、新芽が小さい場合は、暖かい時期に植え替えましょう。
肥料の与えすぎ
肥料が濃すぎると根を傷め、葉先が枯れることがあります。
肥料は生育期に薄めに与え、冬や株が弱っているときは控えます。
直射日光
強い直射日光に当たると、葉先や葉の一部が茶色く焼けることがあります。
真夏の直射日光や西日は避け、明るい日陰で管理しましょう。
セロームの葉が小さくなる原因
光不足
セロームの葉が小さくなる原因で多いのが光不足です。
暗い場所に置き続けると、株が十分に光合成できず、葉が小さくなったり、葉柄が長く間延びしたりします。直射日光は避けつつ、明るい場所へ移動しましょう。
根詰まり
根詰まりすると水や養分を吸いにくくなり、新しい葉が小さくなることがあります。
長く植え替えていない場合や、鉢底から根が出ている場合は植え替えを検討します。
肥料不足
生育期に肥料が不足すると、葉が小さくなることがあります。
春から秋に薄めの肥料を与え、株を充実させましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため注意します。
寒さで株が弱っている
冬の低温で株が弱ると、春以降に出る葉が小さくなることがあります。
冬は暖かい場所で管理し、株を傷めないことが大切です。
セロームが間延びする原因
日照不足
セロームが間延びする主な原因は日照不足です。
暗い場所では光を求めて葉柄が長く伸び、全体のバランスが崩れやすくなります。明るい日陰やレースカーテン越しの窓辺へ移動しましょう。
肥料の与えすぎ
肥料が多すぎると、葉柄が長く軟弱に伸びることがあります。
肥料は生育期に控えめに与え、株姿が乱れる場合は量や頻度を見直します。
株が大きくなっている
セロームは成長すると葉柄が長くなり、大きく広がります。
ある程度の広がりは自然な成長です。置き場所が狭い場合は、古い葉を整理したり、鉢の向きを変えたりしてバランスを整えましょう。
セロームが枯れる原因
根腐れ
セロームが枯れる原因で多いのが根腐れです。
水を与えすぎたり、受け皿に水をためっぱなしにしたりすると根が傷みます。土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根が水を吸えていない可能性があります。
水切れ
水切れが長く続くと株が弱ります。
葉が垂れ、葉先が枯れ、下葉が傷むことがあります。生育期は水切れに注意しましょう。
寒さ
セロームは寒さに弱い植物です。
冬に低温に当たると葉が傷み、株が弱ります。10℃以下を避け、暖かい室内で管理しましょう。
日照不足
暗い場所に長く置くと、株が弱ります。
葉が小さくなったり、葉柄が間延びしたりします。室内でもできるだけ明るい場所で管理しましょう。
根詰まり
長く同じ鉢で育てていると根詰まりします。
根詰まりすると水や養分を吸いにくくなり、生育不良につながります。数年に一度、暖かい時期に植え替えましょう。
セロームの病害虫
ハダニ
乾燥した環境ではハダニが発生しやすくなります。
葉が白っぽくかすれる、葉裏に小さな虫が見える場合は注意が必要です。葉水や葉拭きで予防しやすくなります。
カイガラムシ
葉柄や茎、葉の付け根にカイガラムシがつくことがあります。
白っぽいものや茶色い殻のようなものが見える場合は、綿棒や柔らかい布で取り除きます。放置すると株が弱ることがあります。
アブラムシ
新芽にアブラムシがつくことがあります。
見つけたら水で洗い流すか、手で取り除きます。新しい葉が出る時期は特に確認しましょう。
コバエ
土が常に湿っていると、コバエが発生することがあります。
過湿や古い用土が原因になることがあるため、水やり頻度と用土を見直しましょう。
根腐れ
病害虫ではありませんが、セロームで注意したいトラブルです。
過湿、水はけの悪い用土、冬の水やりすぎで起こりやすくなります。土が乾いてから水を与え、受け皿の水は捨てましょう。
セロームを育てるときの注意点
大きく育つスペースを確保する
セロームは葉が大きく広がる植物です。
小さい株でも、成長すると横幅が出ます。人がよく通る場所や家具に葉が当たる場所では、葉が傷みやすくなります。成長後のサイズを考えて置き場所を選びましょう。
直射日光を避ける
明るい場所を好みますが、強い直射日光は葉焼けの原因になります。
真夏の直射日光や西日は避け、レースカーテン越しの光や明るい日陰で管理しましょう。
水を与えすぎない
セロームは過湿に弱い植物です。
土が乾く前に水を与え続けると根腐れの原因になります。水やり後は受け皿の水を捨て、土の乾き具合を確認して管理しましょう。
寒さに当てない
セロームは寒さに弱い観葉植物です。
冬は10℃以下を避け、できれば15℃前後で管理します。冷える窓際や玄関は避けましょう。
樹液や誤食に注意する
セロームはサトイモ科の植物です。
葉や茎を切ったときに出る樹液で、肌が敏感な人はかぶれることがあります。剪定や植え替えの際は手袋を使うと安心です。また、観賞用の植物で食用ではありません。子どもやペットが誤って口にしないよう注意しましょう。
セロームは室内で育てられる?
セロームは室内で育てられる観葉植物です。
大きな切れ込み葉が美しく、リビングや玄関、店舗、オフィスのシンボルグリーンとして向いています。室内で育てる場合は、明るさと冬の温度管理が重要です。
室内管理のポイントは次の通りです。
レースカーテン越しの光が入る場所に置く
暗すぎる場所に置きっぱなしにしない
土の表面が乾いたら水を与える
冬は水やりを控えめにする
冬は10℃以下にしない
エアコンの風を直接当てない
葉水や葉拭きで葉を清潔に保つ
根詰まりしたら植え替える
室内では、日照不足、過湿、冬の寒さに注意しましょう。
セロームは屋外で育てられる?
セロームは、暖かい時期であれば屋外でも育てられます。
春から秋は、明るい日陰や半日陰で管理できます。屋外は風通しがよく、環境が合えば大きく元気に育ちます。
屋外管理のポイントは次の通りです。
真夏の直射日光を避ける
明るい日陰や半日陰で管理する
水切れに注意する
長雨で過湿にならないようにする
風通しを確保する
気温が下がる前に室内へ取り込む
最低気温が15℃を下回るようになったら、早めに室内へ移動すると安心です。
セロームは地植えできる?
セロームは寒さに弱いため、日本の多くの地域では地植えには向きません。
沖縄や南西諸島など、冬も暖かく霜が降りにくい地域であれば屋外で育てられる可能性があります。ただし、一般的には鉢植えで管理し、冬は室内へ取り込む方法が安心です。
地植えを考える場合は、次の点を確認しましょう。
冬の最低気温が低すぎないか
霜が降りないか
直射日光を避けられるか
半日陰の環境があるか
水はけのよい土か
乾燥風を避けられるか
大きく育つスペースがあるか
霜が降りる地域では、鉢植え管理がおすすめです。
セロームと相性のよい観葉植物
セロームは、大きな葉を楽しむ観葉植物や、明るい日陰を好む植物と相性がよいです。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
モンステラ
フィロデンドロン
クワズイモ
アンスリウム
スパティフィルム
シンゴニウム
ポトス
アグラオネマ
ドラセナ
シェフレラ
フィカス・ウンベラータ
フィカス・ベンガレンシス
パキラ
ストレリチア
アレカヤシ
セロームは葉が大きく存在感があるため、細葉のドラセナやヤシ類と組み合わせると、葉形の違いが出て美しくまとまります。モンステラやフィロデンドロンと合わせると、熱帯感のあるボタニカルな空間を作れます。
セロームは初心者におすすめ?
セロームは、基本を押さえれば初心者にも育てやすい観葉植物です。
丈夫で生育もよく、明るい室内で管理すれば大きな葉を楽しめます。ただし、成長するとかなり大きくなるため、置き場所のスペースには注意が必要です。
初心者が育てる場合は、次の点を意識しましょう。
明るい日陰で育てる
暗すぎる場所に置かない
土が乾いたら水を与える
受け皿の水を捨てる
冬は暖かい室内で管理する
冬は水やりを控えめにする
根詰まりしたら植え替える
葉が広がるスペースを確保する
樹液や誤食に注意する
大型の観葉植物を育てたい方や、南国風のインテリアグリーンを探している方におすすめです。
セロームはインテリアグリーンに向いている?
セロームはインテリアグリーンにとても向いています。
切れ込みのある大きな葉は、室内に自然な存在感を与えます。リビングの角、窓辺、玄関、店舗、オフィスなどに置くと、シンボルグリーンとしてよく映えます。
白やグレーの鉢に植えるとモダンな印象になり、ラタンや木製の鉢カバーと合わせるとナチュラルリゾート風の雰囲気になります。大きな株は床置きに、小さな株は棚横や窓辺に飾れます。
ただし、暗すぎる場所では葉柄が間延びしやすくなります。インテリアとして飾る場合も、明るさと温度を確保できる場所を選びましょう。
まとめ|セロームは大きな切れ込み葉を楽しむ存在感のある観葉植物
セロームは、深い切れ込みのある大きな葉を楽しむ観葉植物です。南国風の雰囲気があり、室内に置くだけでボタニカルな空間を演出できます。成長すると幹のような太い茎や気根を出し、よりワイルドで個性的な姿になります。
育て方のポイントは、明るい場所で管理すること、土が乾いてから水を与えること、冬は寒さに当てないことです。暗すぎる場所では葉柄が間延びし、強い直射日光では葉焼けしやすくなります。レースカーテン越しの光が入る明るい場所が向いています。
セロームは丈夫で育てやすい一方、過湿には注意が必要です。水やり後は受け皿の水を捨て、冬は水やりを控えめにしましょう。また、大きく育つ植物なので、葉が広がるスペースを確保することも大切です。
大型の観葉植物を楽しみたい方、南国風のインテリアグリーンを取り入れたい方に、セロームはおすすめの植物です