イチゴノキ(苺の木)の育て方|花と赤い実を楽しめる常緑庭木を解説
イチゴノキの育て方|花と赤い実を楽しめる常緑庭木の特徴・管理方法を解説
イチゴノキは、白や淡いピンク色のつぼ型の花と、イチゴのように赤く色づく実を楽しめる常緑低木です。名前に「イチゴ」と入りますが、草花のイチゴとは別の植物です。果実の見た目がイチゴに似ていることから、イチゴノキと呼ばれています。
常緑性で一年中葉を保ち、花と実を同時期に楽しめることもあるため、庭木として観賞価値の高い植物です。洋風ガーデン、ナチュラルガーデン、玄関まわり、鉢植え、シンボルツリー、実ものの庭木として利用できます。
イチゴノキは比較的丈夫な庭木ですが、過湿や水はけの悪い土を苦手とします。日当たりと風通しのよい場所で、水はけを確保して育てることが大切です。また、強剪定を繰り返すと花や実が少なくなることがあるため、自然樹形を活かした管理が向いています。
この記事では、イチゴノキの特徴、育て方、水やり、肥料、剪定、花と実、実がならない原因、鉢植え管理、枯れる原因、庭に植える際の注意点まで詳しく解説します。
イチゴノキの基本情報
和名:イチゴノキ(苺の木)
別名:ストロベリーツリー、アルブツス
学名:Arbutus unedo
科名:ツツジ科
属名:イチゴノキ属
分類:常緑低木、常緑小高木
原産地:地中海沿岸、西ヨーロッパなど
樹高:1m〜5mほど
葉張り:1m〜4mほど
開花期:10月〜12月頃
花色:白色、淡桃色
実の時期:秋〜冬頃
実の色:黄色、橙色、赤色
植え付け時期:3月〜5月頃、または9月〜10月頃
植え替え時期:3月〜5月頃、または9月〜10月頃
成長速度:普通
耐寒性:普通
耐暑性:普通〜強い
栽培難易度:初心者〜中級者向き
イチゴノキとは?花と実を同時に楽しめる常緑庭木
イチゴノキは、ツツジ科イチゴノキ属に分類される常緑低木です。地中海沿岸などに分布し、温暖で水はけのよい環境を好みます。日本では庭木や鉢植えの花木として流通しています。
秋から冬にかけて、小さなつぼ型の花を咲かせます。花はアセビやドウダンツツジに似た形で、白色から淡いピンク色です。花の後に実がつき、翌年の秋から冬にかけて赤く熟します。そのため、株によっては花と前年の実が同時に見られることがあります。
実は丸く、表面に細かな突起があり、赤く熟すとイチゴのように見えます。観賞価値が高く、常緑の葉、かわいらしい花、赤い実を楽しめる庭木として人気があります。
イチゴノキの特徴
イチゴのような赤い実がつく
イチゴノキの大きな魅力は、赤く色づく丸い実です。
実の表面には小さな突起があり、熟すと赤や橙赤色になります。名前の通り、見た目がイチゴに似ているため、庭の中でもよく目立ちます。
つぼ型の花が咲く
イチゴノキは、秋から冬にかけて小さなつぼ型の花を咲かせます。
花は白色や淡桃色で、枝先にまとまって咲きます。派手な花ではありませんが、秋冬の庭にやさしい雰囲気を添えてくれます。
花と実を同時に楽しめることがある
イチゴノキの実は、花が咲いてから熟すまでに時間がかかります。
前年の花からできた実が赤く熟す頃に、新しい花が咲くことがあります。そのため、同じ株で花と赤い実を同時に楽しめる場合があります。
常緑で一年中葉を楽しめる
イチゴノキは常緑樹です。
冬でも葉を保つため、庭の緑として一年中楽しめます。葉は厚みがあり、やや光沢があり、落ち着いた印象があります。
洋風ガーデンに合う
イチゴノキは、地中海風や洋風の庭によく合います。
オリーブ、ローズマリー、ラベンダー、フェイジョア、ギンバイカ、レモンマートルなどと組み合わせると、明るく自然な雰囲気の庭になります。
比較的乾燥に強い
イチゴノキは、水はけのよい環境を好みます。
根付いた後は比較的乾燥に耐えますが、植え付け直後や鉢植えでは水切れに注意が必要です。過湿よりも、やや乾かし気味の管理が向いています。
イチゴノキの主な種類・品種
イチゴノキ
一般的にイチゴノキとして流通する代表的な種類です。
白から淡桃色の花を咲かせ、赤い実をつけます。庭木や鉢植えとして育てられます。
コンパクトタイプ
鉢植えや小さな庭に向く、比較的コンパクトに育つタイプもあります。
狭いスペースで育てたい場合は、樹高や樹形がまとまりやすい品種を選ぶと管理しやすくなります。
ピンク花タイプ
淡いピンク色の花を咲かせるタイプもあります。
白花よりもやわらかく華やかな印象があり、洋風ガーデンや玄関まわりの植栽に向いています。
斑入りタイプ
葉に斑が入る品種が流通することもあります。
葉色を楽しめるため、実がない時期にも観賞価値があります。強い日差しでは葉焼けしやすい場合があるため、明るい半日陰で管理するとよいでしょう。
イチゴノキの育て方
日当たり
イチゴノキは、日当たりのよい場所を好みます。
日光がよく当たるほど枝葉が充実し、花や実もつきやすくなります。半日陰でも育ちますが、日照不足になると花つきや実つきが悪くなることがあります。
真夏の強い西日や照り返しが厳しい場所では、葉が傷むことがあります。鉢植えでは、夏だけ午後の強い日差しを避けられる場所へ移動すると管理しやすくなります。
温度
イチゴノキは温暖な気候を好みます。
耐寒性はありますが、強い霜や寒風に当たると葉や枝が傷むことがあります。関東以西の平暖地では地植えしやすいですが、寒冷地では鉢植えで冬に保護するほうが安心です。
用土
イチゴノキは、水はけのよい土を好みます。
ツツジ科の植物ですが、一般的な酸性土壌を好むツツジ類ほど強く酸性を求めるわけではありません。水はけと通気性を重視し、腐葉土を混ぜたやわらかい土に植えると育てやすくなります。
地植えでは、植え付け時に腐葉土や堆肥を混ぜて土を改良します。水がたまりやすい場所では、軽石や赤玉土を混ぜて排水性を高めましょう。
鉢植えでは、花木用培養土や水はけのよい培養土を使います。鉢底石を入れて、余分な水が抜けやすくします。
植え付け時期
イチゴノキの植え付けは、3月〜5月頃、または9月〜10月頃が適しています。
春は根が動き始めるため、植え付け後に生育しやすい時期です。秋は暑さが落ち着き、根付きやすくなります。
寒さが心配な地域では、春植えのほうが安全です。真夏や真冬は株への負担が大きいため避けましょう。
植え付け方法
植え穴は根鉢より一回り大きく掘ります。
掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ、水はけが悪い場合は軽石を加えます。根鉢を崩しすぎないように植え付け、植え付け後はたっぷり水を与えます。
若木は風で揺れると根付きにくいため、必要に応じて支柱を立てます。将来の枝張りを考え、建物や通路から少し離して植えましょう。
水やり
地植えの水やり
地植えのイチゴノキは、根付いた後は基本的に雨水で育ちます。
ただし、植え付け直後の1年ほどは根が十分に張っていないため、乾燥が続く時期には水やりが必要です。夏に雨が少ない場合は、朝か夕方にたっぷり水を与えましょう。
鉢植えの水やり
鉢植えのイチゴノキは、土の表面が乾いたら水を与えます。
鉢底から水が流れるまでたっぷり与え、受け皿の水は捨てます。受け皿に水をためたままにすると、根腐れの原因になります。
夏の水やり
夏は水切れに注意します。
イチゴノキは根付くと乾燥に比較的強いですが、鉢植えでは土が乾きやすくなります。真夏は朝か夕方の涼しい時間に水やりしましょう。
冬の水やり
冬は生育がゆるやかになるため、水やりは控えめにします。
地植えでは基本的に水やりは不要です。鉢植えでは、土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与えます。冬の過湿は根を傷めることがあるため注意します。
肥料
イチゴノキは、肥料を多く必要としない庭木です。
地植えでは、2月〜3月頃に寒肥として緩効性肥料や完熟堆肥を少量与えます。生育がよい場合は、毎年たくさん肥料を与える必要はありません。
鉢植えでは、春と秋に緩効性肥料を少量与えます。肥料を与えすぎると枝葉ばかり伸び、花や実が少なくなることがあります。
花つきや実つきをよくしたい場合も、肥料は控えめにし、日当たりと水はけを整えることを優先しましょう。
イチゴノキの剪定
剪定が必要な理由
イチゴノキは自然樹形を楽しみやすい庭木です。
強く刈り込むよりも、伸びすぎた枝や混み合った枝を軽く整理する剪定が向いています。剪定によって風通しをよくし、樹形を整えます。
剪定時期
イチゴノキの剪定は、花や実を楽しむ場合、実を観賞した後から春先にかけて軽く行います。
強く剪定すると、花芽や実になる枝を減らしてしまうことがあります。剪定は必要最小限にし、自然な形を保つことを意識しましょう。
剪定方法
枯れ枝、内向きの枝、交差する枝、混み合った枝を付け根から切ります。
樹形から大きく飛び出した枝は、分岐部分で切り戻します。枝先を細かく刈り込むよりも、不要な枝を間引くように剪定すると自然に仕上がります。
強剪定の注意点
イチゴノキは強剪定を頻繁に行う植物ではありません。
一度に多くの枝を切ると、花や実が少なくなることがあります。大きくなりすぎた場合は、数年かけて少しずつ樹形を整えましょう。
イチゴノキの花
花が咲く時期
イチゴノキの開花期は10月〜12月頃です。
秋から冬にかけて、つぼ型の小さな花を咲かせます。花は白色や淡桃色で、枝先にまとまってつきます。
花の特徴
花はアセビやドウダンツツジに似た形をしています。
下向きにつく小さな花がかわいらしく、秋冬の庭にやさしい雰囲気を加えます。派手さはありませんが、赤い実と組み合わさると観賞価値が高まります。
花と実が同時に見られる理由
イチゴノキは、花が咲いてから実が熟すまで時間がかかります。
前年の花からできた実が赤く熟す頃に、新しい花が咲くことがあるため、花と実を同時に楽しめる場合があります。イチゴノキならではの魅力です。
イチゴノキの実
実が色づく時期
イチゴノキの実は、秋から冬にかけて赤く色づきます。
最初は黄色や橙色で、熟すにつれて赤くなります。赤い実は常緑の葉によく映え、冬の庭を明るくしてくれます。
実の特徴
実は丸く、表面に小さな突起があります。
見た目がイチゴに似ているため、イチゴノキという名前がついています。実は観賞用として楽しむことが多く、食用利用する場合は熟したものを少量にとどめる程度が一般的です。
実を長く楽しむコツ
実を長く楽しむには、強い剪定を避け、日当たりのよい場所で株を充実させることが大切です。
鳥に食べられることもあるため、鉢植えの場合は実が色づく時期だけ人の近くに置くと観賞しやすくなります。
イチゴノキの実がならない原因
株が若い
植え付けて間もない若い株は、まだ実が少ないことがあります。
イチゴノキは株が充実すると花や実がつきやすくなります。最初の数年は、実よりも根と枝葉を育てることを優先しましょう。
日照不足
日当たりが悪いと花や実が少なくなります。
イチゴノキは明るい場所を好むため、実を楽しみたい場合は日当たりのよい場所で育てましょう。
剪定で花芽を切った
強く剪定すると、花や実になる枝を切ってしまうことがあります。
実を楽しみたい場合は、剪定を控えめにし、不要枝を整理する程度にします。
肥料の与えすぎ
肥料を与えすぎると枝葉ばかり伸び、花や実が少なくなることがあります。
肥料は控えめに与え、株を締まって育てることが大切です。
水はけが悪い
根が傷むと花や実をつける力が落ちます。
水はけの悪い土では根腐れを起こしやすくなります。植え付け時に排水性を整えましょう。
受粉がうまくいっていない
花は咲いても、受粉がうまくいかないと実が少なくなることがあります。
風通しのよい場所で育て、虫が訪れやすい庭環境にすると実つきが安定しやすくなります。
イチゴノキの植え替え
鉢植えは植え替えが必要
鉢植えのイチゴノキは、長く育てると根詰まりします。
根詰まりすると水切れしやすくなり、花や実が少なくなることがあります。鉢植えでは2〜3年に1回を目安に植え替えましょう。
植え替え時期
植え替えは3月〜5月頃、または9月〜10月頃が適しています。
春は根が動き始める時期で、植え替え後に回復しやすくなります。秋は暑さが落ち着き、根が張りやすい時期です。
植え替え方法
鉢から株を抜き、根鉢の外側を軽くほぐします。
傷んだ根や古い根を整理し、一回り大きな鉢に植え替えます。水はけのよい培養土を使い、植え替え後はたっぷり水を与えます。
植え替え後は、数日間強い日差しや風を避けて管理しましょう。
イチゴノキの増やし方
挿し木で増やす
イチゴノキは挿し木で増やすことができます。
ただし、種類や環境によって発根に時間がかかることがあります。家庭ではやや難しい場合もあるため、初心者は苗を購入して育てるほうが確実です。
挿し木の時期
挿し木は5月〜7月頃が向いています。
若い枝を切り、挿し木用土に挿します。発根するまでは直射日光を避け、明るい日陰で管理します。
種まきで増やす
イチゴノキは種まきでも増やせます。
熟した実から種を取り出し、果肉を洗い落としてまきます。ただし、発芽や成長には時間がかかります。親株と同じ性質にならない場合もあります。
イチゴノキの病害虫
比較的病害虫は少ない
イチゴノキは、環境が合えば比較的丈夫に育つ庭木です。
ただし、風通しが悪い場所や過湿の環境では病害虫が発生することがあります。日当たりと風通し、水はけのよい場所で育てることが予防につながります。
カイガラムシ
枝や葉の付け根にカイガラムシがつくことがあります。
増えると樹勢が落ち、すす病の原因にもなります。見つけたら歯ブラシや布でこすり落としましょう。
アブラムシ
新芽や花芽にアブラムシがつくことがあります。
発生が少ないうちに水で洗い流すか、手で取り除きます。新芽が弱る場合があるため、春から秋は確認しましょう。
ハダニ
乾燥した環境ではハダニが発生することがあります。
葉がかすれたように見える場合は注意します。鉢植えでは葉水を行い、乾燥しすぎないようにしましょう。
すす病
カイガラムシやアブラムシの排泄物が原因で、葉が黒く汚れることがあります。
すす病が出た場合は、原因となる害虫を取り除きます。枝葉が混み合っている場合は剪定して風通しをよくしましょう。
根腐れ
水はけの悪い土や過湿で根腐れすることがあります。
イチゴノキは過湿を嫌うため、水がたまりやすい場所では注意が必要です。鉢植えでは受け皿の水をためないようにします。
イチゴノキが枯れる原因
根腐れ
イチゴノキが枯れる原因で多いのが根腐れです。
水はけの悪い土や、水の与えすぎによって根が傷むことがあります。土が湿っているのに葉がしおれる、葉色が悪い、枝先が枯れる場合は根腐れを疑いましょう。
水切れ
鉢植えや植え付け直後の株では、水切れで弱ることがあります。
根付いた後は乾燥に比較的耐えますが、長期間の乾燥は株に負担をかけます。特に夏の鉢植えでは土の乾き具合を確認しましょう。
寒さ
強い霜や寒風に当たると、葉や枝が傷むことがあります。
寒冷地では鉢植えで冬に保護するか、地植えの場合は寒風が当たりにくい場所に植えると安心です。
日照不足
日照不足が続くと枝葉が弱り、花や実も少なくなります。
暗い場所では株全体の勢いが落ちることがあります。明るい場所で育てましょう。
強剪定
一度に強く切りすぎると、樹勢が落ちることがあります。
イチゴノキは自然樹形を活かす庭木です。剪定は不要枝を整理する程度にとどめるとよいでしょう。
移植による根傷み
地植えで大きくなったイチゴノキを移植すると、根を傷めて弱ることがあります。
移植する場合は若木のうちに行い、大株は専門業者に相談しましょう。
イチゴノキの葉が茶色くなる原因
水切れ
土が乾きすぎると、葉先が茶色くなることがあります。
鉢植えや植え付け直後の株では、夏の乾燥に注意しましょう。
根腐れ
土が湿っているのに葉が茶色くなる場合は、根腐れの可能性があります。
水はけが悪い場所や、受け皿に水をためている鉢植えでは注意が必要です。
寒風
冬の冷たい風で葉が傷み、茶色くなることがあります。
寒風が強い場所では、風よけになる場所に植えるか、鉢植えを軒下に移動しましょう。
葉焼け
真夏の強い直射日光や照り返しで葉焼けすることがあります。
特に鉢植えを半日陰から急に日なたへ移動した場合は葉が傷みやすくなります。少しずつ日光に慣らしましょう。
古葉の自然な入れ替わり
常緑樹でも古い葉は少しずつ入れ替わります。
一部の古葉が黄色や茶色になる程度であれば、自然な変化の可能性があります。株全体に広がる場合は、水、根、寒さ、日当たり、病害虫を確認しましょう。
イチゴノキを庭に植えるときの注意点
水はけのよい場所に植える
イチゴノキは過湿を嫌います。
水がたまりやすい場所では根腐れしやすくなります。植え付け時には排水性を確認し、必要に応じて軽石や赤玉土を混ぜて土を改良しましょう。
日当たりを確保する
花や実を楽しむには日当たりが大切です。
半日陰でも育ちますが、実つきをよくしたい場合は日なたから明るい半日陰に植えましょう。
強い寒風を避ける
寒さが強い地域では、冬の寒風を避けられる場所に植えます。
建物の南側や、風が直接当たりにくい場所が向いています。若木のうちは冬の保護を行うと安心です。
大きくなることを考える
イチゴノキは環境が合うと数メートルに育ちます。
通路や駐車場、隣地境界の近くに植える場合は、将来の枝張りを考えましょう。鉢植えや剪定でコンパクトに管理することもできます。
実が落ちる場所に注意する
赤く熟した実は落ちることがあります。
舗装面や玄関前に落ちると汚れやすい場合があります。植える場所は、実が落ちても掃除しやすい場所を選ぶと安心です。
イチゴノキは鉢植えで育てられる?
イチゴノキは鉢植えでも育てられます。
鉢植えでは大きさを管理しやすく、玄関前、テラス、ベランダでも花と実を楽しめます。寒さが心配な地域では、鉢植えで冬に移動できるようにすると安心です。
鉢植え管理のポイントは次の通りです。
日なたから明るい半日陰で育てる
水はけのよい培養土を使う
土の表面が乾いたら水を与える
受け皿の水をためない
春と秋に少量の肥料を与える
剪定は控えめにする
2〜3年に1回を目安に植え替える
冬は霜や寒風を避ける
実が落ちる場所に注意する
根詰まりしたら植え替える
鉢植えでは、樹高50cm〜1.5m程度で管理すると扱いやすくなります。
イチゴノキは地植えに向いている?
イチゴノキは、暖地では地植えに向いている常緑庭木です。
地植えにすると株が充実し、花や実も楽しみやすくなります。洋風ガーデン、ナチュラルガーデン、玄関まわり、シンボルツリー、実ものの庭木に向いています。
地植え管理のポイントは次の通りです。
日なたから明るい半日陰に植える
水はけのよい土に植える
植え付け直後は水切れに注意する
冬の寒風を避ける
肥料は控えめにする
剪定は必要最小限にする
実が落ちても困らない場所に植える
大きくなりすぎる前に整える
移植は若木のうちに行う
地植えでは自然樹形を活かすと、美しい常緑花木として長く楽しめます。
イチゴノキと相性のよい庭木・草花
イチゴノキは、洋風ガーデンや水はけのよい庭に合う植物と相性がよいです。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
オリーブ
フェイジョア
ギンバイカ
レモンマートル
ブラシノキ
メラレウカ
ユーカリ
ウエストリンギア
ローズマリー
ラベンダー
セージ
タイム
オレガノ
エリゲロン
ガウラ
アガパンサス
ニューサイラン
コルジリネ
ユッカ
アガベ
セダム
イチゴノキの赤い実は、シルバーリーフや細葉の植物とよく合います。オリーブやローズマリー、ラベンダーと組み合わせると、地中海風の明るい庭を作りやすくなります。
イチゴノキは初心者におすすめ?
イチゴノキは、日当たりと水はけのよい場所を用意できれば、初心者にも育てやすい庭木です。
ただし、過湿を嫌うこと、強剪定に向かないこと、実が落ちることには注意が必要です。鉢植えでも育てられるため、寒さが心配な地域では鉢植えから始めると管理しやすくなります。
初心者が育てる場合は、次の点を意識しましょう。
日なたから明るい半日陰で育てる
水はけのよい土に植える
水を与えすぎない
植え付け直後は水切れに注意する
肥料は控えめにする
剪定は軽めにする
冬の霜や寒風に注意する
鉢植えでは根詰まりに注意する
実が落ちても掃除しやすい場所に置く
花と実を楽しむなら強剪定を避ける
花も実も楽しめる常緑庭木を探している方、洋風の庭に合う実ものを植えたい方、鉢植えで育てられるシンボルツリーを探している方におすすめです。
まとめ|イチゴノキは花と赤い実を楽しめる常緑庭木
イチゴノキは、白や淡桃色のつぼ型の花と、イチゴのように赤く色づく実を楽しめる常緑低木です。秋から冬に花を咲かせ、前年の実が赤く熟す時期と重なることがあるため、花と実を同時に楽しめる魅力があります。
育て方のポイントは、日当たりのよい場所で育てること、水はけのよい土に植えること、過湿を避けることです。根付いた後は比較的丈夫ですが、植え付け直後や鉢植えでは水切れにも注意しましょう。
剪定は強く行わず、枯れ枝や混み合った枝を整理する程度にします。強剪定を繰り返すと花や実が少なくなることがあるため、自然樹形を活かして育てるのがおすすめです。
イチゴノキは、洋風ガーデンやナチュラルガーデンに合う観賞価値の高い庭木です。花、実、常緑の葉を楽しみたい方に向く、個性的で魅力的な常緑花木です。