キウイフルーツを庭で育てる方法|雄木・雌木・人工授粉・収穫のコツ

キウイフルーツの育て方|家庭で収穫できるつる性果樹の特徴・剪定・実がならない原因を解説

キウイフルーツ

キウイフルーツは、甘酸っぱい果実を楽しめるつる性の落葉果樹です。スーパーでよく見かける果物ですが、家庭の庭でも育てることができます。つるを棚やパーゴラに誘引して育てるため、庭に立体感を出しながら果実の収穫を楽しめる点が魅力です。

キウイフルーツは成長が早く、つるをよく伸ばします。地植えでは勢いよく育ち、日よけや果樹棚としても利用できます。一方で、放任するとつるが絡み合い、実つきが悪くなったり、剪定や収穫が難しくなったりします。家庭で育てる場合は、最初に棚や支柱を用意し、毎年の剪定と誘引を行うことが大切です。

キウイフルーツ栽培で特に重要なのが、雄木と雌木の関係です。一般的なキウイフルーツは雌雄異株で、果実をつける雌木と、花粉を出す雄木が別の株になります。実を収穫するには、雌木だけでなく雄木も近くに植えるか、人工授粉を行う必要があります。

この記事では、キウイフルーツの特徴、雄木と雌木の違い、育て方、水やり、肥料、誘引、剪定、人工授粉、実がならない原因、収穫、病害虫、庭に植えるときの注意点まで詳しく解説します。

キウイフルーツの基本情報

  • 和名:キウイフルーツ

  • 別名:オニマタタビ

  • 学名:Actinidia deliciosaActinidia chinensis など

  • 科名:マタタビ科

  • 属名:マタタビ属

  • 分類:落葉つる性果樹

  • 原産地:中国

  • つるの長さ:5m〜10m以上

  • 開花期:5月〜6月頃

  • 花色:白、クリーム色

  • 収穫期:10月〜11月頃。品種により異なる

  • 実の色:褐色、緑褐色。果肉は緑色、黄色、赤みを帯びる品種もある

  • 植え付け時期:11月〜3月頃

  • 植え替え時期:鉢植えは11月〜3月頃

  • 成長速度:早い

  • 耐寒性:強い

  • 耐暑性:普通〜強い

  • 栽培難易度:中級者向き。雄木・雌木、棚づくり、剪定、人工授粉がポイント

キウイフルーツとは?

キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属に分類される落葉つる性果樹です。果実は甘みと酸味のバランスがよく、ビタミン類を含む果物として人気があります。一般的には果肉が緑色のグリーンキウイがよく知られていますが、黄色い果肉のゴールドキウイや、小型のベビーキウイなどもあります。

庭で育てる場合は、ブドウのようにつるを棚やパーゴラに誘引して栽培します。葉が大きく、夏には日陰を作るため、実を楽しむだけでなく、庭の緑陰づくりにも利用できます。

キウイフルーツは丈夫でよく育つ果樹ですが、実をならせるには受粉が重要です。雌木だけを植えても、花粉がなければ実がつきにくくなります。雄木を一緒に植える、または人工授粉を行うことで、収穫しやすくなります。

キウイフルーツの特徴

つるを長く伸ばす果樹

キウイフルーツは、つるを長く伸ばす落葉果樹です。

庭植えでは成長が早く、棚やフェンス、パーゴラに誘引して育てます。支える構造物がないと、つるが地面を這ったり、近くの木やフェンスに絡んだりします。植える前に、つるを伸ばす場所を決めておくことが大切です。

雄木と雌木がある

キウイフルーツは、基本的に雄木と雌木が別々の植物です。

実をつけるのは雌木です。雄木は花粉を出し、雌木の花が受粉することで果実ができます。雌木だけでは実がならない、または実つきが非常に悪くなることがあります。

春に白い花を咲かせる

キウイフルーツは、5月〜6月頃に白い花を咲かせます。

花は大きめで、クリーム色を帯びることもあります。雌花には中央に雌しべがあり、雄花には花粉を出す雄しべが目立ちます。花の違いを観察すると、雄木と雌木の役割がわかりやすくなります。

秋に実を収穫できる

キウイフルーツの収穫期は、10月〜11月頃です。

品種や地域によって前後します。収穫直後は硬いことが多く、追熟させてから食べます。家庭で育てる場合は、収穫後の追熟も楽しみのひとつです。

葉が大きく日陰を作る

キウイフルーツは葉が大きく、夏にしっかり茂ります。

棚仕立てにすると、夏の日よけとしても役立ちます。ただし、葉が茂りすぎると風通しが悪くなり、果実に光が入りにくくなります。剪定と誘引で枝葉の量を調整しましょう。

キウイフルーツの種類

グリーンキウイ

グリーンキウイは、果肉が緑色の代表的なキウイフルーツです。

甘みと酸味のバランスがよく、一般的に流通量も多いタイプです。家庭栽培では、ヘイワードなどの品種がよく知られます。

ゴールドキウイ

ゴールドキウイは、果肉が黄色いタイプです。

酸味がやわらかく、甘みを感じやすい品種が多くあります。品種によって寒さや病気への強さが異なるため、苗を選ぶときは栽培地域に合うか確認しましょう。

レッドキウイ

レッドキウイは、果肉の中心部に赤みが入るタイプです。

見た目が美しく、甘みのある品種もあります。家庭果樹として珍しさを楽しみたい場合に向いています。

ベビーキウイ

ベビーキウイは、小型のキウイで、皮ごと食べられるものがあります。

サルナシの仲間として扱われることが多く、通常のキウイフルーツより小さな実をつけます。寒さに比較的強い種類もあります。

キウイフルーツの雄木と雌木

雌木

雌木は、果実をつける株です。

雌花が咲き、受粉すると実になります。ただし、花粉がないと果実がつきにくくなります。実を収穫したい場合は、雌木だけでなく雄木の存在が重要です。

雄木

雄木は、花粉を出す株です。

雄木には実はなりません。果実を収穫する目的だけで考えると不要に見えますが、雌木に実をならせるために必要です。雄木1本で複数の雌木に受粉できることがあります。

雄木と雌木の植え方

家庭では、雌木1本に対して雄木1本を近くに植えると安心です。

広い庭では、雄木を風上側や雌木の近くに植えると受粉しやすくなります。開花期が合う品種を選ぶことも重要です。雄木と雌木の開花時期がずれると、受粉できずに実つきが悪くなります。

1本で実がなる品種もある

近年は、1本で実がなるとされる品種も流通しています。

ただし、1本で実がなる品種でも、雄木を近くに置いたほうが実つきや果実の形が安定することがあります。確実に収穫したい場合は、品種の性質を確認しましょう。

キウイフルーツの育て方

日当たり

キウイフルーツは日当たりのよい場所を好みます。

日照不足では花つきや実つきが悪くなり、果実の品質も落ちます。棚仕立てにする場合は、棚全体に日が当たる場所を選びましょう。

半日陰でもつるは伸びますが、実を収穫するには日なたが基本です。建物の陰や大きな木の下では実つきが悪くなりやすくなります。

風通し

キウイフルーツは風通しのよい場所で育てます。

葉が大きく、つるが混み合いやすいため、風通しが悪くなると病害虫が出やすくなります。剪定と誘引で枝葉を整理し、棚の中まで風が通るようにしましょう。

用土

キウイフルーツは、水はけと保水性のある肥沃な土を好みます。

乾燥しすぎる土や、常に水がたまる土は避けます。庭植えでは、植え付け前に腐葉土や完熟堆肥を混ぜ、根が伸びやすい土に整えます。

植え付け時期

キウイフルーツの植え付けは、落葉期の11月〜3月頃が適しています。

寒冷地では厳寒期を避け、春先に植えると安心です。暖地では晩秋から冬に植え付けると、春から根が動きやすくなります。

植え付け方法

植え穴は根鉢より大きめに掘ります。

腐葉土や完熟堆肥を混ぜ、苗を植え付けます。植え付け後はたっぷり水を与え、支柱や棚に誘引できるようにします。

キウイフルーツはつるが強く伸びるため、植え付け前に棚や支柱を用意しておくと管理しやすくなります。

水やり

地植えの水やり

地植えのキウイフルーツは、根づいた後は基本的に雨水で育ちます。

ただし、植え付け直後や夏に乾燥が続く時期は水やりが必要です。果実が大きくなる時期に水切れすると、実の肥大に影響することがあります。

鉢植えの水やり

鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

キウイフルーツは葉が大きく、水をよく吸います。鉢植えでは水切れしやすいため、春から秋は乾き具合をこまめに確認しましょう。

夏の水やり

夏は水切れに注意します。

棚仕立てにした株は葉が多く、蒸散量も増えます。地植えでも長く雨が降らない場合は水を与えます。鉢植えでは朝にしっかり水やりし、乾きが早い場合は夕方にも確認します。

冬の水やり

冬は落葉し、休眠期になります。

地植えでは基本的に水やりは不要です。鉢植えでは、土が乾きすぎない程度に控えめに水を与えます。

肥料

キウイフルーツは成長が早く、実をつけるために肥料を必要とします。

地植えでは、冬に寒肥として完熟堆肥や有機質肥料を与えます。春の芽吹き前、果実が大きくなる時期、収穫後にも株の状態を見ながら追肥します。

鉢植えでは、春から秋にかけて緩効性肥料を数回与えます。肥料切れすると枝の伸びや実の肥大が悪くなります。

ただし、肥料を与えすぎるとつるばかり伸び、実つきが悪くなることがあります。特に窒素分の多い肥料の与えすぎには注意しましょう。

キウイフルーツの誘引

棚やパーゴラを用意する

キウイフルーツは、つるを支える棚が必要です。

ブドウ棚のような水平棚、パーゴラ、フェンス、支柱などに誘引して育てます。果実がつくと重くなるため、しっかりした構造にしておくことが大切です。

主枝を決める

植え付け後は、伸ばす主枝を決めます。

主幹を棚の高さまで伸ばし、そこから左右に主枝を広げると管理しやすくなります。最初の数年は、収穫よりも骨格づくりを優先します。

つるを横に誘引する

キウイフルーツは、つるを横に誘引すると枝を管理しやすくなります。

棚に沿って主枝を伸ばし、そこから出る結果枝に花や実をつけます。絡み合ったつるは早めに整理しましょう。

強く縛りすぎない

誘引するときは、つるを強く縛りすぎないようにします。

成長とともにつるが太くなるため、ひもに余裕を持たせます。食い込むと枝が傷み、樹勢が落ちることがあります。

キウイフルーツの剪定

剪定が必要な理由

キウイフルーツは成長が早く、つるがよく伸びます。

剪定をしないと枝が混み合い、日当たりと風通しが悪くなります。花や実がつく枝もわかりにくくなり、収穫量や果実品質が落ちることがあります。

冬剪定

冬剪定は、落葉期の12月〜2月頃に行います。

古い枝、混み合った枝、弱い枝、不要なつるを整理します。実をつける結果母枝を残しながら、棚全体に枝を配置します。

夏剪定

夏はつるが勢いよく伸びます。

伸びすぎたつる、混み合った枝、日陰を作りすぎる枝を軽く整理します。強く切りすぎると株に負担がかかるため、風通しと日当たりを確保する程度にします。

実をつける枝を残す

キウイフルーツは、前年に伸びた枝から出る新梢に花をつけます。

冬剪定では、実をつける可能性のある枝を残し、古くなった枝を更新していきます。すべての枝を短く切りすぎると、花や実が減ることがあります。

雄木の剪定

雄木は実をつけませんが、花粉を出すために花を咲かせる枝を残します。

剪定しすぎると雄花が少なくなり、受粉に影響します。雌木の開花期に花粉を確保できるよう、雄木も適度に枝を残しましょう。

キウイフルーツの花と人工授粉

開花時期

キウイフルーツは、5月〜6月頃に花を咲かせます。

雌木には雌花、雄木には雄花が咲きます。花の時期が短いため、実を確実につけたい場合は開花状況をよく確認しましょう。

雌花と雄花の違い

雌花は、中央に大きな雌しべがあり、周囲に雄しべがあります。

雄花は、花粉を出す雄しべが目立ち、雌しべは発達しません。実になるのは雌花です。雄花は花粉を供給する役割を持ちます。

人工授粉の方法

人工授粉は、雄花の花粉を雌花につける作業です。

雄花を摘み取り、花粉を筆や綿棒で雌花の中心につけます。晴れた日の午前中に行うと作業しやすくなります。

人工授粉が必要な理由

家庭の庭では、虫の訪花が少ない、雄木と雌木の距離がある、開花時期がずれるなどの理由で受粉が不十分になることがあります。

人工授粉を行うと、実つきが安定し、果実の形も整いやすくなります。特に確実に収穫したい場合は、人工授粉がおすすめです。

キウイフルーツの摘果

摘果が必要な理由

キウイフルーツは、実をつけすぎると果実が小さくなります。

木への負担も大きくなり、翌年の実つきに影響することがあります。大きく形のよい実を収穫するには、摘果が大切です。

摘果の時期

摘果は、受粉後に実がふくらみ始めた頃から行います。

小さい実、形の悪い実、傷のある実、密集している実を取り除きます。残す実に養分が回るように調整しましょう。

摘果の目安

枝に実が多くつきすぎないようにします。

家庭では、実が密集している部分を間引き、果実同士が触れ合わない程度に残すと管理しやすくなります。

キウイフルーツの収穫

収穫時期

キウイフルーツの収穫時期は、10月〜11月頃です。

品種や地域によって異なります。果実は樹上で完全にやわらかくなる前に収穫し、追熟させて食べるのが一般的です。

収穫の目安

果実が品種らしい大きさになり、秋に収穫期を迎えたら収穫します。

見た目だけでは食べ頃がわかりにくいため、収穫時期の目安を品種ごとに確認することが大切です。霜が降りる前に収穫する地域もあります。

収穫方法

果実を手で持ち、果柄の部分から丁寧に取ります。

強く引っ張ると枝や果実を傷めることがあります。高い場所の実を収穫する場合は、脚立や収穫ばさみを安全に使いましょう。

追熟

収穫したキウイフルーツは、すぐには硬くて食べにくいことがあります。

常温で追熟させると、果肉がやわらかくなり、甘みが増します。リンゴやバナナと一緒に袋に入れると、追熟が進みやすくなります。

食べ頃の見分け方

果実を軽く押して、少し弾力を感じるようになったら食べ頃です。

硬い場合は酸味が強く、甘みが少ないことがあります。やわらかくなりすぎると傷みやすくなるため、食べ頃を逃さないようにしましょう。

キウイフルーツの実がならない原因

雄木がない

キウイフルーツで実がならない原因として多いのが、雄木がないことです。

雌木だけを植えても、花粉がなければ実がつきにくくなります。実を収穫したい場合は、雌木と雄木をセットで植えることが基本です。

雄木と雌木の開花時期が合わない

雄木があっても、開花時期がずれると受粉できません。

雌花が咲いている時期に雄花の花粉がないと、実がなりにくくなります。苗を選ぶときは、開花期が合う組み合わせを確認しましょう。

受粉できていない

花が咲いても、虫が少ない環境では受粉が不十分になることがあります。

人工授粉を行うことで、実つきを改善できます。開花期に雨が続く年も受粉がうまくいかないことがあります。

木が若い

植え付けて間もない株は、花や実が少ないことがあります。

まずはつるを伸ばし、棚に枝を広げる時期です。数年かけて株が充実すると、実つきが安定しやすくなります。

日当たりが悪い

日照不足では花芽がつきにくくなります。

つるや葉は伸びても、花や実が少ない場合があります。収穫を目的にするなら、日当たりのよい場所で育てましょう。

剪定方法が合っていない

剪定で実をつける枝を切りすぎると、花や実が減ります。

キウイフルーツは、前年枝から出る新梢に花をつけます。冬剪定で結果母枝を残し、古い枝を更新することが大切です。

肥料が多すぎる

肥料が多すぎると、つるばかり伸びることがあります。

特に窒素分が多いと、葉やつるの生長が強くなり、花芽がつきにくくなる場合があります。肥料は適量を守りましょう。

キウイフルーツの鉢植え管理

キウイフルーツは鉢植えでも育てられますが、つるが大きく伸びるため管理はやや難しくなります。

狭い庭やベランダで育てる場合は、コンパクトに仕立てられる品種やサルナシ系の小型果樹を選ぶと扱いやすくなります。

鉢の選び方

深さと容量のある大きめの鉢を選びます。

つるが伸びると上部が重くなるため、安定感のある鉢が向いています。支柱やトレリスをしっかり固定できる鉢を選びましょう。

置き場所

鉢植えは日当たりのよい場所に置きます。

日照不足では実つきが悪くなります。春から秋は屋外の日なたで育て、冬は落葉後も屋外で休眠させます。

植え替え

鉢植えでは、2〜3年に1回を目安に植え替えます。

根詰まりすると水や肥料を吸いにくくなり、生育や実つきが悪くなります。植え替えは落葉期に行い、古い土と傷んだ根を整理します。

鉢植えで実をならせるコツ

鉢植えで実をならせるには、日当たり、雄木と雌木、人工授粉、剪定、水やりが重要です。

鉢植えでは地植えほど大きく育てにくいため、実の数を欲張りすぎないことも大切です。樹勢に合わせて摘果しましょう。

キウイフルーツの増やし方

苗木を購入する

家庭で実を収穫したい場合は、品種名がわかる苗木を購入するのが基本です。

雄木と雌木の組み合わせ、開花時期、果肉の色、収穫時期を確認して選びます。雌木だけを購入しないように注意しましょう。

挿し木

キウイフルーツは挿し木で増やすこともできます。

ただし、家庭で収穫を目的にするなら、品種や性別がわかる苗を選ぶほうが確実です。

接ぎ木

品種を維持するために接ぎ木で増やされることもあります。

一般家庭では、接ぎ木済みの苗を購入する方法が育てやすくなります。

キウイフルーツの病害虫

カイガラムシ

枝やつるにカイガラムシがつくことがあります。

吸汁によって株が弱り、すす病の原因にもなります。見つけたら歯ブラシやヘラでこすり落とします。枝が混み合うと発生しやすくなります。

アブラムシ

新芽や若葉にアブラムシがつくことがあります。

吸汁によって葉が縮れたり、生育が悪くなったりします。少数なら水で洗い流すか、手で取り除きます。

ハダニ

高温乾燥期には、葉裏にハダニが発生することがあります。

葉が白くかすれる場合は、葉裏を確認します。葉裏への水かけや風通しの改善が予防になります。

コガネムシ

コガネムシ成虫が葉を食べることがあります。

鉢植えでは、幼虫が土の中で根を食べることもあります。急に株が弱る場合は、根の状態も確認しましょう。

果実の腐敗

果実が密集して風通しが悪いと、傷みや腐敗が出ることがあります。

摘果や枝の整理で、果実同士が重なりすぎないようにしましょう。

かいよう病

キウイフルーツでは、枝や葉に病斑が出る病気に注意が必要です。

枝が枯れる、葉に斑点が出る、樹勢が落ちる場合は、病気の可能性があります。発生した枝葉は早めに取り除き、剪定ばさみを清潔に保ちます。

キウイフルーツが枯れる原因

水切れ

キウイフルーツは葉が大きく、水をよく使います。

植え付け直後や夏の乾燥期に水切れすると、葉がしおれ、株が弱ります。鉢植えでは特に注意が必要です。

水はけの悪さ

水はけが悪い土では根腐れを起こすことがあります。

土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根が傷んでいる可能性があります。植え付け前に排水性を改善しましょう。

剪定不足

剪定せずにつるを放任すると、枝葉が混み合い、樹勢が乱れます。

日当たりと風通しが悪くなり、病害虫も出やすくなります。毎年の剪定と誘引が大切です。

強剪定のしすぎ

一度に強く切りすぎると、樹勢が乱れることがあります。

古い枝を更新することは大切ですが、実をつける枝を残しながら剪定しましょう。

病害虫の放置

カイガラムシ、ハダニ、コガネムシ、病気などを放置すると株が弱ります。

葉、つる、幹、果実を定期的に確認し、早めに対処しましょう。

キウイフルーツを庭に植えるときの注意点

棚や支柱が必要

キウイフルーツはつる性果樹です。

植えた後に支える場所がないと管理しにくくなります。植え付け前に棚、パーゴラ、フェンス、支柱を用意しておきましょう。

広いスペースが必要

キウイフルーツはつるが大きく広がります。

小さな庭では管理が大変になることがあります。植える前に、つるを伸ばす範囲、剪定作業のスペース、収穫のしやすさを考えましょう。

雄木と雌木を間違えない

実を収穫するには、雌木が必要です。

雄木だけでは実がなりません。雌木だけでも受粉できないことがあります。苗を購入するときは、雄木と雌木の組み合わせを確認しましょう。

隣地へ越境しやすい

つるが伸びるため、フェンス沿いに植えると隣地へ越境することがあります。

定期的に剪定し、伸ばしてよい範囲を決めて管理しましょう。

果実の重さに耐える棚が必要

キウイフルーツは実がたくさんつくと重くなります。

弱い棚や簡易的な支柱では、つるや果実の重さに耐えられないことがあります。長く育てるなら、丈夫な構造物を用意しましょう。

キウイフルーツは初心者におすすめ?

キウイフルーツは丈夫で育てやすい面がありますが、完全な初心者向けというより、果樹栽培に少し慣れてきた方向きです。

理由は、雄木と雌木の管理、棚づくり、剪定、人工授粉、摘果が必要になるためです。苗を植えるだけで自然に毎年たくさん収穫できる果樹ではありません。

初心者が育てる場合は、次のポイントを意識しましょう。

  • 雄木と雌木をセットで用意する

  • 開花時期が合う品種を選ぶ

  • 日当たりのよい場所に植える

  • 丈夫な棚やパーゴラを用意する

  • つるを放任しない

  • 冬剪定と夏剪定を行う

  • 開花期に人工授粉する

  • 実が多すぎる場合は摘果する

  • 収穫後は追熟させる

  • 隣地や雨樋に絡ませない

キウイフルーツと相性のよい植物

キウイフルーツは棚やパーゴラに誘引して育てる果樹です。足元には、作業の邪魔になりにくく、日当たりや半日陰に合う植物を合わせると庭にまとまりが出ます。

相性のよい植物には、次のようなものがあります。

  • ラベンダー

  • ローズマリー

  • タイム

  • セージ

  • オレガノ

  • マリーゴールド

  • ナスタチウム

  • ヤブラン

  • タマリュウ

  • フッキソウ

  • ギボウシ

  • クリスマスローズ

  • ヒューケラ

  • アジュガ

  • ブルーベリー

  • フェイジョア

  • オリーブ

  • レモン

  • カボス

  • ウンシュウミカン

キウイフルーツの足元は、剪定、誘引、収穫、施肥作業を行う場所になります。密植しすぎず、作業スペースを残して植えると管理しやすくなります。

まとめ|キウイフルーツは棚づくりと受粉が大切なつる性果樹

キウイフルーツは、家庭の庭でも収穫を楽しめるつる性果樹です。大きな葉を茂らせ、棚やパーゴラに誘引すると、夏の日よけや庭の立体的な緑としても楽しめます。秋には果実を収穫し、追熟させて甘酸っぱい味わいを楽しめます。

育て方の基本は、日当たりのよい場所に植え、丈夫な棚や支柱に誘引することです。つるがよく伸びるため、植え付け前に仕立て方を決めておくと管理しやすくなります。水はけと保水性のある土を好み、植え付け直後や夏の乾燥期は水切れに注意します。

実を収穫するには、雄木と雌木の組み合わせが重要です。一般的なキウイフルーツは雌雄異株で、雌木だけでは実がつきにくくなります。雄木を近くに植える、開花期が合う品種を選ぶ、人工授粉を行うことで実つきが安定します。

剪定は、冬剪定と夏剪定が基本です。冬は結果母枝を残しながら古い枝を整理し、夏は伸びすぎたつるを軽く整理します。放任すると枝葉が混み合い、実つきや果実品質が悪くなるため、毎年の剪定と誘引を続けましょう。

キウイフルーツは丈夫でよく育つ果樹ですが、棚づくり、雄木・雌木、剪定、人工授粉の理解が必要です。庭のスペースを確保し、管理できる範囲で育てれば、家庭でも収穫の楽しみを味わえる魅力的な果樹になります。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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