クリーピングタイムの育て方|香りを楽しむグランドカバー
クリーピングタイムの育て方|香りを楽しめるグランドカバー植物の特徴・植え方・管理方法を解説
クリーピングタイムは、地面を這うように広がる常緑性のハーブです。細かな葉を密に茂らせ、春から初夏にかけてピンクや紫色の小さな花を咲かせます。葉に触れると爽やかな香りがあり、グランドカバー、花壇の縁取り、ロックガーデン、石畳のすき間、鉢植えなどに利用できます。
タイムの仲間には料理用として使われるものもありますが、クリーピングタイムは主に観賞用やグランドカバーとして使われることが多い植物です。日当たりと水はけのよい場所を好み、乾燥には比較的強い一方で、高温多湿や蒸れを苦手とします。
この記事では、クリーピングタイムの特徴、育て方、植え付け、剪定、増やし方、枯れる原因、グランドカバーとして使うときの注意点まで詳しく解説します。
クリーピングタイムの基本情報
和名:クリーピングタイム
別名:ワイルドタイム、ヨウシュイブキジャコウソウ
学名:Thymus serpyllum など
科名:シソ科
属名:イブキジャコウソウ属
分類:常緑多年草、ハーブ、グランドカバー植物
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ、アジアなど
草丈:5〜15cmほど
開花期:4月〜6月頃
花色:ピンク、紫、白など
植え付け時期:3月〜5月頃、9月〜10月頃
植え替え時期:3月〜5月頃、9月〜10月頃
耐寒性:強い
耐暑性:普通
栽培難易度:初心者〜中級者向き
クリーピングタイムとは?地面を這う香りのよいハーブ
クリーピングタイムは、シソ科イブキジャコウソウ属の常緑多年草です。名前の「クリーピング」は、這うように広がる性質を意味します。
草丈は低く、地面を覆うように広がるため、グランドカバーとしてよく利用されます。葉は小さく、密に茂ると緑のじゅうたんのようになります。春から初夏には小花をたくさん咲かせ、満開になると株全体が花で覆われるような美しい景色になります。
葉に触れるとタイム特有の香りがあり、庭仕事中にも爽やかな香りを楽しめます。歩く場所のすき間に植えると香りが立ちやすいですが、強い踏圧には弱いため、頻繁に歩く場所には注意が必要です。
クリーピングタイムの特徴
地面を這うように広がる
クリーピングタイムは、茎を横に伸ばしながら広がります。
草丈が低いため、花壇の前方、斜面、石垣、ロックガーデン、レンガや飛び石のすき間などに使いやすい植物です。地面を自然に覆うため、ナチュラルな雰囲気の庭によく合います。
ただし、芝生のように強く踏まれる場所には向きません。人が頻繁に通る通路ではなく、歩く頻度の少ない場所や、石の間のアクセントとして使うとよいでしょう。
春から初夏に花を咲かせる
クリーピングタイムは、4月〜6月頃に小さな花を咲かせます。
花色はピンクや紫系が多く、品種によって白花もあります。満開になると、緑の葉の上に花のじゅうたんが広がるような景色になります。
花は小さいですが、まとまって咲くため見ごたえがあります。ミツバチなどの訪花昆虫を呼ぶこともあり、自然な庭づくりにも向いています。
香りを楽しめる
クリーピングタイムは、葉に芳香があります。
葉に触れたり、軽く踏まれたりすると、タイムらしい爽やかな香りが広がります。庭の縁取りや石畳のすき間に植えると、作業や通行の際に香りを楽しめます。
ただし、香りの強さは品種や環境によって異なります。日当たりよく乾燥気味に育てると、香りが感じやすくなることがあります。
乾燥に比較的強い
クリーピングタイムは、乾燥に比較的強い植物です。
水を多く必要とする植物ではなく、根付いた後は雨に任せて育てられることが多いです。水はけのよい場所では丈夫に育ちやすく、ロックガーデンや砂利まわりにも使いやすい植物です。
一方で、湿った状態が続く場所では株が蒸れたり、根腐れしたりすることがあります。
高温多湿や蒸れに弱い
クリーピングタイムを育てるうえで注意したいのが、高温多湿と蒸れです。
日本の梅雨から夏にかけては、株元が蒸れて枯れ込むことがあります。特に、密に茂りすぎた株や、水はけの悪い土では傷みやすくなります。
風通しを確保し、梅雨前に軽く刈り込むことで、蒸れを防ぎやすくなります。
クリーピングタイムの主な種類
クリーピングタイム
一般的にグランドカバーとして流通するタイムです。
草丈が低く、横に広がりながら地面を覆います。春から初夏にピンクや紫色の花を咲かせ、香りも楽しめます。
ワイルドタイム
野生種に近いタイムの仲間で、自然な雰囲気があります。
乾燥に強く、ナチュラルガーデンやロックガーデンに向いています。小さな葉と花が素朴で、自然風の庭に合わせやすい植物です。
レッドクリーピングタイム
赤紫や濃いピンク系の花を咲かせるタイプです。
開花期には地面が鮮やかに彩られ、グランドカバーとして見栄えがよくなります。花色を楽しみたい場合に向いています。
白花クリーピングタイム
白い花を咲かせるタイプです。
清楚な印象があり、白い花壇やナチュラルガーデン、明るい砂利まわりに合わせやすい品種です。ピンク系より落ち着いた雰囲気になります。
レモンタイムとの違い
レモンタイムは、レモンのような香りを持つタイムの仲間です。
クリーピングタイムほど地面を低く這う性質が強くないものもあり、料理用や鉢植え、ハーブガーデンで利用されます。グランドカバーとして使うなら、横に広がる性質が強いクリーピングタイムを選ぶとよいでしょう。
クリーピングタイムの育て方
日当たり
クリーピングタイムは日当たりのよい場所を好みます。
日光がしっかり当たる場所では株が締まり、花つきもよくなります。半日以上日が当たる場所に植えるのが理想です。
日陰では茎が間延びし、株が蒸れやすくなります。花数も少なくなりやすいため、できるだけ日なたで育てましょう。
ただし、真夏の西日が強く、地面が高温になりやすい場所では株が傷むことがあります。乾燥しすぎる場所では、植え付け直後の水切れに注意します。
用土
クリーピングタイムは、水はけのよい土を好みます。
過湿を嫌うため、粘土質で水がたまりやすい土では根腐れしやすくなります。植え付け前に軽石、川砂、腐葉土などを混ぜ、水はけを改善しましょう。
鉢植えでは、市販のハーブ用培養土や、多肉植物用の土を少し混ぜた水はけのよい土が向いています。草花用培養土を使う場合は、軽石やパーライトを加えると管理しやすくなります。
植え付け時期
クリーピングタイムの植え付け適期は、3月〜5月頃、または9月〜10月頃です。
春は生育が始まる時期で、植え付け後に根付きやすくなります。秋は暑さが落ち着き、冬までに根を張らせることができます。
真夏や真冬の植え付けは株に負担がかかりやすいため避けましょう。
植え付け方
植え付け前に、雑草を取り除き、土をよく耕します。
ポット苗を植える場合は、根鉢の高さが地面と同じになるように植えます。深植えにすると株元が蒸れやすく、浅すぎると乾燥しやすくなります。
植え付け後はたっぷり水を与え、根と土をなじませます。根付くまでは乾燥しすぎないように管理しましょう。
クリーピングタイムの植え付け間隔
グランドカバーとして使う場合
グランドカバーとして早く地面を覆いたい場合は、20〜30cmほどの間隔で植えます。
株が成長すると横に広がり、株同士がつながって地面を覆います。早く覆いたいからといって詰めすぎると、梅雨時期に蒸れやすくなるため注意しましょう。
花壇の縁取りに使う場合
花壇の縁取りに使う場合は、25〜30cmほどの間隔で植えると自然にまとまります。
横に広がる性質を生かして、花壇の前方や石の縁に植えると、やわらかなラインができます。
石畳や飛び石のすき間に使う場合
石畳や飛び石のすき間に植える場合は、株が広がるスペースを考えて植えます。
頻繁に踏まれる場所では傷みやすいため、人が直接踏む場所よりも、石の横やすき間の端に植えるとよいでしょう。
水やり
地植えの場合
地植えのクリーピングタイムは、根付いた後は基本的に雨に任せて育てられます。
乾燥に比較的強いため、頻繁な水やりは必要ありません。ただし、植え付け直後や真夏の乾燥期には水やりが必要です。
水を与えるときは、株元にしっかり与えます。常に土が湿った状態にならないように注意しましょう。
鉢植えの場合
鉢植えのクリーピングタイムは、土の表面が乾いたら水を与えます。
水を与えるときは鉢底から流れるまでたっぷり与え、受け皿にたまった水は捨てます。水を与えすぎると根腐れや蒸れの原因になります。
冬は生育がゆるやかになるため、水やりは控えめにします。
水やりの注意点
クリーピングタイムは過湿を嫌います。
毎日少しずつ水を与えるよりも、乾いたらしっかり与える管理が向いています。梅雨時期は雨が続くことで土が乾きにくくなるため、鉢植えは雨の当たりにくい場所へ移動すると安心です。
肥料
クリーピングタイムは、肥料を多く必要としません。
肥料を与えすぎると茎葉が伸びすぎて蒸れやすくなり、香りも弱くなることがあります。地植えでは、植え付け時に腐葉土や堆肥を少量混ぜる程度で十分です。
鉢植えで生育が弱い場合は、春に緩効性肥料を少量与えます。開花後に軽く追肥してもよいですが、与えすぎには注意しましょう。
クリーピングタイムの剪定・刈り込み
剪定が必要な理由
クリーピングタイムは横に広がる植物ですが、茂りすぎると株元が蒸れやすくなります。
剪定や刈り込みを行うことで、風通しをよくし、株を健康に保てます。また、伸びすぎた部分を整えることで、見た目もきれいになります。
剪定の時期
剪定に適しているのは、花後の5月〜6月頃と、秋の9月〜10月頃です。
特に梅雨前に軽く刈り込んでおくと、蒸れを防ぎやすくなります。真夏の高温期や冬の強い剪定は、株に負担がかかるため避けましょう。
剪定の方法
伸びすぎた茎や、枯れた部分、混み合った部分を切り取ります。
全体を軽く刈り込む場合は、葉が残る程度に整えます。木質化した古い部分まで強く切りすぎると、新芽が出にくくなることがあるため注意しましょう。
花後の刈り込み
花が終わったら、花がらを兼ねて軽く刈り込みます。
花後に整えることで、株の蒸れを防ぎ、次の生育を促せます。密に茂った部分は、株元に風が入るように整理しましょう。
クリーピングタイムの増やし方
株分けで増やす
クリーピングタイムは、株分けで増やせます。
株が大きくなったら、春または秋に掘り上げて分けます。それぞれの株に根がつくように分け、すぐに植え付けます。
株分けは、古くなった株を更新する目的にも役立ちます。
挿し芽で増やす
クリーピングタイムは挿し芽でも増やせます。
春から初夏、または秋に、元気な茎を5〜10cmほど切り取り、下葉を取り除いて水はけのよい土に挿します。明るい日陰で管理し、乾燥させすぎないようにします。
発根したら、徐々に日当たりに慣らして育てます。
茎伏せで増やす
横に伸びた茎が土に触れると、節から根が出ることがあります。
根が出た部分を切り離して植え付けると、新しい株として育てられます。クリーピングタイムの広がる性質を生かした増やし方です。
クリーピングタイムの植え替え
植え替えが必要な理由
鉢植えのクリーピングタイムは、育てているうちに根が鉢いっぱいに回ります。
根詰まりすると水や養分を吸いにくくなり、株が弱ります。また、古い株は中心部が枯れ込みやすくなるため、植え替えや株分けで更新するとよいでしょう。
植え替え時期
植え替えの適期は、3月〜5月頃、または9月〜10月頃です。
春と秋は気温が穏やかで、植え替え後に根付きやすくなります。真夏や真冬は株への負担が大きいため避けましょう。
植え替え方法
鉢から株を抜き、古い土を軽く落とします。
黒く傷んだ根や枯れた茎を取り除きます。株が大きくなっている場合は、株分けをして植え直します。
新しい水はけのよい土に植え替え、作業後はたっぷり水を与えます。その後は過湿にならないよう管理しましょう。
クリーピングタイムの冬越し
耐寒性は比較的強い
クリーピングタイムは耐寒性が比較的強い植物です。
暖地や平地では屋外で冬越しできることが多く、寒さで葉色が変わることはあっても、春になると再び生育を始めます。
地植えの冬越し
地植えでは、基本的に特別な防寒をしなくても冬越しできます。
ただし、水はけの悪い場所では冬の過湿で根が傷むことがあります。寒さよりも、冬の湿りすぎに注意しましょう。
鉢植えの冬越し
鉢植えでは、寒風や凍結で根が傷むことがあります。
寒冷地では、軒下や霜の当たりにくい場所へ移動すると安心です。冬は水やりを控えめにし、土が乾いてから暖かい日の午前中に水を与えます。
クリーピングタイムが枯れる原因
過湿による根腐れ
クリーピングタイムが枯れる原因で多いのが、過湿による根腐れです。
水はけの悪い土や、水の与えすぎによって根が傷むと、株全体がしおれたり、部分的に枯れ込んだりします。植え付け時には排水性を重視しましょう。
高温多湿による蒸れ
梅雨から夏にかけて、株が蒸れて枯れることがあります。
密に茂った株では、株元に湿気がこもりやすくなります。梅雨前に軽く刈り込み、風通しをよくすることが大切です。
日照不足
日当たりが悪い場所では、茎が間延びし、株が弱ります。
日陰で湿気がこもると、蒸れや病気も出やすくなります。花つきも悪くなるため、日当たりのよい場所で育てましょう。
強い踏圧
クリーピングタイムは地面を覆いますが、強い踏圧には弱い植物です。
頻繁に歩く場所では茎が傷み、株が枯れ込むことがあります。人がよく通る場所ではなく、石のすき間や花壇の縁など、踏まれにくい場所に植えましょう。
株の老化
長年育てた株は、中心部が木質化して枯れ込むことがあります。
中心部がスカスカになってきた場合は、株分けや挿し芽で更新するとよいでしょう。
クリーピングタイムの病害虫
根腐れ
水はけの悪い場所や過湿状態で起こりやすいトラブルです。
株がしおれる、葉が茶色くなる、株元が黒くなる場合は根腐れの可能性があります。水はけのよい土で育て、水やりを控えめにすることが予防になります。
灰色かび病
湿気が多い環境では、灰色かび病が出ることがあります。
枯れた葉や花がらを放置すると発生しやすくなります。花後に刈り込み、株元を清潔に保ちましょう。
うどんこ病
風通しが悪い場所では、うどんこ病が出ることがあります。
葉に白い粉をふいたような症状が出たら、病気の部分を取り除き、風通しを改善します。
アブラムシ
春に新芽にアブラムシがつくことがあります。
見つけたら早めに水で洗い流すか、手で取り除きます。多発する前に対処しましょう。
ハダニ
高温乾燥期には、ハダニが発生することがあります。
葉が白っぽくかすれる場合は注意が必要です。乾燥しすぎて株が弱っている場合は、水やりや置き場所を見直しましょう。
ナメクジ
湿気の多い場所では、ナメクジが葉を食べることがあります。
特に梅雨時期や鉢の下、株元に潜んでいることがあります。食べ跡がある場合は確認しましょう。
クリーピングタイムを育てるときの注意点
水はけの悪い場所に植えない
クリーピングタイムは過湿を苦手とします。
水がたまりやすい場所に植えると、根腐れや蒸れで枯れやすくなります。植え付け前に土を改善し、排水性のよい環境を作りましょう。
梅雨前に刈り込む
日本でクリーピングタイムを育てる場合、梅雨前の刈り込みが重要です。
茂りすぎた株をそのままにしておくと、湿気がこもって株元が傷みます。花後から梅雨前に軽く刈り込むと、夏越ししやすくなります。
強く踏まれる場所には植えない
クリーピングタイムは見た目が芝生のように広がりますが、芝生ほど踏圧に強くありません。
たまに軽く踏まれる程度なら耐えることもありますが、毎日歩く通路には向きません。通路の端や飛び石の間など、踏まれにくい位置に植えましょう。
肥料を与えすぎない
肥料を多く与えると、茎葉が伸びすぎて蒸れやすくなります。
香りも弱くなることがあるため、肥料は控えめにしましょう。やせ気味の土でも、日当たりと水はけがよければ育ちやすい植物です。
古株は更新する
クリーピングタイムは長く育てると、中心部が枯れ込んだり、株が乱れたりすることがあります。
古くなった株は、挿し芽や株分けで更新すると美しい状態を保ちやすくなります。
クリーピングタイムは鉢植えでも育てられる?
クリーピングタイムは鉢植えでも育てられます。
鉢の縁から垂れるように広がるため、寄せ植えやハンギング、浅鉢にも向いています。花が咲く時期には、鉢全体が小花で彩られます。
鉢植え管理のポイントは次の通りです。
日当たりのよい場所で育てる
水はけのよい土を使う
土の表面が乾いたら水を与える
受け皿に水をためない
梅雨時期は雨を避ける
花後に軽く刈り込む
肥料は控えめにする
根詰まりしたら植え替える
鉢植えでは、水切れと過湿の両方に注意が必要です。特に夏は鉢内が高温になりやすいため、真夏の強い西日は避けると安心です。
クリーピングタイムは地植えに向いている?
クリーピングタイムは、条件が合えば地植えに向いています。
日当たりがよく、水はけのよい場所では、地面を這うように広がり、香りのあるグランドカバーとして楽しめます。花壇の縁取り、ロックガーデン、斜面、石畳のすき間などに向いています。
ただし、湿りやすい場所や日陰ではうまく育ちにくくなります。芝生のように全面的に踏む場所には向かないため、観賞用のグランドカバーとして使いましょう。
クリーピングタイムは雑草対策に向いている?
クリーピングタイムは、ある程度の雑草対策になります。
株が広がって地面を覆うと、雑草の発生を抑えやすくなります。特に日当たりと水はけのよい場所では、グランドカバーとして機能しやすい植物です。
ただし、完全に雑草が生えなくなるわけではありません。植え付け初期や株間が空いている場所では雑草が生えます。株が密に広がるまでは、こまめな除草が必要です。
また、クリーピングタイムは湿った場所が苦手なので、水はけの悪い場所の雑草対策には向きません。
クリーピングタイムと相性のよい植物
クリーピングタイムは、乾燥気味を好む植物や、日当たりを好む草花と相性がよいです。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
ローズマリー
ラベンダー
セージ
オレガノ
レモンタイム
サントリナ
エリゲロン
ガウラ
エキナセア
ルドベキア
セダム
多肉植物
カレックス
オリーブ
ユーカリ
乾燥気味のハーブガーデンやロックガーデンでは、ラベンダーやローズマリー、セージなどとよく合います。水を多く必要とする草花とは管理が合わないことがあるため注意しましょう。
クリーピングタイムは料理に使える?
クリーピングタイムはタイムの仲間ですが、主に観賞用やグランドカバーとして利用されることが多い植物です。
料理用として使いたい場合は、コモンタイムやレモンタイムなど、食用ハーブとして販売されているものを選ぶ方が安心です。クリーピングタイムも香りはありますが、品種や流通状況によって食用利用に向かない場合があります。
食用にする場合は、食用ハーブとして管理された苗かどうかを確認し、農薬の使用にも注意しましょう。
クリーピングタイムはナチュラルガーデンに向いている?
クリーピングタイムは、ナチュラルガーデンにとても向いています。
低く広がる草姿、小さな花、香りのある葉が自然な雰囲気を作ります。石やレンガ、枕木、砂利、ロックガーデンとの相性がよく、人工物の硬さをやわらげる役割もあります。
グラス類や宿根草、ハーブ類と組み合わせると、季節感のある自然な植栽になります。春から初夏に花が咲くため、庭の足元に彩りを加えたい場合にもおすすめです。
まとめ|クリーピングタイムは香りと花を楽しめるグランドカバー植物
クリーピングタイムは、地面を這うように広がる常緑多年草のハーブです。葉に爽やかな香りがあり、春から初夏にはピンクや紫色の小花を咲かせます。花壇の縁取り、ロックガーデン、石畳のすき間、鉢植え、グランドカバーとして使いやすい植物です。
育て方のポイントは、日当たりと水はけのよい場所に植えること、肥料を控えめにすること、梅雨前に軽く刈り込んで風通しをよくすることです。乾燥には比較的強い一方で、高温多湿や蒸れには注意が必要です。
クリーピングタイムは雑草対策にもある程度役立ちますが、芝生のように強い踏圧には耐えません。歩く場所ではなく、観賞用のグランドカバーとして使うとよいでしょう。
香りのある庭づくりや、ナチュラルガーデン、乾燥気味の花壇に取り入れたい方に、クリーピングタイムはおすすめの植物です。