クロトン(変葉木)の育て方|赤や黄色の葉が美しい観葉植物の特徴と育て方
クロトンの育て方|色鮮やかな葉を楽しむ観葉植物の特徴・水やり・剪定・冬越しまで解説
クロトンは、赤、黄、オレンジ、緑などが入る色鮮やかな葉を楽しむ観葉植物です。葉の形や模様のバリエーションが豊富で、1鉢置くだけでも室内を明るく華やかに見せてくれます。
観葉植物の中でもカラーリーフとしての存在感が強く、南国風、アジアンテイスト、モダンなインテリアなどにもよく合います。日当たりを好む植物で、十分な光を受けることで葉色が鮮やかに出やすくなります。
一方で、クロトンは寒さや環境変化にやや敏感です。購入直後や置き場所を変えた後に葉を落とすことがあり、冬の低温や水の与えすぎにも注意が必要です。明るく暖かい場所で、季節に合わせた水やりを行うことが元気に育てるポイントです。
この記事では、クロトンの特徴、主な種類、育て方、水やり、肥料、剪定、植え替え、増やし方、葉が落ちる原因、枯れる原因、室内で美しく育てるコツまで詳しく解説します。
クロトンの基本情報
和名:クロトン
別名:ヘンヨウボク、変葉木
流通名:クロトン
学名:Codiaeum variegatum
科名:トウダイグサ科
属名:クロトンノキ属、コディアエウム属
分類:常緑低木、観葉植物
原産地:東南アジア、太平洋諸島など
樹高:鉢植えで30cm〜2mほど
開花期:環境が合えば不定期
花色:白、淡黄色など
植え付け時期:5月〜9月頃
植え替え時期:5月〜9月頃
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
栽培難易度:初心者〜中級者向き
クロトンとは?鮮やかな葉色を楽しむカラーリーフ観葉植物
クロトンは、トウダイグサ科の常緑低木です。観葉植物として流通するクロトンは、葉に赤、黄、オレンジ、緑などの色が入り、非常に華やかな見た目をしています。
別名の「変葉木」は、葉の形や色の変化が豊富なことに由来します。細長い葉、丸みのある葉、ねじれた葉、斑が入る葉など、品種によって印象が大きく異なります。
クロトンは熱帯性の植物で、暖かく明るい環境を好みます。光が不足すると葉色が悪くなり、鮮やかな赤や黄色が出にくくなることがあります。きれいな葉色を楽しむには、日当たりと温度管理が大切です。
クロトンの特徴
赤・黄・オレンジの葉色が美しい
クロトンの最大の魅力は、鮮やかな葉色です。
緑の葉に黄色い斑が入るもの、赤やオレンジに色づくもの、葉脈だけが明るく浮き上がるものなど、品種によってさまざまな模様を楽しめます。花が咲かなくても、葉だけで十分に観賞価値があります。
室内に置くと、一般的な緑葉の観葉植物とは違った明るさを演出できます。
葉の形が多彩
クロトンは、葉の形にもバリエーションがあります。
細長い葉、幅広い葉、ねじれる葉、丸みのある葉、切れ込みのように見える葉など、品種によって個性的な姿になります。複数の品種を並べると、同じクロトンでも違った雰囲気を楽しめます。
日当たりで葉色が変わりやすい
クロトンは、光の量によって葉色の鮮やかさが変わります。
明るい場所で育てると、赤や黄色の発色がよくなりやすいです。反対に、暗い場所に置き続けると緑が強くなり、斑や色がぼやけることがあります。
ただし、真夏の強い直射日光に急に当てると葉焼けするため、光に慣らしながら管理しましょう。
暖かい環境を好む
クロトンは熱帯性の植物なので、暖かい環境を好みます。
春から秋はよく成長しますが、冬の寒さには弱いです。低温に当たると葉が落ちたり、株が弱ったりすることがあります。冬は暖かい室内で管理する必要があります。
環境変化で葉を落とすことがある
クロトンは、置き場所の変化や温度変化に反応して葉を落とすことがあります。
購入直後、屋外から室内へ移動した後、寒い場所に置いたときなどに落葉しやすいです。株が完全に枯れていなければ、新しい環境に慣れて再び葉を出すこともあります。
クロトンの主な種類
アケボノクロトン
赤や黄色、緑が混ざる華やかな葉色が特徴のタイプです。
クロトンらしい鮮やかな雰囲気を楽しめるため、室内のアクセントグリーンに向いています。明るい場所で育てると色がよく出やすくなります。
エクセレント
葉脈に沿って黄色や赤が入る美しい品種です。
葉の形も個性的で、1枚ごとの模様に違いがあります。観葉植物としての存在感が強く、インテリア性の高いクロトンです。
ゴールドスター
細長い葉に黄色い斑点が入るタイプです。
星を散らしたような模様が特徴で、軽やかな印象があります。一般的な幅広葉のクロトンとは違った雰囲気を楽しめます。
ブッシュアンドファイヤー
赤やオレンジの発色が美しいタイプです。
暖かみのある葉色で、南国風のインテリアに向いています。明るい場所で育てることで色がより鮮やかになりやすいです。
リュウセイ
細長い葉が垂れるようにつく個性的なタイプです。
葉姿に動きがあり、一般的なクロトンとは違った雰囲気を楽しめます。棚上や床置きで、葉の流れを活かして飾るとよいでしょう。
ハーベストムーン
黄色や黄緑色が美しく入る明るい印象の品種です。
赤みが強いクロトンよりもやわらかい雰囲気で、ナチュラルなインテリアにも合わせやすいタイプです。
クロトンの育て方
日当たり
クロトンは、明るい場所を好みます。
室内では、レースカーテン越しの光が入る窓辺や、明るいリビングが向いています。十分な光を受けることで葉色が鮮やかになりやすく、株も丈夫に育ちます。
暗い場所に置き続けると、葉色が悪くなり、落葉しやすくなります。特に赤や黄色の発色を楽しみたい場合は、できるだけ明るい場所で管理しましょう。
ただし、真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になります。室内育ちの株を屋外へ出す場合は、半日陰から少しずつ慣らします。
温度
クロトンは暖かい環境を好みます。
生育に適した温度は20〜30℃前後です。寒さには弱いため、冬は10℃以下にならないように管理しましょう。葉を落とさずきれいに保つには、15℃以上を保てる場所が安心です。
冬の窓際は夜間に冷え込みやすいため、寒い時期は部屋の中央寄りへ移動します。玄関や廊下など冷えやすい場所は避けましょう。
湿度
クロトンは空中湿度がある環境を好みます。
乾燥しすぎると葉先が傷んだり、ハダニが発生したりします。特に冬の暖房時期やエアコンの風が当たる場所では乾燥に注意しましょう。
葉水を行うと、葉の乾燥防止や害虫予防に役立ちます。葉の表だけでなく、葉裏にも軽く霧吹きするとよいでしょう。
用土
クロトンは、水はけのよい土を好みます。
市販の観葉植物用培養土で育てられます。水はけをよくしたい場合は、赤玉土、軽石、パーライトなどを混ぜるとよいでしょう。
水はけが悪い土では根腐れを起こしやすくなります。特に冬は土が乾きにくいため、排水性のよい土を使うことが大切です。
植え付け時期
クロトンの植え付けや植え替えは、5月〜9月頃の暖かい時期に行います。
春から夏の生育期に作業すると、植え替え後の回復が早くなります。寒い時期に根を動かすと株が弱りやすいため、冬の植え替えは避けましょう。
水やり
春から秋の水やり
春から秋はクロトンの生育期です。
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷり水を与えます。生育期は水をよく使うため、水切れさせると葉がしおれたり、落葉したりすることがあります。
ただし、土が乾く前に水を与え続けると根腐れの原因になります。水やりは「乾いたらたっぷり」が基本です。
夏の水やり
夏は土が乾きやすく、クロトンも水をよく吸います。
鉢植えでは水切れに注意し、土の乾き具合をこまめに確認しましょう。土が乾いていれば、朝か夕方の涼しい時間帯に水を与えます。
真夏の昼間に水やりすると鉢内が蒸れやすくなることがあるため、時間帯に注意します。
冬の水やり
冬は生育がゆるやかになるため、水やりを控えめにします。
土の表面が乾いてから数日待ち、暖かい日の午前中に水を与えます。寒い時期に土が湿った状態が続くと、根腐れや低温障害を起こしやすくなります。
冬は乾かし気味に管理することで、寒さによる傷みを防ぎやすくなります。
葉水
クロトンには葉水が効果的です。
葉水は空中湿度を補い、葉の乾燥やハダニの発生を防ぎやすくします。特に冬の暖房時期や夏のエアコン使用時は、空気が乾燥しやすいため葉水を取り入れるとよいでしょう。
葉水は朝から日中に行い、夜間に葉が濡れたままにならないようにします。
肥料
クロトンの肥料は、春から秋の生育期に与えます。
緩効性肥料を2か月に1回程度、または薄めた液体肥料を月に1〜2回程度与えるとよいでしょう。肥料を与えることで新芽が出やすくなり、葉色も安定しやすくなります。
ただし、肥料を与えすぎると根を傷めたり、株が軟弱になったりすることがあります。冬は生育が鈍るため、肥料は与えません。
葉が落ちているときや株が弱っているときは、すぐに肥料を与えるのではなく、まず置き場所、水やり、温度を見直しましょう。
クロトンの葉色を鮮やかに保つコツ
明るい場所で育てる
クロトンの葉色を鮮やかに保つには、明るさが重要です。
暗い場所では赤や黄色の発色が弱くなり、全体的に緑が強くなることがあります。室内では、できるだけ明るい窓辺で管理しましょう。
急な直射日光を避ける
明るさは大切ですが、急に強い直射日光に当てると葉焼けします。
特に室内で育てていた株を屋外へ出す場合は、半日陰から少しずつ慣らします。夏の強い西日は避けた方が安心です。
適度な肥料を与える
生育期に適度な肥料を与えると、葉の展開がよくなります。
ただし、肥料を多く与えれば葉色がよくなるわけではありません。濃い肥料は根を傷めることがあるため、控えめに与えましょう。
寒さに当てない
低温に当たると葉色が悪くなったり、葉が落ちたりします。
冬は暖かい室内で管理し、窓際の冷え込みに注意しましょう。
クロトンの剪定
剪定が必要な理由
クロトンは成長すると枝が伸び、株姿が乱れることがあります。
剪定を行うことで、樹形を整えたり、株をコンパクトに保ったりできます。また、枯れた葉や傷んだ枝を取り除くことで、風通しもよくなります。
剪定の時期
剪定は、5月〜9月頃の暖かい時期に行います。
生育期であれば、剪定後の回復が早く、新芽も出やすくなります。冬に強く剪定すると株が弱ることがあるため、大きな剪定は避けましょう。
剪定の方法
伸びすぎた枝、混み合った枝、枯れた枝を切ります。
枝の途中で切ると、切った部分の下から新しい芽が出ることがあります。全体のバランスを見ながら少しずつ切り戻しましょう。
葉が落ちて枝だけになった部分も、生育期であれば切り戻すことで新芽が出る場合があります。
剪定時の樹液に注意
クロトンはトウダイグサ科の植物で、切ると白い樹液が出ることがあります。
この樹液は肌に触れるとかぶれることがあるため、剪定時は手袋を使うと安心です。樹液が目や口に入らないように注意し、作業後は手を洗いましょう。
クロトンの植え替え
植え替えが必要な理由
鉢植えのクロトンは、数年育てると根詰まりを起こします。
根詰まりすると水を吸いにくくなり、葉が落ちたり、成長が鈍くなったりします。また、古い土は水はけや通気性が悪くなり、根腐れの原因にもなります。
植え替え時期
植え替えは、5月〜9月頃の暖かい時期に行います。
春から夏の生育期に行うと、植え替え後の回復が早くなります。冬の植え替えは株に負担がかかるため避けましょう。
植え替えの目安
次のような状態が見られたら植え替えを検討します。
鉢底から根が出ている
水を与えてもすぐ乾く
水が土にしみ込みにくい
葉がよく落ちる
新芽の伸びが悪い
鉢に対して株が大きすぎる
2年以上植え替えていない
土が古く固まっている
植え替え方法
鉢から株を抜き、古い土を軽く落とします。
黒く傷んだ根や腐った根があれば、清潔なハサミで取り除きます。一回り大きな鉢に新しい観葉植物用培養土を入れ、株を植え付けます。
植え替え後はたっぷり水を与え、数日間は直射日光を避けた明るい場所で管理します。根が落ち着くまでは肥料を与えず、株が回復してから再開しましょう。
クロトンの増やし方
挿し木で増やす
クロトンは挿し木で増やせます。
5月〜8月頃の暖かい時期に、元気な枝を10〜15cmほど切り取ります。切り口から白い樹液が出るため、水で軽く洗い流すか、しばらく置いて樹液を止めます。
下葉を取り除き、水はけのよい用土に挿します。直射日光を避けた明るい場所で管理し、乾燥させすぎないようにします。
水挿しで増やす
クロトンは水挿しで発根することもあります。
切った枝を清潔な水に挿し、明るい日陰で管理します。水はこまめに交換しましょう。根が出たら、観葉植物用の土に植え付けます。
水挿しで出た根は土に慣れるまで弱いことがあるため、植え付け後は乾燥や強い日差しに注意します。
挿し木後の注意点
挿し木後は、強い直射日光や乾燥を避けます。
発根するまでは葉がしおれやすいため、明るい日陰で管理します。ただし、過湿にすると切り口が腐ることがあるため、水はけのよい土を使いましょう。
クロトンの夏越し
明るい場所で育てる
クロトンは夏の暖かい時期によく育ちます。
室内ではレースカーテン越しの光が入る明るい場所、屋外では半日陰や午前中だけ日が当たる場所が向いています。日差しに慣れた株はよく育ちますが、急な直射日光には注意しましょう。
水切れに注意する
夏は土が乾きやすく、クロトンも水をよく吸います。
土の表面が乾いたら、朝か夕方にたっぷり水を与えます。小さな鉢や屋外管理では水切れしやすいため、土の状態をこまめに確認しましょう。
葉焼けを防ぐ
真夏の強い直射日光では、葉焼けを起こすことがあります。
葉が白っぽく抜ける、茶色く焦げるように傷む場合は、光が強すぎる可能性があります。レースカーテン越しの光や半日陰へ移動しましょう。
風通しを確保する
夏は高温多湿になりやすく、風通しが悪いと蒸れることがあります。
室内ではエアコンの風を直接当てないようにしながら、空気がこもらない場所に置きましょう。葉が混み合っている場合は、傷んだ葉を整理します。
クロトンの冬越し
暖かい室内で管理する
クロトンは寒さに弱い観葉植物です。
冬は10℃以下にならないようにし、できれば15℃以上を保てる室内で管理します。低温に当たると葉が落ちたり、株が弱ったりします。
窓際の冷えに注意する
冬の窓際は、日中は明るくても夜間に冷え込みます。
夜は窓から離し、部屋の中央寄りへ移動すると安心です。玄関や廊下など冷える場所も避けましょう。
冬は水やりを控えめにする
冬は生育がゆるやかになるため、水やりは控えめにします。
土の表面が乾いてから数日待ち、暖かい日の午前中に水を与えます。低温期に土が湿った状態が続くと、根腐れを起こしやすくなります。
暖房による乾燥に注意する
冬の室内は暖房で乾燥しやすくなります。
乾燥すると葉先が枯れたり、ハダニが発生したりします。葉水や加湿器で湿度を補いましょう。ただし、夜間に葉が濡れたままにならないよう、葉水は日中に行います。
冬は肥料を与えない
冬は肥料を与えません。
肥料は春になり、新芽が動き始めてから再開します。寒い時期に肥料を与えると根に負担がかかることがあります。
クロトンの葉が落ちる原因
環境変化
クロトンは環境変化で葉を落とすことがあります。
購入直後、置き場所を変えた後、屋外から室内へ移動した後などに落葉することがあります。株全体が元気であれば、新しい環境に慣れて再び葉を出す場合があります。
寒さ
クロトンの落葉で多い原因が寒さです。
冬の低温や冷たい風に当たると、葉が落ちやすくなります。冬は暖かい室内で管理し、夜間の窓際を避けましょう。
日照不足
暗い場所に置き続けると、葉が落ちることがあります。
クロトンは明るい場所を好むため、光不足になると葉色が悪くなり、株も弱ります。できるだけ明るい場所に移動しましょう。
水切れ
水切れが続くと、葉がしおれたり落ちたりします。
春から秋は土が乾いたらたっぷり水を与えます。特に夏は乾きやすいため注意しましょう。
水の与えすぎ
水の与えすぎでも葉が落ちます。
土が常に湿っていると根腐れを起こし、水を吸えなくなります。その結果、葉が黄色くなったり落葉したりします。水やりは土の乾き具合を確認してから行いましょう。
エアコンの風
エアコンの風が直接当たると、葉が傷んで落ちることがあります。
冷風や暖房風が当たり続ける場所は避けましょう。空気の流れは必要ですが、乾いた風を直接当てないことが大切です。
クロトンが枯れる原因
根腐れ
クロトンが枯れる原因で多いのが根腐れです。
水を与えすぎたり、水はけの悪い土を使ったりすると、根が傷みます。葉が黄色くなる、土がいつまでも湿っている、株元がぐらつく場合は根腐れの可能性があります。
傷んだ根を取り除き、水はけのよい土に植え替えましょう。
寒さ
寒さに当たるとクロトンは弱ります。
冬の低温で葉が落ち、株全体が弱ることがあります。枝や幹が生きていれば春に回復することもありますが、強い寒さに当たり続けると枯れる場合があります。
日照不足
暗い場所に長く置くと、株が弱って枯れやすくなります。
クロトンは鮮やかな葉色を保つためにも光が必要です。直射日光を避けつつ、明るい場所で育てましょう。
水切れ
水切れが長く続くと、葉が落ち、枝先が枯れることがあります。
夏や小さな鉢では乾きやすいため、土の状態をこまめに確認しましょう。
根詰まり
根詰まりすると水や養分を吸いにくくなります。
鉢底から根が出る、水を与えてもすぐ乾く、成長が悪い場合は、植え替えを検討しましょう。
急な環境変化
クロトンは急な環境変化に弱い面があります。
急に暗い場所へ移す、急に寒い場所へ置く、急に強い直射日光に当てると、葉が落ちたり傷んだりします。置き場所を変える場合は、少しずつ慣らすと安心です。
クロトンの病害虫
ハダニ
乾燥した環境ではハダニが発生しやすくなります。
葉が白っぽくかすれる、葉裏に小さな虫がいる場合は注意が必要です。葉水を行い、葉裏もこまめに確認しましょう。
カイガラムシ
葉の付け根や茎にカイガラムシがつくことがあります。
白っぽいものや茶色い殻のようなものが見える場合は、綿棒や柔らかい布で取り除きます。葉の裏や枝の分かれ目も確認しましょう。
アブラムシ
新芽や柔らかい部分にアブラムシがつくことがあります。
見つけたら水で洗い流すか、手で取り除きます。新芽が出る時期は特に確認しましょう。
コバエ
土が常に湿っていると、コバエが発生することがあります。
水の与えすぎを避け、土の表面が乾く時間を作りましょう。古い土を使っている場合は植え替えも検討します。
根腐れ
病害虫ではありませんが、過湿による根腐れはクロトンで注意したいトラブルです。
葉が黄色くなる、土から嫌なにおいがする、株元がぐらつく場合は、根の状態を確認しましょう。
クロトンを育てるときの注意点
寒さに当てない
クロトンは寒さに弱い観葉植物です。
冬は10℃以下にならないようにし、できれば15℃以上を保ちましょう。窓際、玄関、廊下など冷えやすい場所は避けます。
暗すぎる場所に置かない
クロトンは明るい場所を好みます。
暗い場所では葉色が悪くなり、落葉しやすくなります。室内ではできるだけ明るい窓辺で管理しましょう。
水を与えすぎない
クロトンは水を好む時期もありますが、過湿は苦手です。
土が乾いていないのに水を与え続けると根腐れします。水やりは季節に合わせて調整し、受け皿の水は捨てましょう。
急な環境変化を避ける
クロトンは急な環境変化で葉を落とすことがあります。
置き場所を変える場合は、急に強い日差しや寒さに当てないようにします。購入直後は、明るく暖かい場所で安定して管理しましょう。
白い樹液に注意する
クロトンを切ると白い樹液が出ることがあります。
この樹液は肌に触れるとかぶれることがあるため、剪定や挿し木の際は手袋を使いましょう。子どもやペットが葉や茎を口にしないように注意します。
クロトンは室内で育てられる?
クロトンは室内で育てられる観葉植物です。
ただし、明るさを好むため、暗い室内では葉色が悪くなりやすくなります。室内で育てる場合は、レースカーテン越しの光が入る窓辺や、明るいリビングが向いています。
室内管理のポイントは次の通りです。
レースカーテン越しの光が入る場所に置く
暗い場所に置きっぱなしにしない
春から秋は土が乾いたら水を与える
冬は水やりを控えめにする
冬は10℃以下にしない
エアコンの風を直接当てない
葉水で乾燥とハダニを防ぐ
根詰まりしたら暖かい時期に植え替える
室内では、光不足、冬の寒さ、乾燥、過湿に注意しましょう。
クロトンは屋外で育てられる?
クロトンは、暖かい時期であれば屋外でも育てられます。
春から秋は、明るい半日陰や午前中だけ日が当たる場所で管理できます。屋外では光量が確保しやすく、葉色が鮮やかになりやすいです。
屋外管理のポイントは次の通りです。
暖かい時期に屋外へ出す
最初は半日陰で慣らす
真夏の強い直射日光を避ける
水切れに注意する
長雨に当てっぱなしにしない
強風で鉢が倒れないようにする
気温が下がる前に室内へ取り込む
秋になって最低気温が15℃を下回るようになったら、早めに室内へ移動すると安心です。
クロトンは地植えできる?
クロトンは、暖かい地域であれば地植えできる場合があります。
霜が降りない地域や冬の寒さが穏やかな地域では、屋外で大きく育つことがあります。ただし、日本の多くの地域では冬の寒さで傷む可能性があるため、鉢植え管理が一般的です。
地植えを考える場合は、次の点を確認しましょう。
冬の最低気温が低すぎないか
霜が降りないか
寒風が当たらないか
日当たりが確保できるか
水はけのよい場所か
成長後の大きさを確保できるか
寒冷地や霜が降りる地域では、鉢植えにして冬は室内へ取り込む方が安心です。
クロトンと相性のよい観葉植物
クロトンは、明るい室内で育つ観葉植物と相性がよいです。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
ドラセナ
コルジリネ
フィカス・アルテシマ
フィカス・ベンガレンシス
ガジュマル
パキラ
シェフレラ
アンスリウム
アグラオネマ
モンステラ
ポトス
フィロデンドロン
サンスベリア
ペペロミア
テーブルヤシ
緑葉の観葉植物と組み合わせると、クロトンの赤や黄色の葉色がよく映えます。
クロトンは初心者におすすめ?
クロトンは、基本を押さえれば初心者にも育てられる観葉植物です。
ただし、観葉植物の中では寒さや環境変化にやや敏感です。購入直後や冬の管理では葉を落とすことがあるため、置き場所と温度管理を意識しましょう。
初心者が育てる場合は、次の点を意識します。
明るい場所に置く
冬は暖かい室内で管理する
土が乾いてから水を与える
受け皿の水を捨てる
エアコンの風を直接当てない
真夏の直射日光を避ける
葉が落ちてもすぐに処分せず株の状態を見る
2年に1回程度は植え替える
明るさと暖かさを確保できる環境なら、クロトンの鮮やかな葉を長く楽しめます。
クロトンはインテリアグリーンに向いている?
クロトンはインテリアグリーンにとても向いています。
赤、黄、オレンジ、緑が入る葉は、室内のアクセントになります。花を飾らなくても華やかさがあり、観葉植物だけで空間を明るく見せたいときに便利です。
白や黒のシンプルな鉢に合わせるとモダンな印象になり、自然素材の鉢カバーに合わせると南国風やナチュラルな雰囲気になります。グリーン中心の観葉植物コーナーにクロトンを加えると、色の変化が生まれます。
ただし、インテリア性だけで暗い場所に置くと葉色が悪くなります。見た目と育成環境の両方を考えて配置しましょう。
まとめ|クロトンは明るさと暖かさで葉色を楽しむカラーリーフ観葉植物
クロトンは、赤、黄色、オレンジ、緑などが入る鮮やかな葉を楽しむ観葉植物です。葉の形や模様のバリエーションが豊富で、室内に置くだけで明るく華やかな雰囲気を作れます。
育て方のポイントは、明るい場所で管理すること、冬は寒さに当てないこと、土が乾いてから水を与えることです。日照不足では葉色が悪くなり、寒さや環境変化では葉を落とすことがあります。
クロトンはやや環境変化に敏感ですが、暖かく明るい場所で管理すれば美しい葉を楽しめます。葉が落ちた場合も、幹や枝が生きていれば春以降に新芽が出ることがあります。
鮮やかなカラーリーフを室内に取り入れたい方や、観葉植物で空間を華やかにしたい方におすすめの植物です。