キンメツゲの基本情報と育て方｜鮮やかな黄緑の葉が魅力の常緑低木
キンメツゲの基本情報と特徴
基本情報
和名：キンメツゲ（金目柘植）
学名：Ligustrum japonicum ‘Aureum’
科名：モクセイ科（Oleaceae）
属名：イボタノキ属（Ligustrum）
原産地：日本、中国、韓国
分類：常緑低木
成長速度：適度（年間30～50cm程度）
耐寒性：強い（寒冷地でも育つ）
耐暑性：強い（高温多湿に適応）
日照条件：日なた～半日陰
用途：庭木・生垣・鉢植え・公園樹
特徴
① 樹形と葉の特徴
キンメツゲは樹高1～3m程度に成長する常緑低木で、自然に密に茂る美しい樹形を形成します。葉は楕円形で、黄色から明るい黄緑色の斑が入り、光沢があります。カラーリーフとして、庭のアクセントになります。
② 花の特徴と開花期
開花期は6～7月で、小さな白い花が房状に咲きます。花は控えめながらも甘い香りがあり、ミツバチや蝶を引き寄せることができます。
③ 実の特徴と結実期
秋には黒紫色の小さな実をつけ、野鳥が好んで食べます。そのため、庭に鳥を呼ぶ効果も期待できます。
④ 生育環境
キンメツゲは日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。水はけの良い土壌が適しており、乾燥にも強いです。都市部の環境にも適応しやすく、公園や庭木としてよく使われます。
⑤ 病害虫
病害虫には比較的強いですが、まれにアブラムシやカイガラムシが発生することがあります。定期的な剪定と風通しを確保することで、病害虫を防ぐことができます。
⑥ 剪定・管理のポイント
剪定の適期は春（3～4月）と秋（9～10月）です。刈り込みに強く、生垣として利用する場合は形を整える剪定をすることで美しく仕上がります。自然な樹形を生かしたい場合は、軽めの剪定を行うのが良いです。
⑦ 用途
キンメツゲは庭木や生垣、公園樹として利用されるほか、鉢植えにも適しています。明るい葉色が特徴で、和風・洋風どちらの庭にもよく合います。
まとめ
キンメツゲは、美しい黄色い葉が特徴の常緑低木で、庭木や生垣として人気があります。耐寒性・耐暑性があり、病害虫にも比較的強いため管理がしやすいです。適切な剪定を行うことで、美しい樹形を維持し、四季を通じて楽しめる魅力的な樹木です。
