スイカズラ(吸葛)とは?花の香り・誘引・増えすぎ対策・花が咲かない原因まで紹介
スイカズラの育て方|香りのよい花を咲かせるつる植物の特徴・剪定・管理方法を解説
スイカズラは、初夏に甘い香りのある花を咲かせるつる性植物です。白く咲き始めた花が、時間の経過とともに黄色を帯びるため、ひとつの株で白花と黄花が混じって見えることがあります。野趣のある雰囲気があり、フェンス、アーチ、垣根、庭の一角を自然に彩る植物として楽しめます。
日本にも自生する植物で、和名は「吸葛」と書きます。花の蜜を吸って楽しんだことに由来するとされ、古くから身近な植物として親しまれてきました。別名では「ニンドウ(忍冬)」とも呼ばれ、冬でも葉を残す性質に由来します。
丈夫で育てやすい植物ですが、つるがよく伸びるため、放任すると広がりすぎることがあります。庭で育てる場合は、誘引と剪定で範囲を決めながら管理することが大切です。
この記事では、スイカズラの特徴、育て方、水やり、肥料、剪定、誘引、花が咲かない原因、増えすぎ対策、病害虫、枯れる原因まで詳しく解説します。
スイカズラの基本情報
和名:スイカズラ(吸葛)
別名:ニンドウ(忍冬)、キンギンカ(金銀花)
学名:Lonicera japonica
科名:スイカズラ科
属名:スイカズラ属
分類:半常緑つる性木本、つる性植物
原産地:日本、中国、朝鮮半島など
草丈・つるの長さ:2m〜10mほど。環境によりさらに伸びる
開花期:5月〜7月頃
花色:白色、黄色、淡紅色を帯びることもある
香り:あり
実の時期:秋頃
実の色:黒紫色
植え付け時期:3月〜5月頃、または9月〜10月頃
植え替え時期:3月〜5月頃、または9月〜10月頃
成長速度:早い
耐寒性:強い
耐暑性:強い
栽培難易度:初心者向き
スイカズラとは?甘い香りの花を咲かせるつる植物
スイカズラは、スイカズラ科スイカズラ属に分類されるつる性植物です。日本の山野にも見られ、初夏に細長い筒状の花を咲かせます。花には甘い香りがあり、夕方から夜にかけて香りが感じられることもあります。
花は咲き始めが白く、時間が経つと黄色っぽく変化します。白と黄色の花が同時に咲いているように見えるため、「金銀花」という別名もあります。自然な雰囲気があり、ナチュラルガーデンや和風の庭にも合います。
つるはよく伸び、フェンスや支柱に絡みながら広がります。目隠し、緑のカーテン、アーチ、垣根の装飾などにも利用できます。ただし、生育が旺盛なため、植える場所と剪定管理を考えておく必要があります。
スイカズラの特徴
甘い香りの花を咲かせる
スイカズラの大きな魅力は、香りのよい花です。
初夏に咲く花は、近づくと甘い香りを感じます。庭の通路沿いや玄関近くに植えると、開花期に香りを楽しみやすくなります。
花色が白から黄色へ変化する
スイカズラの花は、咲き始めは白く、咲き進むと黄色を帯びます。
同じ株に白い花と黄色い花が混じって咲くように見えるため、自然な色の変化を楽しめます。「金銀花」という別名は、この花色の変化に由来します。
つるがよく伸びる
スイカズラはつる性で、生育が旺盛です。
フェンス、トレリス、アーチ、支柱などに絡ませて育てられます。放任すると広範囲に伸びるため、庭では誘引と剪定で管理します。
日本の気候に合いやすい
スイカズラは日本にも自生する植物です。
暑さ寒さに強く、比較的丈夫に育ちます。日当たりから半日陰まで育てられ、庭植えでは根付いた後の管理も比較的楽です。
半常緑性で冬も葉を残すことがある
スイカズラは半常緑性です。
暖地では冬でも葉を残すことがあり、寒い地域では落葉気味になります。別名の「忍冬」は、冬を耐え忍ぶように葉を残す性質に由来するとされます。
増えすぎに注意が必要
スイカズラは丈夫でよく伸びる反面、増えすぎることがあります。
つるが周囲の植物に絡んだり、地面に触れた部分から根を出したりすることがあります。庭で育てる場合は、植える範囲を決めて管理しましょう。
スイカズラの名前の由来
スイカズラは漢字で「吸葛」と書きます。
花の筒状部分に蜜があり、花を吸って蜜を味わったことから名づけられたといわれます。子どものころに花の蜜を吸った経験がある方もいるかもしれません。
別名の「ニンドウ」は「忍冬」と書きます。冬でも葉を残す性質を、寒さを忍ぶ姿に重ねた名前です。
「キンギンカ(金銀花)」は、咲き始めの白花と咲き進んだ黄色い花が同時に見えることに由来します。花色の変化を表した美しい名前です。
スイカズラの育て方
日当たり
スイカズラは日当たりのよい場所を好みます。
日光がよく当たる場所では花つきがよくなります。半日陰でも育ちますが、日照不足になると花が少なくなることがあります。
花をたくさん楽しみたい場合は、午前中から日が当たる明るい場所に植えるとよいでしょう。
風通し
スイカズラは風通しのよい場所で育てると健康に育ちます。
つるや葉が混み合うと、病害虫が発生しやすくなります。フェンスやアーチに絡ませる場合も、密になりすぎないように剪定します。
温度
スイカズラは暑さにも寒さにも強い植物です。
日本の多くの地域で庭植えできます。寒冷地では冬に葉を落とすことがありますが、根が生きていれば春に再び芽吹きます。
用土
スイカズラは土質をあまり選ばない丈夫な植物ですが、水はけと保水性のバランスがよい土でよく育ちます。
庭植えでは、植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜて土を整えます。水がたまりやすい場所では根腐れの原因になるため、軽石や赤玉土を混ぜて排水性を高めましょう。
鉢植えでは、市販の草花用培養土や庭木用培養土を使えます。
植え付け時期
スイカズラの植え付けは、3月〜5月頃、または9月〜10月頃が適しています。
春は根が動き出す時期で、植え付け後に成長しやすくなります。秋は暑さが落ち着き、株への負担が少ない時期です。
真夏や真冬の植え付けは避けると安心です。
植え付け方法
植え穴は、根鉢より一回り大きく掘ります。
掘り上げた土に腐葉土や堆肥を混ぜ、根鉢を崩しすぎないように植え付けます。深植えにせず、根鉢の上面が地面と同じ高さになるように植えます。
植え付け後はたっぷり水を与えます。つるを伸ばす植物なので、植え付け時にフェンス、支柱、トレリスなどの誘引先を用意しておくと管理しやすくなります。
水やり
地植えの水やり
地植えのスイカズラは、根付いた後は基本的に雨水で育ちます。
ただし、植え付け直後の1年ほどは根が十分に張っていません。乾燥が続く時期には水やりをしましょう。
鉢植えの水やり
鉢植えのスイカズラは、土の表面が乾いたら水を与えます。
鉢底から水が流れるまでたっぷり与え、受け皿の水は捨てます。つるがよく伸びる時期は水を必要とするため、水切れに注意します。
夏の水やり
夏は水切れに注意します。
スイカズラは丈夫ですが、鉢植えや植え付け直後の株では乾燥で葉がしおれることがあります。朝か夕方の涼しい時間に水を与えましょう。
冬の水やり
冬は生育がゆるやかになります。
地植えでは基本的に水やりは不要です。鉢植えでは、土が乾いたら暖かい日の午前中に水を与えます。冬は水の与えすぎを避けます。
肥料
スイカズラは、肥料を多く必要としない植物です。
地植えでは、2月〜3月頃に寒肥として完熟堆肥や緩効性肥料を少量与えます。花後に少量のお礼肥を与えると、株の回復を助けます。
鉢植えでは、春と秋に緩効性肥料を少量与えます。
肥料を与えすぎると、つるや葉ばかり伸びて花が少なくなることがあります。特に窒素分が多い肥料は控えめにしましょう。
スイカズラの誘引
誘引が必要な理由
スイカズラはつる性植物です。
自立して形を保つ庭木ではないため、フェンス、トレリス、アーチ、支柱などに誘引して育てます。誘引しないと地面を這ったり、周囲の植物に絡んだりします。
誘引する場所
スイカズラは、次のような場所に誘引できます。
フェンス
トレリス
アーチ
パーゴラ
垣根
支柱
壁面用ワイヤー
生垣の補助植物
庭の雰囲気に合わせて、つるを伸ばす範囲を決めておきましょう。
誘引の方法
若いつるを伸ばしたい方向へやさしく曲げ、園芸用のひもで軽く固定します。
きつく縛ると茎が傷むため、少し余裕を持たせます。伸びたつるは定期的に方向を整え、絡ませたい場所へ導きます。
誘引の注意点
スイカズラは成長が早いため、放任すると絡まりすぎることがあります。
特にほかの庭木や植栽の近くでは、つるが巻きついて弱らせることがあります。誘引先以外へ伸びたつるは早めに切り戻しましょう。
スイカズラの剪定
剪定が必要な理由
スイカズラはつるがよく伸びる植物です。
放任すると庭の広い範囲に広がり、周囲の植物に絡んだり、風通しが悪くなったりします。花を楽しみながら育てるには、定期的な剪定が大切です。
剪定時期
スイカズラの剪定は、花後の6月〜7月頃、または冬から早春の2月〜3月頃に行います。
花後剪定では、伸びすぎたつるや不要なつるを整理します。冬から早春の剪定では、全体の形を整え、古いつるや混み合った部分を整理します。
花後剪定
花が終わったら、長く伸びたつるを切り戻します。
花後すぐに剪定することで、庭の中で広がりすぎるのを防げます。実を楽しみたい場合は、花がらをすべて切らず、一部を残してもよいでしょう。
冬剪定
冬から早春には、古いつるや枯れたつるを整理します。
葉が少なくなっている時期は、つるの状態が見えやすくなります。絡まり合ったつるをほどき、不要な部分を切り取ります。
切るつる
剪定では、次のようなつるを整理します。
枯れたつる
古くなったつる
細く弱い枝
地面を這うつる
周囲の植物に絡んだつる
誘引先から外れたつる
混み合ったつる
長く伸びすぎたつる
つるを整理すると、風通しがよくなり、花つきも維持しやすくなります。
強剪定の注意点
スイカズラは剪定に比較的強い植物です。
大きくなりすぎた株は、冬から早春に強めに切り戻すこともできます。ただし、一度にすべてを短くしすぎると、その年の花が少なくなることがあります。
花を楽しみたい場合は、古いつるを整理しながら、若く充実したつるを残しましょう。
スイカズラの花
花が咲く時期
スイカズラの開花期は5月〜7月頃です。
地域や気候によって前後します。初夏に甘い香りのある花を咲かせ、庭に季節感を加えます。
花の特徴
花は細長い筒状で、先端が上下に分かれるような形をしています。
咲き始めは白く、咲き進むと黄色に変化します。白と黄色が混じる花姿は、自然でやさしい印象があります。
香りを楽しむ植え場所
スイカズラは香りのよい花を咲かせるため、人が通る場所の近くに植えると楽しみやすくなります。
玄関まわり、庭の小道、テラスの近く、フェンス沿いなどが向いています。ただし、つるが広がるため、剪定しやすい場所に植えることも大切です。
スイカズラの実
スイカズラは、花後に黒紫色の実をつけることがあります。
実は観賞用として楽しめますが、食用にはしないようにします。庭で育てる場合は、花と香りを主な観賞ポイントとして扱うのが基本です。
実を残したい場合は、花後剪定を控えめにします。広がりを抑えたい場合は、花後に剪定して実をつけさせない管理でも問題ありません。
スイカズラの花が咲かない原因
日照不足
スイカズラの花が咲かない原因で多いのが日照不足です。
半日陰でも育ちますが、花をたくさん咲かせるには日当たりが必要です。暗い場所では葉やつるばかり伸び、花が少なくなることがあります。
剪定時期が悪い
花芽を持つつるを切りすぎると、花が少なくなることがあります。
開花前に強く剪定すると、花を咲かせる部分を失うことがあります。大きな剪定は花後、または冬から早春に行いましょう。
肥料の与えすぎ
肥料が多すぎると、つるや葉ばかり伸びて花が少なくなることがあります。
特に窒素分の多い肥料は控えめにします。花を楽しみたい場合は、肥料より日当たりと剪定管理を重視しましょう。
若い株である
植え付けたばかりの若い株は、花が少ないことがあります。
根が張り、株が充実するまで1〜2年ほど様子を見ましょう。
つるが混み合っている
つるが混み合いすぎると、内部に光が入りにくくなります。
風通しも悪くなり、株が弱ることがあります。古いつるや不要なつるを整理しましょう。
スイカズラが増えすぎる原因と対策
生育が旺盛
スイカズラは非常に丈夫で、つるがよく伸びます。
環境が合うと、フェンスを越えて広がったり、周囲の植物に絡んだりします。庭に植える場合は、管理できる範囲を決めることが大切です。
地面を這ったつるから根が出る
つるが地面に接すると、節から根を出すことがあります。
この状態を放置すると、株が広がっていきます。地面を這うつるは早めに切り取り、誘引先へ導きましょう。
こまめな剪定で抑える
増えすぎを防ぐには、花後と冬の剪定が大切です。
不要なつるを早めに切り、誘引する範囲を明確にします。フェンス全体を覆わせたい場合でも、年に数回は整理しましょう。
根元からの不要芽を取る
株元から新しいつるが多く出ることがあります。
必要なつるだけ残し、不要なつるは根元から切り取ります。つるの本数を絞ると、管理しやすくなります。
鉢植えで管理する
増えすぎが心配な場合は、鉢植えで育てる方法もあります。
鉢植えなら根の広がりを抑えられます。ただし、つるは伸びるため、支柱やトレリスを用意し、剪定で管理します。
スイカズラの病害虫
比較的丈夫な植物
スイカズラは丈夫で病害虫も少ない植物です。
ただし、風通しが悪い場所や、つるが混み合った状態では害虫や病気が出やすくなります。
アブラムシ
春から初夏にかけて、新芽や花芽にアブラムシがつくことがあります。
発生が少ないうちに水で洗い流すか、手で取り除きます。
ハダニ
乾燥した環境ではハダニが発生することがあります。
葉がかすれたように見える場合は注意します。乾燥しすぎないようにし、葉裏を確認しましょう。
カイガラムシ
つるや枝にカイガラムシがつくことがあります。
吸汁によって株が弱り、すす病の原因にもなります。見つけたらブラシや布でこすり落とします。
うどんこ病
風通しが悪い場所では、葉に白い粉をふいたような症状が出ることがあります。
つるを整理し、風通しを改善します。発生した葉は早めに取り除きましょう。
すす病
アブラムシやカイガラムシの排泄物をもとに、葉やつるが黒く汚れることがあります。
原因となる害虫を防除し、葉の汚れが広がらないようにします。
スイカズラが枯れる原因
水切れ
植え付け直後や鉢植えでは、水切れで弱ることがあります。
葉がしおれる、つる先が枯れる場合は乾燥が原因のことがあります。根付くまでは土の乾き具合を確認しましょう。
根腐れ
水はけの悪い場所では根腐れを起こすことがあります。
スイカズラは丈夫ですが、土が湿り続ける環境は苦手です。土が湿っているのに葉がしおれる場合は、根が傷んでいる可能性があります。
日照不足
暗い場所では花が少なくなり、株全体も弱りやすくなります。
長期間日照不足が続くと、つるが細くなり、葉色も悪くなります。できるだけ明るい場所で育てましょう。
つるの混みすぎ
つるが密になりすぎると、内部が蒸れて葉が枯れ込むことがあります。
古いつるや不要なつるを剪定し、風通しをよくしましょう。
強剪定後の一時的な弱り
大きく切り戻した後、一時的に葉が少なくなり、弱ったように見えることがあります。
根が元気であれば再び芽吹くことが多いですが、弱った株への強剪定は避けたほうが安心です。
病害虫の被害
カイガラムシ、ハダニ、うどんこ病などが多発すると株が弱ることがあります。
葉裏やつるの状態を定期的に確認し、早めに対処しましょう。
スイカズラの葉が黄色くなる原因
水切れ
土が乾きすぎると、葉が黄色くなることがあります。
鉢植えや植え付け直後の株では、水切れに注意します。
根腐れ
土が湿っているのに葉が黄色くなる場合は、根腐れの可能性があります。
水はけの悪い土、水の与えすぎ、鉢皿の水の放置を見直します。
日照不足
日当たりが悪いと葉色が薄くなり、黄色っぽくなることがあります。
半日陰でも育ちますが、健康に育てるには明るい場所が向いています。
肥料不足
鉢植えで長く育てていると、肥料不足で葉色が悪くなることがあります。
春や秋に少量の肥料を与えるとよいでしょう。
季節による葉の入れ替わり
スイカズラは半常緑性です。
冬や春先に古い葉が黄色くなり、落ちることがあります。一部の葉だけであれば自然な葉の入れ替わりの場合があります。
スイカズラを庭に植えるときの注意点
つるの伸びる範囲を決める
スイカズラは生育が旺盛です。
植える前に、どこまで伸ばすのかを決めておくと管理しやすくなります。フェンス、アーチ、トレリスなど、誘引する場所を用意しましょう。
周囲の植物に絡ませない
スイカズラのつるは周囲の木や草花に絡みます。
放置すると、ほかの植物の生育を妨げることがあります。目的の場所以外へ伸びたつるは早めに切り取ります。
剪定しやすい場所に植える
つる植物は剪定作業が欠かせません。
高すぎる場所や手が届きにくい場所に誘引すると、管理が難しくなります。家庭の庭では、剪定しやすい高さと範囲に収めましょう。
香りを楽しめる場所に植える
スイカズラは香りのよい花を咲かせます。
通路、玄関、テラス、窓辺の近くに植えると、開花期に香りを楽しみやすくなります。ただし、つるが建物や雨樋に絡まないよう管理します。
増えすぎに注意する
庭植えでは、地面を這ったつるから根が出ることがあります。
広がりすぎないように、地面に伸びたつるを整理します。自然風の庭でも、放任しすぎないことが大切です。
スイカズラは鉢植えで育てられる?
スイカズラは鉢植えでも育てられます。
鉢植えなら、つるの伸びる範囲を管理しやすく、ベランダやテラスでも育てられます。トレリスや支柱を立てて誘引すると、コンパクトに楽しめます。
鉢植え管理のポイントは次の通りです。
日当たりのよい場所で育てる
水はけと保水性のある土を使う
深さと重さのある鉢を選ぶ
トレリスや支柱を用意する
土の表面が乾いたら水を与える
春と秋に少量の肥料を与える
花後と冬に剪定する
伸びすぎたつるを整理する
2〜3年に1回を目安に植え替える
根詰まりに注意する
鉢植えでは、つるを1m〜2m程度に管理すると扱いやすくなります。
スイカズラは地植えに向いている?
スイカズラは地植えに向いているつる植物です。
日当たりから半日陰で育ち、根付いた後は丈夫に育ちます。フェンスやアーチに絡ませると、初夏に香りのよい花を楽しめます。
地植え管理のポイントは次の通りです。
日当たりのよい場所に植える
半日陰でも育てられる
水はけのよい土に植える
誘引する場所を用意する
植え付け直後は水切れに注意する
肥料は控えめにする
花後に伸びすぎたつるを切る
冬に古いつるを整理する
周囲の植物に絡まないようにする
増えすぎを防ぐ
自然風の庭に向いていますが、管理できる範囲を決めて植えることが大切です。
スイカズラと相性のよい植物
スイカズラは、自然風の庭や香りを楽しむ庭に合う植物です。
相性のよい植物には、次のようなものがあります。
クレマチス
モッコウバラ
ハゴロモジャスミン
テイカカズラ
ツルニチニチソウ
アベリア
ヤマアジサイ
アジサイ
ヤマブキ
ウツギ
バイカウツギ
コデマリ
イロハモミジ
アオダモ
ソヨゴ
ヒメシャラ
ヤブラン
フッキソウ
タマリュウ
ギボウシ
シダ類
ツワブキ
ホトトギス
クリスマスローズ
スイカズラはつるが強く伸びるため、近くに植える植物に絡みすぎないよう注意します。フェンスやトレリスに誘引し、足元に下草を合わせるとまとまりやすくなります。
スイカズラは初心者におすすめ?
スイカズラは、丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめできるつる植物です。
日当たりと水はけのよい場所に植えればよく育ち、初夏には香りのよい花を楽しめます。鉢植えでも地植えでも育てられます。
ただし、生育が旺盛でつるがよく伸びるため、放任すると広がりすぎます。庭で育てる場合は、誘引先を用意し、剪定で範囲を決めて管理しましょう。
初心者が育てる場合は、次の点を意識します。
日当たりのよい場所で育てる
半日陰でも育つが花は少なくなりやすい
水はけのよい土に植える
誘引するフェンスや支柱を用意する
植え付け直後は水切れに注意する
肥料を与えすぎない
花後に伸びすぎたつるを切る
冬に古いつるを整理する
周囲の植物に絡ませすぎない
増えすぎたら早めに剪定する
香りのよい花を楽しみたい方、フェンスやアーチにつる植物を絡ませたい方、自然風の庭を作りたい方に向いています。
まとめ|スイカズラは香りのよい花を楽しめる丈夫なつる植物
スイカズラは、初夏に甘い香りのある花を咲かせるつる性植物です。咲き始めは白く、咲き進むと黄色を帯びる花色の変化が美しく、「金銀花」とも呼ばれます。日本にも自生する丈夫な植物で、庭植えでも鉢植えでも育てられます。
育て方のポイントは、日当たりと風通しのよい場所で育てること、水はけのよい土に植えること、つるを誘引する場所を用意することです。花をたくさん楽しみたい場合は、明るい場所で管理しましょう。
剪定は花後と冬から早春に行います。花後には伸びすぎたつるを切り戻し、冬には古いつるや混み合ったつるを整理します。放任すると広がりすぎるため、庭では管理する範囲を決めて育てることが大切です。
スイカズラは、香り、花色の変化、自然なつる姿を楽しめる魅力的な植物です。フェンスやアーチに誘引すれば、初夏の庭にやさしい香りと風情を添えてくれます。