雑草対策におすすめのグラウンドカバー植物5選|庭を美しく管理しやすくする方法

雑草対策におすすめのグラウンドカバー植物5選|庭を美しく管理しやすくする植物

庭の雑草対策には、防草シートや砂利敷き、人工芝などさまざまな方法があります。その中でも、自然な雰囲気を保ちながら雑草を抑えたい場合におすすめなのが、グラウンドカバー植物です。

グラウンドカバー植物とは、地面を低く覆うように広がる植物のことです。土の表面を植物で覆うことで、雑草の種が発芽しにくくなったり、日光が地面に届きにくくなったりします。庭の見た目をよくしながら、雑草管理を楽にできるのが大きな魅力です。

ただし、グラウンドカバー植物を植えれば、雑草が完全になくなるわけではありません。植え付け直後は雑草が生えることもあり、植物が地面を覆うまでには時間がかかります。また、種類によっては増えすぎたり、踏まれる場所に弱かったりするため、庭の環境に合った植物を選ぶことが大切です。

この記事では、雑草対策として使いやすいグラウンドカバー植物を5つ紹介します。

グラウンドカバー植物とは?

グラウンドカバー植物とは、地面を這うように広がり、土の表面を覆う植物のことです。花壇の縁、庭木の足元、アプローチのすき間、斜面、駐車場まわり、日陰のスペースなどに利用されます。

グラウンドカバー植物には、次のような役割があります。

  • 雑草を生えにくくする

  • 土の乾燥を防ぐ

  • 雨による泥はねを抑える

  • 庭の景観を整える

  • 土の流出を防ぐ

  • 庭の管理を楽にする

地面を這うように広がる植物は、土を覆うことで雑草対策に役立つとされます。ただし、生育旺盛な種類は広がりすぎることもあるため、植える場所には注意が必要です。 

グラウンドカバー植物で雑草対策をするメリット

グラウンドカバー植物を使うメリットは、雑草を抑えながら庭を自然に見せられることです。

防草シートや砂利だけでは無機質に見えやすい場所でも、植物を取り入れることでやわらかい印象になります。花が咲く種類を選べば、季節感も楽しめます。

また、庭木の足元や花壇の縁など、草むしりがしにくい場所にも使いやすいのが特徴です。地面が植物で覆われると、雑草が伸びるスペースが減り、管理しやすくなります。

グラウンドカバー植物で雑草対策をする注意点

グラウンドカバー植物は便利ですが、注意点もあります。

まず、植えた直後からすぐに雑草がなくなるわけではありません。植物が十分に広がるまでは、雑草取りが必要です。最初の1年は、こまめに雑草を抜いて、グラウンドカバー植物が広がりやすい環境をつくりましょう。

次に、増えすぎる植物に注意が必要です。繁殖力が強いものは、花壇の外や隣地に広がることがあります。境界付近や狭い場所では、広がり方を確認してから植えることが大切です。

また、踏まれる場所に強い植物と弱い植物があります。アプローチや駐車場のすき間に植えるなら、踏圧に比較的強いものを選びましょう。観賞用の花が美しい植物でも、頻繁に踏まれる場所には向かないことがあります。

雑草対策におすすめのグラウンドカバー植物5選

1. クラピア

クラピアは、雑草対策向けのグラウンドカバーとして人気のある植物です。地面を這うように横へ広がり、芝生のように土の表面を覆います。ヒメイワダレソウの改良品種として知られ、草丈が低く、小さな花を咲かせます。

クラピアは、地面を密に覆うことで雑草の発生を抑えやすい植物です。クラピアジャパンでは、クラピアは地表を横に伸びて被覆するため、雑草の種の侵入を防ぐと紹介されています。また、防草シートと併用することで、土中の雑草種子の発芽も抑えやすくなるとされています。 

日当たりのよい広い場所を自然に覆いたい場合に向いています。芝生のような雰囲気を出しつつ、芝刈りの手間を減らしたい人にも検討しやすい植物です。

クラピアが向いている場所

クラピアは、日当たりのよい庭、広めの空きスペース、庭の一部を緑で覆いたい場所に向いています。土の表面を早く覆いたい場合にも使いやすいでしょう。

クラピアの注意点

クラピアは冬になると地上部が茶色くなる地域があります。常緑の芝生のような見た目を一年中期待すると、冬の景観が気になるかもしれません。

また、広がる植物なので、花壇の外や通路にはみ出した場合は、定期的に切り戻して範囲を整える必要があります。

2. クリーピングタイム

クリーピングタイム

クリーピングタイムは、地面を這うように広がるタイムの仲間です。ハーブとしての香りがあり、初夏には小さな花を咲かせます。見た目の美しさと香りを楽しみながら、雑草対策にも使えるグラウンドカバーです。

日当たりと水はけのよい場所を好み、乾燥に比較的強いのが特徴です。庭の小道、石畳のすき間、花壇の縁、ロックガーデンなどに向いています。

クリーピングタイムは、低く広がるため地面を覆いやすく、花が咲く時期には庭が明るくなります。香りのある庭をつくりたい人にもおすすめです。

クリーピングタイムが向いている場所

日当たりのよい場所、乾きやすい場所、石まわり、レンガのすき間、花壇の縁に向いています。庭の小道に植えると、歩いたときにふわっと香ることがあります。

クリーピングタイムの注意点

クリーピングタイムは高温多湿や蒸れが苦手です。梅雨時期や夏に蒸れやすい場所では、株が傷むことがあります。

水はけの悪い粘土質の庭では、土壌改良をしてから植えるとよいでしょう。広がって密になりすぎた部分は、軽く刈り込んで風通しを確保します。

3. タマリュウ

タマリュウ

タマリュウは、リュウノヒゲの小型品種として扱われることが多い常緑のグラウンドカバーです。細い葉がこんもりと茂り、和風・洋風どちらの庭にも合わせやすい植物です。

丈夫で管理しやすく、半日陰や日陰にも比較的強いため、庭木の足元やアプローチ沿い、飛び石の周辺などによく使われます。密に植えることで、土の露出を減らし、雑草が生えるスペースを減らせます。

タマリュウは踏圧にも比較的強く、アプローチや庭の縁取りにも使いやすい植物として紹介されることがあります。 

タマリュウが向いている場所

半日陰、日陰、庭木の下、和風庭園、アプローチの縁、飛び石まわりに向いています。日陰で芝生が育ちにくい場所にも使いやすい植物です。

タマリュウの注意点

タマリュウは広がる速度が比較的ゆっくりです。早く地面を覆いたい場合は、最初から密に植える必要があります。

また、土がむき出しの期間が長いと、その間に雑草が生えることがあります。植え付け直後は、こまめに雑草を抜いて管理しましょう。

4. アジュガ

アジュガ

アジュガは、半日陰から日陰に向くグラウンドカバー植物です。春に青紫色の花を咲かせ、葉色も美しいため、観賞性の高いグラウンドカバーとして人気があります。

日陰の庭では、雑草対策に使える植物の選択肢が限られます。アジュガは日陰でも育ちやすく、庭木の下や建物の北側、半日陰の花壇などに向いています。

葉が地面を覆うように広がるため、土の露出を減らし、雑草が生えにくい環境づくりに役立ちます。花が咲く時期には、落ち着いた日陰の庭に彩りを加えてくれます。

アジュガが向いている場所

半日陰、明るい日陰、庭木の足元、建物の北側、シェードガーデンに向いています。日当たりが強すぎる場所よりも、やや湿り気のある半日陰で育てやすい植物です。

アジュガの注意点

アジュガは高温多湿で蒸れることがあります。梅雨前に混み合った部分を整理し、風通しをよくすると株が傷みにくくなります。

また、ランナーで広がるため、広がりすぎた場合は不要な部分を切り取って管理しましょう。

5. セダム類

セダム

セダム類は、多肉質の葉をもつ植物で、乾燥に強いグラウンドカバーとして使われます。小さな葉が密に広がり、石まわりやロックガーデン、花壇の縁などに向いています。

セダムは日当たりと水はけのよい場所を好みます。乾きやすい場所でも育ちやすく、頻繁な水やりが難しい場所にも使いやすい植物です。

多肉植物らしい質感があり、ナチュラルガーデンだけでなく、モダンな庭やドライガーデンにもよく合います。低く広がることで土を覆い、雑草が入り込むスペースを減らします。

セダム類が向いている場所

日当たりのよい場所、乾燥しやすい場所、石のすき間、ロックガーデン、花壇の縁、鉢植えの株元に向いています。

セダム類の注意点

セダム類は過湿に弱いものが多く、水はけの悪い場所では蒸れたり腐ったりすることがあります。庭土が重い場合は、砂利や軽石を混ぜて水はけをよくしてから植えるとよいでしょう。

また、強く踏まれる場所には向かないため、人が頻繁に歩く通路には避けたほうが無難です。

場所別に選ぶおすすめグラウンドカバー

グラウンドカバー植物は、場所に合った種類を選ぶことが大切です。

グラウンドカバー植物

雑草対策を重視するなら、単に好きな植物を選ぶのではなく、日当たり、水はけ、踏まれる頻度、広がってよい範囲を考えて選びましょう。

グラウンドカバー植物を植える前の準備

グラウンドカバー植物で雑草対策をする場合、植える前の準備がとても重要です。

まず、既存の雑草をしっかり取り除きます。根が残るタイプの雑草は、地上部だけを刈っても再び伸びてきます。スギナ、ドクダミ、チガヤ、ヨモギなどの地下茎で増える雑草がある場合は、できるだけ根まで取り除きましょう。

次に、土を整えます。水はけが悪い場所では、腐葉土や軽石、砂などを混ぜて土壌改良します。乾燥を好む植物と湿り気を好む植物では、適した土の状態が異なるため、植える植物に合わせて調整しましょう。

また、境界部分にはレンガ、石、見切り材などを入れておくと、植物が広がりすぎるのを防ぎやすくなります。

グラウンドカバー植物の植え付け方

グラウンドカバー植物は、地面を覆うまでに時間がかかります。早く雑草を抑えたい場合は、ある程度密に植えることが大切です。

植え付けの基本は次の通りです。

  1. 雑草を取り除く

  2. 土を耕して水はけを整える

  3. 苗を仮置きして間隔を確認する

  4. 根鉢より少し大きめの穴を掘る

  5. 苗を植え付ける

  6. たっぷり水を与える

  7. 根付くまでは乾燥に注意する

植え付け後しばらくは、植物がまだ地面を覆っていません。その間に雑草が出てきたら、早めに抜きましょう。最初の管理が、その後の雑草対策の効果を左右します。

グラウンドカバー植物の管理方法

グラウンドカバー植物は、植えっぱなしで完全に管理不要になるわけではありません。きれいに保つには、定期的な手入れが必要です。

雑草を早めに抜く

グラウンドカバー植物の間から雑草が出てきたら、小さいうちに抜きます。大きくなってから抜くと、グラウンドカバー植物の根も一緒に傷めることがあります。

広がりすぎたら切り戻す

クラピアやアジュガ、タイムなどは、広がりすぎた部分を切り戻して範囲を整えます。特に隣地境界や花壇の外へ広がる場合は、早めに管理しましょう。

蒸れを防ぐ

密に茂る植物は、梅雨や夏に蒸れることがあります。混み合った部分をすく、刈り込む、風通しを確保するなどして、株が傷まないようにします。

枯れた部分を取り除く

冬や夏の暑さで一部が傷んだ場合は、枯れた部分を取り除きます。見た目がよくなるだけでなく、病害虫の予防にもつながります。

グラウンドカバー植物と防草シートの併用

よりしっかり雑草対策をしたい場合は、防草シートとの併用を検討する方法もあります。

ただし、すべてのグラウンドカバー植物が防草シートと相性がよいわけではありません。防草シートを敷くと、植物が根を張りにくくなる場合があります。

クラピアについては、専用防草シートと併用することで、地表と地中の両方から雑草を抑制しやすいと紹介されています。 

一般的なグラウンドカバー植物の場合は、防草シートを使わずに土へ直接植えることが多いです。防草シートと併用したい場合は、その植物に対応した施工方法を確認しましょう。

グラウンドカバー植物で失敗しやすいケース

グラウンドカバー植物を使った雑草対策で失敗しやすいのは、次のようなケースです。

日当たりが合っていない

日なたを好む植物を日陰に植えると、うまく広がらず、雑草が生えやすくなります。反対に、日陰向きの植物を強い日差しの場所に植えると、葉焼けや乾燥で弱ることがあります。

水はけが悪い

乾燥を好むタイムやセダム類は、水はけの悪い場所では弱りやすくなります。土壌に合わない植物を選ぶと、雑草対策どころか植物自体が枯れてしまいます。

植える間隔が広すぎる

苗の間隔が広すぎると、地面を覆うまでに時間がかかります。その間に雑草が生えやすくなります。早く雑草を抑えたい場合は、やや密に植えることを意識しましょう。

増えすぎを放置する

生育旺盛なグラウンドカバー植物は、範囲を超えて広がることがあります。広がって困る場所には見切り材を入れ、定期的に切り戻しましょう。

まとめ

雑草対策にグラウンドカバー植物を使うと、庭の景観を整えながら土の露出を減らし、雑草が生えにくい環境をつくれます。

おすすめのグラウンドカバー植物は、クラピア、クリーピングタイム、タマリュウ、アジュガ、セダム類の5つです。日なたの広い庭にはクラピア、香りや花を楽しみたい場所にはクリーピングタイム、半日陰や日陰にはタマリュウやアジュガ、乾燥しやすい石まわりにはセダム類が向いています。

ただし、グラウンドカバー植物を植えただけで雑草が完全になくなるわけではありません。植え付け前の除草、土づくり、植え付け後の雑草取り、広がりすぎた部分の管理が大切です。

庭の環境に合った植物を選び、無理なく管理できる範囲で取り入れることで、雑草に悩まされにくく、美しい庭を維持しやすくなるでしょう。

botanny

「BOTANICA」の編集者です。本記事はAIを活用した記事です。内容に誤りがある場合には、コメント欄、あるいはお問合せよりお知らせください。

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